THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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ずっと暗いし今さら…
何度目のバットマンか、なぜこんなにやるのだろうか
もう映画のバットマンでやることはなくなったんじゃないの?
ところどころ原作漫画っぽいカットがあったりして映像的にはワクワクしたとこもあったけどなんかもう既視感がぬぐえない。
リドラーに魅力がなかったし、バットマンアイテムも007かなって感じだったし、続編を匂わせるような演出も、もうはっきり言って見飽きたよ
前半はおもしろかったんだけど、話がぐちゃぐちゃしてきたあたりからもうだめでした。
長いけど飽きずに観られました
作品のマニアではないど素人の感想です
極端な例えですが
ダークナイトがカッコいいアクション映画ならば
こちらは話の構成や流れが上手いのが長所かと思います、長時間でも飽きずに観られました
ジョーカーの様に痛々しい音や描写は無く顔をしかめずに観られました。グチャと潰れる音や、血が飛び散ることもなかったので、映像も音も意図して強調しなかったんだと思います
今回は装備など全体にSFぽさが控えめになっていて
乗り物もより現実的なデザインでしたが
効果音でバットマンの威圧感を表現していたところに
テンション上がりました
アトラクション的なアクション映画よりも
大人な映画を観る人にお勧めしたいなと
個人的には思いました
サスペンス風味
今までのバットマンシリーズとは違い、かなりサスペンス色が強い作品です
対するヴィランがリドラーというのもあるのでしょうが、終始ゴードン警部補とのバディ物という感じの体裁で話が進んでいきます
そのためにシリーズではバットマンのサポート役を務めるアルフレッドの出番が非常に少なく、アルフレッドが危機に瀕するシーンでもあまり感情移入することが出来なかったのは勿体ないなと思いました
また、いわゆるシリーズのお約束や定番の登場人物とも言える部分の説明を省略しているためにシリーズを既知の視聴者には良いのですが、伝わりにくいのでは?というシーンがかなり見受けられました
その最たる部分がトーマス・ウェインの死に纏わる部分です
シリーズの視聴者なら誰でも知っているブルースの生い立ちではありますが、本作はブルースが“復讐”を理由にバットマンとして活躍する作品です
それなのに作中では復讐のきっかけとなるトーマスの死や孤児として育ったブルースの孤独などがあまり掘り下げられないため
せっかく話の核となっている復讐や、リドラーの目的などがフワッとした印象になっているのが非常に勿体なかったです
それと、今作は以前までのシリーズと違い、バットモービルなども含めてリアル感を出そうとしているのか、バットマンが空を飛ぶシーンがほとんどなく、あってもムササビ染みた飛び方というやや情けない姿なのはちょっと反応に困りました
書き出すと悪い点ばかりが出て来てしまいますが、それでもショットガンやサブマシンガンすらも弾く強固なスーツによるバットマンのアクションはかっこいいですし
バットマンでありながらブルースとしての側面を放棄しているバットマンというのも良かったです
復讐を胸に戦っていたバットマンが同じ行動理由の人間を見て自分の過ちに気づき、暴力では何も解決しないことを悟り、日の光の下で人を助けるという
シリーズ1作目のラストにしてはかなり明るい終わり方なので、次回作で彼がどうなっているか非常に楽しみです
鑑賞動機:8割ポール・ダノ、1割ニール、1割私立探偵小説の予感(映画だけど)
「ポール・ダノがリドラー!? 観る観る!」ということで今回はどんな酷い目に遭うのかな、ニールにボッコボコにされるのかな、とワクワク。緑の全身タイツ着せられてるのならそれは既に酷い目にあってるね、と思ったが違った。
“Smells Like Teen Spirit”しか知らないのだけど、「なんかNirvanaっぽい曲だなあ」と思ったらほんとにNirvanaで困惑。
ミステリ色強目でエルロイとかヴァクスとかを連想。トーンはハードボイルドというより暗黒小説のそれ。あ、でも現場で鋭い観察眼と洞察力をさりげなく発揮してて、ホームズ等の名探偵成分も混入してる。まあその辺りが「バットマンである必要はない」みたいな意見になのかもしれないけれど。バットスーツの衝撃吸収性能がやたら高いとこだけスーパーヒーロー感。ニールの顔色大体土気色。『TENET』の爽やか好青年の面影は欠片もなく、どんより業青年に。
双子の用心棒コント(違う)好き。
エンドクレジットが始まってすぐ「バリー・コーガンどこ?」と慌てたが、クレジット中の役名を観るにあの最後の人ってこと? あんなの分かんないよー。
3時間は確かに長いが飽きない。リドラーの人物像はもっと掘り下げてもよかった様な。ヒットしたのでワーナーは続編やる気満々だろうから、次はぜひともバリー&ポールコンビでバットマンにボコボコにやられてほしい。
2022/3/30追記
未公開シーンを観たですが…あの人っぽいけどバリー・コーガンなのこれ? 本気出しすぎて、カットされちゃったのかな。
アメコミの映画化作品は、マーベルは明るい、DCは暗い、と個人的に思...
