望みのレビュー・感想・評価
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もし息子が、犯人だったら…?
大分前に観たので あまり記憶が定かではない。でも、思う事があり、記録に残そうと思い書いてみた。
この物語は 、たとえ殺人犯であろうと 絶対に息子には生きてて欲しい!と望む母と 息子は絶対に殺人を犯すはずは無い!と思い、たとえ死んでいても無実であってくれと望む父と、自分の将来の為には兄には殺人犯であって欲しくない(もし殺されてても)と望む 妹の葛藤が描かれる。
[以下ネタバレ含みます]
私は母であるから、この母親の気持ちに全面的に共感して観ていた。どんな理由で殺人を犯したとしても、この世から居なくなるより生きて罪を償って欲しいと思う。
でも…実際にこのような立場に立たされたら、そう思えるか自信はない…。
また 父の気持ちも十分解る!無実=息子の死を認めなければならない!辛い。
でも…映画の落とし所として、息子の死は必然だと思い、途中から息子は無実で死んでいると予測できた。予定調和なオチだった。
辛いが、ある意味救われた家族だった。
もしこれが、息子が、殺人犯だったという話の展開だったら…
母は、父は、妹は、どうしたのだろう?
映画としては、そちらの方を描いて欲しかった。フィクションだから描くべきなのでは?
物凄く、重い話になるかもしれないが、観てみたかった。
この映画は21歳の娘が岡田健史さんが好きなので、誘って一緒に観た。
彼女の感想は
「なんだか 親になるの怖くなった。自分の子が罪を犯すようになるかもしれないと思ったら…育てる自信がない」と。
いやはや、とんでもない映画を見せてしまった!😅焦
最近 観た「さくら」も なんだか親の育て方が、もしかして問題がありそうな気がして、娘には絶対見せられない!と思った(笑)
「望み」
映画自体は考えさせられ、役者の演技も良かったけれど、鑑賞後の印象が時と共に薄れて行くのは、やはりギリギリの所で最悪のどん底に行かない『感動作』だったからだと思う。
「さくら」は同じく「家族」を描いていて評価もし難いが、ずっと心の片隅に引っかかるのだろうと思う。
○未成年者の場合、まだ容疑も固まってないのに、その子の家を特定するような取材が あんなに多くのマスコミによってなされるのか?疑問だった。○
内容のテーマと映像の工夫で魅せられた
理不尽が引き起こす悲しみに包まれた作品だったけれど、題名の「望み」という言葉が深いものだった気がします。
映像そのものの質にはそれほど満足できなかったけれど、積み重ねられる映像や音楽的効果が素晴らしく、かなり見入ってしまいました。
特にどうしようもないジレンマに揺れる家族の描かれ方とかパフォーンマンスには釘付けになりました。
単に悲劇的な犯罪物語ではないところが予想外であり、強く惹かれたように思います。
望み
先にノベライズ版で読みました
読んだらまあ映画はいいか!?
