砕け散るところを見せてあげるのレビュー・感想・評価
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HERO(ヒーローになる時、それは今)
観てる間、甲斐バンドのあの名曲が頭の中を巡ってました。歌詞にも「砕け散っても」ってありました。
堤真一の頭が砕け散るとこまでは、いいぞ2人とも立派なヒーローだでしたが、あのラストをどうとらえるか?ドッチラケ感もありましたがここは前向きにあそこから始まるんだよと考えましょう。
虐められている状態からやたらに話すようになるまでの距離感に違和感を...
虐められている状態からやたらに話すようになるまでの距離感に違和感を感じるところはあったし、登場人物のキャラクターがあまりリアルには感じられないところもあったが、全般に面白く飽きないようにはまとまっていたかと。
しかしなんといっても堤真一の怪演が良かったね。
雰囲気100点 脚本0点。
いやカギは下から渡せよ! ドアの下に隙間あんだろ! 上から手を差し伸べる演出わかったから早く次行って! 押し問答長い!
あ、もう散々言われてます? 失礼しました。
「ヒーローがヒーローでいるのに理由なんてあるか?」
理由いるわ!! なめんな!! スーパー戦隊すら理由持って戦ってんだぞ!!
原作は女性作家らしいが、この作者は『男はみんなヒーローに憧れてる』と勘違いしてないか?? ジェンダー観大丈夫か!??
あ、取り乱しました。失礼しました。
とにかくこの映画は、雰囲気だけそれっぽくて脚本として説得力がない唐突シーンが要所要所に目立つ。
まず『ヒーロー』と『UFO』の2つのキーワードが頻発するが、いかんせんこれらが喧嘩し合っていて上手いこと効果を発揮していない。
イジメやDVといった『確かに存在するのに他人から見えにくい不安感や被害のメタファー』として『迫り来るUFO』を表現しているが、何故か終盤で清澄が川に飛び込んで人を助ける『自分から首をつっこむ行為』に対してもUFOを持ち出しているので混乱を招いている。そこはヒーローじゃないの?
またそのヒーローというワードも唐突すぎて説明不十分である。主人公が何故困っている人を放っておけない性格に至ったのか、なぜヒーローにこだわるのか最後まで描写されないため、我が子が生まれる日に他人のために川に飛び込む行為が唐突すぎてまるで感情移入できない。かつて救えなかったヒロインの玻璃と川で溺れる子を重ね合わせるにしてもいささか強引に感じる。だって今再開したヒロインと結婚してんでしょ?
ヒーローの三か条として、悪を見逃さない、自分のためではなく人のために戦う、絶対に負けないの3つが頻繁に出てくるが、イジメやDVは『逃げる』が正解である。立ち向かってはならない。他人のイジメにあそこまで首をつっこむなら、それこそ清澄にヒーローへのこだわりにいたる経緯、困ってる人に固執する理由がほしい。
次に会話シーン。
別に会話シーンが長いのは良い。レザボア・ドッグスとか好きだし。要するにこの映画は、序盤にヒロインの玻璃が唐突に叫び声をあげることでただならぬ背景を感じさせたまま、ゆったりした会話劇に持ち込むことによって『漠然とした不安の中つかの間の安らぎを享受する』という切なくてもどかしい演出をやりたいわけだ。
ただその肝心の会話劇、セリフが非常にドン臭くてつまらないため『この二人が打ち解けるシーンなのはわかったから次行ってくれないかな』になる。おもちが2個だとか、おしるこがどうとか、クソつまらない会話が延々と続く。本来なら『いつまでもこの会話を聞いていたい…』になるはずなんだけどな。そうならないのは作り手のセンスなのでどうしようもない。1分数えるシーンとか痛すぎて見てられなかった。ラノベくさいなあ。
あとやっぱり気になったので書くけど、ずっとDVやイジメを受けていた子が唐突にペラペラ喋り出す。明らかに吃音みたいな演技させておいてその後普通に喋り出すところは完全にその類の障害を理解してない。仮に寒さでああなっていただけなら完全に演技指導のミスだ。
