スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームのレビュー・感想・評価
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120%ファン向けの映画
一言で言ってしまえば「スパイダーマンオールスター」「スパイダーマンファン感謝デー」って感じのお祭り映画。スパイダーマンの正当な続編というより外伝って感じ。過去作のキャラもたくさん出てきて、過去作を彷彿とさせるシーンも多いから、今までの映画のスパイダーマンシリーズが好きで思い入れがある人ほど興奮するだろうし高評価になるよなぁ(つまり完全にファン向け作品に振り切っています)ここまで過去作のキャラを大集合、しかも主人公まで大集合させるのはある意味反則かもなぁ…まあ面白かったけど。あとエンドロールに結構重要なオマケ映像あるんで「2時間半もあるからもうトイレ我慢できない!」って人ももう少し我慢して最後まで観た方がいいですよ!
ソニー製スパイダーマン映画へのアンサー&ケア全開作!!
ネタバレ規制がたくさんありすぎて、なかなか語るのが難しい作品ではあるが、既にオフィシャルに出ている情報として、歴代ヴィランが登場するにあたって、あくまで同じ俳優が演じているだけであって、サム・ライミ版『スパイダーマン』や『アメイジング・スパイダーマン』との関係性に関して、私たちが疑問に思っていることを、いちいち説明してくれる。
これが落ち着いてできるのは、スパイダーマンのヴィランには、自分の意志に反して、事故や研究の失敗によって誕生してしまった者が多いからであって、その特性を上手く使っている。
例えばエレクトロが『アメイジング・スパイダーマン2』に登場した際の青色でない理由や、どのタイミングで飛ばされてきたかなど具体的に、ときにメタ的に説明してくれるのが親切と捉えるか、ちょっと説明臭いと捉えるかは意見がわかれるかもしれないが、ここまでスッキリとした回答を提示してくれるのも清々しいというものだ。
スパイダーマンには悲劇がつきものであるが、実はMCUにおいてのスパイダーマンに関しては、自分の責任において、誰かが犠牲になってしまうということはなかった。アイアンマンの場合は、スパイダーマンのために犠牲になったわけではなく、世界のために犠牲になったわけだから、ピーターにとってトラウマとは少し違うもの。
しかし、今回でピーターは悲劇、そして自分の闇の部分、子どもだったからこそ巻き起こしてしまった代償、あるいは10代の少年が大人になるうえで経験することのメタファーであり、それらをハイスピードで経験したといったところ。
今回の物語は、言ってしまえば、ほぼ原因がピーターにあって、それを自分で解決したに過ぎない。しかしそれによって、失うものの多さを実感することで、ヒーローとして生きること、周りを傷つけずにいること、「大いなる力には大いなる責任が伴う」というソニーにとってのスパイダーマンの代名詞に繋がるという構造は見事。
製作のエイミー・パスカルが、トム・ホランド続投で新3部作の製作を発表したが、この人は以前にもサム・ライミ版を9作品作ると言っていたし、他にも大げさに言うことが多く、あまり満足に実現したことがないこともあって、個人的にあまり信用していないが、今後のMCUにおけるスパイダーマンの活躍が、どう描かれていくかは期待が高まる。
今回、マルチバース設定も、前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のようなスカしではなく、ガッツリと描いていたし、『ロキ』や『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス 』『アントマン&ワスプ: クアントゥマニア』と、今後マルチバースが本格的に導入されていくことは間違いなく、いよいよ何でもアリな世界に突入した!!これが良かったかどうかは……3年ぐらい経ったらわかるだろう。
ソニー単独製作に戻してくれ
これでトム・ホランドのホームシリーズは終了だろうな。しかし、あんな仕掛けが有ったとは驚きとともに最初のシリーズから観ていた私には嬉しい演出。しかし、真ん中のは印象が薄く、あまり覚えていなかったな。ただ、この驚くストーリーのおかげで、どうしてもドクター・ストレンジの出演が必要となって、話がごちゃごちゃ。最初の頃はもっとスッキリしたストーリーだったのに。嬉しいけれど、宿敵も助けてやらなきゃ、などと面倒くさい人情話になったので星3つ。
