スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームのレビュー・感想・評価
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とんねるずやダウンタウンらが一堂に会した
笑っていいともの最終回の興奮みたいなものでしょうか? 色々と大人の事情の垣根の取っ払われたところに感動している皆さんのお気持ちは🤔
正直私はどのスパイダーマンにもあまりハマってこなかったので、お涙頂戴シーンも皆さんほどではなく、、🕸
MCUなので一応押さえておきたくて観ましたが、自分はサノスが好きだったのだなぁ‥としみじみ🙄
あ、Dr.ストレンジも好きよ🧛♂️
⚠︎エンドロールの最後の最後の日本語訳者の氏名が表示された後にも、まだおまけ映像がアルヨ☝🏼
現代ヒーロー映画の鏡
ポスター以外の前情報は一切なしで観に行ったのが功を奏しました。過去作は無かったことと割り切っていたしとっくに忘れていましたが、ここにきてアッセンブルするかと終始感動!!敵を憎んでも殺しはせず、なんならその人にとっての最善策を取る所に今っぽさを感じ、哀しい終わり方もマーベルらしくて良いなと。おじさんには思いつかないアイデアと行動力というスパイダーマンの魅力はZ世代のヒーローを象徴してると思った。
美しい上にゲームの世界に入ったかのような映像体験にも圧巻。喜怒哀楽が詰まった至極のエンターテイメントでした。今後のピーターとアベンジャーズがどうなっていくのか気になって仕方ない。最高!!
ファンムービー
MCU関連作品は全て見ていましたので、様々な小ネタに気づくことができてとても楽しかったです。
しかし、逆にスパイダーマンをあまり知らない人にとっては、理解に差があると思いました。
個人的にマルチバースという設定があまり好きではないので過去作のスパイダーマン登場というのは激アツでしたが、少し残念でした。この映画は過去作を全て見て初めて星5がつく映画です。単体でみたおもしろさの評価は星2くらいです。
This is スパイダーマン!
歴代スパイダーマンが持つ宿命や葛藤、スパイダーマンらしさ、その全てをこんな形で表現するなんて…!
オズコープ社がある世界線とスタークインダストリーのある世界線がこんな形で繋がるとは…!
全世界のファンが歓喜するであろう驚きの展開だった。。全部詰め込んで全部成仏させた感。笑
スタンディングオベーションを送りたい。
改めて過去のヴィランたちの強烈な魅力にクラクラした。
スパイダーマンが凡人に見えるよね。笑
特に初代ヴィランズは善良な科学者や市民が事故で化物に変わってしまい、善なる自分との内なる葛藤も充分に描かれてたので、憎めなくて切なかったんだよなー
そんなヴィランたちが和気あいあいと集合して同窓会ちっくになってるシーン、皆ワガママでウケるし胸熱だったな…
歴代スパイダーマン中、最軽キャラなトムホランドのおかげで重たくなりすぎないのもちょうどいいんだよね〜
そんな彼が辛い別れを乗り越えてゆくシーンも涙なしには見れなかった。
トムホランドのスパイダーマンがますます好きになりました。
これまでもノリの軽さや優しさは新時代のスパイダーマン感があったけど、これから彼のスパイダーマンとしての新しい物語が始まっていくと思うと本当にワクワクする!
歓喜
もう、一言で言うと最高。
これはスパイダーマンを1番最初っからみて、
1番最新の作品まで見た方は確実に思います。
語彙力なくて何言ってるか分からないと思いますが
最高な作品であり、感謝しかない、
うち個人的には何度見てもいい作品と思いました。
迷ったら劇場で見ていただきたい
一箇所だけ泣けたシーンがありました
熱烈なスパイダーマンファン、マーベルファンにはたまらない内容だったと思います。私のような薄いファンには油マシマシのラーメンみたいでちょっとしつこかったかな。ネタバレにならないように書きますが、ある人が出てきます。その人は昔、恋人を救えなかったのですが、本作でまったく同じ状況になってピーターの恋人のMJを救います。MJはポカンとしてるのに、その人は号泣してて、あれはずるいです。泣いちゃいます
手放しに面白いとは言えませんでした。
歴代スパイダー、ヴィラン総登場のシチュエーションはかなり興奮しました。
前半の問題が畳み掛ける感じも気持ちを盛り上げてくれて個人的にかなり良かったです。
総評として、お祭り映画としては面白いですし過去2作品を昇華させてこれから新しいスパイダーシリーズを始めよう、という意図が見えたので良かったなぁと思います。
一方で以下の様な点が個人的に合いませんでした。
・スパイダーマン同士の冗長でチープな掛け合い。(アメイジング連呼やトビーマグワイアの「反省してました」というメタ発言)
・魅力的なヴィランを超常技術でサクッと治療するという安すぎる展開。
・トムホスパイダーにダメ出しされて指示だしされちゃう先輩スパイダー2人。
(歴代スパイダー達の苦悩や物語を否定している印象)
主人公の成長と、ファンに向けたお祭り映画
ファンにはたまらない夢のような映画でした。今年一番、良かったです。ネタバレは絶対見ないでください!
