大怪獣のあとしまつのレビュー・感想・評価
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節子、それゴジラやない。アルマゲドンや。
怪獣映画として観に行くと金返せコールが起きそうですが、クッッッッソ上司の下でどう考えてもウチの部署の案件じゃない仕事を振られたリーマン=主人公の山田氏として観ると、不思議とクソ映画という評価は起きないんですよね。あれ?なんか涙出てきた。
そんなわけで今年のワースト映画として名高い今作。個人的には結構楽しく拝見出来ました。
なお題材的には『大怪獣』にスポットを当てたのではなく、その『あとしまつ』を誰がやるかに焦点を当てた作品ですね。ただそれをぼやかさずに言うと、多分いろんなところから難癖つけられそう……という点から、あんな人類vs大怪獣の死骸みたいなCMになったんだと思います。
結局、これゴジラじゃなくてアルマゲドンなんですけどね。人々の平和はいつでも名も知らぬ末端の人間の犠牲の上に成り立つ。
やっべ、また涙出てきた。
ジャンル的にどの枠にはまるかと考えていましたが、まあ社会風刺的作品ですよね。決してアクションでもファンタジーでもない。
環◯省の立ち位置がアレだというのは……うん、なんとなくわかります……。この前までセクシーだったし……うん。
製作費全部出演者のギャラに使った?
VFXがチープというレビューを見たので、どんなもんかと思ったら初っ端からチープで笑ってしまった。ここまでチープなVFXがここ10年であっただろうか、いや無い。(反語)怪獣の上に立ってるシーンも浮いてるみたいに見える。
所々でギャグも出てくるが、正直面白くない。隣国や政治の風刺も3回も出てきて流石に飽きるし、描き方が薄っぺらい。風刺も下ネタもしつこい。
中途半端な恋愛要素入れるならもっと客の緊張感を煽る要素入れて欲しかった。
100%ネタバレ避けたい人はここから下は読まないほうがいいかも。
『シン・ゴジラ』のようなドキドキワクワクする場面や演出も殆どなく、あったとしても薄い。水洗できるかどうかのところは1ミリドキドキワクワクしたが、途中でブツ切られたので残念。結局死体が流れなかったから最後の展開になったのかな?
ラストが特に酷い。ぼーっとしてたのか理解力がないのか、伏線には気づかなかったのだが、解説を読んで思い返すとバレバレの酷い伏線だった。夢オチ並みのガッカリするラスト。今までの事が全部意味無くなる酷いラスト。
ただクソ映画の割には思ったより時間が早く進んだので+0.5
これはコメディーですよ?
三木聡監督が大好きで、インスタント沼や時効警察は何度観たかわかりません。今回はテーマを知った時点で爆笑しましたし、大作に挑むとのことで長い間楽しみに待っていました。
まず、三木監督の作品を観たことがある人なら何の違和感もなく観られるはずです。真面目×ボケがどちらも入っている作品は珍しくて面白かったですし、大作の中でもふざけ倒すいつもの俳優さん達が好きすぎて終始ニヤニヤしながら楽しませていただきました。
正直、主演が山田さんだったのと、怪獣ものということで三木監督作品を知らない人達がたくさん観に行くんだろうなとずっとヒヤヒヤしていました。やはり勝手にシン・ゴジラのようなものだと思い込んで観た人が多いようで、何も知らない人達にこき下ろされているのはとても悔しいです。役者のファン層を考えたキャスティングと、もっと宣伝の際にコメディというところを強調しておいてもよかったのではとは思いました。
ラストに関しては驚きましたが、三木監督のインタビューで「ウルトラマン等にしても、なぜ最初からそうしなかったのか?という永遠の疑問がある」というようなことを仰っていて、腑に落ちました。笑
三木監督が好きすぎて長々と書いてしまいましたが、私はこの作品が大好きです。次回作も楽しみにしています。
いびつなパッチワークを作り、もう少しで完成と言うところで…
こちらに上等な工場製品があります!といって作っていたパッチワークをゴミ箱にぶちこむのがこの映画の意味するところである。
予告映像から読み取ったストーリーは大体次の通りだ。大怪獣の巨大な死体を片付けなければならない。なぜなら腐敗臭や有害なガスが出てくるからだ。どうすればいい?一体どうすればこの死体を片付けられるんだ???
