デンジャー・クロース 極限着弾
劇場公開日:2020年6月19日
解説
ベトナム戦争でオーストラリア軍と南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)が繰り広げた「ログンタンの戦い」を映画化したオーストラリア製戦争アクション。1966年8月18日未明の南ベトナム。ヌイダット地区にあるオーストラリア軍司令部の基地がベトコン部隊による砲撃を受ける。ハリー・スミス少佐率いるオーストラリア軍の部隊が発射地点を突き止めるため偵察に向かうが、農園地帯のロングタンで敵部隊に包囲され、容赦ない攻撃にさらされてしまう。味方からの応援も容易に駆けつけることができないジャングルで絶体絶命の危機に陥ったスミス少佐の部隊は、基地本部に連絡し、目前にいる敵への後方から迫撃砲=「極限着弾(デンジャー・クロース)」を要請するが……。
2018年製作/118分/G/オーストラリア
原題:Danger Close: The Battle of Long Tan
配給:彩プロ
スタッフ・キャスト
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2022年1月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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よかったとは思う。
戦場で何十万、それ以上の銃弾が飛び交うシーンは、いつ誰が撃たれてもおかしくない状況。
ベトナムの敵も必死、オーストラリアの兵士たちも必死、、、、こういう戦争、戦いは、もうあってはならないとつくづく思う。
いろんなとこでツッコミどころはあれど、そういう戦闘シーンに圧倒もされて、やたら悪くも評価できないくらい(笑)
最後にこの映画が実話?だったみたいだと気づいて、戦場の古いフィルムもエンドロールで流れたり。
みんなそうだけど、婚約が決まってた人(ラージ)には思い入れというか印象に残ってて、最後まで生き延びて帰国してほしかった。
2021年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
・2019年公開のオーストラリアの戦争映画。
・ベトナム戦争中の1996年8月に起こった「ロングタンの戦い」を描いた作品。2000人のベトナム兵士に囲まれた若い兵士108名が、敵だけでなく味方にも危険が及ぶ至近距離への砲撃「デンジャー・クロース」の要請を余儀なくされた戦いの中で苦闘しどうなるのか⁉ という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・抑揚のある激闘
・嫌味な人間にも後半、共感してしまう物語の流れ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・映画「プラトーン」「地獄の黙示録」をはじめとして「ベトナム戦争」映画は沢山ありますが、その中でも「ロングタンの戦い」という局所的な戦いをモチーフとして描かれた作品です。こういう取り上げ方をしていただけると、その歴史を具体的に知ろう、と思えるので素敵ですね。立場的に自分の感情を隠さざるを得ず、嫌味に見えてしまう上官たちも、戦いが極限に達していく後半になるにつれて、だんだんと人間の弱み、みたいなものが見えてきて共感できる。この辺がとても良かったです。
[演出]
・物語で大切と感じた「嫌味な上官の弱みに共感する」。ここに向かうために、前半でいかに嫌味っぽく魅せるかもきちんと計算されていた気がします。ただ、登場人物が多すぎる×全て知らない俳優、故に、誰が誰だかが良くわからない状態に陥ってしまいました。これって邦画の例えば三谷幸喜さん系の登場人物多数の群像映画を日本映画をあまり観ない海外の方がたまたま観た時にも起こり得そうな感じですね。そういう意味では、ワールドワイドに映画を創るってムズカシイですね。。。
[映像]
・序盤の戦闘を観て「あれ、ちゃちい。。。予算なかったのかな」と思ってしまうほど、リアリティのない銃撃戦でした。この調子で延々続くのかと不安に思いましたが、全然。後半はがっつりした銃撃戦。いい意味で抑揚のある映像演出だと思いました。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・群像劇と言っても良いくらい多くの人物が登場するので、最初は訳が分かりませんでした。笑 とはいえ、途中からは肝となる人物は覚えてくるようになります。ハリー・スミス少佐役のトラヴィス・フィメルさん、若さと渋さの両方を兼ね備えた素敵さがありました。なんと映画「ウォークラフト」の主演だったようですね⁈准将役のオリバーさんは役柄的なせいもありますが、少し残念な感がありました。
[全体]
・物語面でも戦闘の映像面でも、後半を盛り上げるために前半を控えめにしている抑揚のある映画でした。言ってしまえば、よくある戦争映画、でしかないのです。しかし、スミス少佐の弱みが現れて仲間たちとの絆が目に見えるようになってくる様はドラマチックなので、そこら辺の見応えはありました。ベトナム戦争におけるオーストラリア兵は若い人ばかりだった、という史実もどこか考えさせれてしまいました。そして、「ロングタンの戦い」という知らなかった史実を教えて頂けたことも、また良かったです。ありがとうございました。
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#全体3.3 #物語3.3 #演出3.4 #演技3.4 #配役3.3 #映像3.3 #音楽3.3
2021年10月17日
iPhoneアプリから投稿
2021年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ベトナム戦争時。オーストラリア中隊と北ベトナム軍の戦闘を描いた物語。
珍しいオーストラリア発のベトナム戦争物です。
偵察任務中に北ベトナム軍の大隊に包囲された豪軍中隊が、必死の防戦を繰り広げます。
死を恐れず突進してくる北ベトナム軍。砲撃とヘリや戦闘機の援助等の最新鋭の装備で反撃する豪軍。
弾幕の凄まじさと恐怖、人の命の軽さと無残さがしっかりと描写出来ているように思えます。
戦闘の迫力もしっかりとあり、好印象の映画です。
ただ、戦闘シーンが同じようなシーンばかりになったのは残念。後半は「飽き」を感じてしまいました。史実を基にした映画ですから、改変は難しいのでしょうが、故郷のシーンを差し込むなどメリハリを付けても良かったかもしれません。
この映画と比較するのはメル・ギブソンが主演した「ワンス・アンド・フォーエバー」でしょうか?
あの映画も、米軍中隊が、北ベトナム軍の大隊と遭遇して窮地に陥るストーリーでした。
比較すると、よりリアルに描かれているのは本作で、その意味では私好みと言えます。
ただ、映画の面白さだけを考えれば、メリハリをしっかりと付けた「ワンス~」の方が優れているように思いました。
評点は3.5にしました。