劇場公開日 2021年8月20日

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孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価

全408件中、301~320件目を表示

4.5架空の物語だけど、前提知識の有り無しで理解度がかわるかな?

2021年8月22日
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今年102本目(合計166本目)。
なお、私は18歳まで広島市に在住していました。

この映画自体は「広島県」で起きた「架空の都市」(呉原市)をテーマにしたとされますが、広島の暴力団事情は史実と切って切り離せないものであり、それを実際に映画化としたものとして「仁義なき戦い」がある点はご存じと思います。
少し変わった映画ですが、「政令指定都市とはいえ、中国地方の一都市に過ぎない広島県で何があったのか」「そのあとどうなったのか」という点では、「物語は架空」としながらも正しく描写されており、今週の本命筋になると思います。

一方、広島県出身者や広島県在住者が見ていると混乱する要素は結構あります。
 ★ 「都道府県庁」は、県庁所在地に置かれる → 舞台は広島市?
  ※ 「広島県」「広島県警」という語は明示的に出る
 ★ 昭和50~暴対法の制定まで、広島県はそこまでしょぼい都市ではなかった
  ※ 史実通り、広島県と呉市の闘争があることは事実で、本作では「呉原」という架空名で出ますが、描かれている商店街等から、広島市でない点は明確にわかる
 ★ その「呉原」という架空名前提で見ると、存在する地名もあるので混乱する
  ※ 「流川に行く」という描写が出るが、ここは「広島市」の地名(広島市の存在する歓楽街。中にはいかがわしいお店も存在する)

 ストーリーの理解に大きな混乱を招く要素ではないですが、広島市も政令指定都市ですし、そこに在住している人、出身者の方も多くいます。
積極的悪意はないと思うのですが、混乱を招く描写は何らか補足が欲しかったです。

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 ▼ (減点0.3) 上記で書いた点が全てで、架空都市「呉原市」が出る割に、広島市が結構映っているため(昭和55~暴対法まで考えても、そこまでしょぼいアーケード街はない)、どこが舞台か混乱します(もっとも、広島県出身・在住の方は否応にも「仁義なき戦い」などと接するので、広島市/呉市との抗争があったことは知っている人が多い)。

実際の地名を出すと問題になりかねない(呉市の許可が下りない?)のかもしれませんが、混乱を招く表現はどうかな…と思いました。
ラスト、協力会社などに「広島市・呉市・海田町」(海田町は、人口3万ほどの都市。お隣の府中町(マツダがある)の、従業員のためのベッドタウンという位置づけでもある)が出てきますが、海田町がどう応援しているのかは不明でした(ラスト、カーチェイスをするところ。一部、海田町の範囲であるため?)

 → 「次の投稿」:「かぐや様は~」

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yukispica

4.5ずっと、緊張してドキドキ観てた。松坂桃李が超人過ぎるので5点に近い...

2021年8月22日
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ずっと、緊張してドキドキ観てた。松坂桃李が超人過ぎるので5点に近い4.5点。
村上虹郎が好きなので、良い味出し出て良かった。

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あすきち

4.0エグさアップ

2021年8月22日
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伝統的な東映のやくざ映画の系譜を踏まえつつも、白石監督の新しい表現をしっかり味わいました。

胸糞の悪くなる悪人しか出てこないし、桃李くん演じる日岡は相変わらず根はいい奴だし、練った脚本に唸りました。

前作では死体損壊、腐乱死体、生首等、目を背けたくなる表現が多かったですが、本作では悪役・鈴木亮平演じる上林組長は、趣味が目玉をくりぬいて殺すことなので、眼球と視神経がいっぱい出てきます。
その辺のエグさは覚悟して観に行かれるとよいかと。

