キャリー(1976)

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

スティーブン・キングの小説を原作に、超能力をもった少女キャリーが引き起こす惨劇を描いた青春オカルトホラー。狂信的な母親のもとで育てられ、学校でも日常的にいじめを受けている少女キャリーは初潮を迎えて動揺するが、生理現象は汚れの象徴だと母親に罵られる。しかし、その日を境にキャリーは念じることで物を動かせる超能力に目覚めていく。一方、いじめっ子たちは陰惨な嫌がらせを思いつき、高校最後のプロムパーティの場でキャリーを陥れるが、怒りを爆発させたキャリーの超能力が惨劇を招く。画面分割などを用いたブライアン・デ・パルマ監督の凝った映像演出も見どころ。キャリー役のシシー・スペイセクと母親役のパイパー・ローリーが、それぞれアカデミー主演女優賞、助演女優賞にノミネートされた。

1976年製作/98分/R15+/アメリカ
原題:Carrie
劇場公開日:1977年3月5日

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映画レビュー

5.0静かな絶望が、火炎地獄に変わる時

2023年12月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 4件)
tabotyoko

4.0観てなかった自分を悔やむ

2023年7月8日
iPhoneアプリから投稿

超有名なのに未見だったので観てみた。そんなに長くもないし、見やすかった。
シシー・スペイセクがめちゃくちゃ良いです。そしてデ・パルマのセンス全開で素敵。冒頭のシャワーシーン、あれ中学ん時観てたらやべぇことになってたな。スコアもめちゃくちゃ綺麗な曲だらけ。凄い傑作だったことに今更ながら気づいた。

キャリーが身近に居たら、周囲に同調して自分も虐める側に付いていたのだろうか。
悲しい、とても悲しい映画だった。

キャリーのようないじめに遭ってた人が前カノでした。虐め、ダメ、絶対

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Mk.plass

3.5恐る恐る・・・

2023年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

 年を重ね次第に刺激を好まなくなりつつあり、もうホラー映画は観ないでおこうと心に決めていましたが、たまたまVODでむかーしに強烈に刺激を受けた記憶のあるこの映画を見かけて思わず、恐る恐る、観てしまいました。結果、観るんじゃなかった・・・レビューを書いている今も嫌悪感に似た得体のしれない恐怖感が頭の中をよぎっています。
 流石巨匠デ・パルマ。その映像と展開は観るものを惹きつけます。内容は今でも大きな社会問題になっている学校内での壮絶なイジメと偏狂的な宗教への信仰。ただそこにメッセージ性はなく、純粋にホラーです。
 イジメられた相手を殺戮していくといった復讐劇であれば、ある意味爽快感もあり興行収入も見込めるので今でもありえるのだろうけど、この映画は悪い人、いい人、皆殺し。「然るべき報い」ではないのだからたちが悪い。
 余談になりますがジョン・トラボルタ。えらい役やらされてますなぁ。

結論、後味悪いですが、完成度の高い映画です。

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おまつ

4.5凄惨なる怒り!

2023年1月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

キャリーへの壮絶なるいじめは、見ていてとても切ない。そして腹が立ちます!人間ちゅ~もんは、弱いものに対し、なぜこんなにもひどい仕打ちが出来るんでしょう。キャリーは、ちょっとおとなしいだけの少女、純粋なだけの少女だけなのに。

さらに悲しいことに、母親からも虐げられる。「あんた、自分の子だろ!」って怒鳴りたくなってしまうほど。外でも家でも居場所のないキャリー、悲しくなっちゃいますね。

最後はプロムでの壮絶なるいじめ。
その結末は…

もうね凄いとしか言いようがありません。キャリーの表情が一変。怒り大爆発です。赤い照明に映し出される殺戮と血で染められた舞台。普段おとなしい人のうちに秘めたる怒りの凄さを痛いほどに感じさせられました。

でも、悲しいかな。キャリーは、無実な人間まで無差別に殺してしまいます。切ない復讐劇です。

いじめは最悪の結果しかもたらさない。
痛いほど伝わってきた映画です。ホラーのジャンルを超えた良作ではないでしょうか。

絶対に幸せになれないキャリー・・・・・。
悲しいね。

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だいふく
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