ドクター・デスの遺産 BLACK FILEのレビュー・感想・評価
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医者は英語でドクターです
僕の生まれ育った地域のイントネーションだと、ドクター・デスじゃなくて、「ドクターです」に聞こえてしまうんだよね。
それはさておき、原作が粗いのか脚本が雑なの分からないけれども冒頭からツッコミどころ満載。死の淵で喘いでいるお父さんが、初めて来た医者の往診の後に死んだからといって、小学生の少年が疑問に思うことはないでしょう。ましてや、土砂降りの夜に公衆電話から110番する?
ネタバレになるので役者の名前は言えないけど、綾野剛演じる刑事と容疑者の追いかけっこはコントになっちゃってる。この容疑者さん、取調室でも国民的ドラマの癖が抜けないのか、ケレン味あふれる演技を見せてくれる。これはこれで面白いけど、サスペンスとしてはちょっとね。
尊厳死のテーマが深掘りされるのかと思ったら、そこは娯楽作品としてスルー。
チャチャっと撮影した感は拭えないけど、一人娘役の青山美郷ちゃんの演技は光っていたし、真犯人の豹変ぶりも楽しめたので、まあそこそこ楽しめた。
木村佳乃の怪演
安楽死を題材にした作品。だけど実は・・・。
いろいろとおかしな設定や矛盾点は有るが、あまり気にせず観ると面白いと思う。
北川景子がかっこいい。
綾野剛は・・・役に似合ってた。
田牧そらは可愛いかった。
木村佳乃は素晴らしかった。
アヤノ・デス
すんごいペラッペラっな内容でした。
なんか無理に映画にしたみたいな。
ドラマでもっと濃い内容で話が進んでいくと面白いんだろーなーって思い残念でなりませんでした。
あと緊迫のシーンがあんま緊迫じゃない。無駄にはぁはぁはぁ息あがるし、わりかし安全運転で娘を助けに行く。本気でヤバイならサイレン鳴らしてぶっ飛ばしてほしかった。
あと最後にまわりが短パンやTシャツ、扇子を仰いでまでいる。恐らく夏の設定だと思うんだけど、暑苦しそうなスーツを着て汗ひとつかがずに捜査って…違和感しかありませんでした。
もっと深みのある映画を期待した
原作は未読である。安楽死を道具立てにしているが、安楽死の意義や可否などについては一切言及されていないので、深い話を期待してはいけない。私はそういった話を期待して見に行ったので、かなり肩透かしを食らわせられた。報酬系の依頼殺人の一種ではあるが、報酬は現金等ではないという話である。
人が殺せる自分を何か特異な存在と勘違いした犯人は、地道に生活費を稼ぎながら、目的のために社会に潜伏しているという生き方をしているのだが、あまりリアティーを感じなかった。他にも、サイトのコメントを書いた人物が特定できてるのに、サイトの開設者が特定できないといった不思議な現象もリアリティを欠いていたと思う。更には、死にたがっていた訳でもない人物を追い詰めて殺そうとするなど、行動の一貫性を欠いていたのも何だかなであった。
例え激痛で苦しむ末期癌の患者であっても、殺してしまうと日本では殺人になるが、オランダやベルギー、カナダ、コロンビアなどのように厳しい条件を課して合法化されている国もある。この犯人が自分のためでなくて、あくまで終末期の患者の苦痛を取り除くという使命のようなもののためにこれらの行為を行ったとした方が面白い話になったのではないかという気がしてならない。
綾野剛が演じる刑事に重い腎臓病の娘がいて、次第に話が他人事でなくなっていくのだが、その原因を招いたのは彼の乱暴な言動なのであり、終始彼が何故これほど粗雑なのか気になっていたのだが、結局その答えは分からなかった。北川景子が演じる女刑事が相棒である必然性も特にはないように感じられた。特に「最高の思い出」というキーワードで場所が特定できるほど親しいようには全く見えなかったので、かなり戸惑った。また、木村佳乃のオーラの消し方には目を見張るものがあった。
音楽は終始パッとせず、記憶に残るものがなかった。エンドタイトルと同時に何の関係もない歌謡曲が大音量で流れて来るのには腹が立った。演出はテレビの2時間ドラマと比べてもあまり違いのないものだった。
