劇場公開日 2020年7月3日

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MOTHER マザーのレビュー・感想・評価

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4.0傍観するのではなく、自分に何ができるかを問う

2020年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

製作陣も参考にしたであろう当該事件のノンフィクション本『誰もボクを見ていない』(山寺香著)を読んだ。毒親で息子との共依存関係を生んだ母を非難したり、貧困や虐待や居所不明児童を放置する社会も悪いと糾弾するのは簡単だが、それでは済ませられない。そんな著者の思いをこの劇映画も確かに汲み取った。

夏帆演じる児相職員や仲野太賀のラブホ従業員など、家族を支援しようとする人物は架空だが、実際に助けようとした大勢のエピソードを取捨選択して効果的に配した(港岳彦の脚本が手堅い)。彼らが手を差し伸べても、その手をすり抜けるように母子は消えてしまう。ほぼホームレスの外見のこんな母子を町中で見かけたら、あなたは声をかけたり、実際に助けたりできるのか。そんな難しい問いを孕む。

共感されることを拒む役作りに徹した長澤まさみは新境地。周平役・奥平太兼の物憂い目が哀しく、「誰も知らない」の柳楽優弥を彷彿とさせる。

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高森 郁哉

4.0もう一つの「万引き家族」。見終わった後の気持ちがこれ程まで違うのは何故だろう?

2020年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

まず、本作は大まかな題材が「万引き家族」と似ています。
そして、共にビターなラストでしたが、気持ちの「重さ」が全く異なりました。
では、何故ここまでの違いが出るのでしょうか?
それは、本作の「実話の要素が重すぎる」という点が最大の理由でしょう。
さらに、もう一つ、主演が長澤まさみだったから、というのも大きいと思います。
要は、「好感度が圧倒的に高い女優」に、みんながトコトン嫌がるような「好感度ゼロの役」をやらせたらどうなるのか、という、ほぼ実現不可能なことをやってのけている点が、本作の特殊性としてあるのです。
社会が成り立つには、最低限の共通の価値観の「常識」というものが必要になります。
そのため、「働けるのに全く働かずに遊びまくり子供らに迷惑をかける親」は傍から見ると嫌気しか起こりません。
まさに、そんな「働くのをトコトン嫌がり、どんな悪い事をしても、できるだけラクをして生きていこうとする母親」を長澤まさみが演じているのです。
しかも、これまで通り「演技派」なので、これがまたリアルに演じ切っていて、見ている側が複雑な気持ちになってしまいます。
さらに、「自由奔放で行き当たりばったりの生き方」でも、自分一人で生きているのなら、これほどの強い気持ちは動かないのかもしれません。
ただ、この母親は「自分の子供をどう育てようと私の勝手でしょう」と、時には子供を洗脳するような言動で操り続けているので、さらに嫌悪感が増すわけです。
とは言え、これはあくまで実話をモチーフにした「映画」に過ぎません。
1本の映画でこれだけ心が動かされるのは、ひとえに役者が全員上手いから、ということもあります。
最初から50分まで登場する「小学生の時の息子」は、窪田正孝の少年期を思わせるような顔立ちで是枝作品にも出ていそうな演技の上手さで、50分以降の「5年後の息子」も初の演技とは思えないほどの「名役者」でした。
子供への目線に立つと居た堪れない気持ちになったりもしますが、個人的な感情を抜かして純粋に評価すると、これ程までに人の感情を動かすことができた点で、映画史に残るくらいの作品と言えますね。
役者全員の見事なアンサンブルに加えて、長澤まさみの新境地が見どころと言えると思います。

