るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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追憶編、切なすぎますね・・・
原作でいう人誅編の中の、巴とのエピソード(追憶編)を実写化した作品。
剣心が人斬り抜刀斎と呼ばれていた頃の話の為、とぼけた一面など微塵も見せずまるで別人。そして、躊躇無く人を斬りまくり、飛び散る血しぶきを見ていると、これってるろ剣だっけ?と思ってしまうほどw
ストーリーを史実に絡ませているところもあるため、まるで幕末時代劇でも観ているような感覚になります。
エンターテイメント性が強かった過去作に対し、今作は個性的な敵キャラも出ませんし、作品として少し地味で静かな印象があります。
ただ、追憶編は、あまりに重く切ないエピソードであるため、人間ドラマとして、そして恋愛ドラマとして、非常に見ごたえがありました。
にしても、やっぱ追憶編は切なすぎますね・・・😢
今作を観て
改めて過去作を、そして原作を見返したくなりました。
映画最終作であり、始まりの話。
とてもよかったです😄✨
Finalを再鑑賞したくなる
幕末動乱期、桂のもとで暗殺を担う緋村は居酒屋で行くあてのない巴と出会い…。
原作における追憶編の映像化であり完全な前日譚作品。本編と異なり浮ついた部分が無く全体的に重苦しい。あまりにも最後が辛く、もう一度人誅編を観て救われたくなりました。
お金をかけて作られた正統派時代劇です
お金をかけて作られた正統派時代劇です。
時代劇はただでさえ衣装にお金かかるのに、殺陣で血しぶき飛ばすとさらにお金が飛んでいくと聞いたことあります。
この作品は、お金を惜しむことなく作っていますね。
(ちなみに血しぶき飛びまくりですが、体の損壊がないのでそれほどグロくありません)
物語的には、これまで公開された4作の前日譚です(最後、きちんとつながります)。
原作漫画、特にOVA(追憶)の影響を強く受けていますが、香(白梅香)の扱いとかは映画独自ですね。
個人的には、
日記の扱い(読まれたら正体が簡単にばれてしまいますが、こればOVAも同じ)
ラスボスとの闘い(巴の生前最後の場面を含む)の描写
物語と全然あわないエンドロールの英語歌詞の曲
に不満が残るのでこの点数です。
アクションシーンは前4作より抑えているので、物足りなく感じる人もいるのでは。
うーん、良い作品だと思うんだけど、やっぱり名作OVA(追憶)には及ばないのかな、というのが正直な感想です。
(追記)
読み返すとかなりネガティブに書いていますので追記です。
作品自体は決して悪くないというか良い方なので、過去作見てない方にもお薦めです。
あと、有村架純は綺麗で良い演技しているのでファンの方・関心ある方は是非。
今までの流れに怯まず、しっかりと追憶編を描いてくれた。
まず初めに、今までの「るろうに剣心」シリーズはとにかくド派手なエンタメ作品として描かれて来たよね。
皆、当然今回の作品もそういったものがくると思っているはず。しかし今作は剣心の人斬りとしての苦悩と葛藤の日々、巴という存在についてのドラマをじっくりと描き切ってくれた。とりあえずはそこに称賛を送りたい。(裏を返せば、今までのようなアクション超大作を期待して見に来た人には少々物足りなさを感じるかもしれない)
とはいえ決して地味というわけではない。斬り合いのシーンはしっかりと緊張感の伝わるものとなっており、今までとは違う、血の飛び交う映像も新鮮で見応えを感じた。
しかし「そこ削るか」といったところは少なからずあり、(ここからは人によっては「「「ネタバレ」」」と捉える人もいるかもしれないため、一切の前情報もなく観たいという人は見ないで下さい。)
特に白梅香に関する描写が一切なく、正直そこがかなり心に引っ掛かってしまった。『巴=白梅香の香り』といっても過言ではないと思っていたので正直かなり残念。原作では狂い始めた剣心の目を覚ますきっかけになる重要アイテムとして描かれていたのだが…
しかし全体的にはよく纏まっていたとは思う。
自分の最終的な感想としては、原作以上、OVA未満といったところに落ち着いた。(勿論それぞれ良さがあり、全て愛していますが)
最後にどうしても伝えておきたいこと。それは剣心が巴を失ってからエンディングまで一瞬でしたが、実はあの間に4年もの月日が流れてるということ。あんなボロボロのメンタルの状態で4年間も剣心は戦い続けたということを、忘れないでください。
そして、伝説へ・・・
何から書こう・・・
真面目な話からか、おちゃらけネタ話からか・・・
かなり迷った末に、本作のイメージに合わせてシリアスモードからいく事にする。
これは「終わり」ではない。
本作こそが「映画 るろうに剣心」という映画史に残る作品の「伝説の始まり」である。
「アクション映画として」
「時代劇映画として」
「漫画原作の実写化映画として」
るろうに剣心という作品は、確実に21世紀初頭の邦画を代表する貴重な位置を占めたと思う。
アクション映画としてはどうか?
