砕け散るところを見せてあげるのレビュー・感想・評価
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エピローグまでたっぷり胸糞悪い
コロナ禍での「若者の」青空飲み会非難を行政もメディアも煽ってますが、そもそもその若者達がアルバイトしてる先で「酔っ払い大声でふんぞり返る大人達」を苦々しく見ていたとしたら?それでも若者だけが無謀無軌道なの?なんて思っていた所にビタッとはまった作品。
えげつないイジメよりも(無論、赦し難いし赦さないけれども)、押し付けるばかりで知ろうとはしない大人達に辟易しましたね。一見良い人に見えるキャラクターも含めて自分勝手無謀無軌道。主人公の母親も含めてそう感じちゃったのは、穿ち過ぎかな?とも思うけれども、そんな事を大人未満全開なストーリーの中に描き出すのも凄いなぁなんて思ってしまったので、たっぷりと大人でちゃんとしてない自分は打ちのめされましたね。
原作も知らず、今作の情報もほぼほぼ皆無での鑑賞だったので、開幕して暫く(たぶん半分くらい)色んな意味で困惑していましたが、エピローグで鳥肌&嗚咽と共にスッキリしました。だもんで、ほぼほぼ知らない間々に飛び込んで困惑と怒りをない交ぜにしたままラストまで駆け抜けるのがオススメかな、なんて思います(笑)。
いや、ホントにオススメ。
イジメ、ダメ、ゼッタイ
2021年映画館鑑賞36作品目
4月19日(月)イオンシネマ石巻
原作未読
『うさぎドロップ』以来久々のSABU監督作品鑑賞
そういえば映画館でSABU監督作品を観るのは初めて
『うさぎドロップ』と『砕け散るところを見せてあげる』の間の数作品をなぜか観ていない
そのうち観てみよう
冒頭で北村匠海が登場するがこの作品の主人公ではない
主人公は彼の父親である濱田清澄(中川大志)
息子の方は両親の影響で間違いないが清澄は誰の影響かヒーロー願望が強すぎる
一年の連中からはヒマセンと呼ばれる三年
高校卒業後に川での人命救出が原因で息子が生まれる直前に疲れ果てて溺れて亡くなるが僕は迂闊にも中川大志ではなく市原隼人に見えてしまった
流されるヒーローに慌てる『カメラを止めるな』の人を発見
孤立しがちになりそうなキャラの主人公にもそれを繋ぎ止める親友という存在がいる
主人公が楽しい学校生活ができるのも彼の存在は大きい
良き理解者で温かく見守るが彼も物好きだと思う
それが田丸玄悟(井ノ脇海)
おそらく父親の影響でおかしくなりそれが原因で壮絶なイジメにあうも主人公に助けられるヒロインで一年生蔵本玻璃
針でなく玻璃
僕は張だと思ったがそれでは喝である
本当は明るくよく喋るがどんより状態では心を閉し前髪は清原果耶より長くなり無口になりときには奇声をあげる
原田知世が演じたのはのちの蔵本玻璃
尾崎姉妹(松井愛莉と清原果耶)は喋り方が独特
イジメをギャグだと嘯きおはぎをボールのように投げつける鬼のような一年生男子
それを悪魔のように笑う一年生女子
多かれ少なかれ登場人物の殆どがなんか変だ
そのなかでも1番変なのが玻璃の厳格な父親
恐ろしい男である
後方にすぐ車があるのに突然急バックしてきたのは恐怖である
だがその恐怖は序章に過ぎない
この作品がPG12なのもこの作品のタイトルも原因はこの父親の存在だということは間違い無かろう
一番の見所は石井杏奈の怪演
『ソロモンの偽証』のときも凄かったが今回はそれ以上
石井杏奈のことが好きで好きでたまらない人は必ず映画館で見届けよう
公衆トイレの掃除道具入れでの清澄と玻璃のやりとりが1番好き
2番目はおばちゃんの家でのお汁粉をめぐるやりとり
UFOが本当に出てくるのはなんかシュール
こういったことを受け入れることができるかどうかも評価の分かれ目かもしれない
大の大人に渾身の力を込めてゴルフクラブで頭を3回も叩かれたのに生き延び後遺症もないのはまるで漫画でヒーローらしいといえばらしい
最終ボスを倒すのは彼ではない
エンドロールは平凡
エンドロールのあとにおまけ無し
通り道が空席ならエンドロールの途中で退場しても問題ない
ヤベッ☆
9日公開作品が多かったがために大分後回しにしました。本来なら昨年5月に公開予定でしたがかなり長いこと延期に。そして4月9日に無事公開。申し訳ないことに作品のことを忘れていた自分がいました。
