ドクター・デスの遺産 BLACK FILEのレビュー・感想・評価
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安楽死か快楽殺人か?
父親1人片親で病気の子供をみながら、刑事という職を全うすることの難しさを、もっと掘り下げたり、安楽死が是か非か?の問いを突き詰めてみたりしたら、もっと深みのある作品になったかな。原作を読んでいないため改作の程度は不明だが、中途からの犯人像が快楽殺人者や精神病理的なものになったことが残念。安楽死を是とする犯人像が、頭のおかしな救世主的なこっけいなものになり下がった感じがした。
あんまり詰め込みすぎたのかな。綾野剛&北川景子の凸凹コンビの犯人との頭脳戦、似顔絵の解読や刑事としての俊敏さは面白い。角川文庫の原作も合わせて読みたい。シリーズ作品の中の1つなので、他の作品も見たいかな。はっしょった後半からの流れがいささか不満でした
「俳優の矜持」
今年77本目。
11月8日のZERO特番綾野剛密着で、綾野剛が俳優を続けられている理由について「自分がやりたい事より求められる喜びを知っている」と仰ってました。俳優の矜持が見れて非常に好きな言葉です。
また娘の病室に会いに行くシーンでは、奥の椅子に座る、立って話す、椅子を窓側にする(これを採用)と何パターンも試して、自分が納得するまでTakeを重ねています。命を懸けて俳優をやっているのが伝わってきます。
作品は安楽死に関する題材で、皆さんも予告をご覧になっていると思いますので興味深いテーマで、また今年3月の「仮面病棟」など医療系の映画が好きで、2時間一度も飽きずに見れて良かったです。
内容はスッゴクいいんですけど、犯人が単純過ぎて全く驚かない。 最初...
内容はスッゴクいいんですけど、犯人が単純過ぎて全く驚かない。
最初の男の子がいい子だなって思うくらい。
原作もこんなに単純なの?
逆に気になる
うーん、なんだかなぁ
タイムリーな深いテーマがどんな風に仕上がったのか楽しみにしてましたが、ちょっと浅かったですね。北川景子、綾野剛は力が入って空回り気味。柄本明、木村佳乃の狂気っぷりが良かったです。
何度か涙が流れました
被害者・家族、犬養の娘さやかちゃんの演技がとても良かったです。
彼らに感情移入した時それぞれのシーンで涙が流れてしまいました。
わたし自身が安楽死について考える時間の多い立場の人間なので、この作品での安楽死についての取り上げ方に満足(というよりは安心に近い)しました。
今回のドクターデスがたまたま快楽殺人者だった、それで十分でした。
綾野剛さん演じる犬養隼人はやっぱり格好良かったのでファンの人は観に行って後悔は無いです。
犬養隼人シリーズの中で、最初に実写化するべき作品ではなかったのでは、もっと犬養の聡明さ、高千穂とのバディでの活躍が描かれる作品が良かったのでは、とは思いました。
安楽死を扱いながらもエンターテイメント志向の映画なので、もっと犬養と娘のやりとりや、娘さやかちゃんが最後前向きな考え方に切り替えられた過程や、犬養と高千穂のバディ感があって欲しかったなって思ってはしまいました。
安楽死と殺人…でも結局は殺人
世間では、安楽死についてのニュースで議論が行われていますが、私的には綾野剛さん演じる犬養刑事の言うように、「殺人」だと思い観ました。
幾つかのレビューを拝見しましたが、確かに映画として観るならば、少々刑事ドラマっぽいとも思いました。
ただ、このご時世において綾野剛さん、北川景子さん始め、沢山の出演者達が安楽死というものについて考え、作り上げた作品なのではないでしょうか。
否定的でも肯定的にもなれませんが、私個人の意見なら、安楽死と言う言葉は一見綺麗な言の葉の様に聞こえるが、それは誰かに委託して殺してもらう…結局殺人と何も変わりません。
欧米各国では安楽死が法律で認められているそうですが、それが果たして良いのか、感謝されるものなのか分かりません。
少なくとも、双極性障害の様な症状を患っている私には正常な判断なのか間違っているのか分かりませんが、日本では例えその行いをしても結局は捕まるわけです。
映画の中では刑事の中で少し語られるような、若しくはそういう風に仕込んだ作品になっていましたが、現代の日本社会はコロナの第3波で大変でしょうがこの問題についてもしっかり議論してもらいたいです。
皆さんの演技、素晴らしかったです。
考えさせられる内容でした。
テレビ的な演出!?
オープニングから、「自分はいまテレビドラマを観ているのだろうか!!」と思ってしまう演出とカメラレイアウトと色味に感じて…あれあれと思っていると絵柄が映画的になり最後まで観れる作品でした。
ということはテレビでも楽しめるのかな!?