しかもそのドクター・ストレンジの出張出演のせいで、マーベル/ディズニーが利益の50%を要求して揉めにもめ、結局25%をソニーが差し出すことで決着したらしい。あのドクター・ストレンジの出演時間で50%は無いわ。25%もなぁ。ま、共同制作というのも有ったのだろう。しかし、それまではスパイダーマンの版権としてマーベルに支払ってたのは5%だったのにね。反対に、アベンジャーズ等への貸出しのときはどれだけもらってたのか。
もともとは他のヒーローと同じくマーベル出身なのに、マーベルの業績不振でスパイダーマンはソニーに映画化権を売り飛ばしたのが別扱いの始まりらしいが、今頃は悔やんでいることだろう。ソニーは映画化権を手放しちゃダメよ。んで、これからは他のマーベルヒーローを当てにせず、スパイダーマン単独で単純明快なストーリーのやつをお願い。膨らみすぎた話をどう元のように持っていくかは私には聞かないでほしい。んで、5%払う以外はもう縁切りで。しかし、スパイダーマンからのスピンオフで映画化権所有のヴェノムでさえ共演させると、ふたたび揉めるかも、ウハハ。また、宿敵も、っていうストーリーに一度すると、次回から何を退治して行けば良いのかなぁ。
ところで、マーベル/ディズニーとの契約でアベンジャーズに参加中は、この自社が権利を持つヴェノムとでさえ共演は不可だったらしい。ホントなら無茶苦茶な契約だなぁ。ディズニー傘下になるってことはやはりビジネスにはシビアになることなのね。今回の最後のオマケ映像もソニーと関係ないマーベル映画の宣伝じゃないか。しかも長っ。これまた出張出演契約で強引にねじ伏せたのか?だとしたら恐るべし、ディズニーのパワー。この映画と全く関係ないが、もとの20世紀フォックスはディズニー以外に買収されてほしかったわ。ああ、ルーカスフィルムはどっちでも良い。一応は観るけどスターウォーズファンじゃないから。面白いと思ったのは、これまたスピンオフのローグ・ワンだけだったからね。
IMAXで!
なんで私は今までスパイダーマンシリーズを観てこなかったんだぁー!!
と、後悔のあまり思わず叫んでしまいそうになりました
ファンのみなさんにとっては、おなじみのキャラが登場してるんだろうなぁ…
それくらい!
とにかくおもしろかったです
気付くと手に汗かきながら夢中で没頭していて、終わったあと、「あーおもしろかった!」って思わず声が出る
これぞエンタメムービーの傑作!
レビュー高評価納得です
シンプルなストーリーにテンポいい展開
そして!
「あ、まだ高校生だったんだ。」と、時々思い出させるあどけなさや未熟さを残しつつ、それゆえの一途さや情熱を合わせ持つヒーロー、ピーターが魅力的すぎでした
ヴィジュアルもスゴい!
ドクターストレージとピーターが魔法のスイッチを取り合うシーンなどはまさにアート
エンディングのアニメーションも印象的でした
あー、
ホント、今までイギリスのハリー・ポッターって高校生にばっか目がいってたよー
アメリカにもピーター・パーカーがいるじゃん!
アメリカン・コミック、ナメてて申し訳ありませんでしたー(涙)
2022年 14本目(今年1本目の劇場)
★5じゃ足りない
公開初日に観て、興奮しすぎて展開が展開なだけに脳の処理が追いつかなくて、先日2回目視聴してきました。
2回目もやっぱMCU特有のやりとりは笑えるし、アクションも展開も興奮したし、何度も涙が出て来ましたが、初見よりは落ち着いて観られました。
今でもまだ頭の中まとまらない感じはあります。
サムライミ版とマークウェブ版で登場したヴィランが、同じ役者で再登場するってだけでも過去作を観ている私やすれば興奮ものですが、こういうのって最終的にどうまとめるんだろう、ごっちゃにらなったりしないか?って疑問はあって、てっきりストレンジと協力して倒すんだろうかと思ってましたが……まさか、別の世界のヴィランを救うとは思わなかった。
元の世界に戻ったら死んでしまうというのを知って、何とかしようとするピーターは本当に優しい。
過去作のヴィランも根っからの悪人て訳じゃないのは確かですが、考えが甘いと言えば甘い。
作中でもグリーンゴブリンであるノーマンに「甘い」と言われるし。
そのピーターの甘い考えのせいで、ヴィランを呼び寄せちゃうし(半分はストレンジの責任もあるけど)、メイおばさんが死ぬ事になってしまうし……!!