アメコミの映画化作品は、マーベルは明るい、DCは暗い、と個人的に思っているのですが、中でもバットマンは群を抜いて暗い。
というのも、バットマンには超人的な能力はなく、また、行動の動機が復讐であるから。
そんな陰にして湿なダークヒーロー、今回のリブートはいかに。
大富豪でゴッサム市長候補だった父と母を殺害され、復讐を誓って成長した青年ブルース(ロバート・パティンソン)。
蝙蝠を模した正義の鉄槌者バットマンとなって2年。
ゴッサムシティでは市長選の最中だったある夜、5選目を狙う現職市長が何者かによって殺害される。
ゴードン警部(ジェフリー・ライト)は直ちにバットマンを現場に召喚した。
というのも、「バットマンへ」という謎のメッセージが現場に残されていたからだ・・・
というところからはじまる物語で、その後、首席検事をはじめ要人たちが殺害され、現場には謎のメッセージが残されていた。
事件は、これに先立つ大物マフィアの逮捕と関係がありそうで、また、ゴッサムシティ再開発基金(ブルースの亡父が立ち上げた)を巡る汚職事件とも関係がありそうだ、と展開する。
バットマンはDCコミックスの映画化だが、権利関係からワーナーブラザーズ映画として映画化される。
ワーナーといえば、古くはジェームズ・キャグニーのギャング映画で、フィルムノワール、犯罪映画が得意。
今回のバットマンは、バットマン映画というよりも、ワーナー犯罪映画の系譜上に位置するような感じで、ヒーロー映画という感じはまるでない。
そもそもヒーローとはなんぞや、ということを振り返れば、
罪のない市井の民が悪漢たちの計略や暴力で危機に陥ったときに現れて、悪漢を退治する存在で、基本的に、こいつが悪い奴、悪い奴は誰だ?の段階では登場しない。
そんな、悪い奴は誰だ? 事件の真相はどうだ?というのは、探偵の役どころ。
だが、今回のバットマンは、悪い奴は誰だ?の段階からゴードン警部の傍らに登場する。
現市長殺害現場に登場したバットマンを観た警官が「このコスプレ野郎、どうしてここにいるんだ?」と言うが、観客としても、そんな感じ。
探偵に、その衣装は過剰でしょう。
あきらかに場違い。
なので、事件が進み、いろいろあっても、「バットマンのコスプレは場違いなんだよなぁ」という思いはぬぐい切れず。
特に、事件の首謀者リドラーや、黒社会の大物ペンギンが、やや異様ではあるが、コスプレをしているわけではないからなおさら。
(加えると、トゥーフェイスの悪部分に相当するファルコーネは、ただマフィア然としているだけ)
ということで、フィルムノワールとしてはよく出来た映画ではあるが(それでも3時間はまだるっこい)、ヒーロー映画(ダークヒーローだが)としては違和感がありすぎ。
評価する部分もあるが、評価できない部分もあり、全体としては微妙なところですね。
ほぼ夜、真っ暗と薄暗い間で物語が進む世界観はなかなかよい。謎解きパ...
ほぼ夜、真っ暗と薄暗い間で物語が進む世界観はなかなかよい。謎解きパートが3時間の長尺作品にしてはややチープというか、そこまで深みはない。もちろん意味はあるのだが。
骨の隅々まで美味しい映画
本作を流行りのアメコミ映画だと思って観てはいけない。
ましてや、ホアキン・フェニックスの「ジョーカー」のような映画だと思って観てもいけない。
本作は、「バットマン映画」なのである。
本作を観る前に必要な知識は一点だけである。
それは、主人公ブルース・ウェインは子供の頃、目の前で両親が撃たれ、天涯孤独。家族と言えるのは執事のアルフレッドだけの大富豪。
この知識さえあれば、本作は存分に楽しめる。
この映画を観ているとウケを狙っているわけではないのに、笑ってしまうシーンがいくつか出てくる。
その滑稽さが本作の最大の魅力である。
ヒーロー映画では、ウケ狙いではないシーンで笑う事は許されない。それは、映画にのめり込めていないからである。ヒーロー映画はのめり込んでなんぼの娯楽映画だ。
しかし、本作はのめり込んで観ることを強要しない。むしろ、第三者的視点から鑑賞することを強要する。
滑稽さがバットマンの狂気を滲ませ、本作を「バットマン映画」へと昇華する。
バットマンは、精神疾患を患った人々の物語なのである。
そこに正義はなく、あるのはバットマンとヴィランたちの快楽だけである。
「ザ」を付ければ外伝やっていいルールはいつから?