上林のモンスターぶりは、ホラー映画の殺人鬼に匹敵して、怖さを突き抜けてむしろ痛快にも感じました。

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コージィ日本犬

4.5鈴木亮平最高

2021年8月22日
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1も2も両方 映画館で鑑賞。

確かに1の方が話はしっかりしていたが、そんなのを吹き飛ばすぐらいの鈴木亮平の怪演が最高。

観る価値あり。

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おう

4.0さすが白石和彌

2021年8月22日
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鑑賞方法:映画館

前半はヤクザ映画というよりは猟奇殺人ものを観ているような気分になるが、あるポイントから俄然面白くなって、どこに着地するのか息をもつかせない。
鈴木亮平のキ○ガイっぷりもスゴいし、松坂桃李の不良刑事っぷりも良いが、今作はなんといっても中村梅雀であった。
西野七瀬がスナックのママって、いくらなんでもションベン臭すぎやしねぇか?と思ったが、ヤンキーあがりの広島の姐ちゃんという感じには仕上がってた。
しかしまぁ白石和彌監督は、さすが意地が悪い… (褒めてます。)

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ぱんちょ

4.0少しやり過ぎ感はありますが・・・・

2021年8月22日
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鑑賞方法:映画館

前作のお話がなかなか良かったので、続編には期待と偏見を持って待っていました。

前作のお話も柚月裕子さん原作で、女性でこう言ったお話が書けるのだから凄いね、続編は、映画用に書かれたようなどんな内容になるかとある意味わくわくしていました。

まず、全体を通した感想は、しっかり前作品のお話をしっかり続編に生かしている所は大変にいいとして、やはり、映画用に作られた続編ですね、本作品は、本当に映画の中のお話と言う感じがします。

前作は、ある意味、多分、ああ言ったモデルのお話があり、そのお話を取材していくうちに脚色も含めて話が出来た感じがして、見ている方も、「何ともあり得る話」的な感じで捉えられたけど、本作品の方は、少し脚色が行き過ぎたかな・・・・

ラストは、たんか西部劇みたいだったな・・・・また、今回の作品は続編でさらに商用意識が強かったんだろう、キャスティングのいまひとつだったかな・・・・

名前は出さないけど、リアルに作りたいけど、あの役者さんだとこの様なシーンは撮れないとなるだろうな・・・・

そう言う意味では、前作の方が、みんな体当たりだったような感じするな・・・

ま、見ていて、面白かったけどね。

前作品は、久しぶりに東映の三角マークが似合う作品だったな・・・・

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sally

4.5いいね!レベル2!

2021年8月22日
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鈴木亮平こわすぎたー😂😂😂😂
めちゃ善良の役のイメージだったけど
極悪人役もハマってたな👏さすが

気になったことは西野七瀬ちゃんの涙と
最後のシーンの解釈🤔🤔🤔🤔はて笑

唯一の癒しポイントは毎熊さんと犬🐶

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ぴゅるり

4.0上林に撃たれて死にたい気がした

2021年8月22日
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鑑賞方法:映画館

 昭和の時代の話だと思うが、ヤクザ映画を観たあとの観客は肩で風を切って歩くと言われていたらしい。男は一歩外に出たら7人の敵がいるという、根拠不明の紋切り型が大手を振っていた時代だ。「男は泣くな」「男なんだからしゃんとしろ」「男だろ、はっきりしろよ」等という言い方が非難されなかった。「俺は男だ」というテレビドラマもあった。

 男尊女卑の思想は否定されるべきだが、昭和の文化まで否定することはない。その時代背景で人々がどのように生きたのかを表現することは、どんな時代にあっても重要な活動である。暴力団が実際に存在した以上、社会の暗闇を描くのに登場させない訳にはいかない。登場させるからにはその外側だけでなく、内側も描いてみせたい。そこで「仁義なき戦い」に代表されるヤクザ映画が生まれる。それもひとつの文化だ。本作品には「仁義なき戦い」を彷彿させるニュース風のナレーションがあった。白石監督にも昭和のヤクザ映画に対する尊敬の念があるのだろう。