5部作のうち、最終章ファイナル以外は基本的にCGを使っていない。
ハリウッドならガンアクションやカーアクション、香港ならカンフーアクションというお家芸があるが、
「日本刀のチャンバラアクション」だけは我が国が負けるわけにいかない。
「アクションの格好良さ」と「アクション部分の難易度」において、世界一流作品にもタメを張れる「世界に誇るサムライアクション」が誕生したと思う。
(あ。本作「最終章beginning」のみではなく、シリーズ全体への評になってますね。ご容赦!)
時代劇映画としてはどうか?
1〜3作目に対して「これは殺陣ではなく日本刀アクションだ」という評をしばしば見かけるが、21世紀の殺陣として「飛天御剣流の殺陣」というものが誕生して構わないと思う。殺陣というものは決して実践的な武道の型ではなく、あくまでも「芝居においていかに格闘を魅力的に魅せるか」という技術なのだから。
私は2000年以降、あまり時代劇をまともに見なかった。なぜなら、撮影機材の向上で映像の粗が目立つ為か、低予算化の為か、現代風の台詞回しの為か、NHK大河を含むいずれもが「まるで時代劇に見えなかった」からだ。
しかし「るろうに剣心」は時代劇としても十二分に面白かった。
21世紀と過去の名作時代劇を繋ぐ鍵が必ずや本作の中にあると信ずる。
漫画原作の実写化としてはどうか?
「漫画」というものに並々ならぬ思い入れがある自分としては、漫画原作のアニメ化、ましてや実写化というものはどちらかと言えば毛嫌いしてきた。
しかし、本作は原作への敬意を失うことなく「パラレルワールド的存在」として原作に匹敵するクォリティで、似て非なる新たな「創造」をしてくれた。
これからの未来において「漫画原作を実写化する際の一つの手本」となっていくだろう。
以上をもって「映画 るろうに剣心」完成への祝辞としたい。
では、ここからは本作の感想を駆け足で。
まず、小五郎〜! あ〜んど晋作〜!
イメージ、ぴったり過ぎ!
登場の瞬間に桂小五郎、高杉晋作だとすぐにわかりました。これだけですでにワクワクしてしまいますw
高橋一生さん、安藤 政信さん、あまり知りませんでしたが、今後チェックしていきますね。
江口斎藤は、、、やっぱり斎藤というより土方だなぁ。存在感あり過ぎるw
襲撃前、武田観柳斎の名前をわざわざ筆頭で呼ばわったのは原作ファンを意識してか?
池田屋。ついつい「階段落ち」を期待してしまうが流石にそれはない。
と、思ったら「2階の窓から大量に」落ちたよ〜人が!牙突で・・・w
それって階段落ちより大変では?(汗)
天然理心流の天才VS飛天御剣流、見応えありました。
そして、本作はアクション映画ではなく「非常に美しく、そして哀しいラブロマンス映画」でありました・・・。
最後におちゃらけパートを・・・
抜刀斎〜〜〜!!!
いやさ、佐藤健〜〜〜!!!
やってくれやがったな?この野郎!
グランドフィナーレで
「北村さんの手元のお茶碗に注目して下さい」とか言うからぁ!
