劇場公開日 2021年3月19日

ミナリのレビュー・感想・評価

3.4197
11%
57%
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4.0開拓精神

2021年5月31日
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鑑賞方法:映画館

2000年代にLAに住んでいたが、韓国からの留学生が多かった。LAのコリアタウンも急速な勢いで発展していて、LAにいながらにして国の勢いを感じたのをよく覚えている。
アメリカ全体の人口比率からすると少数だが、移民者の中では韓国出身はかなり多くて、米国移民者の出身国として9番目に多いそうだ。移民が増加し始めたのは1980年代だそうで、この映画が描くのはちょうどその頃だ。本作で描かれる韓国からの移民一家は、韓国移民社会にとっての先駆者的な立ち位置になるだろうか。
韓国人一家が主役であるために、言語の多くはハングルで、それが理由でゴールデングローブ賞では外国語映画部門にカテゴライズされたことが物議をかもしたが、本作が描くのは、初期の移民としてより良い生活を求めた彼らの苦労であり、それはアメリカの建国精神とも言える開拓者精神だ。その意味で、本作は確かにアメリカ映画だ。アメリカンドリームという言葉がまだ有効だった時代の物語だが、単純なサクセスストーリーにせず、多くの犠牲を払う夢のほろ苦さにあふれた作品になっている。祖母役のユン・ヨジョンが抜群に良いアクセントになっていて、作品全体を引き締めていた。

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杉本穂高

4.5この一家の暮らしをずっと、ずっと見守っていたくなる

2021年3月23日
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目下、アメリカ映画が多文化的な進化を続けている。これもその流れを強く感じさせる一作だ。韓国からアメリカ、アーカンソー州へ越してきた家族。彼らを待ち構える運命は決して前途洋洋とは言い難い。だが、本作には眩い光がある。輝きがある。何よりもこの映画は一つの文化に閉じこもることなく、常にあらゆる観客の感性に向けて開かれた大らかさを持っているかのよう。土の香りや植物の緑。農作物のみずみずしさや木漏れ日の美しさ。とりわけ変幻自在に全編を彩る「水」と「火」は印象的で、これらは対極的なイメージでありながら、いずれも家族を写しだす鏡とさえ言える存在だ。兎にも角にも、従来の米映画が描かなかった新たな物語であり、なおかつ”開拓”という意味合いではあらゆるアメリカ人に通底する側面を持った本作。家族を演じた面々のハーモニーが素晴らしい。新風を吹かせる”おばあちゃん”や隠遁者風のウィル・パットンの味わい深さも絶品だ。

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牛津厚信

4.0家族がたくましく生きる姿が静かに深い感動を呼ぶ

和田隆さん
2021年3月19日
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鑑賞方法:試写会
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和田隆

4.0本作の成功はほんの1部分に過ぎない

2021年3月19日
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泣ける

笑える

描くのは一言で言って「人生」。アメリカ、アーカンソーの荒れた土地を耕して農場を作ろうとする韓国人移民一家に降りかかる、苦労と災難、夫婦間のすれ違い、子供たちのゆっくりとした成長、世代間の融合、etc。実は最近、あまり描かれることがなかった生きることそのものがもたらす、切実さと静かな感動がここ
にはある。あえて書き加えるなら、慣れない場所に住まい、同化することの困難さ、その力強さが、妙に心をざわつかせる。ミナリとは、どこにでも根を張り、成長する韓国産セリのことだとか。なるほどと思う。それは、監督のリー・アイザック・チョンと主演のスフィーヴン・ユァンたちが築いてきた、韓国にルーツを持つアメリカ人たちが歩んできたリアルな時間にも繋がるからだ。彼らと同じ移民2世3世たちは、この映画に自らを重ねただろうし、また、受け入れた側のアメリカ人たちは、母国について改めて思いを馳せたに違いない。そうして観客の裾野は広がり、結果、今年の賞レースをリードすることになったのだと思う。本作を観て感動したJ.J.エイブラムスは、自らがプロデュースする「君の名は。」のハリウッド実写リメイクの監督にチョンを指名したことでも分かるように、アジアン・パワーはハリウッドに深く根を張り、逞しく成長を続けている。「ミナリ」の成功はほんの1部分に過ぎないのである。

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清藤秀人

4.0期待値を上げ過ぎずにタイトルの意味を踏まえながら見ると、見え方が変わる秀作。

2021年3月19日
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本作は、本年度アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞、作曲賞の6部門にノミネートされました。
正直この結果には、2つの驚きがありました。
まずは、舞台はアメリカでも言語はほとんど韓国語なので、ゴールデングローブ賞のように「国際長編映画賞」(外国語映画賞)が対象かと思っていましたが、そこにはノミネートされなかった点。
そして、主要な6部門でのノミネートとなった点です。

