大怪獣のあとしまつのレビュー・感想・評価
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いったいなにがおきているのか・・・
アリオ行った時にポスターが出てて面白そう、と思って息子に一緒にいくか聞いてみたら「酷評らしいよ」との事だったので劇場では見ないまま、気づいたらアマプラに来てたので見てみた
センスのあるかっこよさを目指してみたけど外してしまいました、的な、どう受け止めたら良いのかわからない字幕での頭出しからスタート
その後はイケメンと感傷的な女の子のトレンディドラマを見せられたあと、イケメンが、これ何を目指してるの?ってほど糞ダサいヘルメットをかぶって、同じ粒度のダサさを誇るバイクで去っていく
続けて状況説明シーンがいくつか続いて、さっきの感傷的な女の子が家帰ってもう一回感傷に浸ってたらちょび髭旦那が帰ってきて、、、
ってところでギブアップ
基本的に映画は極力予備知識が無い状態で見る主義で、ここからどっちにベクトルが向いていくのかというところにワクワクしたい派の人間なんだけど、とにかく邦画にありがちなイケメンとかアイドルをかっこよく見せとけばオケ、的な映画なのにはずしまくってる印象でおなかいっぱいになりました
それから日が経って、そういえばここの口コミはどうなんだろうとチェックしてみたら、案の定散々に叩かれてるのを見て納得したんだけど、でもなんか俺が前回ギブアップした時の印象と違う事が書かれていて、これ実はコメディなの?二枚目が真面目にダサい事をやる類のコメディなの?だからあんな糞ダサヘルメットだったの?
と、改めて興味がふつふつと沸いてきたので再度チャレンジ
各大臣を集めた会議のシーンで、みんなが言ってた「1ミリも面白くないコメディ」ってのが理解できて、それはそれとして楽しめるかも、と思ったんだけど、ごめんなさい、20分までは頑張りました
ホント、ごめんなさい
もう無理
どうやっても完走できる自信がない
有名俳優の無駄遣いが素晴らしいコメディ
最後の最後に「最初からそうしとけよって」っていうツッコミたくなるけど、
ヒーロー物的な味方をしないで、
有名俳優の無駄遣いが素晴らしいコメディとして見ると、そこそこ面白い。
三木聡ファンにはおすすめ、特撮ファンは観てはいけない
特撮も空想科学読本も好きなので、だいぶ前から楽しみにしながら劇場へ行った。事前にキャンペーン的にやってた怪獣のARとかで写真も撮ったり、面白そうな映画にワクワクしていた。
なのに、始まって20分くらいで「は?」の連続。期待していたのとは程遠い意味不明なギャグの連発。しかも不快。観てるだけでいたたまれない。...今思えば途中で退席しても全然よかったと思うけど、最後の方で期待通りの話の流れになったらやだなと思って我慢して観続けてしまった。
結局最後の最後まで、ずっと不快なギャグを小出しにされて、ほんと精神的苦痛を味わった。ムカムカしながら見終わった。
そしたら隣で観ていた旦那が「いや〜〜もう一回観たいくらい面白かった」と。
?!
聞いてみると、旦那は三木聡監督のファンで色々とゆるいコメディをよく観ていた。確かに時効警察も何度も観ていて、私もよく観せられていた。ただ、時効警察はトリックとか推理の部分がちゃんと筋立っているから我慢して観ていたけど、ギャグのところは何回か観ててようやく慣れる感じ。初見では受け付けない人が多いでしょう。
後から思えば、時効警察に出てくる俳優ばっかり。てか三木聡監督は他の俳優では撮れないの???ってくらい偏りありますよね。
旦那は満足してたみたいだけど、私はずっと「お金払って観るべきではなかった」「広告が完全に方向性間違ってる」と愚痴を言ってました。1年以上経った今でも騙された感に腹が立ちます。わざわざこの口コミを書くために映画.comの会員登録したくらいです。
ちゃんと広告でもギャグシーンをメインにやれば、観たい人だけが観たはず。広告と雰囲気に騙された多くの特撮ファンに謝ってお金返してほしいと思う。本当に本当に本当に酷いプロモーションだと思います。これだから日本の映画産業はどんどん廃れて行くんだと思う。こんな観客をバカにしたことばっかりやって本気で映画作らないから、Netflixとか配信にどんどん奪われていくんじゃないの?