感動のクライマックスシーンに突入した辺りで、ハッと
「え?もうこの辺りからクライマックス?って事は、まさか「お茶碗」見逃した?」
「いや、もしかしたらこの後、お茶碗シーンあるかもしれない」
「やっぱり見逃したかなぁ!きっと、あのシーンだっただろうなぁ。あぁ、お茶碗、お茶碗、お茶碗・・・」とだね!
もうさ、雪が降り出した辺りからずーっとだよ?「お茶碗」が気になって、クライマックスシーンに没入出来ないのよ?
一所懸命、世界観に入り込もうとしても、頭の片隅にお茶碗、あるの。
おそらく、あの時間、日本各地で私と同じ思いを共有した人は2桁じゃ収まらないはずだ・・・。
エンドロール、呆然と「お茶碗」って思いながら見つめたよ・・・。
健の馬鹿野郎〜〜〜!
あぁ、こーゆー男だって知ってたけどね。
これだから、頭が良い悪戯っ子ってのは油断ならないよ。
(何の話か知りたい人は、you tubuに早速上がってますから「るろうに剣心グランドフィナーレ」で検索して下され)
「お茶碗」を見に、IMAXのある劇場にでも足を伸ばすか、VOD落ちまで待つか。頭の痛い悩みを残してくれた劇場公開初日でありましたw
本当に本気の本音を言うとね。
5作品通じて言いたいことは山ほどあるんだ、原作尊重の立場からは。
けど、まぁ、ここは野暮を言わずに飲み込んでおく。
秀逸なレビューを挙げて下さっている原作ファンの方々も複数おられるので、そちらに任せたいと思う。
何はともあれ、10年をかけた大作「るろうに剣心」の終幕、大変お疲れ様でした。
映画史に残る伝説的名作となっていく道の第一歩が、今日、確実に刻まれたと思います。
本作制作に関わって下さったすべての皆様、本当にありがとうございました。
※6月7日追記
IMAXでリベンジしてきました。
お茶碗、3カットありました(爆)
初見よりも胸に沁み、涙腺の緩むシーンもありました。(やはり初見時は脳内お茶碗だったか、、、)
アクション、そんなに少ないかな?と意識して観てみると、決してそんな事はなく、良いペースで良質なアクションシーンが挿入されていると思われました。
エンドロール時、スマホをずーっと弄り続けている爺様がおられ、スマホ画面の光が眼を射て非常に不快でありました。
大阪万博公園EXPOCITY 109、15:30の回。エグゼクティブシート下段左側席にいた貴方だよ?
場内点灯まで待てないなら退席してくれ。真剣にエンドロールを読んでいる鑑賞客もいるのだから・・・
最後の5分
OVAをリアルタイムで観て、サントラまで購入し、現在でもin memories〜kotowari〜はヘビロテしてます。それをきっかけに幕末にハマり勿論原作も全巻所有している程度の人間の意見です。
実写追憶編、ずっと楽しみにしてました。
内容、概ね良かったと感じます。
ただ、数点思うところを書かせてください。
①剣心と巴の関係性の構築について
小萩屋のシーンですが、殆ど会話も無く、剣心をただ見つめるだけの巴の描写が多く、OVAで描かれた池田屋事件の巴の『あなたがいつまで人を殺め続けるのか見届けたい、この目で確かに』などのやりとりが無かった為、なぜ巴が剣心に惹かれたのか謎
②エンディングについて
巴を殺めた後、OVAでは巴の亡骸の前で只々うなだれている剣心の元に桂がやって来て、桂の『俺の誤り、飛天な剣は旧時代を壊す為で無く、新時代を守るために使うべきだった。。』
のコメントが無かったのが残念。
剣心ま普通に農作業や食事してるので、
あれ、剣心意外とヘッチャラなんじゃね?