で、とにかく描写に説得力がない。冒頭にも書いたが、やりたい場面重視で人物の言動に必然性やリアリティがないのだ。私のように年に数百本映画を見る人からすれば、トイレのカギを下から渡さない時点でもう続きを見るに耐えないのだが、他にもある。
イジメられてるの分かってんだから毎朝おはぎ渡さないで昼休みに渡しに行って一緒にたべろやと思ったり、
清澄の友人が彼に対して「おまえがいないと退屈なんだよ」みたいなこと言うシーンは、友人にとって清澄がいかに重要であるか説明がないので唐突だし、
再び様子が豹変し泣き叫びながら立ち去る玻璃を見た尾崎の「理解したつもりだったのに私バカなのかな」みたいなこと言って泣き崩れるところ。これも唐突。『玻璃をもっと理解したいと考えるシーン』や『自分が他人への理解に長けていると過信するシーン』などの振りがないのでいきなりこんなこと言っても「どうしちゃったの急に?」である。一度イジメの庇い合いしただけでああはならんだろうし、そもそも尾崎が玻璃と初めて会話した朝からイジメをかばい出すのも唐突だ。原作ではちゃんと書かれてるのか? だとしたら省きすぎ。
とにかく全ての人物に対して『そういう考えや発言に至る経緯』の説明が不十分なので、全てがその場で思いついたシーンにしか見えない。
後半のサスペンスも、登場した玻璃の父親が最初から怪しすぎるためゴルフクラブでぶん殴るシーンの衝撃が弱い。清澄の母との会話は物腰柔らかく好印象じゃないとあの父親のサイコパス感が弱くなるだろう。車の謎バックもいらない。
良かったのはスーツケース引っ張り上げるシーン。あそこは衝撃的で最高だった。警察に連絡しないで真夜中にスーツケースを探しに行くアホ行動も目を瞑れる。あのどんでん返しでゾワゾワできただけでもましだったと言える。あそこなかったら虚無だよ虚無。
まあこんな感じで、この映画は基本的に適当に場面ピースを散らしてそれっぽく仕上げてるだけで、深いようで浅い。演出ありきで脚本はほとんど成立していない。なんつーかもっと上手い人が料理したらパラサイトばりの名作になってたんじゃないかとすら思う。残念きわまりない。
サスペンスではなくラブストーリー
原作は未読。
石井杏奈で印象に残っているのはJTのCM(北村匠海の彼女で後に結婚するアレ)だったりする。映画ホムンクルスでの女子高校生役ではなかなか過激な演技をしていたことも記憶に新しい。そんな彼女がE-girlsのメンバーだったってことは最近知った。地味な印象があるからとても意外だった。おじさん的な意見かもしれないけど。
本作はそんな石井杏奈と中川大志主演のサスペンスってイメージで観に来たのだが、サスペンスの部分はかなりショボい。父親のやったことなんて、予告編で想像がつく以上のことはなかった。母親が殺されてるってのもそりゃそうでしょうねって感じた人が多いはず。そして中川大志演じる清澄の行動がとにかくバカすぎる。玻璃のことを信じるならケガをしている彼女と行くのは池じゃなくて警察だろうよ。しかもその後玻璃の家に行くなんてバカの上塗り。そもそも玻璃がトイレの道具入れに閉じ込められたときも、あの鍵は扉の下から手を伸ばせば自分で取れるでしょ。
その後の話も結構駆け足で、再会シーンなんてかなり重要な気がするのにモノローグで済ませちゃうのかって思った。でも不思議なことに観た後の印象はそんなに悪くない。途中からサスペンスではなくラブストーリーとして観ていたからかも。玻璃にちゃんとした家族ができてよかった。
清原果耶と原田知世もよかっただけになんかもったいない。もう少し感動的な映画になった気がするのに。あ、よく考えたら原田知世は石井杏奈が歳を重ねた役だから、北村匠海は石井杏奈の息子ってことになる。ちょっとしたJTのCMのパラレルワールドのようだ!