 ただ前作に比較するとマル暴の迫力不足は否めない。というか前作で役所広司が演じた大上刑事の迫力がありすぎたのだ。大上の下で修行していた大学出のエリート刑事が大上の跡を継いで暴力団をコントロールするのは土台無理な話で、本作品は前作でなんとか保った危ういバランスが破綻する過程を描く。吉田鋼太郎が演じた綿船会長の「狼はひとりしかいないんだ」という台詞がすべてである。つまりマル暴の迫力不足は、白石監督が意図したものだった訳だ。
 松坂桃李の演じた日岡刑事は線が細くて、どんなに頑張っても本作の迫力が精一杯だったと思うが、白石監督は逆にその頼りない印象を生かして、暴力団と対峙する危なっかしさを演出する。同じように線の細い村上虹郎とタッグを組んでいるところもいい。破綻が目に見えている。

 悪党の上林を演じた鈴木亮平は、努力家らしく腹を括った凄みのある演技が素晴らしい。よく鍛えられた広い背中がすでに日岡を圧倒していた。加えて頭のよさが日岡を断然上回っているところが肝で、経験の浅い日岡を徐々に追い詰めていく。死も破滅も恐れずに残虐の限りを尽くそうとする上林に対して、日岡はどこか腹の括り方が中途半端だ。時代が変わりつつあることを理解せず、大上の理屈にしがみついている。腹の括り方が足りないのは他の警官たちにも言えて、保身が第一の上官たちには日岡を守ろうとする者は誰もない。日岡が漸く大上の時代が終わったことを実感するラストシーンは、とても印象的だった。

 上林の怒りは虐げられた者の怒りであり、大変に根深い。暴力のリミッターを外しているから、男も女も子供も犬も無関係に虐殺できる。ほとんど鬼だ。自分に逆らう人間、自分に嘘を吐く人間、自分を殴った人間は、その家族も含めて怒りの対象である。残虐の限りを尽くす上林の姿は、誤解を恐れずに言えば、ある意味で爽快である。上林に撃たれて死にたい気さえした。

 終映後、神原刑務官がちゃんと上林によって殺されたかどうかが気になった。見落としたのだろうか。どうせなら最悪に酷たらしく殺されてほしかった。そんなことを考えながら知人に会うと、今日はなんだか怖いねと言われた。もしかすると当方にも上林の怒りが伝染していたのかもしれない。

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耶馬英彦

4.0鈴木亮平も怖いけど、宮崎美子も怖いよ!!

2021年8月22日
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鑑賞方法:試写会

試写で観たのは6月末ということで、かなり期間が空いてしまっているわけだが、その中でも忘れたくても忘れられないのが鈴木亮平演じる上林というキャラクターだ。

前作のゴリゴリなヤクザ映画の雰囲気を保ちつつ、原作にはなかった平成初期のタイムラインを描いていて、『ヤクザと家族』のように、実際に昭和から平成に移り変わる際のヤクザの社会的な立ち位置の変化も反映させている。

時代の流れも味方し、エリートだった日岡が警察とヤクザの絶妙なパワーバランスで地盤を築いてきたのだが、その間は、刑務所にいたことで時代に逆行するかのように、裏社会に戻ってきた上林は、時代遅れのヤクザという印象ではあるが、人間的な過去がありながら、環境が生んでしまった悲しきサイコパスでもある。

上林は、標的にした相手の目玉をえぐり出す(演出的にわざとチープにしてある)という残忍極まりない男であり、何より日岡の築いてきたものが、全く通用しない。

キャラクター構造としては、漫画のような設定ではあるものの、ここがエンターテイメントとしての色が濃く出ている部分であり、前作とはまた違ったテイストのヤクザ・エンターテイメントとして楽しむことができるのだ。

東映ヤクザ映画やVシネ感は意図的に漂わせつつも、若い世代にも向けたアクション映画としての側面もあったりで、あらゆる要素が詰め込まれている作品と言っていいだろう。

ヤクザから舐められないように、大上の真似をして、やさぐれ刑事のように振舞っている日岡も、根は1作目とあまり変わってなくて、優しい心の持ち主だけに、見せかけ上での、はったりや計算が通用しない上林の行動に恐怖を感じつつも、それを表に出してしまうと、心に隙ができてしまい、今まで築き上げてきたものも、一瞬にして崩れ去ってしまう。