良かった点
・サプライズ満載でファンには嬉しい内容。
・アクションやCGによる迫力ある映像。非日常的な映像に、興奮間違いなしです。
・前半で主人公の幼さがちゃんと描かれているところ。ストレンジが、ピーターの大学の件で呆れている様子は共感できます。
残念な点
・過去作知らない人には、ついていくのは少し厳しいかなと思います。
・前作の続きなので、前作観ていることが前提。
・尺が長い。一回でお腹いっぱいでした。
総評としては、ボリューム満点なピザを食べた時のような満足感でした。過去作を知らない人は、これをきっかけに見返すのもアリかもしれません。
ただ、個人的に最高傑作であるスパイダーヴァースには、及びませんでした。理由は、あちらは一話完結である点と、センス抜群な映像・音楽として、もはやアートだったからです。当時、スパイダーマンを知らない私のツレも楽しんで観ていました。
結局、視聴者を選んでしまうので、点数としては3.5とさせていただきました。
長文になってしまい申し訳ございません。お付き合いありがとうございました。
こんなん絶対にオモロいヤツやん!
アベンジャーズ以降、何でもアリなMARVEL作品ですが、今回もまんまとやられました(笑)
作品の出来も最高ですが、スパイダーマン同士の会話も楽屋落ち的なニヤリとさせる内輪ネタ満載で、声出して笑ってしまいました。
そのうち、全バットマン(役の俳優)VS全ジョーカー(役の俳優)とか出来るんじゃないでしょうか?(笑)
掟破りの全部盛り(MCU㉗)
『スパイダーマン/スパイダーバース』がある意味予習になり、マルチバースが理解できた分、余計に楽しめたかも(^^)b
なんと言っても、『スパイダーマン』三部作、『アメイジング・スパイダーマン』二部作からの強敵が全部盛り。こんなのやっちゃってたら、次が心配になるほどの超豪華フルコースで楽しませてくれる本作。さらに、とんでもないサプライズも有って興奮は最高潮!
ただ、いろいろ詰め込んだ分、ストーリーがなんだか物足りない気がします(^_^;)
エンドロール途中で、『あれ?アレは出てこないのか?』と思ったキャラクターがサプライズ登場!エンドロール後には、MCUの次作の長めの予告があるので、最後まで席は立つべからず。
飽きずにしっかりとスパイダーマンを楽しめる
上映時間は長めですが、しっかりと映画を楽しめます。
こういう映画は賛否あるのでしょうが、僕はすごく好きでした。
僕はマーベルの中でもスパイダーマンのシリーズが1番好きなのですが、その理由は元々僕が青春映画が好きだから。
この映画は青春映画的な要素よりも、予告にある通り以前に出てきたヴィランだったり、ドクターストレンジが出てきたりに楽しみがあるのかもしれませんが(もちろんそれもめちゃくちゃ楽しみましたが)、僕は青春映画として楽しめました。
スパイダーマンの葛藤がまさに10代の頃に体験するような大きな壁にぶつかったり、恋人との事だったり、友達との事だったり、青春で味わう事を映画化されてると思います。
とても素晴らしい映画でした。
マーベルはお決まりですが、エンドロール後もお楽しみあるので、ぜひ最後まで観てください。
大がかりなファン感謝祭
祭りじゃ祭りじゃ!!
オールスターファン感謝祭的な?!