こういう映画もアリ。時間も短く感じる程だが。ややバッドエンドと堤真一のキャラは抵抗あり。
散々書かれているだろうから詳細は省くとして、面白いことは面白い映画に相違ない。
高校生の中川大志の正義感はジジイの私から見ても、あっぱれだ。
ただ最後の最後に何も自己犠牲してまで、最後の水中車中の少女救う義理はない。
しかも身重の妻が待ってて、三浦綾子の小説「塩狩峠」じゃないんだから、逆に悪行ですらある。妻のこと考えて最後の一人は諦めるのが本当の正義。キリストやモーゼではないのだから殉教者はいらない。厳しい味方だけど、最後の少女は見捨てるのが現実的正義。
それとこういうのもアリではあるが、堤真一演ずるヒロインの父親。シリアルキラーだが、日本の犯罪の歴史上、こんな人はいたことはない。そもそもこんな人格だったらとっくのとうに本性出して崩壊している。あんまりなキャラ。空前絶後のキャラ。堤真一も演じてて気分悪かったのではと想像する。
それと主人公の正義と「好きになる」のは普通結びつかない、受験控えてる時期にそこまで深入りはありえないなぁ。この好都合な展開が唯一のこの映画のユルさではあるねぇ。
石井杏奈はいじめられっ子にしては素顔かわゆ過ぎ、過激な傷のメークとだらりとだらしなく下がった「貞子」風ヘアで確かにかなりこ汚く不気味に見えるが、思春期に、普通は自分の容姿のポジショニング把握して、オシャレするのが自然の摂理。まあ凄惨ないじめられっ子の演技はうまかったけどどうだろう。
最後に希望持たせたラストにはなっているし、見ているものを惹きつける秀作ではある。
ただ繰り返ししつこいが最後の犠牲の溺死は余計だった気がする。当初のいじめられっ子を救う正義感が、最後にオーバーラン行き過ぎで、すっかりかすんでしまったよ。
ヒーローがヒーローでいる理由なんているか?
全体にみえるアラは、清澄の見事なヒーローっぷりで大目に見よう。
助けたいじめられっ子が、よく見たら可愛かった。そこ、もし、可愛くなかったらどうだったんだろう、とも思う。それに、原田知世(役名は伏せて)の穢れのない笑顔にはどうも違和感が付きまとう。
堤真一が登場してからの一連の展開は、あのデカい物体の出現も含めて、ついていけなくもないが、順番はまず「通報」だろう、と思う。
戦隊ヒーローものの範疇ならいいが、ここかしこにカッコツケた大人の嫌らしさが漂うんだよなあ。おおかたの好みの分かれ目は、あのパフォーマンス集団が好きかどうか、かな。
と、そうそう。
玻璃が清澄に警告を伝えにきたとき、清澄の来ていたシャツには、「keep your friends close and your ・・・」と書かれていた。「友達を手放すな」か。あ、何かのサインだなと思った。だけどそのあとの「そして・・・」のあとを見落とした。
ググると、“Keep your friends close and your enemies closer.“とヒット。
「友は近くに置け。敵はもっと近くに置け。」、これつまり、映画『ゴッド・ファザー2』でアル・パチーノ扮する主人公マイケル・コルレオーネのセリフ。まるで清澄の心の声が漏れているようで、これ自体が突撃のサインだったわけか。そりゃヒーローだもん、通報なんか眼中にないか。だって、「ヒーローは悪の敵を見逃さない」んだもの。その天晴な純真さ、中川大志なら許せるな。
雑な設定なのに妙にハマってしまう珍作?
「珍作」って言葉があるって、変換してみて初めて知った(笑
この映画、とっても個性的で珍作って表現が似合うんじゃないでしょうか。
正直、キャラ設定と展開には無理がある。
説明不足も多々あって、結局最後まで意味がわからないこともある。
じゃあ、しょうもない映画か?と言えば、いや、けっこう個性的で面白い。
恐らく、一つひとつのシーンのインパクトが、この映画の持ち味なんだと思います。
全体を通じて不安な感情を掻き立てられ、
特に堤真一が登場してからは衝撃的なシーンがグサグサ心に突き刺さる。
ヒロインはちょっとキモくてヤバい雰囲気で登場するけど、
素顔を知ると、一瞬で「この子を守ってあげたい」と愛おしく思える。
他にもインパクトのあるシーンが結構あって、それが心に残ります。
最終的な重たい流れとは真逆なラストシーンも印象的でした。
どっかの映画の言葉を借りると「Don't think, feel!」ってやつですかね?
あれっ?この監督はノーラン?w
堤真一のお父さんのインパクト
うーん、タイトルと伝えたいこと、
最後の方の清澄の語ってる内容もだし、
すべてにおいて、何を伝えたかったのか良く解らなかったなぁ…。
堤真一のお父さんのインパクトが強すぎて、そこに全部持ってかれた感じが否めない。
これ言っちゃ、身も蓋もないけど、
早く警察に行こうよ…。
事情があるから
83本目。
2年ちょっとの関西転勤生活を終え、戻って久し振りのイオンシネマでの観賞。
向こうではイオンシネマが近くになかったから、懐かしさもありだけど、この時期の会社都合の引越と言えども罪悪感。
長いからチェックからは外していたけど他に観れそうな作品もないしと思い。
イジメられてた娘が実は可愛いかったとありがち、ありがちとは思ったけど悪くはないし、つまらなくもない。
まあ女の子が変な事言ったり、家庭に事情があるから作品になってるだけだよなぁと。
ともさかりえに続きだけど、矢田亜希子が高校生の母親役と言うのがショックだった。
あれ、もうそんな年?