キャストは豪華で、観ごたえありますね。ww
面白くなぁい
ざんねん。
綾野剛なのに。。。。
北川景子さんもムリありすぎ
木村さんの素顔みれたのだけ
良かったかも。
扱ってる内容が、尊厳死と発達し過ぎた医療という
いいとこ狙ってだはずなのに
ホント残念。。。。
もうちょっと中身がほしい。
死ぬ権利という医療倫理上の争点を題材にした映画でした。
一見、物凄く考えさせられる映画のように見えますが、刑事・綾野剛の口からは「安楽死は殺人だ」と決めつけた言葉しか出てこず、遺族から見た「救い」や被害者本人の「痛みからの解放」といった想いは一切認めません。そういう意味で、安楽死に一方的に反対した偏った映画なんだなーと違和感がありました。
綾野剛の刑事っぷり、悪くはないけど、ちょっと破天荒すぎて現実離れ、、刑事とはいえ公務員ですよ。。
北川景子の先輩刑事っぷり、その演技力に引き込まれました。女女した役よりも、男勝りな役の方が向いてる気がします。
あと綾野剛の娘役の子も演技力◎です。泣いてしまいました。
ちなみに、犯人の指名手配画を見た瞬間、みんな笑いましたよね?犯人は柄本明かい、って(笑)
総評としてはまあ普通。ストーリーに特段の捻りもないし、内容の薄さを豪華キャストと演技力でカバーしてる感じかな。
期待しすぎたかな…。でも、続編があるなら期待したい。
綾野剛と北川景子の二人が好きなのと、安楽死とゆう題材にひかれて。
このコンビいいな。見ていて飽きないし、なにより相性が良さそう🙃肝心の物語は、思っていたのと少し違ったかな💧でも、一人一人の個性が引き立っていたのはよかった。あと、始まりが昭和っぽくてなんとなく違和感😬
主役の二人もさることながら、木村佳乃と柄本明の怪演に引き込まれた。特に木村佳乃は、初め誰だかわからなかったぐらい。彼女が演じる一筋縄じゃいかない役が好きなので、はまり役だと思う。
ぜひ、続編を望みます。
ストーリーの明快なエンタメ系クライムサスペンス
綾野剛&北川景子のコンビが爽快な作品。犯人側の柄本明&木村佳乃も最高だった。刑事コンビの推理も良いし、ミスリーディングな展開も、ドクターデスの逆襲もエンタメ系作品の展開としてはお見事。
強いて言えば、安楽死を扱ったテーマ性の強い作品と思いきや、犯人は単なる快楽殺人者という展開はかなりチープな印象になってしまった。
まぁテーマ性こそ薄いものの、エンタメ系クライムサスペンスとして観ればかなり良い作品と思う。わざわざ映画館で観るべき作品かと言われると、2時間ドラマでも良さそうだが笑
俳優陣の演技がせめてもの救い
原作を読んでしまっているせいなのかと思いましたが、原作読んでなくてもたぶん星の数は変わらなかったかも。
CMをみる限りとてもテンポよく、安楽死の是非を問うようなメッセージ性の高いストーリーを期待して映画館へ向かったのですが、オープニングがあまりにチープ(まるで昭和の刑事ドラマ)で期待外れの予感はしていました。
よくいえば、原作は安楽死の是非、人間の倫理観や正義を問うメッセージ性の強い内容だったのに対し、映画はサスペンス要素高めでエンタメ重視の印象。ただドクターデスが本人の意思とは別に安楽死に誘導するなんて原作読んでる身としてはあり得ない。。。
あと音楽も、全体的には無音というか音楽少なめなのですが、たまに流れるBGMが昭和の刑事ドラマ感プンプンで、そっちにもっていきたいの?と思わずにいられない。雰囲気台無しの印象です。
俳優陣の演技はとても素晴らしく、圧倒されるものがあり、また主題歌の歌詞も音もとてもよかったのですが、映画作品としては駄作と言わざるを得ません。
綾野剛と北川景子がやたらと番宣していることに違和感を覚えていましたが、映画を観て納得しました。
原作読んで出演決めた俳優さんもいたと思いますが、もったいないの一言です。
後半に役者同士の演技の戦いがもっと見たかったので少し残念でした。た...
後半に役者同士の演技の戦いがもっと見たかったので少し残念でした。ただ他の方のレビューを見ると厳しすぎでは?と思いました。自分と同じく期待値が高かったんでしょうね…。
原作が骨抜き
原作小説に色濃くあった、推理小説の形から、臓器移植の問題や、障害、過失致死に見せかけての殺人など、「命」や「医療」「罪を定める法」などを描く、重いテーマは陰をひそめて…いや、物語の骨子が放棄されたと感じました。
バディもの、キャラ立ち優先にして、過去のヴィラン・ダークヒーロー犯罪を模倣するストーリーをなぞっただけのパチモン・アクションもの。
主人公の刑事二人は、いつ警視庁に出勤しているのかわからないくらい自由。
予算不足なのか、やる気ないのかわかりませんが、捜査員も主演2人以外は常に2~3人程度。
犯人確保に警官隊が現れることもない。
安楽死依頼サイトをそのまま放置したり、警察はバカばっかりだし。
改めて日テレで、これを連ドラシリーズ化したかったのかな? と邪推するほど、綾野剛と北川景子推しにしか思えず。
二人のキャラに関して割と深堀も説明もなかったから、私が知らないだけで、てっきりすでにテレビシリーズがあっての、スピンオフ映画かと思ったくらい。
キャラ推しの割には、原作にあった犬養の「嘘を見抜く」という特技が目立たないし。
犯人が快楽殺人犯と判明したとたん、推理ものの香りは吹き飛び、スリラーものに変貌。
サイコパスとの追っかけっこ。
後半だけ取って見れば、『怪奇大作戦』「狂気人間」に近しい雰囲気。
よかったのは、宣伝でクレジットされてない、この真犯人のサイコパス演技くらいだったかな。
10分に一回「ダメだこりゃ」「助けて、早く終わって、帰りたい」という言葉が溢れそうになるほど呆れかえりました。
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