キル・チーム

なんとなく戦争ものが見たく配信で見つけ鑑賞した今作だが、期せずして心の底から観てよかったと感じれる作品となった…！

派手な戦闘や劇的な展開はない。それを期待するならこれは観なくていい。
学校のクラスや部活・サークル、会社など何かしら複数人集まるコミュニティの中で、誰でもどこでも起こりうる絶望的な状況を追体験できる。

軍隊という統率されなければいけない組織で、主人公はグループの中で孤立させられて、意に反することを強要させられる。展開はシンプルでこれだけである。
だが、これだけなのに中盤以降ずっと心がキュッと締め付ける感覚を味わった。
理由は明確で、いじめをはじめ集団的な隠蔽行為など、自分たちの日常で起きうる状況を、極めて冷酷に映し出している。

人間の究極的な心理状況を描いた戦争映画の傑作として「地獄の黙示録」が良く挙がるが、個人的にはキルチームの方が全然心抉られる作品である。

まァ、だからアメリカはアフガニスタンから撤兵したと言う事。
ある意味、民主党よりも共和党大統領の方がまともかもね。
トランプさんは良い人ではないのかもしれないが、アフガニスタンからアメリカ軍を撤兵させる計画はトランプさんの案だし、プーチン大統領に和平合意の席に付かせたのもトランプさんだし。まァ、
パーフォマンスなんだろうか仕方ないね。
なんの映画？

真面目な青年が、自分達の小隊が行なっている恐ろしい事を告発するべきか、見なかった事にするか、告発すると、今度は自分の命が危ない状況に
国の為にと志願した若者をなんだと思っているのか。
事実を元に制作された映画と言うことが恐ろしく、悲しい