意味分からん映画でした
素直な感想。なんとも後味の悪い映画でした。
【以下、思いっきりネタバレ注意】
なんで、玻璃は幸せにならんのですかね。
と、思いつつ、映画を振り返りますが、まずは玻璃が、イジメられてる理由が良く分からんし、トイレ監禁のシーンでもどもりながらもよくしゃべる玻璃ギャップありで受け入れにくく、かつその後はおしるこを明るく食べる人物は、まるで別人やん。
そして、中盤からの堤真一登場からのストーリーは、支離滅裂。何やってんのこの人は?
ましてや、ゴルフクラブであんなに頭にフルスイングされたら頭蓋骨陥没で死ぬでしょ。
それが、すぐ高校生活に戻ってる??
そして、夫の死でも何年も経っているとはいえ明るく振る舞っている玻璃。
意味分からん映画でした。
UFOとは
原作未読
良かったところから。
まずは演技。中川大志さんと清原加也さんのジョゼコンビは言うまでもなく石井杏奈さん、松井愛莉さん脇役の方は名前を存じ上げませんがただのクラスメイトから主要キャラまで全員が全員演技が上手でした。中川大志さんは完璧にヒーローでした。なんか見ててfateの3章を思い出しましたね。好きな人のために命を懸けれるキャラっていいですよね。あんな漢になりたいもんです。
そして伏線回収。いじめシーンなども「心は実際痛むけど実際のいじめはもっと陰湿なんじゃないかね。まったく。」なんて思ってたらラストにあーそういう事ね。と驚かされました。見終わってそういう系のサイトを覗いていたら実際映画のなかそのものでしたね。でもUFOとは何なのかは最後までよくわかりませんでした。僕がただバカだからなのかもしれませんが。
では個人的にちょっと言いたいことなのですが、あの堤真一さんのキャスティングはちょっと違くないですか?いや勿論堤真一さんは素晴らしい役者さんで今回もいい演技をされてますけど今まで見てきた彼の役が良い役ばかりだったからなのかどうも悪い奴に見えなかったんですよね。「サマー・オブ・84」とか見た時にも思いましたが優しそうな人が実は怖い奴って場合でも多少の怖さはいると思うんですよね。そういうシーン以外にも。正直堤真一さんには「一度死んでみた」みたいなイメージが強かったのでこういう感想を持ちました。でも、ぜひこれからも役の幅を広げていってほしいですね。大好きなので。
はい。以上。面白かったです是非ご覧ください。
余談ですがコロナで大変だろうと思って平日にこの映画見に行ったらシアター内に私しかいなかったんですよ。どこの将軍様だよ。
ちょっと何言ってるか分からない…もろもろ半端な痛い映画
賛否両論と言われていたが、私からすれば「半端」がしっくりくる。もろもろ点ばかりで何が言いたいのか分からない。パフォーマンス軍団の片手間感あふれるLDH臭が更に嫌いになっただけだった。
キャストだけで見ればまあ豪華。中川大志に北村匠海、井之脇海にイカれた堤真一。特に松井愛莉と清原果耶がハマっている。姉妹の似た話し方とか上手い。そこくらい、褒められるのは。
一方、石井杏奈の毛嫌いを克服できそうな気がしていたのだが、ぶっきらぼうで脈絡ない会話と感情の乱高下の意味が分からなくてキツく、克服出来なかった。
そういう弱さに背景を持たせないと引いちゃう。『さくら』の小松菜奈も然りだが、唐突な自我を受け止めるのがマジで苦手。それでテーマが一層見えなくなりがち。
また、とにかくストーリーが点々としていて分からない。中身のないポエムの様。青春モノに振るのかと思えば、唐突なSFやサスペンスを展開。ダラダラとした長回しで滑りっぱなしの会話を見せられ、グイグイ土足で聞きまくる母のせいでこじれ、愛だのなんだの語る以前の無駄が多すぎて分からない。メッセージそのものすら伝わらず、何を見せたかったのか…。チープなCGにUFOの使い方など、あまりにも作中の欠陥が多くてつまらなかった…。
エンドロールの最後まで鼻につく感じ。どうも好きになれない。だんだんと否の感情がレビューを記している最中に沸いてきて仕方なかった。
SABU監督の技術がすごすぎる
僕もともとSABU監督の映画が面白くて好きだったんですが今回は映画化の監督を務めるということで。うさぎドロップ依頼かな?見る前はSABU監督の映画と少し違うのかなと思ってましたが自分の才能を活かしきっていて、でもストーリーの内容自体は変えないというのがとても良かったです。そしてこの映画に0.5くらいの星つけてた人に言いますが、警察を呼ばず家に帰った理由は時代の違いです。おそらくこのときはまだ携帯電話すらなかったんだと思います、詳しくは考察してる人の記事でも読んでください。そして最後のシーンは初めて玻璃からみた先輩が初めて描写されたシーンなんだと思います
是非劇場でご覧ください
良い意味で裏切られました!
