白い暴動

劇場公開日:

解説・あらすじ

1970年代後半のイギリスで、音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者たちによるムーブメント「ロック・アゲインスト・レイシズム」に迫ったドキュメンタリー。経済が破綻状態にあった当時のイギリス。国民の不安と不満は、第2次世界大戦後に増加した移民たちへと転嫁され、イギリス国民戦線を中心とする過激な排外主義運動が高まっていた。街に暴力があふれかえる中、芸術家のレッド・ソーンダズら数人の若者たちが、人種差別に対してロックで対抗する組織「ロック・アゲインスト・レイシズム」を発足。彼らの発信するメッセージは、ザ・クラッシュ、スティール・パルスなどのパンクやレゲエ音楽と結びつき、多くの若者たちに支持されていく。監督は、BBCでドキュメンタリーを手がけてきたルビカ・シャー。

2019年製作/84分/G/イギリス
原題または英題:White Riot
配給:ツイン
劇場公開日:2020年4月3日

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photograph by Syd Shelton

映画レビュー

1.5【左翼プロバカンダ映画です、題名でクラッシュのライブを観に行ったらガッカリしますよ】

2025年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

知的

難しい

バラカンさんがラジオでお話ししてくれてけど観れなかった、VOAで観て想定通りだった、観なくてよかったかもと思った日本だったら学生運動賛歌の馬鹿な映画と同じじゃないか?と感じました。しかしバラカンさんこの題名ですとクラッシュの映画かと思って勘違いして観に来て???とか!!!とか思う人が多いですよね...この題名はオカシイとは思いませんか?まぁ商業だからしょうがないですしよくある話ですので感情的になってしまっても詮無いと思いながら言いたくなります。
 クラッシュの演奏シーンは「ルードボーイ」と同じかな、比較的ここらへんの歴史は知識があったところにバラカンさんからの解説でさらに知って観ました。音楽映画じゃないというバラカンさんへの文句の手紙とそれに対するバラカンさんの見解も聞いていた、予想通りの映画で左翼的気分のプロバカンダ的ドキュメンタリーしかも懐古的、途中からあまりに偏向していてバカバカしくなった、勝利だ!とかの発言なり説明の描写が続くが英国民はサッチャリズムを選んだじゃないですか?「正義だ!」と言う一派の主張はよくよく冷静に聴かなければいけない
 この映画が出た頃の欧州はこの映画を無条件にまた批判的に少しでも言えば「ナチス!」と呼ぶ空気だったのだろう、日本も時の宰相を非常識に「ヒトラー!」「独裁者!」「ぶった切ってしまえ!」など言って気持ちよくなってる人が許されるどころか大きな顔をしている空気だった。自分達の立場が正しいという自己陶酔のような顔つきが全員とは言わないけれどやたら目立つ、違うよなと思う。
 クラッシュをこういう要素で切り取ってそういうバンドだったということにしたいのだろうがそんなスケールのバンドじゃないですよね、シャム69とかとは音楽スケールが違うと思うんですがどう思います?皆さん
 2025年の初夏の今、この映画を初めて観たせいか欧州や米国で反移民の主張が強くなっている今から観ると隔世の感を持つのは私だけでしょうか??
※アーティスト達に音楽的な尊敬は当然持つがそれと政治的主張は別です
※コメントを読むとイギリスの歴史を知らず勉強になった共感したという方が沢山居られます、その意味では映画を作った側が意図したプロバカンダは大成功したのだとも思った

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金北山を仰ぎ観て育って

3.5音楽の力で人々の心を動かした瞬間

2024年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

採点3.7
経済破綻化で巻き起こった白人至上主義と、それに立ち上がったRARの活動を記録したドキュメンタリー。
当時劇場で観れなかったんですよね。
タイトルにクラッシュの「白い暴動」が挙げられていますが、クラッシュのドキュメンタリーではありません。
しかしながらあの時代背景から、パンクバンドが台頭し、そこに生きる若者の熱量はすごい伝わってきます。
そしてこうゆうときに、ヨーロッパでは必ず現れるスキンヘッズ(ナチ主義)なんでややこしくするんでしょうね。
また当時のジョーストマラーやジミーパーシーのインタビュー。
そして懐かしむトムロビンソンも見られます。
作品のクライマックスはデモ行進。
人種差別に反対する若者たちが参加し、その終着地では音楽フェスも開催されます。
その参加者は500人想定だったライブ、しかし集まったのは約10万人。
主催も出演するバンドもすごい驚いてました。
ここでのクラッシュのステージがすごい。
バンドも客もピークのような盛り上がりようがとても伝わってきます。
また、この作品のタイトルが「白い暴動」であるのが良くわかりましたよ。
音楽の力で人々の心を動かした瞬間を捉えた、とても意義のあるドキュメンタリー作品でした。

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白波

4.0色々考えさせられたドキュメント

2024年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

配信で視聴。
1970年代、イギリスで人種差別騒動が
あった。彼らを阻止するためにRARが呼びかけ
それに呼応したイギリスのバンドが参加する
までのドキュメント。色々、考えさせられた。
音楽は政治や社会を変えられる。
しかし、日本ではどうだろうか?

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ナベウーロンティー

4.0音楽が社会を変える。

2024年4月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

その当時の風俗や事柄などの時代背景が音楽と密接に結んでいた時期(おそらくマンダレーポップ以降)に、人々のエネルギーが一点集中しし社会を動かしていく。パンクにチカラがあったイギリスならではの鋭利なエネルギーが感じられ、楽しかった。
今や音楽にはそれほどまでの影響力は認められないからこそ、なおさら感心させられる。
それにしてもクラプトン、ロッド、デヴィッド・ボウイの当時の発言は、あまりにも悲しすぎる。過去の失言を取り締まる警察に目をつけたら、ひとたまりもないのでは。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。