ムルゲ 王朝の怪物
劇場公開日:2020年3月13日
解説
16世紀、朝鮮王朝時代に存在がささやかれていた怪異な生き物「物怪(ムルゲ)」を題材に、朝廷にうごめく陰謀や武人たちの戦いを描いた韓国の時代劇モンスターアクション。朝鮮・中宗22年(1527年)、宮廷の背後にそびえる仁王山(イナンサン)に疫病をもたらす「物怪(ムルゲ)」が現れるという噂が流れ、民衆の間に恐怖と混乱が広がる。それに乗じて王座を狙う陰謀が計画されていることを知った中宗王は、民衆の不安と朝廷の危機を一掃するため、かつて政争により朝廷から追放された最強の武人ユン・ギョムを呼び戻す。ユン・ギョムは仲間とともに物怪(ムルゲ)の住む仁王山に向かうが……。主演は、韓国テレビドラマ「白い巨塔」のキム・ミョンミン。
2018年製作/105分/PG12/韓国
原題:Monstrum
配給:インターフィルム
スタッフ・キャスト
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2021年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ー 『朝鮮王朝実録』の一節にある
“中宗”の時代(1500年頃)に物怪(ムルゲ)が現れ、宮殿中が大混乱になり、王が宮殿を一時的に退去した史実”
を基に、ホ・ジュン監督が”独自”の解釈を施し、描いた朝鮮歴史”物の怪”絵巻。ー
◆感想
・”真のムルゲとは、何か?” という事を、先代燕山君が宮中で密かに飼っていたチョロンが変容した”物の怪”と、自分の立身出世のために平気で民を犠牲にする、真の“物の怪”達の姿。
・ある事が原因で、山奥で隠遁生活を送っていた、且つての王の直轄軍一の武人ユン・ギュム(キム・ミュンミン)とソン・ハン(キム・イングォン)とある事の原因となったミョン(ヘリ)が、中宗王の“物の怪”の王権転覆の動きを察知して、呼び寄せ、変容した”物の怪”と”真の物の怪”を退治させる様。
・変容した”物の怪”VS”真の物の怪”
ー アッサリ、ヤラレル”真の物の怪”・・。
国の宝である、民を平気で犠牲にするような愚かしき為政者は、物の怪に食べられれば良いんだよ!ー
<民を想う真の気持ちを持つ者こそが、真の王であり、真の武人であることを、VFX満載の迫力ある画面で描いた朝鮮歴史”物の怪”絵巻。>
2021年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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ストーリーは無理なく進みますが、わりと大雑把なところもあり、ラストもちょっと出来すぎ。でも、迫力もあって、まあまあ楽しめました。
16世紀、朝鮮王朝時代、宮廷背後にそびえ立つ仁王山(イナンサン)に物怪(ムルゲ)があらわれ、人を喰い殺すという噂が流れ、人々は恐れおののく。ムルゲから感染したであろう人たちは疫病にかかり、疱瘡のようなできものが体中に出来て次々と死んでいく。コロナ禍の今、ちょっとゾッとしました。
それにしても、すぐにでも、ムルゲが登場してもよさそうなのに、中々、怪物は現れず・・・。ひょっとして、噂だけで、ムルゲは本当は存在しないのではないと心配になったが、中盤にやっと出てきました!! ゴリラのような、猪のような、犬のような。ちょっと、へちゃむくれ。ぱっと見た輪郭?はフシギダネみたい。
ムルゲの棲む山へと向かう一行に、動物のことに多少詳しい老人がおり、この老人のおかげで命拾いをしたようなもの。その老人は珍獣を好む先代の王様に仕えており、異種交配によって生まれた、犬のような「チョロン」の世話をしていたのだが、これが、後のムルゲなのです! この辺りはさらっと流れて終わるのですが、自分はこの経緯に興味を覚えました。人間の功罪ですね。
2021年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
16世紀の朝鮮、官吏が陰謀を企て王を亡き者にしようとしていた。
官吏は民心の不安を煽ろうと怪物騒ぎを起こすが、怪物は本当にいた。
とても面白いモンスター時代劇。
2021年3月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
キングダムは、最初めちゃくちゃ面白そうなのにラストで大コケというか、そんなんでいいの?!というガッカリ感が強かったが、こちらはある意味反対。
序盤は「ド定番だなー」という展開の連続だが、まぁマンネリの安心感というものもある。主人公チームは全員好感度が高いし、悪役は思いっきり悪役していてそれも良し。
ムルゲ、結局いるの?いないの?あぁ、いるのね。と、話は結構引っ張ってくれるし、シンプルな勧善懲悪ってのは日本の時代劇もそうだから、文句も言えないな。
B級娯楽映画というカテゴリー内では、良く出来ている方だと思う。
(最後、井戸みたいな穴が何度も映ってるような気がしたからてっきりそこに身を隠すんじゃないか?と思ったけど違った(笑)あれで助かるとは思えないが娯楽作品だからいいや。その方が後味が良いしね)