この映画は、「期待値を上げ過ぎると、アレ?」となる可能性は低くないと思います。
なぜなら、そこまで大きな事件も起こりませんし、基本「家族の日常」を描いているだけなので。
そのため、「アカデミー賞主要6部門ノミネート」ということで期待値を上げないことが大事です。
作風としては、小津安二郎監督作品に近いと思います。
今で言うと、その流れをくむ山田洋次監督、是枝裕和監督作品といったところでしょうか。
本作は、韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョン監督が、半自伝的な映画として脚本も書いています。
1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国から移住した一家が農業で成功するという、アメリカン・ドリームを掲げつつ、丹念にその家族の様が描かれています。
アカデミー賞のノミネートで納得なのは、やはり祖母役のユン・ヨジョンの助演女優賞でしょうか。
「おばあちゃんらしからぬおばあちゃん」を見事に演じ切っていました。
さて、本作を楽しむカギは、やはりタイトルになっている「ミナリ」でしょう。
「ミナリ」は韓国語で、日本では「セリ(芹)」と呼ばれる香味野菜のことです。
このセリは、日本でも普通に栽培されていますし、雑草の如く、たくましく地に根を張り育っています。このセリが、どういう風に作品と関わっていくのかに注目するとメッセージ性がより伝わりやすくなると思います。

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細野真宏

4.0An Awaited Tale of American Rural Life

2021年2月12日
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鑑賞方法:試写会

The story of a Korean family settling on an Alabama farm in the 80's points to the bigger picture of how the immigration experience in the US and elsewhere is a phenomenon with plenty of terrain for fresh and interesting entertainment. Equal parts heart-warming and sad, the character dynamics of the family members and their religious neighbor make the film fun, though it's melodramatic at times.

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Dan Knighton

2.5わからん…。これを観て何を思えばいいのか分からなかった。 全体は面...

2021年10月15日
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わからん…。これを観て何を思えばいいのか分からなかった。
全体は面白いんだけど、「で?」となってしまった。おばあちゃんの女優賞もイマイチ納得できなかったな。
やっぱりアジア人には下駄履かせられない自分が悪いのかも…。

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まるぼに

4.0未来を信じて助け合う家族

惑星さん
2021年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

1980年代、アメリカに移民した韓国人の家族。
南部アーカンソー州の田舎で農場を開くが、農場は前の持ち主が自殺したいわくつきの物件でうまくいかない。さらに病気、火事が家族を襲う。家族は思いをぶつけあいながら、それでも、家族と農場の未来を信じて助け合う。

祖母が韓国から持ってきたミナリ、芹の種は、アメリカの土地で芽を出してしっかり茂った。祖母、両親の努力は子どもたちの未来に花を咲かせるのだろう。

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惑星

4.02本立て、2本目。韓国映画? 韓国では子が悪さすると、手を上げさせ...

2021年9月23日
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鑑賞方法:映画館

2本立て、2本目。韓国映画?
韓国では子が悪さすると、手を上げさせ棒でしばくようだ。夫婦喧嘩が激しい(笑)
おばあさんが最高と思ってたら、どうやらこのおばあさんが主役だったようだ。
なぜか夢中で見てしまうが、結局どうなったの?のエンディングには疑問が残る。

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はむひろみ

2.0残念《期待したのに‥》

2021年9月20日
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単純

寝られる

観て良かった→2
映像・音楽 →3
テンポ →2
ストーリー →2
心に残る →2

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茶々の葉

3.5A~A~AAAAA~A~

ヒロさん
2021年9月19日
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ハリウッド産、韓国版「北の国から」。

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ヒロ

3.0何とも、中途半端な感じがするにだが‼️❓

2021年9月17日
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多分、キリスト教根本主義みたいなもんがあるとは感じるけど、私にはピンと来ない。
半端な不幸と、半端な努力、半端な差別、半端な現実。
なんか、アメリカに配慮して、おもねる賞もらいのインテリ映画のような気がする、なんかいわゆるクサイ演技と展開、私の偏見だろうか。
婆さんと子供が良い演技だ、多分、万引き家族みたいにセリフを覚えさせないのだろう、演出はさすがだ。
この映画の世界観には、最後まで理解が追いつきませんでした。
でも、共感出来ない自分を大事にしようとは思う。
評価される人を非難はしません。
韓国と米国を理解するために、是非。