(映像4+脚本3+役者3+音楽2+演出3)×4= 60 点。
【"痛みのない死は、本当に家族にとって幸せな事なのか・・”「嘱託殺人」「安楽死」という重いテーマをキーにしつつ、”究極の家族愛”をサスペンス要素を絡めて描き出した”エンターテインメント作品”】
ー元看護士、雛森めぐみを演じた女優さんの序盤の”ボサボサ頭で、養鶏場で働く姿”に最初、誰だか分からず・・。
そして、”か弱き”雛森めぐみと刑事、犬養(綾野剛)との、取調室での遣り取りが、後半のストーリー展開に効いている・・。
実は、レビュータイトルに”美しい”と言う言葉を入れたかったのだが、観る人が見ればネタバレになるので、回避。-
■印象的なシーン且つ物語構成
1.犬養の一人娘、沙耶香が重い腎臓病を患い、ドナー提供を待っておりながらも、病院で、沙耶香の仲良しのオセロの強い少年にズルをする父に少しオシャマに掛ける言葉。
ー犬養が、妻を亡くしている事もさり気なく映し出される・・。犬養がドクター・デスを”薄汚い殺人者”と罵る気持ちが、良く分かる。
が、この言葉が再後半、物語を”大きく”動かしてくるのである・・。-
2.ドクター・デスにより、完治しない病に侵された家族の命を且つて、ドクター・デスに委ねた5人が語るドクター・デスの顔の特長。出来上がった、全く違う5人の初老の男の顔。
ーここから、捜査陣の”人間心理を読み切った”ドクター・デスの本当の顔を探り出していくプロセスが面白い。ー
3.出来上がった似顔絵を見て、”何だ、犯人を演じた役者さんは〇〇さんじゃないか・・。けれど、深川監督がそんなに簡単に、ストーリー展開するわけがないよなあ・・”と思った方は多いのではないかな。(除く、原作既読の方)
4.”真の”ドクター・デスの”厳かな”登場シーン。(ここで、”そんなに綺麗に着飾る程、お金なかったじゃない!”とか言わない・・。)
”痛みのない死は、本当に美しい・・”と、自己陶酔する姿。
-完全に、狂気に侵されている・・。ドクター・デスが、カルト団体の教祖に、一瞬見える。-
5.ドクター・デスが、沙耶香を”マインド・コントロール”しようとするシーン。
-怖い、怖い・・。あの、”美しき微笑み”が逆に相当に怖い。
且つ、”この方って、こんなに凄み有る演技をするのだ!”と、瞠目する。ー
6.けれど、ドクター・デスのマインド・コントロールを沙耶香は、”父を想う気持ち”で何とか、懸命に解く。
-父親としては、沁みるシーンである。そして、ここからのスリリングな展開も面白い。-
<家族の大切な思い出の場所を ”そのような事に使うな!”
と思いつつ、”物語展開、構成の面白さ”に一気に引き込まれた作品。
けれど、一番印象的なのは、真のドクター・デスを演じた方の”美しくも、凄みある、狂気を帯びた顔”であった作品でもある。>
■蛇足1
・東山紀之さん、大丈夫デスか?
■蛇足2 -あるレビュアーの方のレビューに対してのコメントを、敢えて記載ー
今晩は。そして、初めまして。
”最近も安楽死事件があった後だけに考えてしまう。決してこの映画は悪くない。”
同感です。
只、他のこのレビューサイトを牽引している方々が仰っているように、そして、〇〇さんのレビュータイトルにも書かれているように、重いテーマに対する”解”を求める鑑賞側(私も鑑賞前は、そうでした。)には”軽い”と思われるのかな・・”とも思いました。
私は、”ドクターの思想と重い病の子を持つ親との齟齬の物語”として、序盤の後半から鑑賞スタンスをやや変えて観ました。(ズルイかもしれませんが・・。そして、ドクターの思想がキチンと描かれていればとも思いました。)けれど、私はこの作品はとても面白かったと感じました。
【映画とは、観る人の鑑賞前の作品に対する期待や、諸々の事情により、鑑賞感想が変わるという”当たり前の事”を久しぶりに感じた作品でもありました。だから、”映画は面白いのだ”とも思いました。】
では、又。返信不要です。
ー何故、わざわざこのコメントを記載した理由は明確で、”自分の考えに同調しない人を全否定する思想”が、大嫌いだからである。以上。-
せっかく日本映画がメインの上映環境なのにっ‼️
驚きです。
