ミナリのレビュー・感想・評価
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つまらなかった。単なる韓国人系移民の苦労話の羅列。
一部の批評家からは絶賛されているみたいですが、個人的にはこの映画は駄作に感じました。
てっきり更地から大農場になるまでのアメリカンドリームの映画なのかと思ったら実際は全然違いました。
内容も苦労話を中心とした暗くてネガティブな内容ばかりで面白いと感じる要素が何一つありませんでした。
その苦労と引き換えに成功して財産やステータスを得ることができたのなら少しは感動すると思うのですが、それもありませんでした。結局移民して良かったのかどうかも良く分からない映画でした。この手の映画は成功が無いと面白くないと思います。
韓国人が見たら面白いのかもしれませんが日本人が見ても面白くないと思います。
本作品で描きかったことは結局何だったのだろう?
韓国&米国の親和性の鍵はキリスト教?
この映画を見て、久しぶり!が沢山ありました。一つ目は、夫婦喧嘩。お互いのことは大事に思っているけれど気持ちと方向性がすれ違って、暴力なしでちゃんと言葉で伝える。子どもは、またかー!やめてくれー、と思いつつ紙飛行機を黙って飛ばすだけ。正しい夫婦喧嘩!
二つ目は虫の鳴く音を久しぶりに聞いたこと。懐かしかった。この映画は映像も音楽も自然の音も美しかった。
三つ目は🎴。昔、お正月になると祖父、父その他親戚が座布団の上にバシバシと勢いよくやっていたのを思い出した。
四つ目は、韓国の人達はどこに住んでも、部屋のしつらえとお料理は韓国であること。銀のお箸とスプーン、壁には色鮮やかな飾り、お部屋きれいで、必ず美味しいキムチがあって、立て膝で座って。韓国の学生結婚夫妻の妻が作ってくれたご飯は全部美味しくて、学生寮の部屋なのに豪華な座卓や箪笥があった。よく激しい夫婦喧嘩してたけれど、日曜には二人連れ立って教会に行っていたことを思い出した。韓国はクリスチャンの人が多く、アメリカ合衆国と同様に多数がプロテスタントだ。
五つ目が、おばあちゃん。私の二人のおばあちゃんをたっぷり思い出した。二人とも働き者で、それはそれは孫たちを可愛がってくれて、二人なりのミナリがありました。ユン・ヨジョン、素晴らしい。
Davidとハルモニ、よかった。
雨降って地固まる
父親役、宮下草薙の宮下に似てると思ってたら「バーニング」のヤバい奴だった
おばあちゃん、どっかで見たことあると思ったら「藁にもすがる獣たち」のおばあちゃんだった
結構、淡々と進みエンディングもあっさり終わるが、終盤まさかの「北の国から」展開あり楽しめた
全てのおばあちゃんに捧ぐ
今をときめくA24が手がけたアメリカの地で逞しく生きる韓国人の家族の物語
本作のキーパーソンとなるのが、最近公開された『藁にもすがる獣たち』でも名演技を見せたユン・ヨジョン演じるおばあちゃん。
おばあちゃんとディビッドが泣かせてくれる
おばあちゃんらしくないおばあちゃんが本作の題名とも深く関係する。
また、おばあちゃんとディビッドの関係性が変わっていくところにも見どころである。
ラストの部分、個人的には小学校でお馴染みの『モチモチの木』豆太とおじいさんの物語を彷彿させた。(ストーリーは違うが)
夢見る夫と現実的な妻、揺れ動く夫婦や姉と弟の関係性、個人的には甲斐甲斐しく弟の面倒を見るお姉ちゃんの姿にもグッとくる。
本作をみて私も亡くなった祖母のことを思い出したり、、、。
ストーリーも映像も音楽も美しく是非見てほしい作品。
私は期待通りでした。
秀でてないけど、自分で価値を見出す作品
色々なことが淡々と進む
大きな出来事は火事くらい
大きな感動もない
記憶に残るセリフもない
心を揺さぶられることもない
奇跡も感動も起こらない
効果的な音楽も
魅せられるような映像美もない
ただ言葉が少ない分
見る側が価値を見出し
心に浸透させる作業が心地いい
ストーリーをしっかり捉え
共感できるところ
憤慨できるところを
見る側が共有していく作業も
また心地よい
おばあちゃんの匂い
夫婦でも価値観が異なる。
世代でも価値観が違う。
子供でも子供なりの価値観がある。
一番小さな社会の縮図である「家族」ですら、様々な価値観をお互いに受け止めることで成り立っている。
おねしょだって、決して悪気は無いのだから、してしまったことを受け止めてお世話をする。…その根底に流れるものを愛と呼ぶのかもしれないと感じました。
親は子供の世話をして、子供はいつしか親の世話をする。そういった人間の営みの力強さを感じる映画でした。
綺麗事だけではない、家族の疎ましい部分や、微妙な距離感も描かれていて、
とくに祖母と孫の関係に惹かれました。
おばあちゃん役のユン・ヨジョンさんが素晴らしい。
子供の頃、祖母と一緒に暮らしていたのですが“おばあちゃんの匂い”ってありますよね?
