鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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確かにおもしろが・・・・
良くは出来てる。しかしどこか他で見たり聞いたりした内容・・例えば「千と千尋・・」であったり、例えば「エヴァンゲリオン」であったり・・「バイオハザード」や「八墓村」までも・・・。そして何よりも困ったものがキャラクターの動画のデッサンの狂い方がひどい点である。設定も演出も悪くないだけにもう少しなんか出来たんじゃないかなぁ~勿体ないなぁ~と思うのである。
三白眼がカッコいい件
ゲゲ太郎こと、鬼太郎の親父がカッコいい!
ずっと目が片方ないのかと思ってたら、普通に両目あったのね。隠してるのには理由あり。
ガンダムでもカイさんが好きだったから、三白眼好きなのかもしれない……でも、目玉のおやじになった途端、眼球が大きくなるのは何故かしら?
もっと妖怪が沢山出てくるのかと思ったら、1番怖ろしいのは人間でした。本当に醜悪な人間の欲望や利己的な面が、閉鎖的な村や戦争や高度成長のどこにでもあって、そのためには犠牲はしょうがないだろうという発想に水木共々吐き気&呆然&涙。
テンポが良くどんどん引き込まれたとても面白い映画でした。あと、声優さんが本業なのは、やっぱり良い。
おもしろかったんだけど……
閉ざされた村の古い雰囲気もよく、グロい話もそれなりに面白く、戦争の話など、水木先生へのリスペクトも感じられてよかったのですが、最後に出てきたラスボスキャラがあまりにも漫画チックで、ちょっと萎えてしまいました。まあ、あれはあれで昭和っぽくはあるのですが。
日本アニメすごいなあ
不覚にも泣いてしまった。ゲゲゲ誕生にあんな過去が隠されていたなんて。主人公が思いとどまったから鬼太郎は存在してるんやね。
70年後やから主人公はもう生きてはいないと思うけど、としちゃんはずっと彷徨い続けていたと思うと悲しくて涙が出た。日本のアニメはやはりクオリティが高い!
戦中を知り
戦後を見て生きた水木氏が望み描いた未来と
かけ離れた復興を遂げた日本の病巣をアニメにて再現。
そこに、戦中戦後も変わらぬ我が国の国民の心根に根付く
呪文とやらを暗に表に描き出し、
呪術廻戦よりもリアリティ高く表現されている映画だと
思った。
古の中華より戦火を逃れ、平和の國土を作ろうと
後にジパング!と呼ばれる地へと渡海した王が
平和を生み出す為に施した術が陰陽道で
三毒が象徴する意識の神と、骸となれば仏本来の姿となる
人間の業との戦いがこれからの時代の戦いの場である。
と言うメッセージと捉え感想としたい。
いやぁ。水木先生。ありがとうございます◎
謎のアンプルのなかみは
11月公開のヒット作がそろそろ終映なので、最終日に鑑賞しました。
墓場鬼太郎のニヒリズム的なエッチな映画かと思ったら、全然違った。
お客さんは2、30代の女性が多く、男性は少なかった。
昭和31年、帝国血液銀行の社員の水木が取引先の老舗製薬会社龍臥製薬の会長龍臥トキサダの葬儀に参列して、懇意にしている社長カツノリの当主継承を祝い、血液銀行内での自分の立場を良くしようと夜汽車に乗って山奥の集落にある龍臥一族の屋敷へ向かう。
帝国血液銀行? 帝国臓器っていう製薬会社あったな。血液銀行って、ミドリ十字か?
売血の時代。
村の道端で少女(サヨ)と少年(トキヤ)にあう。
遺言により当主になったのは公家の衣装を着た白塗りの男。時麻呂。トキサダの嫡男。
いかにも岸田森が似合いそうなキャラ。
若い人はわかんないよね~
龍臥家はまるで犬神家の一族。
龍臥家は当主になると一族の娘、孫娘にも子供を産ませようとする。
さらに、当主継承権をもつまだ子供のトキヤとサヨをくっつけようとする。
狗神だ。
気持ち悪い。
夜汽車でみた亡霊の不気味な男(ゲゲ郎)がそこへ現れる。
最後の幽霊族。
龍臥製薬の「M」というアンプル製剤。
マカ?
マムシ?
日清、日露戦争で使われた強壮剤?
リゲインか?
24時間戦えますか?
幽霊族の血が原料。
工場とは吸血病棟。
魔物のキョウコツ。狂骨?恐骨?
もう、わけわかんない。
丸い湖に浮かぶ火山みたいな島の地下で正体を現す時貞。
よく知ってる一族経営の総合病院の我儘な当主にそっくりだった。
ちょっと笑えない吸血病院。
それにしても、ゲゲゲの正太郎も悪魔くんも主題歌で大いに盛り上がった世代でございます。
熊倉一雄、吉幾三、木村充揮(憂歌団)と堪能させていただきました。
リモコン下駄、ちゃんちゃんこはみれました。
猫娘はスラっとしてきれいになりすぎ🤩
時代ですなぁ。
2回目の鑑賞です。色紙が頂けました(前回は無かったのに)。隅々まで...