旦那に誘われても三木聡監督作品は二度と観ません。監督が全部悪いわけじゃないけど、そう思った人はたくさんいるでしょうね。可哀想に。
散々なレビューを読んで覚悟していたが
思っていたよりずっと酷かった。
タイトルの通り「大怪獣のあとしまつ」を観たかったのに。
その軸となる話はいい加減で、サブストーリーに夫婦のダブル不倫とか、要らん寒々しい小ネタとギャグ。
笑えない笑えない笑えないの連続。
いやー…
着眼点は認める。でもそれ以前の問題では?
昭和生まれの特撮やらロボットアニメ世代なら、「素晴らしい着眼点だな。」
なぁ〜んて思い劇場に足を運ぶんでしょう。
劇場に足を運ばなかったおっさんです。(爆)
邦画にはほぼ期待していない。
しかも、あまりの酷評過ぎる作品って、「どんなに酷いんだろう?」って、シネコンの無料ポイント使って鑑賞するんだけど、この作品は興味が持てなかった。
月日が経過し、Amazon primeで配信。
定額払っているなら鑑賞と、貧乏根性丸出し。(爆)
で、VODで再生したら・・・
開始数秒で・・・
「こりゃダメだ。」
松竹と東映のロゴが立て続けに出た途端、「酷評の原因はこれか。」
と、素直に思えた。
どちらかが単独でやれば、違った作品だったんじゃないの?
とは思える。
多分、共同出資なら、互いの思惑もあり、結局中途半端。
1番可哀想なのは、現場の人間では?
何だか、シリアス路線で笑わす内容なのか?
真面目な内容なのか?
全然ハッキリしないし。
まぁ、芸能界の裏側は知らんが、大手同士の共作はやらんほうがいいと思う。
【SFにリアルを持ち込んだ斜めな発想と各所に散りばめられた小笑いに惹き込まれる作品でした】
・2022年公開の日本のコメディ×怪獣映画。
・突如現れ、日本を恐怖に陥れた巨大な怪獣が、これまた突如、不思議な光に当たり死亡する。歓喜で溢れる日本だが政府は「この横たわったミサイルも効かない死体。どう処理すれば・・・」という課題が。生き物の死骸ゆえ腐敗による腐敗臭、そして最悪の場合は膨張して爆発するかもしれない状況。この事態に対し、帯刀アラタを筆頭に政府直轄の特殊部隊員が解決を試みるが・・・という大枠ストーリー。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~[お勧めのポイント]
・SFにリアルを持ち込んだ斜めな発想の物語
・コメディとブラックユーモアが光る
・(前情報なしの場合)落ちに驚き!!!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・大怪獣というありえないSFのテーマの中に、「これ実際に起きたら誰がどう処理するの?」という現実的なテーマが掛け合わされた物語の主軸。この発想がとても面白いですよね。そんなタイトルに惹かれて鑑賞しました。
・山田涼介さん、土屋太鳳さん、濱田岳さんのお三方の役柄は常に真剣そのもので、ドラマチックに描かれていきます。ただ、それだけだと若干ありきたりな物語の流れに飽きてしまいそうなものですが、それを囲む大御所俳優陣の小笑いが物語を最後まで魅せてくれました。
・最後まで見たくなるキー要素は「結局、大怪獣はどうしまつするの?」「特殊部隊員 アラタの空白の2年は一体?」でした。ほかにも主演3名の恋路の行方など、ひっぱってくれるところはありましたが、その辺はよくある話に思えて、個人的にはあまり引っかからずでした。そして、キー要素に対するオチ、賛否分かれそうですねぇ笑 私は好きでした。が、もう少し具体的に魅せてほしかったなぁというところ。
・ネタばれないために、あまり多くは書けないところがモヤモヤしますが💦 物語的には割とすんなりと引き込んでくれたような気がします。後味も悪くはなかったです。
