グリーンランド 地球最後の2日間

劇場公開日:

グリーンランド 地球最後の2日間

解説

突如現れた彗星による世界崩壊までの48時間を、普通の一家の目線で描いたディザスタームービー。突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突した。さらなる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まる。建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ、そして妻のアリソンと息子のネイサンも避難所を目指して輸送機に駆けつけた。しかし、ネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。人々がパニックに陥り、無法地帯と化していく中、生き残る道を探すギャリティ一家が目にしたのは、非常事態下での人間の善と悪だった。「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズのヘラルド・バトラー、「デッドプール」シリーズのモリーナ・バッカリン、「ドクター・スリープ」のロジャー・デイル・フロイドがギャリティ一家を演じる。監督は「エンド・オブ・ステイツ」でバトラーとタッグを組んだリック・ローマン・ウォー。

2020年製作/119分/G/アメリカ
原題または英題:Greenland
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2021年6月4日

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映画レビュー

3.5Layman's Deep Impact

2022年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

This is a doomsday meteor film. You have seen it before. But there are no presidential meetings or space men. This a family on the ground sort of survival film a-la A Quiet Place. The realism is more than welcome, and it actually is a convincing doomsday scenario with minimal cheesiness. A subplot about the father's guilt with a self-defense murder provides some rich edge to the linear plotline.

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Dan Knighton

4.0意外! “実家のような安心感”…とか思ったのを反省するくらい、人間の嫌な部分が見えてくる

2021年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ジェラルド・バトラー主演、隕石衝突によって地球崩壊のパニックを描くとくれば、もうなんか大体の筋は見えるし、あれだろ、ジェラルド・バトラーが腕力で地球崩壊をなんとかしてド派手にクライマックスだろ、“実家のような安心感”がある一作だ……そう思っていた。鑑賞して15分が経つまでは。

 バトラー演じる主人公が、少しばかり折り合いが悪い妻と息子とともに週末のパーティーを開く。そんなどこにでもあるアメリカの日常は、突如として破られる。空には数え切れぬほどの戦闘機が飛び交い、まるで「最終兵器彼女」のような光景が異常事態であることを何よりも雄弁に伝える。

 そして気心の知れた友人たちが集まるリビングで、状況はさらに一転。テレビには「主人公一家のみが“緊急避難者”に選ばれた」「これは政府による通知であり、選ばれた者にしか届いていない」「訓練ではない」と告げる無機質な文言が表示されていた――。

 このあたりの緊迫感が驚天動地の素晴らしさだし、これを開始15分くらいで見せつけてくる物語運びが天衣無縫にえげつない。一発で普通の映画ではないことがわかるが、さらにこの先の展開が他のディザスター映画とは一線を画すからのめり込んで観てしまう。

 喩えるならば、「ディープ・インパクト」の宇宙パートを全部削り、イライジャ・ウッドのパートをずっと描く感じ。“地球滅亡の危機に立ち向かうヒーロー”ではなく、“危機に徹頭徹尾振り回される普通の家族(主人公)”の物語なのである。しかもそのアプローチは現実主義。実際に起きたら普通の人々=我々には何が降りかかるのか?が究極のリアリティを以て映し出されていく。

 登場人物たちのなかには明確な悪人は存在せず、行動の原理はあくまでも「自分や大切な人が生き残るため」。その結果、人は人を平気で蹴落とし、巧まずして外道に堕ちるのである……。

 人間の嫌な部分をこれでもかと見せつけてくるようで、「実家のような安心感」とか思っていたのを反省するほど“食らってしまう”2時間だった。とてもおすすめです。

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文化的雪かき

4.0リアリティ溢れる展開に「自分ならどうする!?」と自問自答しっぱなし

2021年5月30日
PCから投稿

地球に死の隕石が降り落ちるーーーー「アルマゲドン」や「ディープインパクト」でおなじみのディザスター物の定番ではあるが、あれから20年以上が経ったいま、同ジャンルの最新作が見せつけるVFXのクオリティに度肝を抜かれ、起こりうる事態を入念にシミュレーションしたかのようなリアリティにもハッとさせられっぱなし。何より上記2作と違うのは、ジェラルド・バトラー演じる主人公が科学者や飛行士やヒーローではない、つまり地球を救う手立てをなんら持たない一介の人間という点だろう。彼はただ、一人の女性の夫であり、娘の父親。それ以上でも以下でもない。そんな彼がもし地球滅亡の危機を突きつけられたなら、一体どうするのか。「もっとこうすればいいのに!」とか「エゴまるだしでは?」などと正論を交わす余裕はゼロ。ひと事ではいられない真実味のオンパレードに「自分ならどうするか」と自問自答しっぱなしの切実極まりない2時間であった。

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牛津厚信

4.0やっぱりアクシデントがあっても離れてはいけない

2024年12月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

思ってた以上に面白かった。
人怖の部分も結構強調されてるけど、なんやかんやと見ず知らずの他人にも助けられる。自分がこんなシチュエーションになった時、どこまで他人のために力を貸せるだろうかと考えさせられる映画でもあった。
実際、彗星の落下なんていつあってもおかしくない。奇跡の上で成り立ってる命なんだなぁ。

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nayuta

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