死神遣いの事件帖 傀儡夜曲
劇場公開日:2020年6月12日
解説
同じ世界観の物語を映画と舞台で公開&上演する「東映ムビ×ステ」プロジェクトの第2弾「死神遣いの事件帖」の映画版。江戸徳川3代将軍・家光の時代。死神の十蘭と契約したことで、自分の寿命の一部と引き換えに不思議な能力を使うことができる「死神遣い」の探偵・久坂幻士郎は、ある女の行方を捜してほしいという依頼を受ける。手がかりは「右目の端に黒子(ほくろ)」と「桐紋の短剣」のみ。破格の手付金に気をよくした幻士郎は、早速調査を開始する。一方、吉原遊郭の惣名主・庄司甚右衛門は、このところ連続する遊女の殺人事件に頭を悩ませていた。やがて、幻士郎が追う「黒子の女」と「遊女連続殺人」の関連が浮かび上がり……。久坂幻士郎役で鈴木拡樹が主演し、映画版・舞台版双方でキーとなる死神の十蘭を演じる安井謙太郎、舞台版では主演を務める崎山つばさといった2.5次元舞台で人気を博す俳優が共演。ヒロインのお藤役で「乃木坂46」の鈴木絢音が映画初出演した。
2020年製作/90分/G/日本
配給:東映ビデオ
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2020年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
役者さん目当てで行ったのだけど、舞台向けの台本だなと。舞台とコラボの前提のせいか、予算のせいか、太秦だけで撮れるなら別に映画でなくても良いのでは?殺陣は綺麗なんですけど、衣装もライトノベルっぽいデザインと色使いで、舞台なら映えるかなと。数回で寿命尽きるなら、死神の力行使しようがないような?全体的に脚本の作り込みが甘い印象。この場面を見せたい!この台詞を言わせたい!というよりオーダーに合わせて書いた感じがする。謎解きというほどの謎でもないし。どちらかと言えば、同じ架空時代劇でも主役の鈴木さんが以前に演じられた「刀剣乱舞」が衣装もセットもかなり拘って予算かけてつくったんだなと実感する。画面を見ると予算って大事だよな、というのを一番感じた。映画なのにキャラクターの動かし方が小さいので、せっかくの映画の長所がいかせてない気がする。そもそも、この話は何を見せたいのか。舞台との連動の為だけなら勿体ない。役者さんは達者なんで、役者さんを堪能する為なら良だと思う。
2020年7月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
・シンプルなストーリーで楽しめた
・ビジュアルが格好いい
・お藤さん可愛い
・時代劇や舞台に全然興味無かった私でも、すんなり世界観に入り込めた
2020年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
十蘭人形も、人型十蘭も、十蘭化のビジュアルも、格好良さに可愛さが見え隠れしてて良かった!
ストーリーはもちろん、世界観もキャラクターの設定もビジュアルもいい。そんな中でなぜ3.0という評価をつけなくてはならないのか。
自分としても大変不本意かつ悲しい鑑賞の感想となった。
いちばんの問題は2時間という上映時間の縛りだろうと思った。
例えば長期休みに作文課題として原稿用紙3枚と言い渡されたとき、普通の人なら4,5枚、多くとも6枚程度で初稿を書き上げ、推敲して3枚前後に収めるだろう。
そんな中、この作品は3枚の課題に300枚の原稿を使っているように見える。バックボーンが重厚すぎるのだ。
背後で様々な広く深い設定が練られていることは映画の鑑賞中にもひしひしと感じられたし、実際この作品はムビ×ステであるから、夏の舞台でさらなる広がりを持った良作となるのだろう。
本当の本当に、ストーリーもどこも良い作品だった。
ただ自分には、300枚の原稿を要約したにしては切り捨てるところがずれているように見えてしまっただけなのだ。推測であるが、話の本筋が大きくなりすぎたので起承転結に要点を絞り、なおかつ出演キャラクターが「立つ」ストーリーに2時間で納めようとしたら想像以上にボリュームがあり、“削ったところから削ってしまった”のだろうな、と。
舞台版のストーリー構成に期待するばかりである。
(ひとつだけ文句を言うとすれば、主演の役者の「見栄切り」が長すぎると感じられたので、それこそニチアサくらいのテンポ感で作ってほしかったということだけだ)
お藤役の鈴木絢音さんの声がとてもかわいらしくて、 ザ・ヒロイン だったのでこれからもおひいさんの役どころを演じてほしいと思った。
2020年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
正直、出演される俳優さん目当てのみで見に行ったのですが、大変わかりやすく面白いストーリー展開でたくさん笑って、ドキドキして、そしてしんみりもしました。
主人公・幻士郎、普段のぐうたらモードから本気スイッチが入った後の豹変ぶりは、さすが。
殺陣のシーンの超スピード感!!・・・かっこいいっ!の一言でした。
また、鮮やかな色・デザインの衣装と、時代劇で見慣れた渋い映画村のロケーションが混じり合って、そこに特撮がうまく使われて、独特の世界観ができていました。(十蘭Dかわいい)
この「しにつか」、本編だけではもったいない素材です!ほかの事件編でも見てみたいです。
ぜひ、舞台、映画第2弾、続編、などなど、さらにマルチ展開してほしいと思います。