一体どうしたらこんなにダメな映画が作れるのでしょう。創作というものに携わったことのない私が言うのは大いに憚られるのですが、それほどに困惑しています。
❶綾野剛さん演じる刑事の人物造形が雑過ぎる。
ただの乱暴狼藉の輩でした。
アパートのオーナーや病院への器物破損に関わる損害金は税金の無駄遣いです😡
相棒の高千穂刑事が、彼の問題のある性格を差し引いても一種の信頼と尊敬の念を寄せるだけの魅力が納得できないほどでした。強いて言えば、沙耶香との交流から生まれる親近感(病気と闘う姿へのエール)しか、相棒でいられる理由が感じられません。
❷ステレオタイプの刑事仲間。
上司のあまりの普通振り、真面目だけどちょっと間抜けで犯人に出し抜かれる同僚。すべて2時間ドラマのまま。
❸犯人の動機の扱い方もまた雑過ぎる。
犯人の動機に結びつく〝安楽死〟を巡る答えのでない深淵な問題をモノの見事にスルーして思い切り肩透かしを食らわせるラストの展開(あれじゃあ、犯人本人が今までの自分の行為の意義を貶めてることになりませんか⁉️)。
例えば小説なら、宮部みゆきさんの『模倣犯』のラストで犯人が自分のプライドを傷つけられて、あり得ない言動をしてしまったことを思い起こしてみてください。
映画なら、『人魚の眠る家』の篠原涼子さん演じる母親のほとんど狂気といえる動機。
それらに比べて、なんと軽いことか‼️
やってることの重大性に比べて、動機の描き方が酷かったと思います。
❹最初から最後まで大方の予想に合わせるかのような、取って付けたセリフやシーンばかり。
柄本明さんがいきなり走り出して北川景子さんが仕留める、とか、お父さん、やっぱりもっと生きたい、とか、お腹を殴りかえすとか。
まだ色々ありますが、この辺でやめときます。
すみません。
矛盾が多い
雛森の証言の矛盾の多さがほんとに気になった!
最初は、鎮痛剤だと思ってたって言ってたのに、でも患者さんは幸せそうに逝きましたよって発言に違和感しか感じなかったな、、、
そしてハーブティーはなんだったんだろう??
安楽死の根底につきつめてない、ただの快楽殺人犯だったのががっかりでした、、
私は結構好きな感じでした。
他の方のレビューをみると脚本がうすいとか、面白くないとか、ガッカリしたとか、かなり低いものもあったりしますが、、、個人的には結構面白いのかなって思いました。綾野剛さん、北川景子さんなど主要キャストの演技はもちろん最高でしたし、名前は伏せますが、シークレットキャストの方の演技も素晴らしかったです。まぁ、内容は私ももっとheavyなのかな?とは思ってましたけど、見やすさを意識したならあれぐらいがちょうど良いのかもと思ってしまいます。もっと深く切り込んでくると思っていた方には物足りないと感じてしまったのかもしれませんが、私は、変に話を難しくされてモヤっとして終わる映画よりよっぽど良いと思いました。ドラマっぽいっていうのにも共感ですね。始まりも終わりもドラマって感じがしました。2時間ドラマなどが好きならおすすめします。私はこの手の刑事、バディもの大好きなんで面白いとおもいました!まぁ、なにより綾野剛さんが好きだっていうのもありますが…w
いやあ、ひどかった
原作が良かったので見に行ったが、いやあ、ひどかった。原作で犯人の動機が形成される過去のある出来事が、バッサリと削られ、代わりに何の脈絡もない長い長いB級アクションがくっついていた。その部分の人物の行動の不自然さ、やたら怒鳴る声の騒々しさ、「お前らバカか」とスクリーンに何か投げつけ、帰りたくなった。冷静になってから、なぜ、あえてつまらなく改変したか推測した。一つは、原作の過去のある出来事を映像化するには予算が少なすぎた。もう一つは、ある出来事を映像化することで、重いテーマが重いままとなってしまい、炎上の対象となる可能性があるため、B級アクションとすることで、逃げた。多分、予算と炎上回避という上からの圧力で、脚本家は書きたくもない脚本を書き、監督は取りたくもない映画を撮ったのだろうなと、同情。低予算かつ短期間に作られる消費型映画の典型。原作者の中山先生は、映画好きでも知られる人。この映画を見て、何を思ったか?