「ザ・スーサイド・スクワット」
「ザ・キングスマン」(邦題は違うけど)等々、
「ザ」を付ければ外伝やっていいルールはいつから?
そしてこの「ザ・バットマン」
ぶっちゃけ物語は面白い。
ゴッサムシティ独特の深さと混乱を楽しむ物語。
それ自体はいいんですけど
なんたって、今回のバットマン、ダサいんです。
「ダークナイト 」で築き上げてきた
“闇を背負いながら正義に立ち向かう”キャラだったのに、
現場検証とかにひょこひょこ来ちゃって
警官達にめっちゃイジられバカにされてる。
闇を背負ってるのではなく遊ばれてるのだ。
いやぁ、見たくないシーン多々。
そして「ジョーカー」の影響なのか
犯罪者どもの見た目を
狂人ではなく人間にしちゃってる。
ペンギンも!キャットウーマンも!リドラーも!
キャットウーマンに関しては
顔に腹巻き巻いてた。おいおい。
ティム・バートン版で勉強してくれ。
“変なはずの奴ら”が人間のままだもん
そりゃ、ひとり残されたバットマンが
「コスプレばか」って言われるさ!!
バットマンじゃなくても撮れた物語。
うーん「ザ」が付けばいいってわけじゃないのですよ。
後半、怒涛の展開に圧倒された
DCコミックスの映画は暗くて重い。さらに最近は長いってのも追加される。本作もほぼ3時間。観るのに気合が必要なレベル。さらにTOHOシネマズの予告ではサスペンスなんて謳っている。サスペンス風のバットマン?足踏みした人は、自分だけではないはず。実際に観てみると、たしかにサスペンスだったり、ミステリー的要素が多い。でも、バットマンでこんなテイストどうなのよ!?と思いつつ、しかも途中まで結構ダレる。正直失敗してるのかなと。
ところが後半、怒涛の展開が待っていた。リドラーが提示する謎に答えを出していくことで真相に近づいていくブルース。バットマン(ブルース)と連続殺人の関係、リドラーが考えていた計画が明らかになったとき、さすがに驚いた。こんな現代的な答えが待っていたなんて。後半の展開だけで個人的な点数はかなり上がった気はする。失敗か?と思っていたのに、トータルなかなかよかったじゃん!くらいに評価が上がってるくらいだから。
マイケル・キートン(ティム・バートン他監督)、クリスチャン・ベイル(クリストファー・ノーラン監督)とは違うバットマン像が提示された本作。どうしても「ジョーカー」のヒットに寄せたなと思ってしまう。当然その先の続編も匂わせてくれているが、変にブレずにこのままリアル路線で行ってほしい。ただし、あまり長くならないでほしいとも思う。3時間が限界ですよ!
暗いわ~
私のような勧善懲悪、ハッピーエンドが大好きな単純人間としては、とにかくやたら暗い映画で、ちょっと引きました。
いつから、バットマンって、こんな暗い感じのキャラ、になったんでしょうか。45年位前のTVシリーズのバットマンが懐かしい。
それにしても、テロップでコリンファレルの名前を見つけた時、えええ~?コリンファレル出てたっけ??? と思って帰宅して調べてびっくり!
いつからコリンファレルはあんなになってたんだ。
ネガティブクリープ
今までのバットマンもそれぞれ基本ネガティブで葛藤している主人公だったけど、ブルースウェインでいる時は社交性があり明るく振る舞うこともできるちゃんとした大人だった。
今回はブルースウェインでいる時もコミュ障でネガティブ度が桁違い。でもそれがいい。
復讐やら悪者退治へののめり込み度もすごく、かなり破滅的。
だからか序盤にニルヴァーナ流したのかな?
しかしリドラーの言い分に共感できるところが1つだけ。でもお前お坊ちゃまじゃん。
セブンのようなサイコスリラー要素も多分にあり、パクったわけじゃないだろうけど、結局犯人の思うように振り回されてるだけ?みたいな。
あと往年のカルト名作「ザ・クロウ」のようなダークな世界観と主人公が最高だった。
キレる蝙蝠男
400件以上レビュー有るから誰も見ないと思うが記録のために書いて置きます。
とても面白かった。80年代後半から仕事でよく神保町の洋書屋を徘徊しててDCコミックのバットマン、ジョーカーの素晴らしくダークなイラスト版が出回って目を奪われた。その絵は救い用の無い悲しみと超絶技巧で描かれていてアメリカの「コミック」というより、フランスの「バンドデシネ」のようだった。
子供の頃そんなの見てた子達がこの映画作ってるんだなぁと妙に感心してしまった。前半何ヶ所かスキップするような編集があったが、たぶん長過ぎて「頼むから3時間越えないでくれ」と映画会社に言われて渋々切った箇所じゃ無いかと思う。
正義じゃなく私的な恨み、怒りでヒーローやってるバットマンはキレキャラ、パティンソンハマり役で、対極する悪役をどうするか、、でオタクキャラ、ポールダノという所がキャスティングの面白さだと思う。
バリーコーガン探したけど隣の独房にいた人だよね?
