THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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フイルムノワールを使って現代を描いた作品
ダークナイト以来のリアルなヒーローを描いた作品。
アベンジャーズのようなスーパーヒーローではなく、もしかしたら現代にいてもおかしくないかも?と思わせるバットマン。
個人的にはコリンファレル扮するペンギンの演技が見もの。往年のマフィア映画に出てくるマフィアを再現している。
そして格闘シーンが最近の何をやっているかわからないカットの連続でないのがまた良い所。
最後にこの映画はトランプが大統領になって議会を襲撃させるまでの過程というのか構図が大まかに描かれているような気がした。(トランプのような人物は出てこない)
そして出てくる人物達が全員、現在のアメリカの新自由主義の悲惨な状態を体現しているように描かれているようにも思えた。
バットマンってこんなのだった?
うーん
困ったなぁ、これまで観たバットマンと
違って、突っ込みどころ満載。
先が読めてしまう
・犯人の謎々ゲーム
・友達の復習をする女性バットマン的な存在
残念なのは
・バットマンの行動や考えが幼く感じるシーンが多かった
バットマンの父親が過去にしてきた事の真実を突き詰め、
バットマンの心の闇を自分で掘り下げ、それゆえに破壊的な行動をするのだけど
お茶の間番組みたいな軽いバットマンになっちゃったなぁ、と言う印象。
ダイハード3
本作には謎なぞを仕掛けてバットマンを翻弄するリドラーという怪人が登場するが、謎なぞを仕掛けた犯罪と言えば「ダイハード3」のサイモンだろう。なぜなら謎なぞひとつで連邦準備銀行の金塊をごっそり頂くという、ロマン溢れる離れ業を披露してくるのだ。それに引き換え本作のリドラーときたら・・・
本作を一言で言えば、底の浅い面白い映画と
言う事になるだろうか。ダークでノワールみたいな評価も見られるが、夜に雨降らしてるだけじゃん。ハードボイルドと言う評価もあるが、主人公のモノローグがあるからかな。
予告を見た時点でカットごとの画面の緊張感が違いすぎて嫌な予感はしていたが、カーチェイス、クライマックスのアクション、ラストのバットマンとキャットウーマンのバイクでの並走シーンなどよくオッケーでましたねと言うカットの連続である。
監督はオリジナル色を出したかったみたいだが、そのくせドラマ部分やエモーショナルなシーンは原作知ってる前提になっているので心が1ミリも動かない事態が発生している。
オリジナル色と言えば、本作のバットマンは真正面から向かっていくバカ丸出しバットマンで、マフィアのクラブにバットマンのスーツを着たままドアをノックして入ろうとしたのはギャグなのかな、未だに判断がつかない。
それなりに。
こういう感じの仮面ライダー観たい
DETECTIVE BATMAN
ゾディアック事件を参考したバットマン作品。
今までのバットマン映画はヒーローとしての
印象が強い作品だったけど、今回の作品は探偵や
捜査官としてゴッサムシティを影から守るバットマン。
とにかく映像が暗いシーンが多く、バットマンのスーツや
バットケイブなど細かく分かりにくいところが多いのが
少し残念ですが、
ストーリー展開が今までのバットマン映画とは違い、
ミステリー要素が濃く、とても魅力的。
ロバート・パティンソンのブルース・ウェインやゾーイの
セリーナ・カイルが驚くほどハマっている。
バットマンの復讐心や怒りなどが込められたアクションシーンも
迫力があり、中でも駅のホームでのシーンとカーアクションは
とても印象に残るシーンになっている。
ちなみにコリン・ファレル演ずるペンギンがアル・カポネを
演じた時のロバート・デ・ニーロにしか見えない。
今作で終わることなく、ロバート・パティンソンの
バットマンが続いていってほしい。
『セブン』みたいなサスペンス ノワール・バットマン
バットマンを使った『セブン』みたいなサスペンスで、