冒頭からのいじめ描写。なんで先生止めない?とは思いましたが、そこ気にしたらこの作品が終わってしまうので目を瞑ります。絶叫のシーンはびくついてしまいました。これ心臓弱い人見たらヤバいだろうなと思ってしまいました。
全体的に高校生がようちだなと思いました。机を蹴るとか余所者呼ばわりとか小学生でもやらなさそうないじめだったので不謹慎ながら笑ってしまいました。そんなに露骨に描く?と。
トイレのシーンも長ったらしいなと思いました。面白くはなってくるんですけど、単調の会話が続いているので少し退屈でした。徐々に心を開いていく玻璃の表情とかは良かったです。
中盤までは甘ーい雰囲気もありつつ、不穏な空気を感じさせる時間でした。その不穏さが玻璃の父親が登場した瞬間に本物になりました。いい怖さしてます。
ゴルフバーで思いっきり後頭部殴りまくるのは狂気が形になったようでした。でもなんで生きてるんだろうという疑問点はありますが、目を瞑ります。
しかしラストは謎でした。一度は別れた玻璃と出会い、結婚し、玻璃は妊娠して子供が生まれる直前、序盤の自分の父親の死をなぞらえるストーリーで主人公が死に、数十年後の世界で育った息子が主人公と同じ変身をして終わります。なんだかぶっ飛びすぎてよく分かりませんでした。UFOもゲストで終わりでしたし。
今作で1番評価したいのは清原果耶さんのお茶目な後輩キャラです。セリフが今まででは見たことのないセリフでほのぼのしました。
鑑賞日 4/18
鑑賞時間 15:00〜17:20
座席 F-6
豪華俳優陣の名演
ストーリーは深いような浅いような、そっちの方向いくの!と思う驚きはあるけど、いった後はわりと予想通り、みたいな感じもあったりで、ちょっと心の着地点をうまく見つけられなかったですねぇ。。単純におもしろかった。
ストーリーは一旦置いといて、俳優陣よかったですねー石井杏奈、すげ〜👏間違いなく難しい役ですが、暗いとこも壊れるとこも普段のかわいいとこも全部素敵に見えましたーたぶん2年前くらいの撮影かな、、やるなぁ。。中川大志さわやかまっすぐでカッコよかったですねーこちらもよかった♫そして脇役清原果耶。これまで聞いたうすの中で一番素敵なうすでした、笑。なんか絶妙にキャラがいいよなぁ。チュッパチャップス俺にもくれ。そしてそして堤真一さま。素晴らしかったです。あの目と躊躇ない感じや怖い笑顔。さすがでございます👏矢田亜希子はキャラちょっと謎な感でしたが、相変わらずお綺麗でした。好きです♫
終始イライラさせられた。
全体的に役者も棒読み、またストーリーとしても穴がたくさんあり、終始イライラした。
冒頭のヒロインの絶叫するシーンも、なんらかの精神疾患かと思ったが、虐待のトラウマらしい。あの反応は、それで説明するには少し無理がありすぎる。
また、早く警察に通報すれば済む話を延々とグダグダやり続け、通報し、体のあざを見せればあのような事態に陥ることなくハッピーエンドに進めたのではないか。無理矢理、ヒロインに辛い過去を背負わせようとしている感もあった。
映画中、終始イライラした。人生でワーストに入る映画でした。
救われたのはヒーロー
今までの作品では観たことのない中川大志くんや石井杏奈さんが新鮮で面白く拝見しました。
序盤少し気になったのが、その2人だけの会話シーンが結構長く感じられたことです。トイレの用具入れ、濱田家、玻瑠を送る帰り道。絵面もあまり変わらず延々と会話している場面は正直長いと感じました。
単純に同級生からの執拗な嫌がらせに対し救いの手を差し伸べる清澄はとても魅力的だったし、それをきっかけに表情を取り戻す玻瑠はとても愛らしかったです。
サイコパスな父親から玻瑠を救う為ヒーローになろうとして結局は仕損ずる清澄。それでも彼女にとってはやはりヒーローだったと思います。自分の為ではなく誰かを救う為に立ち上がるのがヒーロー。
最終的に自分の生命を犠牲にしてまで他人を救った清澄は本当のヒーローになりました。
ラストシーン。玻瑠がヒーローを見つけた瞬間の表情のほころびで全て救われた気がします。
銀河鉄道の夜かな。
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ヒーロー願望の強すぎる清澄がいじめを受けている1年の女の子を助けていくうちに好きになっていくが、その玻璃には秘密があって、、という話。