椿油とパラゾールと線香が混ざり合ったような…加齢臭ともちょっと違う。
私の祖母とスンジャとは全く違うタイプなのに、ふとスクリーンから“おばあちゃんの匂い”を感じる瞬間がありました。
リアルな存在感がそう思わせるのでしょうが、きっと観る人それぞれの“おばあちゃん”が重なる瞬間があると思います。
オスカーノミネートも納得の演技でした。
デビッドとのやり取りが最高で、笑えるシーン(苦笑い?)も多いです。
子供の頃の自分の姿と、近い将来の自分の姿を客観視するような感覚でした。
ジェネレーションギャップは、ウザさの中に新たな発見もあり。
祖母は孫から新しい言葉を吸収し、孫は祖母から真理の言葉を学ぶ。
別々の価値観が混ざり合ってこそ生まれるものもある。
新しい土地にしっかり根を張るミナリは、そんな象徴にも思えました。
追記:映画の中で花札が出てきて「あれ?花札って韓国のゲームなの?」と驚きましたが
日本から海を渡ったカードゲームで、韓国では国民的ゲームなのだそうです。
なんでゲームは荒い言葉とセットだとあんなに盛り上がるんでしょうか笑
私も子供の頃、花札やカブ札で遊んでいましたが、今から思うと相当汚い言葉を使っていましたね。(^◇^;)
今の子供たちもテレビゲームで普段なら使わないような汚い言葉で盛り上がっていますが、一種のストレス解消な気がします。
女もいろんな呪縛に囚われているけれど、男だっていろんな呪縛に囚われているのだなぁ。家長として家族を守るとか。何かの役に立つとか。
何事ものめり込み過ぎるのは良くないですが、膨らんで爆発する前に適度なガス抜きも必要ですよね。男も女も、大人も子供も。
ミナリ
題名のミナリ=セリ(芹)のこと
たくましく根を張り2度目の旬が美味しい事から子供世代の幸せの為に親の世代が一生懸命に生きるという意味が込められている。
移民家族のお話だったので、いじめや差別問題かと思っていたら全くなく皆さん優しい☺
ただ家庭内に苦労が耐えない(どこのお家でもある問題だが・・・)とても淡々と進んではいくが退屈にはならないのはすごい。
私の中でのスティーブンユアンはグレンのイメージが強すぎるのでとても新鮮でした。
キーパーソンおばあちゃん
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて試写会鑑賞。
前評判が高いだけに期待値も高まった中での鑑賞となったが期待以上に楽しめた作品であった。
予告でうたってる通り韓国から移住してきた一家の物語。ただこの一家はすでにアメリカに移住してきて何年も経っている為アメリカ生活が一からスタートなわけではない。ただこの度農場での成功を目指す事を一家の主であるジェイコブが決意し、都心部から田舎に移りそして家もトレーラーハウスとなる。奥さんも娘も不満と不安を抱く。
経済面ではマイナスからのスタートなるため奥さんの収入も必要。まだ子供達も小さく、長男に限っては心臓の病気を抱えている事もあり母方の祖母を韓国から呼び一緒に暮らす事となる。
そのおばあちゃんがこの作品の鍵となる。ガサツな性格から時には孫達に毛嫌われる事も多々あったが、孫達が初めて目に、耳にする事や知恵を与える事もある。そうして距離が縮まっていく。
おばあちゃんのおかげもあって長男の病が治りかけたと思いきや、終盤に脳卒中を起こしてしまいそれによって体が不自由になり最後は火事を起こしてしまう。
農家として生きる光が見えてきたところでの火事だっただけにジェイコブは残念がっていたが、同時に火事によって離れ離れの生活を送る決断をしかけていた家族が最後は一つにもう一度なる。
主人公が移民という事もあって当初は差別やらそういった苦悩に悩まされる作品なのかなと思っていたが決してそうではない。
厳しい道のりに進むが故に厳しい運命にそして不運にぶつかりながらも、家族が力を合わせながら乗り越えていく。その姿が時にはユーモラスに、時にはハートフルに描かれておりとても楽しめる。この辺りがとても見易く変にメッセージ性が強かったり、強く推してくる作品には感じずラフに見られる。比較的ポピュラーな作品にも思える。
予告の段階ではてっきり重い作品なのかなと思ったがそうではないため気兼ねなく見られる。予告で気になる人には勧めたい作品である。
個人的にはハートフルな部分よりもユーモラスなシーンの方が印象的だ。
特に長男とおばあちゃんのやりとり、攻防にはいくらか笑わせてもらった。
特に好きなのは長男がおばあちゃんにおしっこを飲ませ、そのあとに味の感想きくくだりはこの作品で1番クスッとさせてもらった。
オンライン試写会にて鑑賞
主人公のユァン君、やはり野球帽が良く似合いますね。今回は農業の事しか頭にない父親役でした。厳しい現実を目の当たりにする彼の表情がとても良かった。息子のデイビット君、いたずらっ子で可愛い。クセの強いお婆さんはもちろんですが、仕事仲間のポールの毎週日曜日の行動には驚かされます!信仰心の強いとても良い人。淡々とした日常の描き方は「パターソン」的な感じもしました。悲劇は起こるものの、暴力的な描写は全くとても穏やかな無く、小さな希望が持てるとても穏やかな作品でした。後から静かな感動がジワジワきますね。ダウジング...久しぶりに聞いた言葉!
タイトルなし
A24 とブラピ率いるPLAN B が
タッグを組み送り出したのは
1980年代
農業で成功することを夢見
アメリカ南部アーカンソー州の高原に
移住してきた韓国人一家を描いた作品
越してきた先はトレーラーハウス
『土がいいからここに来た』
夢を語り奮闘する夫ジェイコブ
夫と鶏卵場で働く妻モニカ、長女アン
心臓に病の持つ長男デビッド
困難の先に
また一つになる家族の姿がありました
長男デビッドがいい
祖母との関係がとてもいい
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『ミナリ』はセリ(芹)のこと
たくましく地に根を張り2度目の旬が
最もおいしいと言われていることから
子ども世代の幸せのために親の世代が
懸命に生きるという意味が込められている
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