日岡の自分の中の弱さや恐怖、根の優しさなどが入り混じり葛藤が繰り返される中で、心のより所になるような人物も何人か登場する。

1人は西野七瀬演じる真緒、そしてもう1人が、真緒の弟の幸田。この2人を助けて、普通の生活ができるようにすることこそが、日岡の目標であったというのに、上林の存在が全てを「無」にしてしまいそうで常に緊張感が漂う。

そんな日岡のバディになったのが、警部補の瀬島。裏社会で警察からは孤立してしまった日岡に優しく声をかける、警察内の唯一の味方なのだが、この瀬島が今作の大きなアクセントともなっている。

上林の場合は「純粋悪」といったところだが、今回は警察サイドの恐ろしさも描かれていて、詳しくい言ってしまうとネタバレになってしまうのだが、 後半から「まさか…」とは思わせぶりな感じがあるものの、「勘違いであって欲しい」と心から思わせる瀬島もなかなかのキャラクターだ。

上杉とのバトルでは、物理的な刃物が肌に刺さる痛々しさがスクリーンを通して伝わってくるが、警察サイドからは、見えない刃物が心に刺さるようになっていて、どちらからも突き刺されるようで、かなり痛い映画だ!!

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バフィー吉川(Buffys Movie)

4.0気高きニホンオオカミよ、いずこへ。

2021年8月22日
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鑑賞方法:映画館

LEVEL1は未鑑賞。正直ストーリーは王道っちゃ王道で、あくまでヤクザの抗争とそこにしか生きる場所がない男達の人間描写を楽しむ感じでした。ド派手な撃ち合いは見応えあり。

キャストがとにかくめっちゃ贅沢。ほぼヤクザ化してる刑事日岡に松坂桃李。前作からの変化が分からないですけど残忍性や、屈折した正義感、その反面たまに見せる優しさが人間味があって良かった。そして噂の上林。昔ながらのヤクザというには余りに極悪人。まさに鬼畜。ただ一定のカリスマ性はあるものの頭が良くない。鈴木亮平怖すぎた。かたせ梨乃の姉御感はもはや鉄板だし、早乙女太一のちょっと色っぽい雰囲気も良かったけど、圧巻だったのはやっぱり村上虹郎。役柄は一番難しかったと思うけど最高にハマってた。

要所要所の昭和漂うナレーションも渋くていいアクセントになってた。あと広島弁ね。みんなガラ悪かった。結果的に今作で最もうまく立ち回ったのは記者の高坂ということになるけど「孤狼」というには皆気高さが足りなくて当てはまる人物は思い浮かばない。

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はるたろう

3.5やはり超えることは出来なかった

2021年8月22日
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鑑賞方法:映画館

2018年度日本アカデミー賞を総なめにした前作はやはり超えることは出来なかった。それもそのはず前作は続編を想定しない燃え尽きるべくこの物語の屋台骨の役所広司さん演じる大上を殺してしまったことの惜しさが際立つ。受け継ぐ松坂桃季さんでは迫力に欠けるのとそもそも『義理』『人情』を描く昭和の『任侠』の世界の美しさがない。『ヤクザ』映画というより血も涙もない『マフィア』映画、そこに古き良きノスタルジーはない。ただ映画史上最悪のモンスターと言って過言ない鈴木亮平さん演じる上林は凄い。松坂桃季さんを遥かに凌ぐ存在感。

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masayoshi/uchida

3.5まあまあ

2021年8月21日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

期待しすぎた かも。

鈴木亮平が良き。

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コンブ

4.0 松坂くんは頑張ってたと思う。でも、役所のキャラクターの豊かさと比...