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普通の恋愛映画じゃないだろうことは予告で分かってたので、いつ話が展開していくのか待ち構えてたけど意外と普通のパートも長め。
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でもこの普通のパートの中でも清澄と波瑠の危うさは潜んでいて、まず、清澄の異常なまでのヒーロー願望・思想は自分が人を助けるんだという強い意志として最終的に清澄自身を殺すことになる。
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波瑠もそんな清澄の言うことを、清澄が言うなら絶対だという根拠のない理屈で信じてしまう。どんなに好きな人でも信頼してる人でも、その人の言ってること全てが正しいって思っちゃダメでしょう。
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たぶんあのまま2人が一緒でもいつまでも波瑠は清澄に依存してるような関係だったと思うので、清澄が最後自分の命を犠牲にして波瑠を助けたというのは納得。
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でもやっぱ池にあるものを探しに行くのは、明らかにすぐに警察に行っていればあんなに殴られている波瑠を見たら信じてくれるだろうし、川で溺れた子を助けるのも、誰かが溺れていても死者を増やすだけだから泳いで助けに行くなって言う説もあるし、正義なのかもしれないけど未熟な正義な気がするな。
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というか、川に溺れた人を助けて自分が死ぬってもう銀河鉄道の夜のカンパネルラかな。
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個人的には清澄のお母さんの言動ちょっと何も考えずに言い過ぎじゃないとは思ったな。
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説明的な前半戦とそこを処理しにかかる後半戦
タイトルに感心をもって鑑賞!
失速して凡作に。無駄に長くしてね?
予告通りでした。
杏奈meets伽耶
純愛と見せかけて
うっすはうんそうですの短縮形
かなり楽しみにしていた作品。公開延期となり、初めて予告を見てから長いこと時間が空いたが、こうやって公開されることに感謝。期待値中々高めで鑑賞。
う、うーん。そうだねぇ。。。
まぁ、面白い。面白くはある。
ただ、思っていたのと違くて思ってたより薄かった。
蔵本玻璃(石井杏奈)は学年一の嫌われ者。ある時彼女が集会中虐められているのを発見した正義感の強い濱田清澄(中川大志)が声をかけたことから、玻璃は徐々に心を許すようになっていく。
演者は文句無しです。
予告でもある通り、石井杏奈の演技力が凄まじく分かっていたけどやっぱり驚いた。ホント適役で、この映画の支えになっている。彼女じゃなかったらヤバかったかも。
中川大志、井之脇海、堤真一などもいいんだけど、やっぱり目が離せないのは清原果耶。「うっす」の言い方がたまらなく良くて、全然しつこいと感じない。これからずっとふざけていて欲しいです。コメディの才能ありすぎ!今年好きになった女優堂々の一位!朝ドラも楽しみです〜。
テンポと音楽はいい。
シンプルなんだけど意外と飽きずに楽しめるし、そこそこ緊迫感もある音楽で悪くない。主題歌もこの映画にかなり合っていて後味はそこそこ。
この映画の魅力はセリフ。
「おしるこの蓋は無くていいの?」「玻璃、笑え、笑ってくれ。」ここめっちゃ好き。ナレーションってのはどうも気に食わないことが多いんだけど、中川大志のナレーションは結構いい。「ヒーローは負けたりしない。絶っっっっ対に!!」は心打たれる。
ただ、展開が読めてしまう。
こうなるんだろうなぁ、やっぱりね。
ってことはこういうことかなぁ、でしょうね。
これの繰り返し。マジで捻りがない。
〈物語は衝撃の展開へ〉ってそうか?予想出来ましたけど?うお!マジかよ!みたいなのであって欲しかった
ドロドロのサスペンスを期待していたのだが、意外とただの青春映画。肩透かし。予告のせい?