[演出]・政府高官の密室での会話。これがまるで喜劇のようで、舞台でも見ているかのような動きで演技されています。これもおそらく演出かと思いますが全体的に「くすっ」とくる小粒な笑いがちりばめられています。「ゲラ」ではないのですが、真剣さを逆手にとって笑わせるブラックユーモアのような笑い。なかなか観
ていて飽きませんでした。
・前情報を何も知らなくとも、終盤戦は薄々と「もしかてこれって・・・」と気づく方も多いでしょう。それも踏まえたラストシーンの影。これは賛否ありそうですね笑 私は「もう少し具体的に明かしてほしい」派でした。が、実際にはそれをすると興ざめてしまうのかもしれませんね💦
[映像]
・あくまでも「怪獣のあとしまつ」であって、大怪獣と戦うわけではないので、映像の迫力は期待せずに鑑賞したのですが、死骸(怪獣)の見せ方が素敵。片付けるために死骸に近寄る人々、その目線で目の前のカメラに入りきらない大きな怪獣とリアルな皮膚感を観ると、よくある怪獣との戦いを引きの画で観るよりも一層迫力がありました。普通に怪獣と戦う映画なら、この近距離での映像ってなかなかないですよね。死骸だからこそ、物語的にも違和感なく、最も近距離で怪獣を映し出すことができる。ある意味、真新しい映像でした。
[音楽]
・大怪獣と戦うことはないのですが、その怪獣の壮大さを感じさせるスケールのBGMが映画館で観たい欲求を際立たせてくれます。
[演技・配役]
・キャスト陣が素敵です。主人公アラタを演じる山田涼介さんはとにかくカッコいい。若いのに落ち着いて年を重ねた感が溢れる雰囲気がとても素敵でした。その元恋人役の土屋太鳳さんもこれまでの作品とは異なる大人な雰囲気が出ていて、最初は「土屋さん?」と疑うほどに雰囲気がこれまでと異なった印象を受けました。主人公の同期の役を演じる濱田岳さんもこれまでのおちゃらけ役からは想像つかない総理秘書官らしいお堅さが輝いて見えました。
・そして、この3人を外側から固めてくれる 西田敏行さん や ふせえりさん、六角精児さん、MEGUMIさんなどの大御所俳優陣。主役3人は一切おちゃらけ要素がありませんが、大御所俳優陣の役柄はおちゃらけでしかない。笑 観客を飽きさせないお笑い担当の彼らの役には結構笑わせてもらいました。特に、ふせえりさんの役はわかりやすく笑いやすかったです。
[全体]・ネット上の評価をみるとかなり低くて、私が鑑賞前にみた評価点はなんと「2」💦 タイトルから想像する物語の視点は面白いはずなのに、なぜこうも低いのか、どんな酷さがあるのか、と逆に興味を惹かれて鑑賞してしまいました。
・結果として「楽しんで観れた」作品でした。個人的に評価「2(観ることなかったなぁ・・・)」という映画はまあまあありましたが、本作はその限りではなかったです。どちらかというと、観てよかったし、続編があるなら「今度はどういう切り口で攻めてくるか」を観たいなと思います。
・その思えた要因はおそらく「小さな笑いを散りばめて飽きさせない演出」「豪華なキャストが憎めないおバカを演じる演技」「気になるアラタの謎と大怪獣の行く末」「オチ(これは賛否分かれそうですが)」にあったのではないかと思います。加えて、怪獣と戦わないのに割と壮大なスケールの映像と音楽。続編もこういうテイストなら、映画館でポップコーンをつまみながら楽しんで観てもよいなぁと思えますね。ただ、何か感傷に浸りたいとか、哲学的なものを感じたいという作品ではありません。あくまでも大怪獣×群像劇×コメディ+ちょっと恋愛のエンタメ映画です。
・受け取り方に個人差が生まれそうな「大怪獣のあとしまつ」。なーんか暇だなぁという時に、一度観られてみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.5 #物語3.5 #演出3.5 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.5 #音楽3.5
三木ファンだが残念