と思いました やっぱり俗に言う先に映画観て
ノベライズ版を読んだ方がいいと言うのが分かり
ました どんなにいい家に住んでお金があろうが
当たり前ですけど事件 事故 悲劇が起こりますね
何だかんだ言ってもありふれた日常がマンネリだと思うけどそれが一番幸せなんだと思ってます。
心にグサリとささる作品
ブランチの映画コーナーでこの作品を知り、観に行きました。息子が殺人犯なのか、それとも被害者なのか.....どっちの結末でも辛い心情を、豪華キャストで描いていてとっても引き込まれました。観てから約1週間経ちますが、未だに引きずってます。映画としての満足度、満点です。
埼玉県戸沢市(笑)
2020年映画館鑑賞106作品目
原作未読
バッドエンドだけどバッドエンドじゃない
これで良かったのか
自分としては被害者でも加害者でもなく事件とは無関係で無事で帰ってくることを願ったのだがそれでは話にならない
規士はわりと出来のいい子だから自分だけで解決しようとした
親にちくるなんてカッコ悪いしダサいと思ったのか
自立心が芽生え大人の階段を上がる途中で転がり落ちる悲劇
少しくらいなら親に甘えたっていいんだ
せっかく父親がトラブルに巻き込まれているんじゃないかと心配する絶妙なパスを送ったのにスルーする痛恨のミス
絆ってそんなものかよ
死んだと分かったときはとても悲しかった
母親はたとえ加害者でも無事に戻ってきてほしい
それが愛なのか
父はたとえ被害者でも無実を信じたい
残された家族や仕事を守るためでもある
いやそうじゃない
いやわからない
それも愛
妹は兄が加害者であってほしくない
わりと好きな兄でももし加害者なら自分の将来は絶望的だ
『誰も守ってくれない』みたいになってしまうじゃないか
欧米では加害者家族は日本のように責められることはないらしい
むしろ励ましの便りが大量に届くらしい
そういう社会なのだ
日本は法より世間体を重要視する同調圧力が強いムラ社会だから加害者の家族も責めるのだ
その代表格がマスコミとネット住民だ
今よりも強い自主規制は必要だろう
無実な人を追い詰める勢力になってはいけない
とりあえず住宅地でのああいった取材はやめなければいけない
大切な仕事仲間よりマスコミや悪い噂を信じる馬鹿な爺さんは土下座で謝罪したがマスコミやネット住民はきちんとけじめをつけただろうか
ろくに謝りもせずしれっと誰かのせいにし有耶無耶にして次のターゲットに狙いを定め飽きるまで食い尽くすんだろう
反吐が出る
松田翔太はジャーナリストっぽくなかった
探偵の方が似合っている
良い映画でした。
時間の都合上、僕の場合、映画館で観れる作品は月に1本が良いところなので、面白そうな作品である事は勿論ですが、大画面で観たくなる作品かどうかが観に行く映画を選ぶ基準なんです。
そういった点で考えれば、この作品、普通に洋画が公開されていたら先ず映画館で観る事の無かった作品だと思います。
映像面だけで言えば、ドローンを使ったカットは印象的でしたが、それ以外は大画面でなくてもいい作品ではありましたが、それを補って余り有る程、作品としてはとても良く出来ていたと思います。
もし自分の家族から犯罪者が出たらどうなるのか?
父として母として兄弟姉妹として、立場の違い、男女の違い…それらが見事に描かれており、とても考えさせられる内容でした。
原作は未読なのですが、脚本の出来も素晴らしく、最後の最後まで被害者なのか加害者なのか、どちらか分からないため緊迫感が続き、ひと時も目が離せませんでした。
勿論それは脚本だけで無く、主演であるお二人、堤真一さんと石田ゆり子さんの真に迫った演技のお蔭も大きかったと思います。
お二人とも素晴らしい演者さんですよね。
加えて、清原果耶さんや松田翔太さんをはじめ脇を固める役者さんも確かな演技でしたし、良い作品に出会えたと思います。
邦画もマンガが原作のような作品はアニメに任せて、このような小説を映像化するべきですよね。
第三者なら冷静になれるが…
ある意味で究極の二者択一が示される。
どちらの言い分も理があり、第三者としてならば、どちらが良いかを考えることも可能かも知れないが、自分の立場なら思考停止ではないだろか?
現実逃避として、犯罪にも荷担していないし、死んでもいないという、二者択一のどちらでもない、わずかな希望にすがったりする気がする。そういう意味では、呆気なく、この二者択一を受け入れるのは、どうなんだうか?
その希望にすがらないんだろうか?