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細野真宏

3.5時間と共に衝撃度が増! ラストは誰かと語りたくなる作品

2020年7月1日
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鑑賞方法:試写会

「実際に起きた事件」に着想を得て、ニュースなどでは見ることが出来ない母子の裏側を「フィクション映画」として製作された衝撃作。
息子は学校には行かず、ずっと母親と一緒にいる。そして、その母親は奔放で天真な姿を見せ息子を励ます一方、金銭面で困ると、息子に悪事をさせるなど世間的には「困った母親」。
事ある度に「誰にも渡さない」と言い、息子を所有物としている姿勢には一貫性がある。ただ、その他については、私には一貫性が無くブレているようにしか見えない。そんな難しい役柄を演じているのが長澤まさみ。本作でも他作品と同様に、違和感のない力演で、率直に本作で再び演技の幅を広げたことを実感する。
そして、そんな母親に対して忠実な息子。共依存という難題も考えさせられる息子役(少年期)は、本作がスクリーンデビューの奥平大兼。鋭い眼差しと役柄のギャップが印象的で、この先どのように活躍していくのかが気になるくらい頼もしい存在感があった。
母子の「要役」となる阿部サダヲは、映画「彼女が名を知らない鳥たち(2017年公開)」とは真逆に近い役柄を演じている。「阿部サダヲが出て来たら笑える」という感覚は捨てる覚悟で本作に挑むことがオススメ。
本作では、息子がこれまでとは違った普通の生き方をできるチャンスに巡り合える時がある。でも結局は母親の言うがままにする息子の気持ちは、本作を最後まで見ないとわからない。さらに、本当に重い事件は「見た者」にしか感じることができない行間がある。
劇中、私は、内容がキツくて苦しいと感じながらも、「この先はどうなってしまうのだろう?」という気持ちが率先して、エンドロールまで上映時間を気にする隙がなかった。

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山田晶子

3.5悲しい

miyuさん
2021年7月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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miyu

2.5救われない

hanataro2さん
2021年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

映画のテーマから、是枝監督の「誰も知らない」と比べてしまった。
長澤まさみは、どうしてもキレイな人にしか見えず、ダメっぷりが伝わってこなかった。
阿部サダヲは見事な演技としか言いようがない。
実話ベースの映画というのはビックリした。

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hanataro2

5.0母の呪い

2021年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

ぶっちぎりの外道を演じる長澤まさみに震撼

母性 欲望 放漫 狡猾 自棄

愛息をこの世の底辺から更に深い地獄へと 汚れきったその手で引きずり込む

誰にも助けられない泥沼へ

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労働4号

3.5【事実は小説より残酷…気づけば引込まれている映画】

3104arataさん
2021年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

・2020年公開の日本の社会派ヒューマンドラマ映画。
・親族からも絶縁され、いく当てもないシングルマザー秋子とその息子周平が社会からもどんどん孤立していく。そして周平が最後に悲惨な事件を起こすまで…、という大枠ストーリー。
・現実で実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て作られた作品のようです。

[お薦めのポイント]
・事実は小説より残酷…と思わざるを得ない事実に基づいた物語
・鑑賞後、必然のように「考え」させられてしまう=気づいたら魅了されて引き込まれている。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・終始救われませんでした。笑 ただ、秋子と周平の関係性が少し良くなったように見えた時に、ふと観ているこちらの気持ちが落ち着いた気がします。そんな些細なことに「こちらの感情を動かしてくれる」「それに気づかせてくれる」ような物語の運びがすごいなぁと思いました。情景を想像しながら愉しむ文学作品のごとく、登場人物たちの思考を想像しながら一喜一憂させてくれる、そんな繊細さを感じました。

[演出]
・表情で語らせる。目線で語らせる。まさに映像文学でした。これは観ているものが考えることこそ意味がある、と言わんばかり。わかりやすい答えは提示してくれません。定点カメラの長回しの意味、秋子の目線の意味、周平の感情…などなど。監督さんに「なんでこの映画を作ろうとしたのか」「だれに何を伝えてどうなってほしかったのか」など質問攻めしたくなるような物語・演出です。ダークなお話なのにそれくらい引き込んでくれる世界観が創り上げられた映画だと思います。