雨が降っていたり、悲しげで、重い雰囲気…
知能犯リドラーにより起こされる謎解き事件に翻弄され…
かなり『セブン』ぽいです。
マフィア映画っぽくもあり『蜘蛛女』も思い浮かんだ。
サスペンスって言葉よりフィルム・ノワールって言葉を使いたくなります。
僕は、この路線も好きですが、アクション好きには不評でしょうね。
今作のバットマンには、ニルヴァーナのカート・コバーンを投影してるみたいで、
病んだ感じのダークなブルース・ウェインが、まさにドラッグ中毒のよう。
儚げでもあり、カッコイイです。
ブルースを演じるロバート・パティンソンだけでなく、全体的にキャスティングが素晴らしいと思いました。
まあ、バットマンらしくない新作でしたが、続編もスピンオフも、すでに決まっているそうです。
楽しみ。
淡々とテンポ良く進む物語、上映時間の長さは感じない
約3時間という上映時間に尻込みしていた。
しかし、いざ観てみる3時間の長さを感じさせない映画だった。
淡々とテンポ良く物語が進んでいった。
それは、良くも悪くも登場人物の心情を描くシーンが少ないことも要因のひとつかもしれない。
この作品のテンポ感に慣れていくにつれて、物語の世界にどんどん引き込まれることができた。
そして、何度とあるバットマンの登場シーンの演出が毎回毎回シンプルにカッコ良い。監督としてとにかくカッコよくしよう!という気概を感じた。
斬新なカメラワークに痺れた。
これだけでこの作品を劇場で観た価値があると思った。
テンポ良く楽しめたが、登場人物に感情移入する隙のない構成のため、思ったよりも上映後に心にずしんと残るような感覚にはならなかった。ライトに楽しめる作品。
日本版リメイクするなら相棒で
リアルで残酷で暗いバットマン‥というわりには、残酷なシーンで昔のポルノ映画のような不自然なボカシ。なぞなぞがイマイチ。英語だったらちゃんとなぞなぞになってるのか?観てるが推理したり、「なるほどー」という驚きが一切ない。暗号メッセージも本人たちが納得してるだけ。キャットウーマンの被ってるやつが古典的な泥棒みたい。磯山さやかの女鼠小僧のような。あと謎のキスシーン。ゴードン刑事も無能すぎる。アルフレッドが犠牲になって意識を取り戻すが、意識不明だったやつが流暢に喋りすぎだろ。作るなら「羊たちの沈黙」くらい振り切って恐ろしいバットマンを作って欲しかった。あれではテレビ番組「相棒」レベル。反町隆史にバットマンスーツきせたようなもの。ロバート・パティンソンがイケメンでカッコいいのわかるけど、無駄に映しすぎ。上半身裸のシーン多すぎ。邦題はロバート・パティンソンのザ・バットマンにしてもよかったのでは?と批判的なこといってるけど、見る前の期待が大きすぎたからというのもある。今回のバットマンを好きな人を否定するつもりはない。もっと面白くできたのでは?というだけ。予告の映像で面白いところを見せすぎだった。
美しく、抜群に格好良い
2回鑑賞。
全シーケンス、音と光の演出が抜群に格好良い。特にバットマンとバットモービルは「暗がりでよく見えないけどヤバいのが出てきた感」が音と光で効果的に表現されていて圧倒的。
そしてどのカットも絵的に美しい。キマってる。背景美術、エフェクト、キャラクターのビジュアルと存在感、カメラワーク、そしてライティング。完璧。
物語。ラスト、バットマンが子供達を発炎灯の光で導く場面が、この映画の着地点なのだなと。作品の冒頭で、自身の心の闇と共に夜の暗がりの中で恐怖の象徴として振る舞っていたバットマン/ブルース・ウェインの物語が、ここで一区切りとなる。主人公の成長というど直球な主軸がブレずに綺麗に終幕する。
その他印象的だったところ。
市長の殺害現場で、バットマンが市長の息子を視界に捉えたところでニルヴァーナ。鳥肌立ちました。
ペンギンの、たっぷり尺を使った自己紹介。キャットウーマンとの初対面も、見つめ合う時間が絶妙に長くて、意味深。3回目キス未遂は、バットマンから近寄って、ためらったような。
めちゃくちゃ好きな作品です。劇場で鑑賞できてラッキーです。
とことん拘ったリアル感!カッコ悪さがカッコいい!!