中川大志さんなので何も先入観無しで見ました。彼のような悪人に絶対見えない方だから成り立つストーリーだと思います。堤真一さんが登場してから一気に内容が変わり中々の作品に巡り会えた気分です。
良い部分が沢山あるのに過剰な盛り付けと変に足りない所が多い感じの作品です。
予告編を何度か観て、気になってた作品を鑑賞しました。
で、感想はと言うと、う〜ん…悪くないけどなあ~と言う感じ。
最初はホラーなのかな?と思っていたら、観始めると青春モノ?となり、中盤辺りからサイコサスペンスか?となり、ラストにはファンタジー…となって、結局なんかよく分かんなかった感じですw
周囲の虐めに学年一の嫌われ者として扱われる玻璃が清澄によって、少しずつ自分を変え、周囲に理解されていく淡い恋物語に玻璃の境遇や重い過去が明らかになっていくと思いきや、途中から分かる様でいろんなモノを入れていった感じと言うんでしょうか…
最初に難点を言うと、なんかいろいろと屁理屈臭いw
言いたい事は分かるけど、もっとストレートに来んかい!と言う感じw
素材に余計な味付けと付け合わせが多すぎて、もっとメインを堪能させてよ。と思ってしまうんですよね。
なのでタイトルほど砕け散っていませんw
あと、UFOの描写っていります?
なんかあれが妙に焦点をボヤかしている様に感じますし、どうしてもブラジルの迷作「バクラウ」を思い出してしまいますw
やりたい事や言いたい事は分かる。
でも、清澄が最初からヒーローに憧れる事を述べていて、それが何回も出てくると「はいはい。分かった分かった」とちょっとうんざりしてしまう。
産まれる前に亡くなった父親の事を母親から聞く度に父親の行動がヒーローとして理念を育んでいき、自身の行動もその理念に沿って玻璃を助ける訳だが、ヒーローとしての信念は多く語らないからこそ尊いし、その信念に殉じると思うんですが、こうも口にするとなんか軽く感じるし、あざとく感じるんですよね。
また、玻璃がトイレに閉じ込められ、清澄が助け出す所のシーンも妙に長い。長回しのシーンが所々多いんですが、無駄に長い感じで間延びする感じがします。
ラストは清澄と玻璃が再び出会う所で止めておいても良かったかな?と思うんですがどうでしょうか?
もちろん、ここからが物語の語るべきテーマで真相と言うか伏線の回収的な物と分かっていますが、あのラストに至るのも原作通りとしても、なんか余計な感じがします。
もしくはラストの清澄と玻璃の登校での待ち合いのシーンだけでも良かったのかと。
玻璃が学年一の嫌われ者として、虐められるシーンはホント腹が立つ。
人には合う合わないはあるし、嫌いな人がいるのは普通にあるけど、だからと言って虐めていい理由にない。
そんなのは加害者の勝手な理屈で、嫌いだから、合わないからと言って、虐めていい筈が無い。
作中に「そんなに暑くなるなよ。ギャグじゃん、ギャグ」と言った玻璃のクラスメイトには心底腹が立った。
虐めをコミュニケーションと考え、罪の意識も薄く軽く考えてるのは本当に嫌。
他の作品でもこういったシーンを見かけると胸糞が悪くなりますが、ちょっと高校生の虐め方としては幼稚な感じがします。
今の高校生の虐めってもっと陰険で狡猾な感じがしますがどうでしょうか?