が、実際に本編を観てみるとそれが本筋ではないことがわかる。(最近ずっと予告詐欺についてレビューしている気がする…)本編を観れば、この映画がナンセンスコメディを柱にしたなんちゃって怪獣モノであることがすぐにわかるだろう。
シンゴジラで排した政治的なゴタゴタ、特に本編に影響を与えないラブロマンス、面白くもなんともないギャグの数々。シリアスな雰囲気をまとった死体処理作戦も悉く失敗し、それゆえか興味を引くこともなくただただ時間が過ぎていく。果てには終盤で下ネタが飛び出す始末。とてもじゃないが観る気が起きない。この映画を映画館でずっと観るのは苦痛だった。はっきりと駄作と評価してよいだろう。
だが、駄作は駄作でも計算されて作られた駄作だったら…?そう、実はこの映画、丹念に作り上げた駄作を最後の最後でぶち壊すメタネタを扱った芸術っぽい作品なのである。
ラストに現れて怪獣の死体を処理したデウスエクスマキナとは何か。総理も説明していたが、「突然現れて物語を終わらせる神」のことである。詳しくは調べてほしいが、端的に「脈絡のないオチ」と言ってもよいだろう。Wikipediaによると、夢オチもデウスエクスマキナに該当するのだそうだ。
デウスエクスマキナによって終わる物語は通常好まれない。きちんとした物語がちゃぶ台返しで終わるか、そもそも物語として破綻しているためにちゃぶ台を返すしかなくなったかの、どちらかしかないからだ。
つまり機械仕掛けの神はオチたりえない。破れかぶれの苦肉の策でしかない。しかしこの映画は、神が現れるまでを滅茶苦茶で面白くもなんともない観るも苦痛な物語で埋め尽くすことで、デウスエクスマキナをオチとして機能させることに成功している。
連載作品でもない、二時間で終わる単一の作品が、話があちらこちらに飛んだせいでオチに困ることなどありえない。こういうものはプロットから作って話の細部を決めるものだ。ゆえに、オチははじめから決まっていた。むしろオチこそはじめに決めたものだと考えるべきだろう。
そう、危機を前にしても団結できない人間たちの喜劇悲劇で作られた歪なパッチワークは、神という完璧な織り物を提供するための前座。美しい製品を魅せるための汚らしい比較対象でしかないのだ。だからつまらなく描く必要があった。
…というのが私の最大限好意的な解釈だ。こんな理屈をひねり出すよりも、ただただボロクソに貶したほうがよほどいいだろう。そもそもこの解釈をしても、観るのが苦痛であることに変わりはないのだから。
疲れている状態で見て、 オダギリジョーが出てきた後で20分くらい寝...
それでも微かな希望があるのは、この映画のある事情(詳細本文にて)?