2021年8月21日
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鑑賞方法:映画館

 松坂くんは頑張ってたと思う。でも、役所のキャラクターの豊かさと比べると今回の映画は貧相。警察のコントロールを超えて鈴木が暴走するところはこの映画の面白さ。でも、鈴木は規範もあるのかないのかわからず、ただのサイコ(死神)に描かれていて、白石の限界がある。
 ロートル刑事が裏切ったのはひどい話だと思った。無茶苦茶なストーリーや。
 結局、松坂も鈴木も監督もいまいち何が何だかわからなくなっている。役所にもその要素はあったけれど、周りに対して、演じたり背負わなければいけないとする演技の要素があった。それが今回はない。
 遠藤も斎藤も役者はみんなとてもよかった。
 鈴木と松坂の関係はBLっぽい密な感じがよかった。
 目をくり抜くとか、ちょっとやめてほしい。
 鈴木くんは背が高いのがいい。眉毛そるとほんと怖い。

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えみり

3.0もう狼はいなくなったのか?

2021年8月21日
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う〜ん…濃いのに薄い!パワーアップの意味が違う!! 外堀ばかり派手に埋めて、深みに欠ける

松坂桃李(大好き!) vs 鈴木亮平 = 演技派2人の対決を期待していて、実際2人はすごく良かったけど、作品としては目ン玉飛び出るほどは面白くなかった。確かに金やら何やらかかっている数字的物量は増えているのかもしれないけど、これをあの傑作な前作よりパワーアップというのは何か釈然としないような消化不良、不完全燃焼。無闇矢鱈にエグさとか過激な方に振ればいいというわけじゃない。上澄みだけ掬ってはより過激にって派手に派手に飾り立てても本質は薄いままの焼き直しに過ぎない。インモラルな部分なんかも、金かけた日本の大作がすぐセックス&ドラッグみたいな方に行くという、安易で一番辟易とするやつ(ex. つまらない『今際の国のアリス』『全裸監督』)。いい加減不愉快。
逆に言えば上述したメイン2人(と可哀想チンタ)以外、記憶に残らない。名前まるで覚えられない。怪演光る鈴木亮平演じる大林が出てくるとそのシーンの緊張感がホラー映画ばりにグッと上がる存在感とひたすら胸糞な横暴さはメジャーにおいて攻めた表現で、分かりやすく一見さんにもインパクト大ではあったかもしれないけど、彼の過去とか掘り下げられて見る人どうすればいいのか?他の吉田鋼太郎、斎藤工、早乙女太一、この辺全員記号みたいでキャラ薄い。都合よく動かされて使われてモブですか。吉田鋼太郎はユーモア担当なのかもしれないけど、まるで笑えなかったし、なんなら演技下手なのかともなった。早乙女太一辺りのキャラクターとか、前作の中で際立っていた中村倫也くらい狂犬になってもおかしくないだろうに、全くそうはならなかった。映画史上屈指の報われない指詰めも見られますよ(?)。
割とタルくクドい。終盤のアクションはそうした今までの鬱憤や胸糞不愉快指数を晴らすように、予算の限られた日本映画の中ですごいなと思いつつ、この作品シリーズに『仁義なき戦い』など実録路線を重ねる者としてはこの作品に求めているのそういうのじゃないという気もした。偉大な原作シリーズのオリジナルという点で『デスノート Light up the New World』とかいうメチャつまらない黒歴史事故案件作品が頭をよぎったけど、あっちよりは全然見ていられたのは確か。エンドロールで前と同じようにキャラクターの背景絵があって、やっとあのテーマ曲が流れても、やはり前作ほどは燃えなかったな。