こんな事あったらいいな的な?!
ノリで最後まで突っ走った感じはあるけど
メッセージは割と重め
MCU版スパイダーマンのライトなノリが段々なくなっていくのは残念…
全体的にごっちゃごちゃで
正直ちょっと冷めた目線でみちゃったかな
ただ、トラウマシーンの再現には
不覚にも目頭が熱くなってしまった
あとは、アベンジャーズでは隠してた
ドクターストレンジの傲慢さに
また触れられたのはよかったかな
マルチバース
いや、そんな…そういうもんだけど、まさか!?
な、事が起こる。
マルチバースってこういう事なのだと、すっごく理解できたように思う。
ミスティリオからの流れはあるものの、あまりにも多いアンチな世界に驚く。短い助走を経てトラブルは起こるのだけれど…いやいやw
まぁ、漫画だからいいのだけれど、親近感が湧きまくり。その失敗を経て怪人大集合な物語になってくのだけれど…最後のアレはなんなのだろう?
ああ、まだ語られないマルチバースの住人達だったのかなぁ。それはいいとしても、なんか色々変わった世界に着地したような違和感が残る。
自由の女神の盾は…?
何かがリセットされたような光景に戸惑う。
怪人達を治療するのは良いのだけれど、見るからに安っぽいアイテムで、それを作る過程にもチープ感が漂う。案外あっさり作れて100%の効き目。
…ツッコまずにはおれない。
砂に変化した人体を元に戻すって…お前ら何者だ!?
映像は凄まじい。
めちゃくちゃリアリズムを提供してくれるのだけれど、取ってつけたような解決策を呑み込みにくかった。
副題である「noway home」をがっつり描いた切ないラストではあったけれど、ピーターの成長をもしっかり描いた作品でもあった。
喜怒哀楽の喜と楽が目立ってたこれまでだったのだけど、怒りを露わにして、哀しみを経たピーターは、少年から男になっていた。
墓前に佇む横顔なんかは別人のようにも見える。
トム・ホランドが大好きになった。
デフォーの曲者ぶりも流石で見応えある。
何よりあり得ない共演が実現した今作。
スパイダーマンを見てきた世代には、もう何だろ?感動って言葉だけでは言い尽くせない充実感もある。
オマケに出てきたヴェノムも気になるトコではあるのだけれど…また焦らされる事になった。
このシリーズは今後どんな展開を見せていくのだろうか?風呂敷がデカすぎて収集なんてつかないんじゃないかとも思うのだけど、新作が出る前には前作を見返してから行きたいと思う。
それにつけても…マルチバースの威力は凄え。
とんでもない設定をぶち込んできたなと改めて感心する。
事前情報は入れずフラットな気持ちで…。
なので、もう『はっ!』『うわぁぁ?!』『きゃー?!』と心の中で叫びました。
スパイダーマンの共演は豪華だし、ヴェランズの共演も豪華。
悪で無くなった彼らが元の世界でどうなるのか…決して幸せだけでは無いような気がします。
ピーター3が皆を助けると言い出した時は、そんな甘ちゃんなと思いましたが、歴史を改竄した事の罪を受けた彼が、これからさらに強いスパイダーマンになるのを見守りたい。
8位/500中 2022.01.20現在
まず最初に。
まだ書く前だけど相当長くなると思うから
映画に興味の無い人は見ないでね。
ネタバレも含まれます。
そして自分が後から振り返れる為の
感想でもあるので。あくまで感想。
レビューなんて大それたものではない。
記念すべき人生500本目。
多少思い出せない作品もあるとは思うけど
ランキング付けてる中では500本目で
その作品が、この作品で良かった。
マイランキング8位/500本中
ベスト5には届かないけど
6〜10は、ほぼ同率。
2022No.1は、1月なのに決まり。
これは、なかなか超えられないでしょう。
今年の対抗馬は
バットマン。
マイランキング1位はダークナイトなので
超える可能性はあるにはあるけど
あの3部作を超えるのは至難のこと。
あとは、
ブラックパンサー2と
ミッション〜だけど
どちらも大好きだし