R15じゃないから「ミスミソウ」とまでは言わないけど、そんな感じのテイストにして欲しかった。関わったらヤバいって、そうかな?いい人だったじゃん。
期待していたのだけに残念。
題材もキャストも音楽もいいので、もっと上手くできたでしょうに。石井杏奈と清原果耶の今後の活躍を願って+★0.5で。
展開は面白いけど、響かない
小説未読です。
なんとなーく、面白そうな匂いがしまして。
久々にSABU監督作品ってのも惹かれ鑑賞です。
なかなか予想を超える展開でした。斜め上行きました。原作を読んでみたくなりました。
なんとなーく、なんとなーくなんですが、原作は印象が違うんじゃ?伝わってくるテーマがもっとはっきりするんじゃ?な印象を持っちゃったからなんてわすが。
どーなんでしょうかね?
僕は原作読んでないから言ってはいけないのですが、、、なんとなく本作は原作に忠実であろうとした結果、中途半端な作品になってしまったのでは?なんて思います。
時間を使いすぎなんじゃ?と思える前半や、後半の急いで風呂敷をたたむような説明セリフのオンパレードとか(全編説明セリフ多し)合言葉になってる飛行体は、そのものだしちゃうし。結果、全体的にノペーってなってしまった感があるんです。
で。結局。監督は何を描きたかったのだろ?と途方に暮れちゃいました。全体的に散漫な印象なんです。それぞれのエピソードや演者さん達の熱演が最後まで一つの束になりきれていない感が。
原作小説をなぞるのが精一杯な感じなんすよね。
が故にボンヤリ。
題名の意味はラストで、あ、そーゆうことか。
ってわかるんですが、なんだろうなー、その言葉が物理的な事象の説明になってませんかねー?って思いました。
それは結果であり、そうしたかった心情の積み重ねが響いてこないんすよね。
監督は本作を十分咀嚼できてないんじゃないかな?
と非常に残念な気持ちになりました。
中盤まではまったりとして眠たくなる展開なんだけど、後半から急変。ハラハラドキドキの連続。
ラストはほのぼのとさせてくれてクローズした感じ。
清原果耶さん目当てで観賞。
高校生の役がお似合い。
「うぃ~す」ってセリフが可愛いくて良い♪
それ以上に良かったのが、いじめられっ子の玻璃(はり)役の石井杏奈さん!
素晴らしい演技にびっくり!
最初は彼女とわからない顔立ち。
だけど濱田とのやり取りの中で心が打ち解けて徐々に可愛くなって行く姿が良かった。
玻璃を助ける濱田役の中川大志さんも優しい雰囲気がお似合い。
キャスティングとしては彼で正解だった感じ。
中盤まで、まったりした雰囲気に加え先が全く読めず眠くなる展開。
北村匠海さんや堤真一さんがちょい役。
贅沢なキャストの起用と思ってたら、彼らがキーワードとなる展開に「そうき来たか」と納得の展開。
出だしとラストが繋がる所も泣けた。
タイトルの「砕け散るところ」はたくさん観られた感じでした( ´∀`)
バランスがいい
約2時間という時間の中、場面展開、ストーリーなど時間配分がいい映画だと思いました。
強いて言えば、最初の清澄と玻璃の絡みをもう少し削って、猟奇的な玻璃の父親をもっと沢山表現出来れば、より清澄や玻璃の危機感がうまれるのでは?とも思いました。
映画の途中で、清澄と清澄の母親が玻璃の父親に会ってから、玻璃が元の玻璃に戻るシーンは良かったですが、そのすぐ後に清澄に危険を伝えに、家まで来るシーンとの繋がりに若干の違和感を感じました。
恋愛とサスペンスが同時に楽しめる映画だと思います。
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