劇場公開日 2021年4月9日

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「ちょっと何言ってるか分からない…もろもろ半端な痛い映画」砕け散るところを見せてあげる たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ちょっと何言ってるか分からない…もろもろ半端な痛い映画

2021年4月28日
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鑑賞方法:映画館

賛否両論と言われていたが、私からすれば「半端」がしっくりくる。もろもろ点ばかりで何が言いたいのか分からない。パフォーマンス軍団の片手間感あふれるLDH臭が更に嫌いになっただけだった。

キャストだけで見ればまあ豪華。中川大志に北村匠海、井之脇海にイカれた堤真一。特に松井愛莉と清原果耶がハマっている。姉妹の似た話し方とか上手い。そこくらい、褒められるのは。
一方、石井杏奈の毛嫌いを克服できそうな気がしていたのだが、ぶっきらぼうで脈絡ない会話と感情の乱高下の意味が分からなくてキツく、克服出来なかった。
そういう弱さに背景を持たせないと引いちゃう。『さくら』の小松菜奈も然りだが、唐突な自我を受け止めるのがマジで苦手。それでテーマが一層見えなくなりがち。
また、とにかくストーリーが点々としていて分からない。中身のないポエムの様。青春モノに振るのかと思えば、唐突なSFやサスペンスを展開。ダラダラとした長回しで滑りっぱなしの会話を見せられ、グイグイ土足で聞きまくる母のせいでこじれ、愛だのなんだの語る以前の無駄が多すぎて分からない。メッセージそのものすら伝わらず、何を見せたかったのか…。チープなCGにUFOの使い方など、あまりにも作中の欠陥が多くてつまらなかった…。

エンドロールの最後まで鼻につく感じ。どうも好きになれない。だんだんと否の感情がレビューを記している最中に沸いてきて仕方なかった。

たいよーさん。