劇場公開日 2021年3月26日

ノマドランドのレビュー・感想・評価

全498件中、21~40件目を表示

3.5人生いろいろ

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

心に深い傷を負って、どう癒せばいいのかを迷いながら
旅をする(トレーラーでノマド生活をする)女性の話。

人生に迷うのはいつかわからないし、
ゴールはどこかなんて誰にもわからないし、
すごく気張って、強がって生きるのが
少し切なく、でもファーンらしく
いろんな生き方があるのだなという事実を突きつけられた作品だった。共感はしないけど理解はできる。

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Raita Maipen

5.0「答えは、なかった」

2024年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

アメリカの純文学作品
起承転結はないに等しい。
取捨選択
何を選ぶのかは自由
選んだのは、そうしたかったからではなく、消去法だったのだろう。
そもそも何が正解なのかはわからない。
でも、「そうじゃないと思う」からそうしただけ。
ノマド 家のない人のこと
石膏採掘場の倒産によってその地を離れざるを得なかった。
主人公ファンの夫はガンで死んだ。
たったひとりのままバンを家代わりにして町を出た。
短期雇用のアマゾン
似たような仲間たちが大勢いた。
彼らが心のよりどころにしている考え方は、昔のヒッピーのようにカウンターカルチャー的発想を広げている人物。
その対象が「お金」の奴隷になっている現代人
RTRという思想 その創始者
大勢で集会などをしているときは楽しいが、会が解散してしまった後の寂しさ。
バイトを転々としながらの生活
友人リンダメイの告白 余命7か月 彼女の想い出話
行く当てもない生活は、人生そのものを表現しているのだろうか。
今ではもうやるべきことさえもないし、誰からも与えらえない。
同時に、「誰にも必要とされない」ことに気づいていく。
そんなファンにも助け船がやってくる。
同じノマドのデイブ
息子が一緒に暮らそうと呼び戻しにきた。
デイブはファンに「一緒に来ないか」と誘う。
その直前、デイブが割った大切な皿。
形あるものはいつか崩れる。
現状を見つめ直すきっかけとなる出来事は、ある。
その背後にある彼女自身の大きな抵抗感
車の修理にお金が必要になり、姉に借りる。
おそらくファンは、ものの見方と考え方を変更しなさいと言われているのだろう。
しかし彼女は頑なにそれを拒否し続けた。
集まった親戚の些細な言葉に反応するファン。
「私をそんな目で見ていたのね!」
姉はファンをなだめる。
「あなたは誰よりも勇敢で正直」
ファンは思い切ったようにデイブを訪ねた。
それは、姉たちの姿を見て、屋根のある生活に戻る選択をしたデイブのことを知りたいと思ったからだろう。
温かい家と生活 息子の赤ちゃん 親子で弾くピアノ 彼の生活
ファンは「いつまでもここにいてほしい」というデイブの申し出を受けることはできなかった。
この作品の中の最も大きなシーンだろう。
ファンは用意された大きなベッドでは寝ずに、自分の車の中で寝る。
早朝見つめる彼の家。
そこにファンの姿を重ねることはできなかったのだろう。
彼女は去った。
雨 海岸 荒れる海 横殴りの風
彼女の選択が表現されている。
彼女の選択は間違いだったのだろうか?
やがて再びアマゾンの短期雇用が開始された。
しかしそこにリンダメイはいない。
そこを去り。再びRTRへ
リンダメイを偲ぶ。
最後にRTRの創始者はファン言う。
「5年前に息子が自殺した。どうして息子のいない世界で生きているのか? 答えはなかった」
彼は息子の死に苦悩している。
同時にすべての高齢のノマドもまた、人生に打ちひしがれ立ち直れずにいる。
「それでいいんだ」
この生き方で一番好きなのは、お別れがないことだ。一度もさようならを言ったことがない。
「またいつか」
そして本当にまた会える。
「私はいつかこの道の先で息子に再開できると信じている」
「君もいつか夫に会える。そして共に生きた時間を思い出すことができる」
ファンは石膏工場跡地を訪ねる。
当時の事務所と社宅
彼女の頭にあるのは夫と過ごした日々の想い出だろう。
彼女は持ち物を処分し、今度は車で北上する。
また新しい場所へと向かった。
冬に北上。
限界の場所で限界の生活をすることで彼女は生きていることを感じるのだろうか。
そこまで行けば夫に会えると思ったのだろうか?
おそらく答えなどないのだ。
この答えなどないことを探し続けているのが人生なのかもしれない。
この作品はそんな「無意味」なことと「人生」を表現しているのかもしれない。

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R41

3.0帰る場所があってこそ

2024年8月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

暗い、辛い‥
旅も憧れのバンライフも、金と体力と健康と帰る場所もしくはコミュニティがあってこそ自由を感じるのかもしれん。
終わりなき放浪は辛すぎる、逆に不自由を感じた。

ノマドライフにさよならは無い、みたいな台詞があったけど強がりにも思えた。

自分には何も刺さらなかった。
でも感じた事はあったから、何かは刺さったんか?
知らんけど

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やふたろう

4.5ノマド

2024年8月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

誰しも一度はこんな生活を望んだことがあるのではないか?決断して実行することはないが、そんな体験を感じることができた。その生活にも苦しみがありそれが人生であるということがよくわかる映画でした。

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まさ

4.0魂の在りかがわかった。そんな気がした。

2024年7月17日
iPhoneアプリから投稿

今までの生き方、いやあり方なんだろう。そのわだかまりをすてる勇気を潜在的に宿した人間のロードムービー。経済指標と言う価値評価を後生大事に抱き締めて生き抜くことがホントに幸せに繋がっているわけではない。家を失った事よりももっと大切なものを失ってしまったことに気付いた彼女。自我は自我でそれ以上のものでもなくそれ以下のものでもない。自己の存在を心の奥底に見つけた彼女。ノマドの生き方をその在り方を身体に沁み込ませる旅を生きている間続ける勇気とその健気なプライドに身体が透明になった様な感動を覚えた。
何度でも観たい映画にまためぐり会えた。

