記憶の技法
劇場公開日:2020年11月27日
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解説
2016年に急逝した漫画家・吉野朔実の同名コミックを実写映画化。「先輩と彼女」「東南角部屋二階の女」などを手がけ、黒沢清監督の「クリーピー 偽りの隣人」や青山真治監督の「空に住む」では共同脚本を務める池田千尋監督がメガホンをとり、自身の出生の真実を探る少女が思いがけない恐怖と対峙する姿を、スリリングかつエモーショナルに描いた。東京に住む女子高校生の鹿角華蓮は、幼少期の記憶の断片が不意に脳裏をよぎり、意識が飛んでしまう奇妙な記憶喪失癖に悩んでいた。ある時、修学旅行のためにパスポート申請用の戸籍抄本を手にした華蓮は、自分に「由(ゆかり)」という姉がいたことを知る。しかも由は4歳で死亡し、華蓮は「松本」という家から今の両親に引き取られたという。本当の親はどこにいて、自分はなぜ養子にされたのか。真実を知りたい華蓮は嘘をついて修学旅行をキャンセルし、出生地の福岡へ向かう。そのルーツ探しには、青い瞳を持つ同級生の穂刈怜が協力してくれることになり、2人は現地で調査を開始するが……。ガールズダンス&ボーカルグループ「E-girls」 のパフォーマーで女優としても幅広く活躍する石井杏奈が主演を務めた。
2020年製作/105分/G/日本
配給:KAZUMO
劇場公開日:2020年11月27日