三木監督の作品といえば「インスタント沼」「亀は意外と速く泳ぐ」「図鑑にのっていない虫」「ダメジン」など、どれもチープに見える映像だけど、そこには主人公の騒がしも楽しい日常と揺れる思い、そしてナンセンスギャグが詰まっていて好感を持てるものばかり。この「大怪獣の…」については、なんで監督に似合わない大作を作ることになってしまったのかという思いで鑑賞したが、予想のとおりの残念作品だった。
ウィキペディアによれば、三木聡監督の頭の中には、「007のウエットスーツの下のタキシードはどう着るのか?」とか「ある若者がショッカーになるまでの話」とか「ガメラの死体を片付ける映画」という“映画になっていない時間を想像する企画”がウン十年も前からあったとのこと。そして、そのアイデアを会社がいよいよ取り上げたところまではよかったが、本格的でなければつまらないから大作にしたというようなことが書かれてあった。
だからちぐはぐな印象しかない酷評大作になってしまったんだ。
テーマの中に「神風が吹かないと解決しない」という政治風刺があったらしい(ほんとうかな)が、結局それはほとんど観客に伝わることはなかったとのこと。
それよりも、ここまで酷評される作品を、プロ中のプロが集まっているはずの映画会社の誰もが止められずに公開に至ったということを指摘する見方もある。というか皆そう思っているに違いない。
であればそっちをテーマとしてとらえ次回作を制作してはどうか。映画会社経営幹部の会議はドタバタギャグで満ち満ちているという設定で。
そのスピンアウトとして三木作品ならではの超低予算版「続・大怪獣の後始末~ほんとうはこうだった~」とか、いかがしょうか。
映画と呼ぶのも憚られる呪物
公開当時からの評判の悪さは聞いてはいたため、大幅にハードルを下げて鑑賞。
結果、私の人生において最も空虚な2時間を経験することとなり、
物語というものをこうも醜悪に作り上げることができるものなのかと逆に感心してしまった。
低俗で不快なギャグ(あるいは妄言)、無駄だらけでほとんど意味を持たない会議シーンの数々、牛歩の如き致命的なテンポ、一切の合理性を持たない組織や世界観構成、極めつけのデウスエクスマキナ(笑)。かろうじて良かったのは主演の山田涼介さんの演技くらいだろうか。
ギャグ映画としてみれば細かい粗や整合性の取れない脚本は許容できる。そういうものとしてみれば、20分の尺であったらそこまで不快な作品だと感じなかったかもしれない。
しかし、本作の登場人物たちは奇天烈で不可解な行動を取るため一切のリアリティを感じさせず、
こちらは笑う笑わない以前に「は?」で脳内が埋め尽くされる。そしてそれがたっぷり2時間続く。
「知らない世界の無能で下品な人型生命体が織りなすSFファンタジー」くらいまで世界観が現実と乖離しているため、端々にドヤ顔で捩じ込まれる政治風刺らしき言葉が一切の深みや納得感を感じることができない。
そもそも、幼稚極まりないパンチラインで政治風刺や他作品風刺を挟み込み、それを「ギャグだから」、「風刺だから」、で責任を放棄してしまう本作は余りにも卑怯ではないかだろうか?
それは飲みの席で芸人のギャグを本人の前で披露し、「私がすべったみたいじゃ〜ん!!」と責任を転嫁してくる奴のようである。すべってんのはお前なんだよ。巻き込んでくんなよ。
この作品には作り手が観客を「風刺を無条件で礼賛する愚かな反権威集団」だと舐め腐っている雰囲気が随所から腐臭のように漂い、私たち小市民の娯楽と日本映画業界を蝕まんとしている。
このような悪質なオブジェクトは映画と呼ぶのも憚られる。
早いところフィルムごと霊験あらたかなお札で封印したのち、大宮八幡宮神社の大祓にてお焚き上げしていただくのがよかろう。
ひどすぎる「0点」!
ものの5分で観るのやめました。テーマはものすごくおもしろいものだったのに、冒頭のシーンで軍用機みたいなのが上空を飛んでて、地上に映し出される影がヒーロー漫画レベル。
いきなり街頭でキスシーン始める若者、街ゆく人たちのわざとらしさ。なにをさせるの?