今年31本目(合計304本目/今月(2022年2月度)4本目)。
ここも、もっと気軽につながるツイッター等でも絶賛大炎上中のこの映画…。
もうそのことはわかっていましたし、事前予告などから、「法律的な観点で見ることはできるかも」とは思ったので(まだ完全に捨ててはいかなったし、予告編から、架空の内閣や行政が出ていたことは把握していた)、行政書士試験合格者レベルでどこまで「何とかなるか」という観点でもっぱら見に行きました。
…が、それも無理です、はい。
「河川法」や「地方自治法」などは実際に存在し、話されている内容自体も適正ですが、途中からは架空の法律や概念がどんどん登場し、「そもそもこの世界に日本国憲法ってあるのかな?」というところになってしまいます。今、リアル日本でも「まん延~」という状況ですが、こういういわば「パニック的状態」であっても(まぁ「まん延~」は一番マシな分類ですが)法律の策定・適用って厳密にされなきゃいけないんです。
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★ 「河川法」自体はマイナーな法律なのですが、憲法の判例として「河川法は、河川の区分ごとに管理基準を定めているのだから、都道府県等が、その法を超えて、条例で「上乗せ」して管理を強化することはできない(換言すれば、条例による「上乗せ」には限界がある)という趣旨で学習する程度です。
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さて、超本質論に入ります。この映画、心折れて最後まで見ない方も相当数いるんじゃないか…と思いますが、よくよく見ると、最後に「文化庁の文化芸術振興費補助金」の対象になっていることが表示されます(その中の、映画創作活動部門、というもの)。
映画を作るのは決して安価ではないので、文化庁なりに応援を求めるということはあります。ただ応募するのは自由ですが、毎年1200(去年、2021年は1200本ほどだったとのこと)本ほどある映画を、全部が全部、文化庁なりの行政が応援して補助金を出すというのは無理なので、建前上、募集は全てから集めた上で、「内容趣旨からして補助にそぐうか」といった点は審査点として、トップ何位くらいで出しているのだろうと思われます。
ここで、映画作成から公開まで1年程度かかることを考慮して、去年(2021年)公開分の対象として申告された令和2年度を見ると、次のようになっています。
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助成対象活動名
ドライブ・マイ・カー ←説明いらないと思うのでそのまま
189 (児童虐待に関する内容)
「浜の朝日の嘘つきどもと」(仮題) ※引用は当時の資料のまま。東日本大震災や、営業の自由(憲法22)などを扱う。
Arc(仮題) ← これがよくわからないのですが、何らかの意味で「教育的枠」だったのでしょうか(見ていないのでわからないのです)
プリテンダーズ ←個人的に去年(2021年)トップにした作品。表現の自由や男女同権思想をテーマにしつつ、SNSの正しい使い方を扱う。多くの方に見てほしい映画。
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…と、多くの方が「なるほどな」という作品があります(一部はコロナ関係かボツったものもあるようです)。
…が、この映画も同じくこの枠なのですよね…。つまり換言すると、この「補助金枠」というのは、例えば監督が新人さんや2回目などでハンディがあるとか、ミニシアター中心が想定されるといった事情があるとかというもの「ではなく」、「まぁ、ダメだろうと思って出してみたら通ってしまった」のでしょうね…。
一応、日本の「現在の」行政を皮肉るような内容も出ることは出ますので、そこに着目したのかなとは思えますが、それを超えても内容が色々ムチャクチャなので…。
※ (映画内での)行政のダメダメぶりはこの映画ではよく描かれますが、それはもう既知のことで、実際、その筋(行政の腐敗を描くような映画)で補助金枠というのであれば、ドキュメンタリーレベル(去年だと、「ボストン市庁舎」等が該当しえたが、日本の行政ではなかった)しかないだろうと思います。
ただ、一方でこの作品が選ばれているということは、「理由を出して申請を出せば、むこう(文化庁)の判断基準にはそっていた」わけであり、内容を厳しくみたのではないだろうという点はわかります。また、内容を厳しくみて出す出さないという話をすると、「結果論的に」検閲と同じような行為にあたるのでそれも難しく、一定の項目に該当しているなどしている前提では「平等に扱わないのは逆に不平等」という問題から、こうなってしまったのではないか…と思います。
※ なお、令和3年(令和4年公開予定のものが大半)は、本作品「以外」は下記のものがあります(まだ公開されていない映画や、コロナ問題で延期になったりしたものもある模様)。
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死刑にいたる病
やがて海へと届く
マイスモールランド