それが作中家族の最もハッピーエンドのような気もしたが、そうではない着地を遂げる。現実的…。
だったら、棺の中の遺体には鼻の穴に脱脂綿を詰めて欲しかった…。こういうこまかいシーンで現実(虚構)に引き戻される。残念…。
が、加害者、そして被害者家族が、どういう扱いを受けて、どういう思いになるのかは、よく描けていたと思った。
違和感
母親の立場だが、父親に常に共感していた。
どんな状況でも生きていて欲しいと強く願うとは思うが、そんなにも母親が、息子が加害者であって欲しいと願うことにずっと違和感を感じながら観た。信じてないじゃん。
そしてラストで言い訳がましく「思い込もうとしていた」との告白。
祖母まで最初から孫が犯人だと断定しているところは笑ってしまうほどだった。
正反対の考えの父親と母親という対立構造を際立たせたかったのだろうが、それを嫌というほど押し付けてくるから、観てる間中違和感を感じたのだと思う。
息子の行動も最後だけはザ・模範的というオチもちょっと…
石田ゆり子が何日も着替えもせずやつれていく状況なのに、肌艶がよくてそこも気になってしまった。追い詰められて精神的に落ちていくと同時にツヤを抑えてマットなメイクにするぐらい極めて欲しかった。
ドラマ「1リットルの涙」で生死の狭間にいるのにマスカラバッキバキの沢尻エリカを思い出してしまった。
俳優陣の演技力などはよかったんだけどなぁ。。違和感の印象が残る映画だった。
望みの行方。
星の子をみた後に、なんだか消化不良で時間が合ったので観ました。が、なかなかよかった。
息子は加害者か被害者かそれとも…。
それぞれの《望み》は違う方向にいき、まさかの結末にえぇ❗ってなった。
家族の絆やSNS時代の報道の有り方など、いろいろ考えさせられた作品だった。
心理描写に心が苦しくなりました。
大好きな役者さんの堤真一さんと石田ゆり子さんの演技に心が締めつけられました。
もしそうなってしまったら…を想像するとゾッとしてしまう内容でした。
父親としての考え、母親としての想い。加害者だとしても被害者だとしても最悪の覚悟が必要。感情移入してしまうと本当に辛かったです。
映像表現と役者さん達の演技は見応えありだと思います!
重い、重すぎる。現実にあるだけに怖い。
始まりからすごく重くて。
「早く解決してくれ。」と思いながら観たのは初めてです。
誰からもうらやまれる家庭がたった一つの出来事で地獄に落ちていく。
今の日本に無いことではないだけに怖い。
俺の今までの人生の中に、こういうことがなかったことに、不謹慎ですが
よかったと思ってしまいました。
マスコミは怖いというよりひどい。SNSも。
監督はそういうことも主張したかったんだと思います。
清原果耶も石田ゆり子も迫真の演技でした。
堤真一はさすがです。
考えさせられた
マスコミの自分勝手な正義感には腹が立つ
真相がどうであれ、一度でもでもマスコミに疑われたら、対象になった人間の人生が変わると言うことを分かって欲しい
犯罪者でないと信じるが、生きていて欲しいと願うのか
自分にが同じ立場になったらと思うと、、
辛いけど
救いがないわけではない。そう言う話でした。
自分だったらどういう考え方をするだろうと思いながら見ましたが、父親のそれに近いと感じました。
母親の最後のセリフが、この物語の全てだなと思いました。
母親の「生きていてほしい」という気持ちは特定の対象に向けられたものというより、神のような対象に向けられたもののように感じたので、タイトルの「望み」は彼女のものなのかなと感じました。
父親の「無実であってほしい」という気持ちは息子に向けられていて、かつ「望み」というよりも「信じる」という行為に近いなと思いました。
どちらも愛
なかなか時間が合わなかったがようやく観られました。
殺人犯だとしても生きていてほしい、息子は殺人犯なのだと腹を括る母も、
殺人犯ではない、と信じる父も、
どちらも愛ゆえにの想いや行動が切なく泣けた。
最初は明るい画がだんだんと暗くなっていくように感じたところもよかった。
このやり切れなさ。
嗚咽を堪えるのが大変でした。
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