完全にDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)からは分離、他のDCヒーローやメタヒューマンの存在を排除したことで、かえって固定されたヒーロー像から離れることができたのだろう、フランク・ミラーの描く自警的バットマンのようでもあり、ノワール的な要素を強調している。クリストファー・ノーラン版もフランク・ミラーテイストを大切にしていたが、より強調したものとなっている。
ゾディアック事件が下敷きとなっているからか、雰囲気としては、明らかにデヴィッド・フィンチャーの香りが漂う。バットマンとゴードンのバディは、『セブン』に通じるものもある。
バットマンとゴードンとの信頼関係がすでに構築されており、その間には2年という期間が経ていることも明らかとなった。すでにHBO Maxでの配信が決定している、ゴードンのスピンオフは、そこに焦点が当てられるのかもしれない。バットマン誕生秘話を今更描くこともないと開きおなっているし、もしやるにしてもHBO Maxが付いているというバックサポートがしっかりした安定感からか、様々な奥行きを感じさせるキャラクター構築は、観ていて飽きない。
今回徹底しているのが、リアル感だ。いくらお金持ちだかりといって、作り出せるものには限界がある。アイアンマンや過去のバットマン、ノーラン版バットマンにいたってもそうだ。
マスクは手作り感が漂い、飛び方も非常にカッコ悪い。それでいて着地も失敗する。体はアザだらけだ。ノーラン版では、アニメとして制作された中間エピソード『バットマン ゴッサムナイト』で、悟りのようなものでダメージを軽減しているような設定が語られていたが、今回は普通に痛々しい。
何よりティム・バートン版のバットモービルは、デザイナーのテリー・オークランド・スノーを起用して作り上げたスタイリッシュなものだったが、今回のバットモービルは過去作と比べて、かなり歪だ。魔改造された、ただのボロ車にも見える。
しかし、それが良いのだ。ゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマンなんて女ねずみ小僧だが、それこそがリアルなのだ。カッコ悪さの中にあるカッコ良さを極限まで引き出した成功例だ。
ブルース・ウェインが日中にあまり行動しないことから、肌が白く、顔色も悪く、体調が悪そうだ。
日陰がさしたときに目を背ける表情……ここで気づいたのは、「トワイライト」のエドワードを観て、ロバート・パティンソンが選ばれたのだろうということだった。
ジョーカー以来の
傑作でした!
生まれながらに十字架を背負ったウェイン家の運命、少しずつ暴かれる父親の真実、だんだんと追い詰められるバットマン、描写といいストーリーとしていい、終始ダークな感じだが、そこがまた恐怖心を掻き立ててジョーカー以来の傑作だと思います!
これは映画館で観ても損はないです。
はじめてのBATMAN
有給消化だひゃっはー!
てことでBATMANを初めて鑑賞です
基本的なことも知らないからかなり不安でしたが大丈夫でした。
序盤~中盤のストーリーはいかにもアメリカという感じのドラマで、バットマン要素いる?ってくらいきちんとしています。
バットマン↔️名探偵と入れ替えても成り立ちそうですね。
要所や終盤ではバットマンならでらの力技でしのぎ、そしてその存在は果たして正義か悪かという流れ。
頻繁に場面が切り替わるので人物相関図を頭に描いておかないと付いていけなくなるかもしれません。私のようなバットマン初心者は序盤集中しましよう。
上映時間が長いのに苦痛に感じなかったです。それだけ引き込まれるストーリーでした。
バットマンだから常に夜なのが視覚的にはちょっとしんどいですけどね。
DCにはバットマンがいる‼️
みんな大好き「ダークナイト」。
あれがあったから、「マンオブスティール」も、
「ジョーカー」もある訳ですよ。
避けては通れません。
正直自分も、「ダークナイト」への没入は
半端なかったです。3回観ちゃった。
でも悲しい結末ですやん。
「アイアンマン」の方が夢あるし楽しかった。
「ダークナイト」と「アイアンマン」は
同じ年にやってましたよ。
その後のMARVELとDCの系譜は
皆さんご存知の通りです。
でもそれだけに、
「ダークナイト」の孤高感は揺るぎなく、
一作としてのお勧め度は絶対的です。
MARVELで何勧めるかって、
もう多過ぎで人に依ってバラバラじゃないかな❓
自分は「アイアンマン」ですが。
それを今回またやる訳ですよ。複雑でした。
スルーも考えてました。
洋画マニアの友人から、
公開日当日に連絡が来ました。
「DCにはバットマンがいる‼️」
その言葉を信じて観に行きました。
やってる事は大して変わりません。
ブルースがゴッサムで勧善懲悪。
これ以上は無いです。
そこにどういった味付けがされているか。
嬉しかったのは役者陣。
あの狂ったポールダノは
「ゼアウィルビープラッド」以来の狂気‼️
そして久々、実物のアンディサーキス。
でもまあ大人しめでしたね。
流石にアルフレッドだし。
一番驚いた、コリンファレル。
思ってたんと違う‼️
まさか、初っ端からキャットウーマン来るとは‼️
しかもレニークラビッツの娘ですね。
正に、自由への疾走‼️
基本的には面白かったです。
でもやっぱり、
「ダークナイト」は超えてない。
ラストのあの邂逅と、
言葉を信じるならば、
「ダークナイト」も2作目だったし、
次回作に期待しましょう。
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