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アサシン5

4.0アメリカンドリーム

Jさん
2021年9月15日
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J

3.5親近感があった。

2021年9月12日
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鑑賞方法:DVD/BD
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奥嶋ひろまさ

4.0大地に逞しく根を張る私たち家族(ミナリ)の物語

近大さん
2021年9月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

幸せ

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近大

4.0最強タッグならではの作品

カメさん
2021年9月9日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:4.0
A24とプランB。このタッグならいい作品に違いないと思い見た結果、やはり素晴らしい作品。
冒頭の自然豊かな田舎に引っ越してくる場面や、変わったおばあちゃんの登場など、なんだかジブリを見ている様でほのぼのする。
見る側によって、色んなテーマを感じとれる作りになっていると思い、いずれにせよ家族の絆と人生を感じた。
スティーブン・ユァンもとても良い味を出している。

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カメ

4.0A24 × PlanB

まささん
2021年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

とても地味な映画なのですが、「移民」「家族」「ジェンダー」を描いた良作でした。
A24 × PlanBで制作した作品です。←Bはブラピ。

う~ん、もう時代の流れですね。生物学的「男」は弱者。「女」は強い。
特に「ひよこ」のシーンは、観ていられなかったよ。あんなことになっているのね、、、。

「ミナリ」は、植物「セリ」の事。水気の多い場所で逞しく成長します。
このメタファーは、こころにグサッときます。

そしてラストシーン🥲

平坦な、ストーリーゆえに、退屈してしまう人もいるかもしれませんが、映像的な美しさや、アメリカにおけるアジア人の映り方などなど、僕は最後まで楽しめました。

久しぶりに福岡では老舗の「中州大洋」で鑑賞しました。しかも結構混んでいたので、嬉しかったです。

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まさ

4.5家族と共に、

2021年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画を見始めてちょっと気になったことがある。イー家がどうしてカルフォルニアに移民したかが言われていないが、1983年、アーカーソンに移民した理由に韓国の農産物を大都市に流通させたく思っていたと。ビジネスマインドなのだ。1980年代の韓国人はアメリカでクリーニング屋やコンビニの経営者になっている人が多いらしい。それに、熱心なクリスチャンも多い。田舎に行くと小さいホテルを経営している人も見かける。ステレオタイプ化した独断と偏見かもしれないが、経営者たちは、学歴が高い。そこがまた偏見かもしれないが、日本からの移民と違う。

それに、私は馬鹿みたいに、この映画は農業移民の苦難を描いているのかと勝手に解釈していたが、いやいや、ビジネスを始めて、家庭を守ろうとする家族愛についてなんだと知った。
ジェコブとモニカ夫婦の亀裂も、火事によって、元に戻った。最後のシーンは4人の親子はこれからも、ここで生きていくが、お婆さんはなくなると暗示しているし、おばあさんの残したミナリがこれからの家族の収入として支えていくという意味だと思う。

韓国からの移民の家族をとても意識してながら鑑賞したが、これは韓国だろうが、日本だろうか、メキシコだろうか家族が一つになっていくというストーリーだ。また、これからも、苦難を乗り越え家族がそれぞれ助け合って生きていくだろうというのがテーマになっていると思った。

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Socialjustice

3.5雑草魂

みなさん
2021年8月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

怖い

想像を絶する絶望映画であった…。無論「絶望」がテーマではないと思うが。ミナリ=セリのように、タフで根気強く生きてゆく韓国人移民。おばあちゃんの存在も大きいが、夢のためか、家族のためかという夫婦間の問題が個人的には一番胸を打った。デビットがとっても無垢で良かった。

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みな

1.5「幸せとは何か?」とある家族を通して語られる、普遍的な問い。

2021年7月16日
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悲しい

知的

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:移住先で奮闘する一家の姿を通して、成功や家族、幸せといったものの本質が、自然に問いかけられていくのが印象的。
否:物語そのものは非常に淡々と進んでいくので、興味を惹かれないと眠くなってしまいそう。

 良くも悪くも、とある一家のとある暮らしを、とても淡々と描いた作品です。しかしその実、彼らの生活はまさに波瀾万丈。後半は思わず、
「えー!!?」
っと思ってしまうような、非常に不条理な展開が待ち受けています。
 そんな中でも、絆を決して失わない一家を通して描かれるのは、“成功とは?”“家族とは?”そして“本当の幸せとは?”といった、普遍的な問いかけです。
 タイトルに込められた意味も思わず考えさせられてしまうような、そんな不思議な作品でもあります。気になった方は是非ご覧になってみて下さい。

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門倉カド(映画コーディネーター)
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