確実に面白いと思うけど
ここまでの感動は無いだろうな
話を戻して
自分がスパイダーマンを始めて観た2002年
約20年前。
今となっては、普通だけど
当時としてはその映像に
とてつもなく興奮し、感動し
一瞬で心を鷲掴みにされました。
それまでも映画は大好きだったけど
1段階好きが上がった
それ以来、スパイダーマンが、marvelが
ずっと大好きで
スパイダーマン2の電車のシーンは
映画史に残る名シーンだと思うし
スパイダーマン3のヴェノムは
評判良くないけど自分は好きだし
アメイジングスパイダーマンも
予想よりヒットしなくて2でおわったけど
自分は大好きで
アメイジング2のラストシーンも
とても感動的で好き。
子供が飛び出して行ったシーンは
ヒロアカ1話目でデクが飛び出したシーンを見ると
いつも思い出す。
トムホランドのスパイダーマンも
前2人が好きすぎて
最初受け入れづらかったけど
作品を重ねるごとに成長して
なんか、子を見守る気分、、
それだけ自分も歳をとったのか。
そんなことがあっての今作。
自分は、いろんな好きなことに対して
にわかでもいいと思うんですよ。
にわかでもファンはファンだし
軽く好きでもファンはファンだし
詳しくても詳しくなくてもファンはファン。
ただ、今回のこの感動は
2002年から観続けた人間だからこそ
より大きな感動があると思う。
だからといって
まだ観たことない人も
今から
トビー版、アメイジング版、トムホ版を
観てから劇場に行っても大丈夫!
とにかく、これは劇場で観るべき作品。
ここからは、本当にネタバレになるけど
3人のスパイダーマンが揃った瞬間。
もう夢の世界ですよ。
それだけで泣きました。
現実的な話をするのならば
出演を決めてくれた
トビーマグワイア
アンドリューガーフィールドに
感謝しかありません。
だって、主役はトムホランドだからさ、
他の2人は、引き立て役みたいになると
予想出来るやん。
それでも出演した2人に敬意。
って、そんな小さい人間じゃないか。
ただし、引き立て役では全然ない!
2人ともしっかり活躍してくれて
とても嬉しかった!
アンドリューガーフィールドは
若干いじられてたけど。
腰が痛いとかさぁ
スパイダーマン的世間話もよかったなぁ。
トビー版は、もういいけど
いや、好きだけど、心残りはないというか
しっかり終わってると思うし。
でも、今回を経て
アンドリュー版は、
ワンチャン作ってもいいんじゃない?
トビー版MJも
アンドリュー版グウェンも
トムホ版MJも
スパイダーマンのヒロインは
みんな素敵。
けど、個人的にはグウェンが1番好きで
死んでしまった時は
とても悲しかったけど
今回、アンドリューが
MJを助けた時は
少しだけ心が救われました。
正直、最初は、ヴィラン達を
早く元の世界に戻せよ!
ってちょっと思ってました、、、、
でも、結果として
素晴らしい結末になって
自分の考えが浅はかでした。
途中でも書きましたが
ホームカミングを観てから
良作だなとは思ってはいたけど
深みは感じてなくて
なのでトムホスパイダーマンに
こんなに感動させられる日が来るとは
思ってもなかったです。
そして、本編終了後の2つの場面。
先日、ヴェノムカーネイジを観たとに
最後、何?ワープ?
とか思ったのが
いきなり解決!
ワクワクが止まらない、、、、
破片が残ったぞ??
そして、さらに、ワンダ!
大好きなワンダ!
もう一回言う!ワンダ!
ディズニープラス
短期間入ろうかな。
2ヶ月くらいで
marvelドラマ全部観るか。
マイベスト10なので
文句つける必要もないのだけど
強いて言うなら
こうなってしまったのも
トムホがストレンジに
ちょっかいだしたからだし
ストレンジもストレンジで
何かとやらかすしなぁ、、、
っていうところ。
あとネッドがいつもよりかは
面白さが足りなかったけど
今回の作風ならしょうがない。
スパイダっちゃえよ!
は、マイ映画史に残る名言!
ただし!