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とぽとぽ

5.0日本のヤクザ映画がゴツトファーザーを超える記念碑の映画‼️

2021年8月21日
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ヤクザ映画が嫌いなんです、北野武の映画みたいに殺してピストル打ちまくり刺しまくり叫んで脅して死んでいきました映画が。
この前作もそんな系譜でした。
この映画はどちらかといえば控えめでメリハリと理由があり人間の根底に問いかけるものがあります。
最初、ピアノ教師の人は過去の演技では口がナイキの形でしたが、これでは別人のようなので、名作の予感がありました。
西野七瀬の演技を観て確信に変わりました。
そう、この映画ではみんなが名優です、演出でしょうか、全てがリアルの塊です、誇張無く、恐ろしさを体現してます。
結末がなお素晴らしい、映画史に残るでしょう。
余談ですが、公安を使うなら、今後は、自衛隊も使いなさい、暴対で。
名作に立ち会える機会を是非。

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アサシン5

2.5狼は存在すると期待したい

2021年8月21日
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鑑賞方法:映画館

前作が、ここ数年で最高に興奮させてくれた映画だったため、待ちに待った公開。
前作の勢いはそのままに、日岡の最後の落し前、記者がリードする展開、怪しい相棒の存在等、いろんな場面で唸らせられた。

一方で、上林のキャラ設定(どのようにあのキャラが生まれ、どんなキャラなのか、もう少し説明がほしかった)、前作にあったエロさの少なさ、最後のオオカミのくだり等、残念な場面も散見した。

前作で、何よりも日岡の成長、変貌ぶりに感じ入った私にとっては、その後の日岡に会えることが一番期待する点だった。
今回の日岡は、達観していた大上には遠く及ばない。猟奇的な男との争い、素晴らしいアクションを観せられただけのような物足りなさが残った。
もちろん、わずか3年であの大上にはなれない。その点で、もう少し大上との関係性を描いてほしかった。
今後の続編で日岡の成長を引き続き観せてもらえるということで理解したいと思う。

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Eiji

2.0前作超えは難しい💦

2021年8月21日
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前作と方向性を180度変換したストーリー、或る意味新作として観ると面白い作品、暴対法施行後に暴力団が世の中から姿を潜めた後の新しい暴力団物語としては中々の作品でした。

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疫病神

4.0ヤクザ映画じゃ無くて、上質のクライムアクション映画でした!鈴木演じ...

2021年8月21日
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鑑賞方法:映画館

ヤクザ映画じゃ無くて、上質のクライムアクション映画でした!鈴木演じる上林が残虐で胸クソ過ぎだけど、松坂演じる日岡vs上林の単純な構図で観てしまうとタマ取られますよ(笑)

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片腕コージー

4.5味の濃い映画

2021年8月21日
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鑑賞方法:映画館

難しい

昭和を分かる人にはストーリーが面白い映画。20〜30代にとってはアクションシーンに魅了される映画かもしれないが、隠されたキーワードを探って行くと学びがある映画かな。監督は様々な社会問題、生きる価値と必死さを表現したかったと思う。もちろん、俳優陣の演技もうまいので観る価値あり。

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758大名

3.0今回もまただった。

2021年8月21日
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毎回白石和彌監督作品は公開されてすぐ観に行ってるのだけど毎回う〜んとなるなぁ。お金のかかり具合含めて技術的にも熱量も毎回凄いと思うのだけど、やっぱり毎回盛り過ぎでバイオレンスの映画的快楽に欠ける、というか、北野武監督や三池崇史監督や園子温監督らに比べ、やっぱりマジメなのではないか、本来他のジャンルをやったらいいのでは、と思ってしまう。
長尺は別に飽きることなく進むけれど、ストーリーは王道中の王道だからか、各キャラの役割もはっきりしてて、多くのシーンがケレン味あふれる演技合戦になっていて、それが迫力を消す。1作目も役所広司をしてこの程度か、と思ってしまったそれが、今回は鈴木亮平に感じた。いやこれが凄く好きな人もいるのだろうけど、キャラクターの足し算引き算の手が意外にない。なんだろう、観客に想像の余地が少ないからか。予想を出ないことが割と前半からなんだよな(いつも)。
前回も思ったけど、いまの自分は「アウトレイジ」を超えられるか、で観てしまう。

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ONI