どこかの学者の風貌にしろ何もかもがヒーロー漫画レベルのスタート。
よくもよくも恥ずかしげもなく、こんな映画を公民館ではなく映画館で上映しようだなんて思ったものだ。
評判は悪かったのは知ってて、でも、Amazonプライムで無料で観れるのならと思って見始めたけど、無料でも恐るべし低レベル。観るに値しない。
低予算なおバカ映画だ。予想以上にガックリ来た。
『別れ○女の数をセッ○スの回数で割ったようなものだよ』国防大臣の台詞である。この発言がなんの躊躇もなく出てくる。このまま終われば、実に不愉快な言葉だが、現実の政権も同じ様な事を言っていると言うだけで、アンチテーゼであっても考えて台詞は作るべきだ。
あと、1時間30分我慢して見なけりゃ行けないようだ。
液化炭酸ガス?やばいでしょ。液化窒素でしょ。
成層圏まで腐敗から生じたメタンを上げてしまっては、温暖化に問題点が残る。
因みに、この怪獣の下流に大利根の橋と銚子には銚子大橋がある。流す事は出来ない。
事件は利根川下流で起きているのに、横浜のポーラスターで飲んているのか?
ホルマリン漬けとか言っているが、ホルムアルデヒドは毒物である。利根川水系を汚染させてしまう。
対外的な攻撃に対する防衛ではなくとも、国務大臣でもない者がミサイルの発射の命令が出せる訳がない。
こんな、お馬鹿な映画に出演しなければならない。俳優が可愛そうだ。
やってはいけない最悪のどんでん返しだ。予想もしなかった。勿論!ガックリ。
『シン』シリーズに対するリスペクト?いやいやパクリだ。
狙い所良かったのに面白いけどもったいない
ふざける人はもっと絞ったほうが良かった。環境大臣ともう一人くらいで。あと、ラストのもって行き方がよくわからない。苦労して頑張ったのに最後があれなら最初からしてくれよ。使い方を変えてほしい。みんな無防備なのもなんで?なんで?と思ってしまう。でも死体処理自体の狙い所は面白く期待してしまった。あともう少しな感じが抜けなかった残念。
結末は別にして面白いやん
事前の評判が悪すぎて映画館に行かずにアマプラで観れるようになったので観たのだが、これ映画館で観る価値十分にある。
ただしこれは怪獣映画ではなく、政治をおちょくったコメディ映画。公開前からそんな事はわかってたが、コメディとしての評価が低いのかと思ってた。が、どうも的外れな評価に引っ張られてたようだ。
シン・ゴジラでも皮肉たっぷりに描かれていたが、これはさらに笑かしにかかってきた。濱田岳って時点でシリアス路線は無い。ちょび髭やし。
総理を中心に延々冗談言ってる。現実でもここまでの事はないと思う一方、多少緩いことを期待してしまう。
やる事やる事トンマ。そこに真剣に取り組む人達が絡むと緊張と緩和でおもしろさが際立つ。王道。
ただ終わり方。それならさっさとやっとけよ!と言うのも含めて笑わせたかったのか?コメディとしてありといえばそうだが、なんか微妙な終わり方。あえてのこのオチとしてもちょっと弱いかなぁ。
舞台好きのための映画かもしれない
特撮をネタにした社会風刺パロディ。
この映画を他の特撮映画と比較して評価するのはナンセンスです。
怪獣を題材にしているものの、内容は現代社会を皮肉ったパロディで、撮影方法、構図、シナリオ展開どこをとっても舞台を見ているような感覚になり、よくできた演出。
舞台目線で見ると非常におもしろいので、舞台好きの方は一見してはいかがだろうか。
流石にふざけすぎ
最近Amazon primeに入りなおし、会員限定作品を見返しているところである。
その中で、当時酷評だらけだった作品を発見した。それが当作品である。
初っ端からガッツリとネタバレをするが、これは実はウルトラマンのパロディである。
前情報である特務隊なる謎の超軍事組織、アラタという名前の青年の2つだけで十分気づけたラインであった。
加えて、謎の光によって怪獣が死亡したことや、アラタが謎の光に巻き込まれた後に行方不明になるなど、「事前情報だけでわからなかったの? ヒントあげるよ」と煽ってくる始末だ。
そして最後にスマホをかかげて変身である。正直してやられた。