自分は、映画館で観るときは
字幕、吹き替えにはこだわらずに
観れる時間帯で選ぶんだけど
エンディングで流れる曲が
日本のバンドの歌で、がっかり
これは、ほんとやめて欲しい。
何かの映画の時にも書いた気がするけど
もし仮にこれが
ハイスタの歌が流れたとしても嫌だ。
やはり元の歌を使って欲しい。
あとすごーく細かいし
4DXを選んだ自分が悪いんだけど
4DXってイスが揺れるのよ。
で、揺れた後、椅子と椅子の間の
なんか繋げあるのが揺れて
カチャカチャ音がするのが
すごく嫌だなぁって、、、、
ケムリでスクリーンが見難い時もあるし
たまに光ったりして
側面の4DXって文字がめちゃ目に入って
現実に戻されるのも、、、、
なのであまり4DXは好きじゃない
選んだ俺が悪いけど
だって、その時間しか
観れなかったから、、、、
そんなことを言いつつ
本当に素晴らしい作品を
ありがとうと言いたい。
シャンチー、エターナルズを観て
ちょっと期待はずれで
これからもMCUは観続けるけど
以前ほど熱くなることはないのかな?
と思いかけてたけど
見事に裏切られました!
こりゃブラックパンサーに
ドクター・ストレンジにも大いに期待。
そして、このテンションで
アベンジャーズ展に行くぞー!
以下
超個人的主観による駄文のためだけに
盛大にスルーしてください
(RG風)
ノーウェイホームのあるある言いたい♫
ノーウェイホームのあるある早く言いたい♬
ノーウェイホームのあるある今から言うよ♪
ピーター、科学者並みに作れがち♩
それぞれのピーターの気持ちになりがち♩
スタンリー探しがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→41歳
(2022年時点41歳)
初回鑑賞場所→映画館 小牧コロナ
鑑賞回数→1回
記憶度→99%
マイ映画ランキング
2022年時点
全映画中→8位/500中
洋画部門→8位/416位
自分の中で1番長い年月のシリーズ約19年
スパイダーマンMOVIE大戦
内容は他の方が言っているように、アニメで大ヒットしたスパイダーバースのMCU実写バージョン。色んなシリーズの悪役、ヒーローが入り乱れてお祭り騒ぎ、と日本風に言うなら仮面ライダーMOVIE大戦のスパイダーマンver.といったところか。
クロスオーバーがうまくできているかどうか、という評価をすることは
①映画単体としての物語が機能しているか
②過去作のファンが納得できる造りになってきるか
これらに加え、MCUスパイダーマンとしての独自性があるかどうか、ということが挙げられる。
レビューをみる限り、賛否両論で賛寄りだが、賛否が分かれる部分は②がほとんどのように感じられる。
つまり、クロスオーバーの醍醐味「異なる主人公、敵同士の絡み」と「過去作の改変」を良しとするかという点だろう。
クロスオーバー作品(この作品の場合はマルチユニバースと高尚に言っている)が好きな人であれば、言い方はあまりよろしくないが脳死状態で楽しめる作品となっている。
一方でスパイダーマンのクロスオーバーだからと言って特別興奮しないような人は、やたらと多いラノベのような言い回しや、多すぎる過去作の引用に対しては辟易とするはずだ。
この現象はなにもクロスオーバー作品に限ったことではなく、シリーズ化された作品全てが孕む矛盾であり、スターウォーズにしろガンダムにしろ、いわゆるお約束事と呼ばれるシーンを入れられて白けるかどうか、というのが人によって全然違う。
古典となっている話や、戯曲ですら一定のプロットというものがあり、それを陳腐と捉えるかどうかというのは観るもの、立場によって変わってくる。
つまり、それをもってして良い作品かどうか、観るべき映画かどうかと論ずるのは無理があり、それを言っているのは一個人の感想に過ぎず、へぇーそうなんだってくらいに聞いておけば良いと思う。
長くなってきたので自粛するが、この映画自体は非常に意欲作でスパイダーマンの存在の再定義を行おうとしているが、再定義したところピーターパーカーってやっぱク○だよね!ってところにどのマルチバースも落ち着くというところがまとめだと思います。
スターウォーズにしろ、スパイダーマンにしろ我々への教訓は「力のある者には責任が伴う」ではなく、「力があるバカは、何よりもたちが悪い」ってことで、アメリカ人は自制心のために定期的にこういう説法をエンタメにしがちちの民族だということがよくわかりますね。
以上。
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