もうここ本当に辛くて辛くて頭真っ白で、空いた口が塞がらなかった。
しかし、ここで出てくる「大いなる力には大いなる責任が伴う」
あああメイおばさんがその言葉を言うのかと……!!
FFHで鉄の意思を引き継いでヒーローになったんだと思ってたけど、ピーターが自分の持った力と行動に責任を持って本当の意味でヒーロー・スパイダーマンになるのはここからなんだと!!
その後も怒涛の展開で、アンドリュースパイダーマンとトビースパイダーマンの登場時はテンションがおかしかった!!!登場するんじゃないか的な噂は耳にした事はありましたが本当に出てくると思わなくて、メイおばさん死んでしんどかったのに、2人の登場で感情が振り回された。
3人のスパイダーマンのやりとりも本当に好き。
トビースパイディが手首からウェブ出せるのを他の2人が驚いてたり、恋人の話したり、過去に戦った敵の話してたり。
グウェンを救えなかったアンドリュースパイディがMJを助けたのも、その時の表情も切なくて涙出る。
トムホスパイディがノーマンを殺そうとするのをトビースパイディが止めたのも良かった…。
死ぬ運命のヴィランを救うだけじゃなくて、過去作スパイディもそれぞれ救うっていう、すごく心洗われた。
MJとネッドの2人は今作も本当に良いキャラ。特にMJはマジで頼もしいしピーターを支える良い彼女でしたよ!
MCU版スパイダーマンって家族、恋人、親友、ハッピーとか周りに支えてくれる人がたくさんいるのが良いなぁって思ってたけど、最後それがなくなったのが辛い…!
自分のした事の責任を取ったわけなんだけど、辛すぎる…。MJの額の傷を見て、言葉を飲み込むピーターの表情が切ない。大切な人の幸せを思っての行動なんだけど、MJとネッドは言ってほしかったと思うよ…。
思い出しそうな雰囲気ありましたけどね。
でもあの正体不明の孤高のヒーローって感じで街中をスイングしてるのカッコよかった…!
マックスが言ってた「黒人のスパイダーマン」とかヴェノムとか…今後の展開もすごく楽しみです。
スパイダーマンを愛する人へのご褒美
改めてサム・ライミ版は良かったな
トビー・マクガイアのスパイダーマンがドラマも良く描けていて、オタク男子学生がびっくり能力を身に付けるという設定も良かったし、一番好き。
というか、トビー・マクガイア以外のピーター・パーカーは、どれもしっくりこない。
アンドリュー・ガーフィールドは好きな俳優だけど、ピーター・パーカーにはイケメン過ぎるし、
今のトム・ホランドは子供過ぎる。
という訳で、トビー・マクガイア登場は嬉しかったし、三人ピーター・パーカーが揃うのもワクワクしたけど、
最後の自由の女神のシーンは誰が誰だか見分けが付かず、しかも何をやれば成功とか説明が無いから、ただわちゃわちゃ動いてるだけで、緊迫感が無かった。
ドクターストレンジは好きなキャラだが、魔法が入ると何でもアリで、スタークの箱もドラえもんの道具か?と思う位、色々ご都合主義過ぎて、
ストーリーはつまらなかった。
終始、トム・ホランドの子供じみた我が儘行動で事件が動いて、そこもイライラするし、
ヴィランとか更生されて元の世界に戻されても、
状況は変わらないのだから、それで本当に一件落着なのか?と思わざるを得ない。
それで、メイおばさんだけ殺されて生き返らず。
見終わって嫌な気分しか残らなかった。
評価は高い分、期待して見たのでガッカリです。
よくぞ、ここまで
最高だ。本当に最高だ。
スパイダーマン観てて良かった。
心の底からそう思えた。
自分は実はあまりトムホ版スパイダーマンが好きではなかった。少なくとも世間の評判ほど自分は乗れなかった。
が、今となってはそんなモヤモヤすらも本作への伏線だったのかと思う。
怠け者の自分はレビュー書いていないだけで、去年も沢山の映画を観た。今年も沢山観るだろう。
けど今年これ以上の作品に出会えるかな?年始早々本当にそう思う。
今作は冒頭から映像的には楽しませてくれるが明確な倒すべきヴィランが存在しないので、この先どうなるんだ?と観ながら少々不安になったが、
「おっ、マジか?!」、「え〜っ!本当にっ?!」と驚く展開から、単なるファンサービスではなく全てのスパイダーマンファンが、観続けて良かった。ファンでいて良かったと心から思えるストーリーになっている。
勿論ストーリーばかりじゃなくアクションも無茶苦茶カッコイイ。なんて書く迄も無いか。
ありがとう監督。ありがとうケビン・ファイギ。
ギャラも含めた制作費は幾らデスカ?
