青くて痛くて脆い

劇場公開日:

青くて痛くて脆い

解説

実写とアニメで映画化された「君の膵臓をたべたい」の住野よるの同名青春サスペンス小説を、吉沢亮と杉咲花主演で映画化。コミュニケーションが苦手で他人と距離を置いてしまう田端楓と、理想を目指すあまり空気の読めない発言を連発して周囲から浮いている秋好寿乃。ひとりぼっち同士の大学生2人は「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル「モアイ」を立ち上げるが、秋好は「この世界」からいなくなってしまった。その後のモアイは、当初の理想とはかけ離れた、コネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系の就活サークルへ成り下がってしまう。そして、取り残されてしまった田端の怒りや憎しみが暴走する。どんな手段を使ってもモアイを破壊し、秋好がかなえたかった夢を取り戻すため、田端は親友や後輩と手を組んで「モアイ奪還計画」を企てる。監督は「映画 妖怪人間ベム」の狩山俊輔。

2020年製作/118分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2020年8月28日

スタッフ・キャスト

監督
原作
住野よる
脚本
杉原憲明
製作
沢桂一
菊川雄士
弓矢政法
下田淳行
郡司聡
エグゼクティブプロデューサー
伊藤響
プロデューサー
河野英裕
原公男
ラインプロデューサー
熊谷悠
撮影
花村也寸志
照明
志村昭裕
録音
冨田和彦
美術
金勝浩一
装飾
西渕浩祐
衣装
高橋さやか
ヘアメイク
酒井夢月
音響効果
岡瀬晶彦
VFXスーパーバイザー
廣田隼也
編集
木村悦子
音楽
坂本秀一
主題歌
BLUE ENCOUNT
監督補
李相國
助監督
黒田健介
スクリプター
岩佐美紀
制作担当
後藤一郎
モーショングラフィックスデザイン
熊本直樹
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(C)2020「青くて痛くて脆い」製作委員会

映画レビュー

4.0人は誰だって、青くて痛くて脆いのかも知れない

2020年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

人との繋がりを拒否している冷めた青年の心が、彼とは正反対に、誰彼構わず話しかけて理想の世界の構築を熱く説く同級生女子大生と出会ったことで、次第に溶解していく。だが、彼の思いは崩れ去る。理由は、心の変容か?そのことによって生じた溝か?本作は、途中まで描き尽くされて来た恋愛ドラマのふりをしながら、途中から、自分の世界にだけ閉じこもって生きることで受ける強烈なしっぺ返しを用意して、全く想定外の領域へと観客を連れていく。人はかくも"青くて痛くて脆い"ものなのか!?タイトルがものの見事に刺さるのは、それが大学生のみならず、大人だってぶっちゃけ、傷つくことを恐れて本音はできるだけ封印し、人に責任を転嫁し、幾つになっても自分の殻に閉じこもった繭のような脆さと青さを、人知れず引きずっているから、なのではないだろうか?だから青春映画とは安易には呼べない、人間の本質に迫ったコロナ禍のベストワークである。

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清藤秀人

3.0自分の殻にこもっている人を客観的に見て、これが殻にこもることなのだ...

2024年11月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

自分の殻にこもっている人を客観的に見て、これが殻にこもることなのだと分かった。 殻にこもっている原因が傷付くのが怖いから。それを解決するには、自分を変えて、怖がらずに立ち向かうこと。でないと後悔する。なりたい自分になれていないから。

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水谷亮平

3.0始まりと終わりよければ全てよし

2024年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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ほいす

4.0すべてはラストシーン

2024年11月3日
iPhoneアプリから投稿

他人と関わることを避けてきた大学1年生の楓、 「人に不用意に近づかないこと」「誰かの意見に反する意見をできるだけ口にしないこと」 そうすることで自分が傷つくことなく生きていけると思いながら生きてきた。 そんな楓が自分とは真逆の女の子(秋好)と大学で出会い、グイグイと楓の心のシャッターを開け、いつの間にか彼女の思想に感化されて二人はモアイというサークルを設立する。戦争や暴力を反対し、世界平和を願う彼女。 目立つ事が苦手な楓のためにモアイは秘密結社のようなものとして、二人で地道に活動するサークルだった。 そんな"ふたりぼっち"だった筈のサークルはいつしか巨大サークルへと変わっていた。モアイに何が起きたのか? 二人の出会いや二人の思い出の回想と共にストーリーは展開していく。 青くて痛くて脆い、 若い人に見てほしい作品。自分を庇うが為に心を歪めないで欲しい。どうか、大切な人を大切にして欲しい。

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Yuune.