[映像]
・時折、定点で物語を映し出すシーンがあり、それが何を意味するのかが非常に気になりました。

[音楽]
・特に際立って感じたことはありませんでした。

[演技・配役]
・長澤まさみさん、奥平大兼くん、郡司翔くん。素晴らしすぎる演技力です。自堕落ながらも妙な芯を強く持つ秋子演じる長澤まさみさん、そのダメさと芯の強さのかけ合わせが「秋子に対する胸糞さ」「ちょっとだけ可哀そうかも…」という2つ感情の行ったり来たりをさせてくれました。奥平大兼くん、郡司翔くん、似すぎです。笑 そして、社会を知らず母しか知らない無垢さ、が仕草の一つ一つにあふれ出ていて、何を言わずとも何をせずとも、周平君のキャラクターがしっかり伝わる演技になっていました。

[全体]
・秋子と周平は、母と子であり、友達同士であり、恋人同士であり、夫婦であり…1つのカテゴリではくくり切れない関係性を感じました。それが、物語の台詞でも出てくる「執着の関係」なのかもしれません。子供を単なるモノ扱いする母親ならば、口の利き方ひとつにも怒り狂い、それゆえ子供は「はい」「わかった」など素直な言葉しか言えなくなるイメージがあります。いわゆる恐怖による支配です。しかし、周平君は普通に「嫌だ」「なんで早く帰ってこないの」と秋子に対して普通に口ごたえ的な発言をします。その発言の言葉尻に秋子は怒らないんです。怒るのは「自分の思い通りに動ていくれない周平君の行動」に対してのみ。この辺が、まるで小学生の友達同士のような関係に感じました。そして、阿部サダヲが2回目に2人のもとを去っていったときに、秋子が周平君にもたれかかるシーン。これはまるで異性間のような雰囲気が伝わってきました。周平君自信も恐怖による支配ではない秋子だからこそ「守らなければいけない」と思ったのでしょうか。
・作中、秋子は自らの性を利用してうまく生きているように見えていましたが、よくよく考えれば、これに乗ってくる男たちは、結局秋子を「その場の楽しみ」としてしか扱っておらず、決して大切にはしていない。つまり、秋子が利用しているように見えて秋子自身が利用されているのかなぁ、とも取れました。そう思うと、終始残酷な秋子に対する「可哀そう…」という気持ちが芽生えてきてしまいます。子供に対してひどいことをするダメダメなMotherに怒りを覚えつつも、社会からはひどい仕打ちを受けているMotherに対する哀れみも抱く。その2つの感情を微妙に行ったり来たりさせてくれるところは見どころだと思いました。
・「いやいやここまでひどいことなんて現実にはないでしょ」と思っていましたが、調べると実際にあった「少年による祖父母殺害事件」をベースに作られた映画と知り、現実の恐ろしさを覚えました。世の中では作中のようなことが実際に起きていて、周平君のような、ごく一般的な私たちから考えると、どうにも報われない子供が存在している恐ろしさ。
・一度観ただけですと、いまだに混乱のさなかにいる私ですが(笑)、少なくとも「なんでこんなことが起こってしまうのか」「なぜFatherではなくMotherなのか」「結局に誰に何を、何の目的で伝えようとしているのか」など、考えざるを得なくなってしまいます。これこそまさに映画に魅了されて引き込まれた状態なのかもしれませんね。いずれもう一度、トライしてみたいと思います。ありがとうございました。

#映画 #ドラマ #ヒューマンドラマ #実話に基づく #MOTHER #長澤まさみ #阿部サダヲ #奥平大兼 #郡司翔 #夏帆 #大森立嗣監督 #社会の闇 #シングルマザー
#全体3.7 #物語3.7 #演出3.7 #演技3.8 #配役3.8 #映像3.5 #音楽3.5

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3104arata

3.0長澤まさみ、阿部サダヲという実力派キャストを迎え、実際に起きた「少...