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はる

2.5これがノマド...?映画NO1

2024年5月22日
iPhoneアプリから投稿

ノマドって聞いて
ああ〜なんか流行りの「夏は軽井沢、冬は宮崎行きまっせテレワークサイコー」みたいな奴っしょ
僕もいつかノマドになりたいなーって軽い気持ちで見始めたら

開始5分で絶望
ノマドの主人公がさっむいAmazonの工場で労働してる
これ本当にノマド?
僕の知ってるノマドじゃねえぞおい
どうやら本番アメリカの本来のノマドはこういう地を這うような生活をしていて、その日その日を凌いでいるみたい
悠々自適なイメージがぶっこんぶっこんにぶっ壊れた

映像はロードムービーとドキュメンタリーの間みたいな感じ
監督のポリシーでどうやら主人公以外はみんな本物のノマドを起用してるらしい
この監督がSF撮ったら本物の宇宙人使うのかな??

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真平

4.0なんと逞しい

2024年5月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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映画イノッチ

4.0一期一会につきる

2024年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

家を持たないノマドの生活羨ましい

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くっきー

4.0亡夫もの思い出を

2024年4月25日
iPhoneアプリから投稿

大切に、謙虚に堅実に、質素に生きることを是とする女性。

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トッキー

2.5拠点を持たない寂しい人生観

2024年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

フランシスマクドーマンド扮するファーンは、町の経済破綻のため家を出ようと荷物をバンに詰め込んで出発した。

車上生活をしながら果たして大自然の中でものの見方は変わるのか。それにしても車上生活者って多いんだね。意外に交流もあって物物交換が盛んに行われているんだ。適当に働いて自由を満喫するのかな。でも拠点を持たない寂しい人生観で、自分には合わないな。

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重

4.5静かで完璧に近い映画。人生。映像、演出、演技お見事

2024年4月16日
スマートフォンから投稿

静かで完璧に近い映画。人生。映像、演出、演技お見事

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ペーニャ

4.5タイトルなし

2024年4月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

昔、ショーン・ペン監督の「イントゥ・ザ・ワイルド」という作品を映画館で見て、震えるほど感動した覚えがあります。
この作品は続編のようなものです。傑作です。
とはいえ日本人にはわからない部分と憧れが入り交じると思われる。自分はそうでした。
それは何故かと。
国土の違いでしょう。
あの広さ、あの自然。宗教が違うのも当然。アメリカもロシアもヨーロッパもキリスト教。一方国土が狭いと至近距離にも目が行き届く、八百万なのです。ソラリスもストーカーもノスタルジアも究極言うと理解し得ない、根本が違う。
国土の違いが巡り巡って国民の生き方をも変えてしまう、その感動をもこの作品は含んでいるように感じます。国を代表する傑作は、きっとそうでしょう。

というわけで「イントゥ・ザ・ワイルド」どこかで配信されないものかなあ。

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kazuyuki

3.5どう見れば良いのか

2024年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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宮西瀬名

5.0黄昏時

2024年3月13日
iPhoneアプリから投稿

もう若くないな。
だんだん失っていくものが増えていくなぁ。
という気分になりがち。

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takantino

4.5コロナ禍で“つながり”が言われる中、ホームレスではなく、ハウスレス...

2024年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

コロナ禍で“つながり”が言われる中、ホームレスではなく、ハウスレスという生き方を描く今作。そこからそれぞれの生き方や生きる意味いう本質的なテーマを紡ぎ出す。3度目ありますよ、これは!

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shige12

3.5ひとり

2024年1月21日
iPhoneアプリから投稿

誰にも気兼ねなく、できればまわりに迷惑をかけずに最期まで行きつければ、それが平穏なのかもしれない。終末にどのように臨むべきか、考えさせられる一本。

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Kj

2.5どこが面白いかわからなかった

2024年1月12日
PCから投稿

 夫を失った女性がバンでアメリカ中を旅しながら様々な人々に出会い別れを繰り返す話

 自然の壮大な風景をでっかい画面で映し出していて映像は美しかったし、キャストに本物の人々を使用するなどドキュメンタリーと現実の区別が曖昧になるような作りが面白かったけれど、ストーリーとしては地味で見ていて退屈だった

 妹に面白さが分からなくとも無理はないと言われて救われた

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大学生1

5.0空気みたような映画

2024年1月9日
PCから投稿

さっき観たばかりでもう内容を忘れたくらいストーリー性は希薄です。
故に、退屈極まりないと感じる人も多いでしょう。

60過ぎて職を失った女性があちこち車で流れながら土地土地の人と交流してゆく、というだけの話でドラマチックは皆無です。小津の一種ともいえます。

深刻に悩むでもなく、明るく笑い飛ばすでもなく、前向きに取り組むでもなく、ひたすら自然に流れるままに生きていく姿をアメリカの荒涼とした砂漠やサバンナを背景にゆったり描いています。

脚本より演出に依存した作品なので、この独特の雰囲気に合うか合わないかが好みの分かれ道になるでしょう。

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越後屋

4.5シンプルに美しい「ゆきてかえりしものがたり」

2024年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

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あふろざむらい

5.0喪失とどう向き合うかの1つの答えを示してくれてるような作品。

2023年12月30日
iPhoneアプリから投稿

喪失とどう向き合うかの1つの答えを示してくれてるような作品。

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原っぱ