はりぼて

劇場公開日

  • 予告編を見る
はりぼて
34%
53%
12%
0%
1%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

富山県の小さなテレビ局が地方政治の不正に挑み、報道によって人間の狡猾さと滑稽さを浮き彫りにする様子を描いたドキュメンタリー。市議14人をドミノ辞職に追い込んだ「政務活動費を巡る調査報道」で日本記者クラブ特別賞などを受賞した富山のローカル局チューリップテレビが、その後3年間にわたって取材を重ね、テレビ番組放送後の議会のさらなる腐敗と議員たちの開き直りともいえる姿を追う。2016年、チューリップテレビのスクープ報道により、「富山市議会のドン」といわれる自民党重鎮の不正が発覚した。これを皮切りに議員たちの不正が次々と判明し、半年間で14人もの議員が辞職する事態に。富山市議会はその反省をもとに厳しい条例を制定するが、3年半が経過した2020年には、議員たちは不正が発覚しても辞職せず居座るようになっていた。そんな議員たちを取材し、政治家の非常識な姿や滑稽さを目の当たりにしていく記者たちだったが……。

2020年製作/100分/G/日本
配給:彩プロ

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
服部寿人
撮影
西田豊和
編集
西田豊和
テーマ音楽
田渕夏海
音楽
田渕夏海
音楽プロデューサー
矢崎裕行
語り
山根基世
全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8

(C)チューリップテレビ

映画レビュー

5.0私たちははりぼてであり、政治家はカラスである

2020年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

カラスが良い。カラスのインサートショットや本筋とは関係ない公園のカラス駆除のエピソードが挟まれるのだが、これが良いメタファーとして機能している。
公園課の職員が「カラス禁止」の立て看板を設置しながら言う。「カラスは看板の文字を読めないけど、公園に来た市民がカラスを監視してくれればいなくなる」。
富山市議会の屋根に大量のカラスが群がるショットがある。不正を働く市議会議員たちは、汚い金に群がるカラスのようなものだと言っているわけだ。そして、それは市民が監視をせねばならない。
その権力の監視役たるメディアがこの作品の主人公だ。地道な調査報道で領収書の捏造を暴き、多くの市議を議員辞職に追い込むことに成功する。だが、不正が次から次へと発覚し、次第に議員側もスキャンダル慣れしてしまい、辞職しなくなっていく。結局、何も変わらないことに愕然とする。
メディアが主人公だが、メディアを持ち上げるわけでもなく、自分たちもまた「はりぼて」であることを示唆して映画は幕を閉じる。市民も政治家もメディアもはりぼてから人間にならないといけない。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 11 件)
杉本穂高

4.5久々の映画館 3月20日以来 その後オリンピックが中止となり日本中...

2021年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
北枕寝二

4.0他人ごとじゃないッス

K介さん
2021年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
K介

5.0シリアスなポスターとは裏腹に能天気なテーマ曲が爆笑を煽る爆笑エンターテインメントドキュメンタリー

よねさん
2021年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2016年富山県のローカルテレビ局チューリップテレビの取材で明らかになった市議会のドンと呼ばれる議員による政務活動費の不正使用。この報道を皮切りにまさに芋蔓式に不正が発覚し14名の市議会議員が辞職するという未曾有の事態に陥った一部始終をチューリップテレビのスタッフの目線で追い続けたドキュメンタリー。

上記のようにあらすじをまとめると堅苦しいイメージになりがちですが、これが驚くべきことに随所で思わず爆笑してしまう完全なるコメディ。どうしようもなさすぎて失笑するしかない弁明を真顔で開陳する議員、つい数日まで繰り返した前言をシレッと撤回する議員、議員として以前に人としてどうかしている行為に手を染める議員、次から次に現れる議員達が本人達の意図とは裏腹に笑いをかっさらっていくのがとにかく痛快。そしてその笑いを随所で盛大に後押しするのが映画のテーマ曲“はりぼてのテーマ~愛すべき人間の性~“。この素っ頓狂なまでに呑気なサウンドが炙り出すどうしようもない政治腐敗に呆れながら腹筋がキリキリ痛みます。そしてタイトルの“はりぼて”が何を意味しているかを繰り返し映像に叩きつけながら、その批判の目をしっかり自分達にも向ける真摯な態度にピリッとした気概もしっかりと滲ませます。

本作の監督の一人、五百旗頭幸男氏はその独特な苗字でピンときましたが私と同郷。辛辣なテーマを一切損なうことなく盛大に笑えるエンターテインメントに仕立て上げたセンスに触れて勝手に誇らしい気分になりました。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
よね
すべての映画レビューを見る(全44件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る