劇場公開日 2021年4月9日

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BLUE ブルーのレビュー・感想・評価

全129件中、61~80件目を表示

4.0負け続けている者へのエール

2021年4月22日
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鑑賞方法:映画館

 ボクシングやってる風?趣味?ダイエット?駄目だよ、ダメダメ。もっとハンガリー精神を持たなくちゃ!ハンガリーといえば温泉。スパだよ、スパ。スパークリングじゃないよ。スパーリングだよ。そんなダイエット目的のベリーダンスおばちゃんたちもリアルだったけど、三者三様のボクシング人生がとてもリアルに描かれていました。(正解はハングリーです)

 負け続けのプロボクサー瓜田(松ケン)、日本チャンピオンになる寸前のセンスある小川(東出昌大)、“やってる風”からプロテスト合格まで成長する楢崎(柄本時生)。頂点に立つ者以外はみんなこんな雰囲気なんだろうと思い知らされる底辺の現実。強いけど基本ができていない赤毛の野口と比較して、松ケンの基本はばっちりなのに勝てないアスリートというタイプはけっこういるのだろう。ゴルフを初心者に教えたがる人みたい・・・。個人的には痛いからスパーリングを拒む楢崎に共感。へっぴり腰の演技もいい!

 勝てないということ。ボクシングに限らず、スポーツ全体、仕事や趣味にしたってそうだ。勝負ごとは世の中にいっぱいあるけど、負けたっていいじゃないか。ただ、やっぱり健康のことを考えて、パンチドランカーにならないこと。真っ白な灰になるのは矢吹くんだけでいい。ブルー(青コーナー:挑戦者)だっていいじゃないか。それも人生なんだから。ただ、本当の勝者は木村文乃の胸を揉むことなんだろうな・・・(うそです)。

 いろんなエピソードが散りばめられている中、ひとつひとつの結果の部分がぶつ切りになっている斬新な編集。この手法がもしや小川の将来の頭の中をイメージしてある意図があるならもっと凄い。白昼事故ったり倒れたりするのは『明日の記憶』さえ思い出した。

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kossy

4.5テンポのイイ映画

2021年4月21日
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3人主演のような映画でした
勝てそうで勝てない松山ケンイチ
勝てる要素がない柄本時生
ドクターストップが来そうで来ない東出昌大
3人の振り分けバランスが良く
テンポもドンドン進んで
ボクシング経験のある監督らしい
都合の良い展開もない
面白い作りでした

一つだけケチを付けるとしたら
木村文乃の胸をわし掴みにしたのが
羨ましすぎて
再び東出を嫌いになったことです‼️

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おっちょ

4.5好きなことをただ好きでいる

2021年4月20日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

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リボン

3.5敗れた者たち

2021年4月19日
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鑑賞方法:映画館

真っ白な灰になれなかった俺やお前をささやかに祝福する物語です。人は闘ったから敗者になれる。

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ピンボール

4.0とてもよかった

2021年4月19日
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鑑賞方法:映画館
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吉泉知彦

5.0いがった

2021年4月18日
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演者さんみんないがったなー

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タカシ

3.5ボクシングに取り憑かれた僕にもわかる。

2021年4月18日
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大阪ぶたまん

3.0冷めた熱量がいいね

2021年4月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

怖い

低温の炎は青い。
高温の炎は赤い。
この映画は低温で燃える人たちの人生讃歌だと感じる。
熱く赤く成りきれない、青くぼおっと燻ってるような、何かに未練を残しながら生き長らえてるような、燃え尽きたいけど燃え尽きることができず、ずっと青い炎を発しながら、ガスの種火みたいになってる人たちの日常・・・

それにやけに共感を覚えた。

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ちゆう

4.0最高

2021年4月18日
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鑑賞方法:映画館

だな。。

以上💖

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ムーミン

4.0きーぷ、うぉーきんぐ!!

2021年4月17日
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泣ける

興奮

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コンブ

4.0青コーナーに立つ拳闘士への応援歌

2021年4月17日
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こう言っちゃなんだけど、拾い物の映画でした。冒頭、新米ボクサーを指導する松山ケンイチの台詞のトーンが人間味溢れていて、一発で主人公に感情移入しました。三人のボクサーの日常の短いエピソードを丁寧に細かいジャブの様に積み上げ、各人の抱える事情や心境の変化を描くことで、とても共感の出来る作品になっていると思います。ボクシングの試合でのカタルシスは高いけども、決して安易な結果にならないところもいいです。役者は三人とも素晴らしいけど、やっぱり松山ケンイチ、本当に上手い役者さんです。

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シネマディクト

3.5人生はいつも青コーナーから。を教えてくれる、一風変わったお勧めな作品です。

2021年4月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

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松王○

3.5勝てない者たち。

2021年4月17日
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鑑賞方法:映画館

勝てない者たちの挑戦の記録。

結果がすべてじゃない。
スポーツで真剣に勝負に挑む姿は、本当にかっこいい。

特に、楢崎の成長する姿に感激した。

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あ

4.5意外にボクシング映画の王道

2021年4月17日
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鑑賞方法:映画館

スタンプ会員の日にいつもの映画館で
この監督の作品と知り急遽リストアップ
スクリーンでは初めて

観てよかった~󾬱
意外にボクシング映画の王道

松山ケンイチはこれまでちょっと敬遠していたのだが
誠実な主人公を好演 ホントいい奴で好きになる
シャドーボクシングの姿は素晴らしく美しかった󾮗

東出昌大もよかった
鍛えこまれた身体が美しい 誰でも惚れてまう
カッコ悪いドランクぶりもリアル
本格俳優に戻ってくれ

柄本時生もよかった
これもボクシング話の王道で嬉しかった
あしたのジョーの青山を思い出した
コント仕立てのようなエピソードがちょうどよく挟まり
適度な箸休めになっている

