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映画「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」 5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生
劇場公開日:2018年1月13日
解説
95%の視力を失いながら「5つ星ホテルで働きたい」という夢のために大芝居を打った学生の実話を、「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」のマルク・ローテムント監督のメガホンにより映画化。先天性の病気により95%の視覚を失ってしまったサリー。5つ星ホテルで働くという夢を実現させたいサリーは、無謀にも目が見えないことを隠して一流ホテルで見習いをスタートすることに成功する。周囲からの助けも借りながら、持ち前の明るさと機転を利かせ、サリーは次々とホテルの研修課題をクリアしていった。しかし、完璧かに思えた偽装計画は、ある女性との出会いによって、徐々にほころびが出るようになってしまう。主人公サリー役にコスティア・ウルマン。サリーを支える研修生仲間のマックス役のヤコブ・マッチェンツのほか、ヨハン・フォン・ビューロー、アンナ・マリア・ミューエらが脇を固める。
2017年製作/111分/PG12/ドイツ
原題:Mein Blind Date mit dem Leben
配給:キノフィルムズ
スタッフ・キャスト
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2018年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
網膜剥離によって視力の95パーセントを失った若者が一流ホテルに勤務する夢を叶えるために奮闘するヒューマンコメディ。
ホテル側には障害を隠しながら、それでも目の見える人間と同等の働きをしてみせる主人公の努力を明るく爽やかなタッチで描いている。
障害を扱う作品だが、『最強のふたり』あたりから増えてきた、作品全体を重々しく扱わない軽快なタッチが特徴。障害についてあからさまに難癖をつけるような嫌な奴も登場せず、登場人物全員がとても良い人である。
主人公はスリランカ人の父と白人の母を持つ移民の子。同僚にはアフガン難民の姿も見え、多様な人種が共存するドイツ社会の一端も垣間見える。
主演のコスティア・ウルマンの爽やかな笑顔が良い。もっと出演作が増えれば日本でも人気になれそう。
2022年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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普段は選ばないような作品だが、勧められて鑑賞。でも、かなりよかった。
視界の5%しか見えていないが、持ち前のポジティブさと記憶力の良さとコツコツ努力することが見事にマッチしてホテルの研修生として就職し、最終修了試験もパスするという話。
それだけだったら、めっちゃマジメで休みの日も勉強や訓練ばかりと思いきや、ちゃんと若者らしくお酒も飲めば、恋愛もし、友人と出かけたりもして人生を楽しんでいる。
歩数や広さや瓶の形などで判断し、見事にやってのける。それも友人のマックスが助けてくれたおかげだ。最初、やる気ないし、私生活も乱れているだけにサリーを陥れるのかと思いきや、一番の理解者となり、開店のパートナーにまでなるのは驚いた。
見えないもどかしさ、ホテルの研修生としての緊張感、仕送りのためのバイト。自分がその立場だったらできるのだろうか。体力と気力とメンタルが強靭な人物だからこそできるのだ。
その勇気やポジティブさをもらえ、ほっこりした思いにさせてくれるいい作品だった。
人に薦めたい。
2022年11月14日
iPhoneアプリから投稿
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若くして視力の95%を失ったサリー
昔からの夢だったホテルマンを目指すため弱視を隠して一流ホテルの面接を受ける
そのことに気づいた同僚の協力を受けながら努力を重ねて困難を乗り越えていく
厳しい場面も多く、一時は酒や薬に頼るが周りに支えられて終了試験の合格を受ける
その後マックスと店を開き新たな夢を追いかける
ホテル業務を多く観せてくれる
周りの人の協力が心に染みる
「転ぶのは慣れているだろう」
「幸せになるための道なんてない。道それ自体が幸せなんだ」
「僕は1人では何もできない。でも自分から夢を諦めたりしません」
2021年11月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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ストーリーもわかりやすくいい内容でよかったとは思う。
ただ、周りが「あまりにも」いい人ばかりで、親切すぎて、実話ということでなければ、非現実的とも感じるくらいちょっとムリがあるような印象でもあった。
イジワルとか悪いやつも出てこず、全体的にハートウォーミングな話でハッピーエンドではあったけどね、しかし、最後の最後は、「あんだけホテルに頼みこんで研修受けて、厚意もあって合格しときながら、どんでん返しで自分たちで店開くってアリなん?」ってかんじでもあった。