また、尾崎・妹がどんなに頑張っても学校側が虐めを認識してもクラスメイトの態度が急に変わる訳ではない。
なのに、腫れ物に触る様に扱われるのは仕方無いとしても、急に虐めが無くなるのはなんとなく不自然な感じです。
作品の中で玻璃の奇行や奇声を発する理由がなかなかリアルというか、周りが距離を取りたくなる気持ちは分かる気がする。でもそこだけリアルなのもなんか不自然なんですよね。
父親によって、周囲とのコミュニケーションが上手く取れず、奇声を発して周囲を威嚇すると言うか、遠ざける。それに至る父親の威嚇的な教育をもっと出しても良かったかと思います。
キャストはなかなか豪華で良いんですよね。
中川大志さん、石井杏奈さん、井之脇海さん、清原果耶さん、松井愛莉さん、北村匠海さん、矢田亜希子さん、原田知世さん、堤真一さんと結構な陣容。
玻璃役で石井杏奈さんも徐々に清澄に心を開いていくのはなんかホッとするし、可愛らしい。
個人的には尾崎・妹役の清原果耶さんが良い。良すぎる!
様々な作品に出演して、着実に存在感と演技力を上げて来ているのが成長が確実に分かる。
「まともじゃないのは君も一緒」のヒロイン、香住役がバツグンに良かったので、今作でも良い感じ。
ちょっと気が強い感じだけど、根が素直な尾崎・妹が可愛らしい。「ウッス!」が可愛らしい♪
堤真一さんの使い方はなかなか贅沢ですよね。ただ、もっと出番があって、殺人鬼として家族まで手を掛けるに至るまでの理由はもっと出してくれないと、サイコパスとしての表面的な部分だけで勿体無い。
この辺りが丹念に描かれないと単におかしい父親とそれに従う娘としかならないと思います。
あと、大人になった清澄が流される際に目撃する者に濱津隆之さんが出てますが贅沢と言うか、勿体無い使い方です。
結構、良い意味で引っ掛かるポイントがあるのに、過剰に多い部分があって、本質をブレさせているかと思いきや、ちゃんと説明しないとダメな部分で足りてない。
勿体無いなぁ~と思うんですよね。
原作を未読なので、本来こういう物なのかも知れませんがもう少し青春モノに特化しても良かったかなと。
ちょっと惜しいけど、妙に後味の残る作品です。
意味不明なストーリー⁉️
意味不明なストーリー展開と何が言いたいのかわからない結末に愕然としました😰
学年全体からいじめられている子をたった一人でかばったら、よほどの理由がない限りかばったやつに矛先が向くでしょうし、普通なら登校拒否になるでしょう‼️
それにあれだけひどくいじめられていた子なら、まともに昼飯も食べられないことくらいわかるはずなのに、どうして昼飯におはぎが食べられるんでしょう⁉️
普通に考えて、ああいう結果は自明の理だと思いますが…‼️
玻璃の家庭事情がほとんど説明がないので、なぜ父が母も祖母もそして玻璃まで殺さなければならなかったのか、意味不明⁉️
清澄の母は、初めて会った玻璃の父に、あの状況で、なぜ祖母のことを根掘り葉掘り聞くんでしょう⁉️
祖母を池に沈めたことを聞いた清澄は、なぜ警察に連絡せず、自ら捜索に行ったんでしょう⁉️
この映画で、UFOはどういう意味があるんでしょう⁉️
などなど、意味不明なストーリーが多く、結局のところ、この映画、何が言いたいのか、さっぱりわかりませんでした😞
俳優さんはみな良かったんですが…😥
思ってたのと違かったというのがまずは率直な感想。 独特な世界観なが...
思ってたのと違かったというのがまずは率直な感想。
独特な世界観ながら、最後思ってたより盛り返してきて、
印象には残る作品となった。
前半はちょっと??の描写が多くて少し記憶が飛んでしまったのは事実。。。
何が砕け散るの?
主人公の高校3年生がいじめられている女子1年生を助けるうちにお互いに惹かれていく話
よい話だったとは思うんだけれど前半中盤が非常に冗長な印象をうけた
もっとコンパクトにまとめて欲しい
物語の主題も見えにくかった
単純な恋愛ものではないだろう
単純なヒーローものとも思えない
サスペンスとしては父親の掘り下げが薄い
好きになった女の子のお父さんがヤバイ奴でしたってのはわかるんだけどヤバさの元がみえてこない
なんだかモヤモヤしました
それとハリはなんでいじめられていたの?
最初はヤバイ子だなと思ったけど主人公との接し方、打ち解け方をみるととてもあそこまでいじめられるとは思えないけどちょいウザめな不思議ちゃん成分を感じたのでそれが原因なんだろうか?でもあそこまでする?
原作を読めばスッキリするのだろうか
砕け散るものが見えませんでしたって感想です
あっ!主人公は素敵だなっと思いました
あれはヒーローだわ
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