古くさくて、結局快楽殺人ということか─
かっちょいいオープニングとか、技術的な演出とかで最新鋭の作品に仕立て上げようとしていた割には、かなり古めかしい映画に見えてしまった。
進展していく段階のアイデアとか工夫が面白いとは思ったけれども、内容がちょっと…
勝手に、安楽死の問題とか死生観をくすぐる映画なのかとかなり期待していたのですが、終わってみると、テレビ的ドラマの超娯楽作品で(それはそれで別に悪くはないと思いますが─)、ドクター・デスは単なる快楽殺人でしかないのか─という思いです。演技とか演出も粗く感じてしまいましたし、あまり評価できないかと・・・
なんだろう…シンプルに面白くない
別にストーリーにツッコミどころが満載なわけでもなく、出演者の演技が悪いわけでもないんだけど、なんだろうこのモヤモヤ感…シンプルに面白くなかった
なんでそう感じたのか理由もよくわからないんだけど、2時間通してワクワクも驚きも何もなかった。
ぜひこの理由を上手く言語化してくれる人がいたら教えて欲しい。
オープニング映像がチープすぎて度肝を抜かれた
個人的にはカイジファイナルゲーム以来の衝撃だった
安楽死の是否について
原作を読んでからいきました。
劇中で説明が足りなかった部分を補足してくれる、ってメリットはありましたが、
気持ちの揺れ動きを予め知ってしまったせいで、「生きたい/生きてほしいと思うことが正しい」という旨の、犬養のセリフが、とってもとっても薄っぺらく感じて大変でした…
(たぶん、さやかちゃんが、父親を大好きで、心健やかに闘病できてたからなのもあるとおもう)
最大のツッコミなんですけど、さやかちゃんの誘拐〜殺人未遂、悪意を持って近づいて、ドクターデスの美学に完全に反してますよね…
結局サイコパスかよ、ってかんじでした…
安楽死について、どっちが正しいんだようわあああ〜!!!
って悩みたかった自分には、とても合わない映画でした。
重いテーマに軽い展開
最近も安楽死事件があった後だけに考えてしまう。決してこの映画は悪くない。
しかし、
もうちょっとドクターの思いを突っ込んでもらいたかった。刑事の論理も。
異常者に落とし込むのはハリウッドに任せておけば良い。
無駄に長尺でテンポ悪過ぎ、良いところ見つからない…
とにかく各エピソードや行動が冗長的でテンポが物凄く悪い。安物テレビドラマみたいなオープニングカットとか、どうしたのかと…。
物語も緩急がなく、盛り上がりが全くないし、俳優陣の良いところが何も活かせてない。
宣伝でわざわざ隠していたドクターデスの正体を序盤でアッサリ明らかにしてしまうし、予告から期待していたような安楽死により遺族と本人を救う正義と、法の下の正義の葛藤的なものが何も描かれず、ただの刑事ドラマ風作品になってしまっていたのが一番残念でした。
北川景子さんのカッコいいスーツ姿が美しかった事以外何も見どころはありません。。
後半が残念
安楽死は殺人か否か…?、というデリケートなテーマなのでそれなりに身構えて鑑賞しましたが、終盤に犯人が快楽殺人者と判明したとたん一気に昭和のB級映画のようになって唖然としました。
主役の綾野剛さん、北川景子さんの熱演は素晴らしかったですが、お二人とも肩に力が入りすぎというか…特に北川景子さんの表情が“家売るオンナ”みたいで恐かったです。
ドラマで観たかったな
この重たいテーマがもっと伝わるストーリーだったら、なお良かったかもしれない。
刑事ドラマみたいな感じで、一話一話のドラマ仕立てで来週が楽しみ♩という感じで観たかった作品。
犯人は誰か?のサスペンスものかと思っていただけに、そこは意外とアッサリしていて、展開にドキドキすることがあまりなかったのが残念。
ちょっと不器用な父親役の綾野剛さんも
男勝りの女刑事役の北川景子さんもとてもすばらしかったです。コンビっていう感じ。
あとネタバレになるので名前は出しませんが、幸薄そうなやさぐれた雰囲気のおばさんから、狂気に満ちた美人女性に豹変するとある女優さんの演技には圧倒されました!!
残念
154本目。
予告編で、警視庁最強コンビとか設定からして面白そう、シリーズになりそうな作品なのかと。
でも冒頭の橋のど真ん中に公衆電話がある時点でイヤなスイッチが入ってしまう。
アナログなのかデジタルなのかが中途半端な捜査で犯人からの非通知の電話が入ったのに逆探知しない。
警視庁最強コンビにしては、お粗末だし最強感が感じられない。
キリがなくなるから、これ以上はだけど設定の面白さに脚本、演出が追い付いていない感じ。
でもまあテンポだけは良かった。
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