って思っちゃいましたり残念。
そして、一番ダメなのは家を燃やしてからの描写。
OVAでは、京に戻り遊撃剣士となり新撰組と対峙し、雨の中眠る剣心を巴が優しく抱きしめるといった最高の演出がありましたが、桂が実写では丸々カットされ、過去に見た鳥羽伏見のシーンのみ。
これだけは本当にがっかりしました。
追憶編はエンディングで決まると思っていたので。
ただ、沖田との勝負、残酷描写は良かったです。
原作よりも
人斬り仕事のシーンが多くて、斬るごとに荒んでいく描写もよく伝わってきた。
その罪の大きさ、苦悩、人を斬らないと決めてからも闘い続ける理由がより伝わってくる。
巴との生活シーンは2人とも無口だし静かで、ゆっくりした感じが長く感じた。これちゃんと終わるの?ってくらいに。でも短くすると薄っぺらくなるんだろうな。
個人的には沖田総司との戦闘が好きかな。アクションがという意味ではなく、沖田vs抜刀斎というカードが実現したという意味で。
実は池田屋に剣心も向かってたという所では、あーそこに繋げちゃうんだーって感じだったけど沖田との戦闘を実現するのに決して無理のないシナリオだったと思う。まあ沖田が血を吐いて結末なんだろうなというのは分かりやすいけど嫌じゃない流れ。
池田屋から逃れた望月亀弥太(だったかな?違ったらゴメンなさい)は沖田に見つかりトドメを刺される寸前で剣心が現れ2人が戦闘、おそらくその間に長州藩邸前で自決するという流れなのかな?
原作にないシーンがより面白いと感じた。それは実写版として成功と言えるんじゃないだろうか。
追記:冒頭のシーンを見てどうしても某海賊キャラを連想してしまうが、原作でも剣心は鎖で縛られたまま同様の仕留め方をしている。パクリかのようなコメントが散見されるので一応。
素晴らしい。
撮り方、演技、どれをとっても惹き込まれました。
殺陣が圧巻過ぎるのとキャストの美しさ、演技力の高さに脱帽しかないです。
佐藤健、有村架純の儚く寂しそうな佇まいがたまらなかったです。
ついに完結ですね。寂しいですが、大友監督に敬意しかありません。
すべてここから始まった
剣心ではなく人斬り抜刀斎の話なので、他の話よりも重く、味方はいない。誰よりも強く容赦なく、「人斬り抜刀斎」と恐れられているのに本人は人を斬ることに慣れず、ある事件から迷うようになる。
言葉数少ない主人公と巴。静かな絵のような中で、二人が少しずつ心を通わせていく姿が美しく、いつまでも幸せでありますようにと祈りたくなる。
この話の重みと悲しみで、よりfinalが活きてくるんだなぁ。またシリーズ通して全部見たい。
辰巳の茶碗の向き
The beginning
世の中がこんな中で
るろうに剣心を届けてくれた
本当にありがとうございます。
とりあえずシリーズの最初の時間軸
巴を演じた有村架純さんが
個人的にいちばん震えた。
あのなんとも言えない表情
原作よりもすごく巴で
あんな体現できる女優さんがいるのかと
本当にスクリーンで見て口が空いてしまった
終わりで始まり。
今作で剣心は
おろ!も言わないし
ござるも言わない。
剣心は何を背負い何を見て
何を目指すのか
是非、スクリーンで。
beginning
観たあとまた1作目観たくなるし
Final観たくなる。
beginningに関しては
beginningをもう一度みたくなるというより
ほかのるろうに剣心を見返したくなる
作品だなぁと。
ちなみにたまたまですけど
舞台挨拶中継つきでみたんですが
北村一輝さん演じる辰巳の茶碗に注目してね
と佐藤健さんが言ってました
美術さんがつくった茶碗
時代背景、生活環境にあわせてつくっていて
芸が細かい。
茶碗のみならずセットもほんとうにすごかった
終わりの始まり
剣心シリーズは続く。
で、ござるよ笑
ありがとう剣心。
これからもどうぞよろしくね。
すべて良し
なんて偉そうに言ってごめん。健様さま素敵過ぎです。今年のアカデミー賞主演男優賞あげて欲しいです。私ならあげる。江口洋介も良かった、助演男優賞あげて。一生様もと思ったが江口ちゃんでしたわ。健様、ちゃんとお茶碗見ましたよ。