2回目の鑑賞です。色紙が頂けました(前回は無かったのに)。隅々まで丁寧に作ってあります。1回見た後、もう1回最初から見たいと思い、鑑賞しました。1回目では謎が残っていたので、もう1回じっくり見て解決しました。PG12ですが、理解力のある子供でないと難しいかな。子供を連れて行って質問されたら、説明するのが難しいです。戦後日本のおどろおどろしい感じ(八つ墓村や犬神家のような感じ)。そしてなんかコナンに似ています。とにかくすごく力を入れて丁寧に仕上げているのがすばらしいと思います。
消化不良
「泣ける」
「何度も見に行った」
「応援上映盛り上がった」
というネットの評価に踊らされました。
どこで泣けるんだろ…
あそこまでぐろくやれるなら、ゲゲ郎が目玉単体になる過程もちゃんと見せてほしかった
大人が楽しめるアニメーション
ゲゲゲの鬼太郎の誕生直前の物語。
アニメ鬼太郎シリーズを観てなくても楽しめる親切設計。単独作品として、しっかり成り立っている。
五体満足だった頃の目玉の親父と成り上がりたい人間の水木の二人組が、山奥の辺鄙な村で起こる恐ろしい怪異に挑む。
戦後復興中の日本で、なぜか絶大な権力を握っている龍賀一族がキーとなる。しかもその一族が一人ずつ殺されていくミステリー要素が面白い!
あと、内容がエグすぎてびっくり。
思った以上に闇が深い人外の所業。女子供にすら容赦ない…誰が生き残るのか分からない不安感。全くもって子供向けじゃないアニメ😂ゆえに最高。
妖怪が怖いのか、それとも人間が怖いのか?根本的な恐ろしさを体現してくれた。
原作に繋がるエンドロールが粋だなと思った。ゲゲゲの鬼太郎ってやっぱり面白いですね、次のシーズンも楽しみにしてます〜、いつかなー。
国民的アニメを大人向けに製作!
「目で見ようとするから見えない。片目くらいがちょうどいい。」
国民的アニメを大人向けに製作!
【あらすじ】
昭和31年、血液銀行に勤める水木は、ビジネスのために哭倉村へ向かう。そこで行方不明の妻を探す謎の男(鬼太郎の父)と出会う。2人は哭倉村の謎の怪異に巻き込まれていく。
【感想】
ゲゲゲの鬼太郎どころかゲゲゲの女房もろくに見たことない私ですが、評判が良いので観てきました。
映画館に行くと意外と女性のお客さんが多くて驚き、鑑賞後は予想以上にダークな作品で驚きました。
物語は鬼太郎の父と水木のバディで進んでいきます。鬼太郎の父のビジュアルは今時のアニメのイケメンキャラクターとは違う、あくまで鬼太郎の父を思わせるビジュアルです。達観した雰囲気が人とは違う存在を思わせ、人間臭い水木と良いバディでした。
戦後の日本、閉鎖的な村、一族の謎...とサスペンス・ホラー要素が存分に生かした舞台・設定でした。「全部妖怪のせい」のような単純なストーリーではなく、様々な人間の欲望・渇きが渦巻く複雑なストーリーに最後まで目が離せませんでした。
この映画のように国民的アニメのターゲット層を子供から大人に変えて製作するのも面白いですね。
【お気に入りのシーン】
鬼太郎の父が裏鬼道と戦うシーン!
白髪の鬼太郎が目玉親父だった。全然気付かず、老いた鬼太郎だと思って...
白髪の鬼太郎が目玉親父だった。全然気付かず、老いた鬼太郎だと思っていたよ。
結局よくわからなかったな~。
田舎村である哭倉村に龍賀家という大成功した家がある。お金持ちのようだ。
龍賀家の当主が亡くなった。それから当主の息子や娘が次々と死んでいく。
ネタバレを言うと龍賀家一族が次々と死ぬのは、龍賀家長女の娘、龍賀沙代によるもの。彼女は何故か妖怪を操る能力を持っている。(なんで?)
龍賀沙代は可愛い女の子なのだけど、実は龍賀家当主、80代のジジイと近親相姦の関係であった。龍賀沙代にとっては辛い事実。
でも結局龍賀沙代も死んでしまう。
目玉の親父は妻を探して哭倉村に来ている。村には湖があって、湖の中心に島がある。その島の中央には井戸のような穴があり、キュウコツという妖怪が封印されている。
穴の底には血を吸って育つ桜が咲いている目玉の親父の妻はその桜に血を吸われている。目玉の親父は妻を見つけた。妻は身籠っていた。
きっとこの子が鬼太郎なんだろう。
なんて丁寧な作品かと。
原作者の水木先生の、おそらく水木先生の作品が好きな方なら皆大切に思っている想いがさりげなく盛り込まれています。普遍的な大切な想い、忌むべき思想が明らかで、観た後、打ちのめされ感、(良い意味ですが)が残ります。エンタメとしても中だるみなく、アクションあり、謎解きありで、楽しめます。印象に残る場面でのコメントが秀逸。もちろん、色々な解釈あるかとおもいますが、心底水木先生を大切に思う製作者の方々が、本当に丁寧に作り上げた作品だと思いました。
あの頃、鬼太郎にハマってた父親たちに!
目玉おやじはなぜあの異形になったのか。
鬼太郎はなぜ人と妖怪に寄り添うのか。
鬼太郎誕生のエピソードを
丁寧にドラマチックに創造した脚本が素晴らしい。
父親になったいま、父親として、
父親だからこそなのか、
いまこんなに鬼太郎で
ワクワク出来るとは思わなかった。
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