判っていた事だが本作をネタバレせずに魅力を伝えるのはとても難しい。というか無理。本当は書きたい事もっともっと有る。当然支離滅裂。けどファンであるほど前情報が無い方が楽しめるし、他にもっと優秀なレビューも溢れてる。
でも書きたくなっちゃったんだよ!
オススメなんかしなくてもみんな観るでしょ。
てかもっかい観てくるわ。
蛇足
マルチバースのこの使い方が有りなら、いつかエドワード・ノートンのハルクだって再び…。
ないか
実は好きだったらしい
今まで意識していなかったけど、実はスパイダーマン映画の全シリーズを見ていた自分に気づいてビックリ。テンション上がったわ。全部見ているとピンとくる小ネタもいろいろあって嬉しかった。
過去作未見で今作を楽しめた人は、過去作も見ると、よりいっそう楽しめますよ。
最近のマーベル映画は終盤の戦闘シーンが退屈な作品が多いのだけれど、本作はそんなことなかった。単純にすごい能力と能力がぶつかり合ってドーン、というだけの展開ではなかったからだと思う。
いや、もしかすると、他の作品でもぶつかり合いだけじゃない何かがあるのに、こちらの読解力が足りないせいで単調に見えてしまっている可能性も無くはない。それに対してスパイダーマンの場合、どうやら、自分で思っていた以上に作品知識や登場人物への思い入れがあったらしいので、匂わす程度の描写でも敏感に読めてしまったのかも。
要するに愛ですよ。作品への。その有無で面白さがぜんぜん違うんじゃないの。知らんけど。
最高
素晴らしいの一言に尽きます。
歴代のスパイダーマンを見ている人にとっては中盤あたりから鳥肌が止まりませんでした。
これで終わりなのは少し悲しいですが、他のヒーロー達の活躍にもとても期待です。
次はドクターストレンジ、とても楽しみです。
これは売れるはずだ
楽しめたけど…
スパイダーマンとしては凄く楽しめましたが、映画としては納得出来ないところが多い…
以下2回鑑賞後に追記
初見時にも上記の様な感想を持ったんですが、2度目を鑑賞した後で何がモヤモヤしているのかわかった点を書き出しました。
⚫︎今回のシリーズでは、省略されていたと思っていたベンおじさんの死亡と例のセリフを、メイおばさんに置き換えて結局やってしまた。
⚫︎ヴィランを治療してあげましたという傲慢な姿勢。大体ドクオクはピーターの正体を知った直後に改心して、自分が行った事のケジメをつけて死んでいるし、他のヴィランも改心したから全て解決とはならないと思う。
⚫︎みんなが感動しているガーフィールド版ピーターがMJを助けて、グウェンでの失敗をやり直せてめでたしというのは違うのでは?ただコレについてはガーフィールドの表情を見ていると嬉しいというよりは、余計にグウェンを助けられなかった事の悲しみが戻ってきて泣いていると描いていると思うので、映画にというよりはガーフィールド版ピーター良かったねと泣いているユーチュウバー等に感じるモヤモヤが大きいのですが…
⚫︎事前に、術を使う前の打ち合わせをしないてわ行ったストレンジが1番悪いのでは?
⚫︎ガーフィールドにアメイジング連発シーンが寒すぎる。
⚫︎コレは吹き替え版に対してで映画に対してではありませんが、デラソウルの後のエンドロール曲が邦楽に変わってしまった事。別にジャニーズが嫌いな訳ではありませんが、いくらなんでも余韻を消しすぎ…一気にさめてしまった…
他にも有りますが、特に強く思った事を書きました。
イチャモンかもしれませんので、この映画を手放しに喜んでいる方は申し訳ありません。
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