幕末の志士
今までのアクションを期待して観に行ったのですがこれは全くの別物と思って鑑賞するべき映画でした。
4DXで観たのですがIMAXの方がいいなと思いました。
大友啓史監督の作品が好きで「龍馬伝」とかも観てたので健くんの剣心が岡田以蔵と被って胸が熱くなりました。
新撰組や騎兵隊の配役もイメージが近い俳優さんでした。
ただ、全般的に画面が暗いのと、幕末や明治維新の話を知らないとただの時代劇と思う人もいるかもと思いました。
アクションを期待して鑑賞された人には面白くない映画だったかもしれません…
口数の少ない役なので有村架純さんと佐藤健くんの憎しみ、悲しみ、愛おしさ、心の迷いなどを表現する顔や目の演技が素晴らしかったです。
アニメの実写版がこんなに深いストーリー、演出になるなんて…さすが大友啓史監督。
現実離れし過ぎない作りにほんとに感動しました。
るろうに剣心シリーズはどの作品も一回では全部観切れない作品だと思います。
この「the beginning」からあの1番最初に感動した圧倒されるアクションに繋がる…
何回も観てますがまた最初から全部通して観たくなりました。
深く悲しい
剣心が、人斬り抜刀斎、として新時代を切り開くために徳川幕府側の要人を斬りまくっていた江戸時代後期の話。なぜ人斬りになったか、なぜ雪代巴を切ることになったのか、十字傷の謎は、巴の日記の最後は、るろうにとは、とか、何を書いてもネタバレになりそうなので感想だけにします。
なんか泣けたなぁ。剣心の純情さに感激した。
若い時の縁役の荒木飛羽が新田真剣佑によく似てて良かった。
巴役の有村架純が綺麗だった。
ぜひ劇場で観てください。
監督、スタッフ、出演者の皆さん、10年もの間楽しませて頂きありがとうございました。
〆の1本
今までの作品観た後だとどうしてもアクション的には見劣りするのは仕方がないよね。
でもそれを容認してこそのbeginning。
有村架純のおっとり感がいい感じで生きていると思います。
ただね。江口洋介はなんとかならんかったの?
今なら特殊メイクで若々しさ取り戻せるんじゃない?
かなり残念(好みなんだろうけど)
縁の出番がもう少しあっても良かったと。
ラストに繋がるんだからさ。
これで本当に終わり。
いい形でシリーズが締められたと思う。
『あなた』
これはちょっと芯にくる作品です。いやいや、良いものを観た。シリーズ最高傑作と謳ってますが間違いなくそうでしょう。登壇挨拶があり作品鑑賞前にそれもみたのですが演者の方々も仰ってましたがこれまでとは「まったく別の作品」、MCUで言うと「ローガン」のようなと例えられるでしょうか。あれも観たとき震えましたが今作も同じ匂いを感じました。
ともえさんと仏様のシーン、美しかったです。そしてそこにすべてある。最後のセリフの『あなた』の二重性とそのとんでもない広がり。呪いとも愛とも取れるともえさんの最後の行動。刻まれた傷が十字であり、ともえさんの想いやその後の剣心の活躍を考えるとまさに救世主を産んだマリア、キリスト教まで思考が拡がらざるを得ません。
アクションも迫力抜群。最後の闘い含めてほんとにキャラクターではない緋村剣心という人間がそこにおりました。
いやー、ほんとに良い作品を観た。うん、書いてたら星の評価を修整したくなりました。修整します。傑作。
るろうに剣心の集大成・そして最大のリスペクト‼︎
今までの作品と比較すると、アクションなどの派手さは無く抑えられている印象。だけど、それ以上に剣心の過去の物語に重点を置き、深くて骨太かつ徹底して作り込められている。このBeginningを観て、るろうに剣心に対するリスペクトが全て込められているなと感じました。佐藤健は本当に素晴らしかった!有村架純も今までのイメージを覆す演技でした!原作ファンとして、本当に今まで楽しませて頂きました!ありがとうございました!