2021年5月16日
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鑑賞方法:映画館

長澤まさみ、阿部サダヲという実力派キャストを迎え、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て描いたヒューマンドラマ。長澤まさみの悪態、、演技に注目。

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yasuharu tezuka

3.5長澤まさみの演技はヤバい! 実話と聞いてびっくり‼️

2021年5月15日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

長澤まさみの演技はヤバい!
実話と聞いてびっくり‼️

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ホン マサ

4.0これはすごい

2021年5月14日
iPhoneアプリから投稿

見てると引き込まれる。結構前に見た映画だが、まだ内容も覚えているくらい衝撃的。
長澤まさみがまた良いねー!すごいどうしようもない母親の役が合ってる!
演技が本当に上手い。
子供役の子もいいねぇー!
最後は本当衝撃的!
子供は親を信じすぎる。子供は親の言うことを聞く。
それは愛しているから。
とてもリアルな話でした。

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らいもこらいもこ

2.0長澤まさみさんのPV

さっぷさん
2021年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

基本は邦画特有の「誰も知らない」や「子宮に沈める」の類の
子供が虐げられる胸糞映画なのでその辺が苦手な方や
小さいお子様をお持ちの方にはおすすめしません。
ただ事実を原案としているようなので
自分の生活や子供の今の幸せを再認識するにはとてもいい映画です。が
長澤まさみにフォーカスされまくってるいるので
彼女の演技以外はおざなりカンジなのでもう少し
彼女の役どころに対する心情の変化や周りの人との関係性はどうでもよく
長澤まさみさんの私はここまでできるのよアピールがすごくて
それ以外見どころがないのが残念、長澤まさみファンにはたまらないかもしれませんが
タイムジャンプが多く、長い映画のわりにラストもなんとも言い難いカンジ。。
子役の男の子演技がいいのでタイムジャップなしで
親子関係を丁寧に描きあげたほうがよかったのではないでしょか?
親子関係の胸糞が好きなら「葛城事件」のほうが
よほど胸糞だと思います。

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さっぷ

3.0無気力の世襲

2021年5月6日
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movie mamma

3.0正直、

JYARIさん
2021年4月18日
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JYARI

1.5ランボーを観た方がいい

w gさん
2021年4月11日
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泣ける

寝られる

これ日本で気が付いてるのオレだけだと思うけど、長澤まさみって主役できるタイプの女優じゃないから。

その長澤まさみがキャリアのためにこれまでとは違う役をやりましたというだけの映画。それだけ。ランボー見た方がいい。
あと主演で当てたかったら早く脱げ

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w g

肌すべすべ学生キャーキャー

ばーどさん
2021年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

こんなんで日本アカデミー賞最優秀主演女優賞などとれるのだから、日本映画界はたかが知れている。
現実はもっと過酷だ。仕事でネグレクトの家に行ったことがあるが、醤油のビンの中にウジがわいていた。
メシを食わず酒を飲みタバコを吸い男とヤる家で寝てるだけ。そんな女が目にクマひとつつくらず、声もしゃがれず、髪も乱れない。リアリティが何かわかっているのか?バカとしか言いようがない。
時間を返してほしい。学園祭のクソ映画。

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ばーど

4.0こうゆう人達が居るという事

カナコさん
2021年3月31日
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悲しい

怖い

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カナコ

2.5良い演技

2021年3月23日
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映画だけ見ると周平に同情の余地もある
モデルにとなった本人はどうだったんだろうか、疎遠だったかもしれないが血の繋がった祖父母を殺せるような恐ろしいやつ、二度と社会に出てきてほしくない
映画の中だけであってほしいお話しでした。

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こうえん

3.5ひどい話だ

Maoさん
2021年3月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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Mao

3.0実話ということが悲しい。

giさん
2021年3月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

長澤まさみの演技が凄くてムカつきまくるし理解できない。こーゆー人いるよなを超えてくるけど実話なんだよな…街中で自分がこの親子を見かけて子ども達に救いの声を掛けれるのか?正直わからない。色々考えさせられる映画。

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gi

4.5それでも子は親にあの言葉を言えるか…?

近大さん
2021年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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近大
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