次作が楽しみ。
これからもこんな感じでいくの?
バットマンと言うか、ブルース・ウェイン役にロバート・パティンソンを迎えた新しいと言うかのかなバットマンが始まった訳だけど・・・
なんとなく、予想はついていましたが・・・・
本作品、どんどん暗くなるよな・・・・マーベルもDCも、作り手の作りたいモノと、観客である見る側の期待が正直ずれているような気がするけどね・・・・
この手の作品は、正直、大人ぽくしなくてもいいと思うし、作り過ぎたり作り込んだりしない方がいいと思うね。
正直、マイケル・キートンが演じていた頃のバットマンが懐かしいかな・・・・
まあ、日本の「仮面ライダー(本郷剛の初期の頃)」もそうだけど、えてしてヒーローモノって訳ありで暗い作品が多いのは仕方がないのかな・・・
やたら本作品、だらだら長いし、それでも退屈する程ではないけど、何とも痛いヒーローと言うか、ちょっと弱弱しいかな、本作品のバットマンは・・・もし俺なら、こんな痛い目に合うのなら、無料奉仕で正義の味方をするのは嫌だけどね・・・
散々、警察に嫌味など言われて・・・・
しかし、こんな暗いバットマンがこれからも続くのかな・・・・
音楽、絵、悲しみ、憎しみ、人の強欲、腐敗、とにかく暗い 雨のシーン...
音楽、絵、悲しみ、憎しみ、人の強欲、腐敗、とにかく暗い
雨のシーンも含めるとフィンチャーのセブンを連想する
また犯人の演出は知的なジョーカー
演出は凝っているが
ストーリーは単純
しかし時間は長い
映画好きは絶対に観るべき作品です!!
全く期待していなかったので、驚きました…。
しっかりと、シーンの意味など思考する派の方は間違いなく満足すると思います。
本当にベン・アフレックでなくて良かったと心の底から思います。(ベン氏は好きですが、モチベーションも無くと発言していましたので…)
語ると内容に及んでしますので簡潔に!
ウーマンとの距離感最高!!
ダークナイトでいう聖騎士(パラディン)ルート!!
ジョーカー匂わせ最高!!
ブルースウェインの陰キャ最高!!(現実的に、ダーマンの様(最終的に)に孤高がヒーローなんですよね…結果ですが。)
また、非常に社会派な映画です。やたら有色人種が出てきますし、、、、、取り敢えず観て下さい。
ダークナイトに感じる物があった方は、ご観賞必至です!
(私自身、何回か観る予定です(´・ω・`))
新章としては上出来では?
マット・リーブス、ロバート・バティンソンでまた新しいバットマンを誕生させました。斬新ではないけど個人的にとても好きな作品でした。
テーマは目新しくはないけど気候変動が裏にあり、先達の行動に向き合うストーリー。ダークナイトの慟哭ほどでは無いけど、ブルース史上1番不器用なブルースが戦いの中で成長して行くさまはとても面白かった。あまり詳しくはないけれどカート・コバーンっぽさもちょっと感じました。ガジェットもコンタクトレンズくらいしか目新しいものはないけれど次回期待です。
概ね役者も良かったと思いますが、アンディ・サーキスだけがちょっと違う様な気が。決して演技が良くないのではなく、、、発煙筒をもって導く様はバットマンがシーザーに見えました。
次もロバートのブルースがとっても楽しみです。
ザ・暗い
全体を通して暗いです
雰囲気だけでなく昼間のシーンが1シーンしかないってぐらい暗いです
暗いのが悪いとは言いませんがずっと夜なんです
今回のバットマンは若さゆえか、または相手がリドラーだったからか
まんまとしてやられてしまっていた印象を受けた
そしてブルースの父トーマスがリドラーが言うような悪人なのか
アルフレッドが言う善人なのか?どう母とブルースを守ったのか?が分からず仕舞いだったのが残念
最後にやはり3時間は長い
どこか削って2時間半ぐらいで収めてたらなぁ~
評価 3.8
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