ジムの会長役とかも実にいい顔 誰なんだ
監督自らのクレジットにわざわざ殺陣指導との表記…
こだわりを感じる いろいろ調べてみようと思ったら
チラシに監督の言葉
〉 流した涙や汗、すべての報われなかった努力に
〉 花束を渡したい気持ちで作った
この映画に貫かれるボクシング愛がスーっと理解できた󾌰
大傑作

それにしても新コロよ
金曜日の夜に観客3人
映画終わりにビールでも…と思っても開いてる店なし
駅前広場にてビール2缶
少し寒かったが心地よく酔っぱらった󾌩
学生の新歓とかサラリーマンの歓迎会とかで
にぎわう季節だろうに 寂しくもある

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北枕寝二

4.0舞台挨拶行ってきました!!

2021年4月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

鑑賞前に出演者さんや監督から少しネタバレをされ、「シュッ」という所か面白いとか東出さんが釣りをする時に全然大物ではないのに、演技が大きいとか話してくれ楽しく鑑賞できました。しかしボクシング場面は迫力もありかっこいいし努力、汗と涙の勲章と思いましたが、結局は幸せになれるのか?ということが結論になり、一緒に観た旦那と話しました。子供にボクシングを進めない親や大人も多いですが、こうゆう事かな??とも思いました。キャストは豪華ですし、みなさん迫力ある演技素晴らしいと思いました。最後の終わり方がしっくり来なかったので☆を1つ減らさせてもらいました。

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あゆよし

4.5リアルな日常

2021年4月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

今まで観たボクシング映画で一番リアルと思った作品。ボクシングあるあるが随所にあって笑えるシーンもあるが、悲しいシーンもあって本当にリアルに感じた。

作り手のボクシングが好きな気持ちが伝わる作品。

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ヒロシ

4.0みんな見るべき。

2021年4月16日
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負けていくボクサーたちの背中を、みんな見るべき。負けたあとに立ち上がり、挫折しても、引退しても、怪我をしても、惜敗だったとしても、立ち上がる。
負けは負けじゃないし、負けから学ばずしてどうする。
今もこうして続くボディーブローに耐えられるのか?
そんな問いを投げかけられて、気づいて登場人物たちはどんどん前に進んでいった。

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未だZONE

4.0【強さ】

2021年4月16日
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強さとは何だろうか。
勝ち続けること。

強さとは何だろうか。
潔く負けを認めること。

強さとは何だろうか。
また立ち上がること。

強さとは何だろうか。
研鑽し続けること。

強さとは何だろうか。
自分の弱さを認めること。
でも、弱さを見せないこと。

強さとは何だろうか。
相手を認めること。
でも、相手に怯えないこと。

強さとは何だろうか。
考え続けること。

強さとは何だろうか。
背中を押してあげること。
そして、見守ること。

強さとは何だろうか。
引き際を決めること。
そして、黙って去ること。

強さとは何だろうか。
友を遠くから想うこと。
そして、祈ること。

強さとは何だろうか。
「ずっと負ければ良いと思っていた」「分かっていた」
嫉妬や侮蔑を隠して、でも、そうであることは知っていても、口に出さないで平然としていることも強さかもしれない。

強さとは何だろうか。
きっと来るはずのないチャンスのために密かに準備をすることも強さかもしれない。

ここに散りばめられた様々な強さは、全ての人に向けられたオマージュだと、僕は思う。

なんか、素敵な作品だと思った。

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ワンコ

4.5虜になった3人の生き方

2021年4月15日
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鑑賞方法:映画館

ボクシングと3人の生き方のシンプルな物語。

ただただ好き、勝つのみ、夢中になる。
誰一人として守りには入らない生き方。

三者三様に突っ走る姿に、すっかり虜になってしまった。
辞めないよ 刺さる言葉だった。
勝つとはこういう事か!

職場でのスカッする大逆転、こんな笑う場面も良い。

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パプリカ

4.0ボクシングシーンは一見の価値あり。

2021年4月15日
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試合で勝てない青コーナーが定位置の瓜田。持って生まれた才能で日本チャンピオンまであと1歩の小川。バイト先の女子にモテたい一心でジムに入門した樽崎。

いつも周囲に気を配り博愛主義者のような振る舞いの瓜田。しかし好きな女性は後輩小川と交際中。更に才能で自分を圧倒的に凌駕する小川への心の内に秘めた嫉妬心。

その小川に唯一本音を漏らす場面。その静かだけど男臭いやり取り。同じ場所を目指したボクサー同士。そして同じ女性を想う男同士のお互いへの励ましのような掛け合いに聞こえて泣けた。

本来ならこの2人で話が成立しそうだけどそこへ樽崎が新しい風を吹き込む役どころとしていい味出してます。

松山ケンイチが真っ直ぐで柔らかな瓜田を、柄本時生がへっぴり腰からプロボクサーへ成長する樽崎を好演。
そして小川を演じた東出昌大よ!ちょっとびっくりしたんですけどあんな演技派でしたっけ?(いや、失礼は承知してます…)ここまでちゃんと役にハマってるのを初めて見ました。

タイトルBLUEは青コーナー(挑戦者)と言う事らしいです。作中では試合で負け続ける瓜田を中傷する意味でも使われていました。でも青コーナーにすら立てない人がきっとこの社会の大多数だろうと思う。
果たして瓜田は負け組なんだろうか。

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はるたろう