特撮ものによくある上部組織の論説による鍔迫り合いは、そのまま監督自ら手がけた脚本の手でシュールなコメディへと成り下がる。ここの部分は実は個人的に気に入っている。
面倒事を放り込まれた組織なんて、大抵こうなるものである。それを面白おかしく描くそのセンスは十分評価できる。
じゃあ何が問題なのか? それはこの映画がふざけすぎであることだ。
あいまあいまに挟み込まれるギャグの内容がうんこちんちんレベルである。ネタではなく本当にうんこちんちんレベルだ。
真面目な会議の現場がシュールな状況に追い込まれたトドメにうんこちんちんである。流石に程度が過ぎている。
また、恋愛描写もひとたびギャグのノリに入るとCMのネタレベルに成り下がる。確か昔きのこのCMで過剰に不倫を思わせる描写が問題となってお蔵入りになってしまったCMがあったことを覚えてるが、そのレベルだ。
これが衆愚の狂想曲や無駄にイケメンの俳優を用いてキメてくる程度であれば清涼剤にもなったかもしれない。しかしこれは明らかにやりすぎである。
そしてこのギャグをやるためにいくらかの尺を使っているのがたちが悪い。
本映画は二時間とそれなりの長さがあるが、この作品の一時間分が下品なギャグで出来ている。
いくらなんでも長すぎる。もう少し切り飛ばしてくれたら、作品に注目する集中力も維持できたかもしれない。
そういうわけで、この映画を見るところもないつまらない映画と断罪することはできなかった。
素材はよく、味付けもまぁまぁ。邪魔なのはトッピングである。
真面目とおふざけのレベル差が非常に激しく、またその時間も両方織り交ぜて畳み掛けてくるため、単体で見れば笑えそうなネタでもうまく笑うことができない。かといって集中して見ていると、途端に覚めさせるようなギャグが飛んでくる。
……どのようなテンションでこの映画を見ればよかったのだろうか?
このような認知的不協和は、ひとえに監督の悪ふざけが過ぎているところでもあるし、おそらくそれが監督本来の持ち味である。
この点を鑑みると、この作品は可もなく不可もなし、としか言いようがない、なんとも微妙な出来になってしまっているのだ。
それでも評価を2としたのは、自分自身がうんこちんちんレベルのネタを笑うことができるほどの純粋さをなくしてしまった証なのかもしれない。
ともかく、この映画はクソというには面白いし、良い映画というにはふざけすぎている。
無料配信が終わるまでに見て、話のタネにするぐらいの質はあるだろう。そのために二時間を溶かすかどうかは、よく検討するのをおすすめする。
鑑賞後ビックリするほど何の感情も残らない。
金持ちの素人が思いつきのアイデアを映画化したくて、誰かに金で依頼して出来たような作品。
自分は三木監督の脱力系作品も怪獣モノ特撮もどちらも好きだが、それでもこの作品は全然楽しめない。いったいどこに向けた作品なのか。
この面白設定を活かすならギャグを優先するべきなのに、三木監督も役者陣もまるで手足を縛られたような出来上がりになっている。何のために三木監督を起用したのか意味不明。
それと山田涼介のシーンには三木監督らしい演出はほどんどなく、まるで別の監督が撮影した別作品のようだ。どうしてこんな事になっているのだろう。
勝手な想像だが、この作品の制作陣のなかにシリアスな本格的特撮を撮りたい勢力がいて、この作品の元の面白設定を無視して暴走したのではないだろうか。(その勢力が予告編を作ったと考えると合点がいく)
観る人を選ぶかなーというギャグ映画
シリアスのフリしたギャグ映画。
ゴジラのようなクスッと笑えるブラックジョークではなくてちょっとお下品な感じ?
アニメだったらテンポとかもっと早くして面白いかもしれないけど実写だとちょっと厳しいかな。
色々なレビュー見てギャグ映画だと割り切って観れば楽しめるかと思うけど、映画館で前情報なしだとキツイかな…
アマプラでちょうどいいと思いました。
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