前科者
ムーンライト・シャドウ
ぜんぶ、ボクのせい
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つまり、ものすごく皮肉に言うと、「ここまでムチャクチャでも、相手側の採点基準にあえば評価してもらえるよ、補助金も出るよ」ということなのであり、それは一方で、「楽しいつまらない、ばかばかしいといったことでお金を出す出さないと決めるのはおかしい」というごく当たり前のことであることは「よく考えれば」当たり前なので、その観点で見たとき「なるほどなぁ…」という感じです。
でも、文化庁のこの予算も限られているでしょうし(上記で引用した、今年公開予定であろう、令和3年の選定をみても、本作品含めて7本しかない)、「それでも」「表現の自由は保障される日本なんだな」というのを、「ある意味諦めて」みたくらいです。
ストーリーや評価に関しては、もう他の方も書かれている通りで、もうあれもこれもビックリな内容で、最後に「助成:文化庁~~」と出るのが「ある意味、最大の」ギャグなんじゃないか、いや、それはでも(資格保持者という観点でみれば)「言っちゃいけない」「表現の自由は最大限尊重されるべき」という点になりますから(それは否定しがたい)、どうにもこうにも難しいところです(さすがに、この映画が「助成:文化庁~」には吹いてしまいましたが、でも、行政のやることなので、間違ってはいないはず)。
特に「隣国をけなすような表現」に関しては、事実上「隣国」と一意に特定できる描写になっているものであり、これを前例として、「当該国内で」(一応、伏せておきます)、同じように災害を描いた映画などで「日本を袋叩きにするような発言」をされても、こりゃ「前例があるので仕方なし」という点、それにつきると思います(しかもあろうがなかろうがどうでも良いものが3回も出るので、政治的な意図を植え付けたいのかもわからない)。
ということで採点です。
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(減点2.0) もうこの評価は免れないと思います…。文化庁が助成しようがすまいが…。
「ストーリーが支離滅裂すぎる」「隣国に対する配慮が足りない」「突然ラブストーリー的な話になったりする」「まん延~で、飲食はOKという中で、飲食ができないような不穏当な発言をする」「謎のモザイク映像」「ラストの終わらせ方がムチャクチャ」…書いたらこれもうきりがないというか、書いたらイライラが解消されるわけないですし…。
正直、3.0を付けたことがないので(一方で、去年の「樹海村」と「DAUナターシャ」よりはあきらかに支離滅裂が認めうる)、3.0の評価をここにするかは今後次第だと思うのですが(もっとも、3.0をつけるような映画が毎週出てくるほうが嫌だし、これを3.0の基準にすると、2.5って放送事故クラスにしかならないと思う…)、とりあえず「評価なし」だけはできないので(0点扱いで平均点が出るらしいので)、このようにします。
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良いのはテーマだけ。
くだらない?裏切りこそユーモア
ずっとスベっててワケが分からない
問題はデウス・エクス・マキナ
あえて★5にしちゃおう
好き嫌いはっきりしそう
注意‼️これはコメディですよ‼️スペクタクルじゃ無いよ〜‼️❓
俳優さん達の気持ちお察ししますm_ _m
金曜レイトショー『大怪獣のあとしまつ』
この作品・・・
題名と予告で・・・
昭和の怪獣世代で育った者は、期待するよね!!!!
平成世代は、シン・ゴジラのあの後を連想するのかな!?
キャストも豪華だし・・・
その中には、パシフィックリムの菊地凛子さんも出てるし!!
が、しかしその期待に1mmも応える作品ではなかったです。
これだけの役者さん揃えて、ギャグ映画を作りたかったにしても・・・
失笑も出来ないギャグに唖然としました。。。。
徹底的にシン・ゴジラやウルトラマンをディスるならまだしも・・・
全て中途半端で、中盤のオチも酷い><;
そしてラストは・・・・
コラお前〜〜〜〜〜!!最初からそうせいや!!と叫びたくなりましたw
土屋太鳳ちゃんもデビュー当時、ウルトラマン出てたらしいので、それで受けたのかな!?
まぁ俳優さん達、特に染谷将太さんに気の毒だったのと・・・・
時効警察の監督さんなだけに、オダジョーさんだけがイキイキしてた☆1つ半
まぁネットでは、令和のデビルマンとトレンド入りしてるだけに、映画好きなら観たくなりますねwww
@インスタアカウント → eigatama41 にも同じ投稿してますので、映画系のインスタされてる方は是非!宜しくお願いいます。
怪獣の活躍が見たかった
巨大怪獣の死体処理を描いた物語。事前に思っていた内容とは全く異なる内容で期待外れ。確かに大怪獣は出ているが怪獣は死体だけなので紛らわしい。怪獣の活躍する姿をもっと見たかった。
どうやら続編もあるようですがお金と時間の無駄使いにしか思えない。
2022-27
飽きさせない展開
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