今回のbeginningのタイトルと1作目の主題歌が同じなのは
激アツだった、今回もザ finalに引き続き冒頭のアクションやばすぎるw
鳥肌モンのアクション…
流石るろうに剣心!
作品ごとにアクションのレベルが上がって行く!
そして沖田とのアクションも凄かった!
レベルが高い!
今回のbeginning、ザ finalの前に撮影したらしいが佐藤健さんの役作りが凄い!
一度beginningでは体重落として撮影したらしいがザ finalでは体重戻したらしい…
何と言う役者魂!
まるでクリスチャン ベイル
時を戻そう!
抜刀歳の時の表情仕草喋り方剣を抜く仕草、緋村剣心の時とは違う仕草で流石佐藤健さんだ!って思いました。
後桂小五郎役の高橋一生さん良かった!
かっこよかった!
今回は何と言っても雪代巴役の有村架純さん!
良かった!自分原作やアニメはまだ見てないけど役にあってると思います!
原作やアニメはこれから見ます!
本当に終わりなんだなと何か寂しい気持ちになりました。これで見納めと思うと…
何回観ても面白い作品だから、又観に行こうと思います。
るろうに剣心10年間楽しませてありがとうございました!
そして監督、製作者の皆さん、佐藤健さん共に出演した役者さんお疲れ様でした!
楽しませていただきました!
Blu-ray出たら買っていっぱい見ます!
【”剣心が「不殺の誓い」を立てた哀しき理由” 静的トーンで描いた若き剣心の悲恋が心に沁みる。現代邦画の金字塔シリーズの掉尾を飾る、抒情性溢れる作品。】
ー 大友啓史監督が、現代邦画の金字塔と言っても良い「るろうに剣心」シリーズを、このような静的で、抒情性溢れる哀しくも美しい作品で締めくくるとは・・。見事である。
第一作の前半、剣心が京都見回り組の婚約間近の武士(第一作も今作も窪田正孝さんが演じている。)を殺めたシーンは、良く覚えている。
”死ねない・・、大切な人がいるから・・、”
と言いながら、何度も剣心の刃を身に受けながらも、立ち向かっていった武士の姿。
そして、翌朝、亡骸に縋りつくように抱き着く和服女性の姿。
あのシーンを、このラスト作と連関させてきたとは・・。ー
<Caution! 以下、一部、内容に触れています。>
■感想(良かった点)
1.今作は第1作から4作までの大きな魅力であった谷垣アクションを、やや抑制し、剣心が”不殺の誓い”を立てる所以を、静的なトーンで描いている点。
2.特に、雪代巴(有村架純)の剣心に対する思いが変容して行く様を、有村さんが微妙な表情の変化で演じている点。
ー 有村架純さん、素敵な演技派女優さんになられていくなあ・・。ー
3.剣心の ”新たな時代を切り拓くために・・”
という大義の元、多くの佐幕派の人を殺めているが故に、心が晴れない日々を過ごす中、巴が現れ、剣心の心を解きほぐしていくシーン。
ー それには、”理由”があるのだが、一緒に暮らすことになり、巴は剣心の”純粋な心”に惹かれていったのであろう・・。ー
4.登場人物の所作の美しさ
・剣心の食事の仕方。
・巴が日記を背筋をピンと伸ばして書く姿。崩し文字の美しさ・・。
5.新たな登場人物を演じた俳優さんたちの魅力
・高杉晋作を演じた、安藤政信さんを筆頭に、(もっと、映画に出て欲しい!)
桂小五郎を演じた高橋一生さん(イメージドンピシャ)、沖田総司を演じた村上虹郎など、”もっと、出演時間を長く!”と思ったが、今作は、”剣心と巴の物語”だから、我慢。
<雪舞う中の、辰巳との、閃光弾により目が一時的に見えなくなった剣心との一騎打ち。
そして、起こってしまった悲劇。
私は、瀕死の巴が、剣心の頬の縦傷を”十字傷”にしたのは、
”もう、これ以上人を殺めないで・・”
という愛した人へ最期に遺した、メッセージなのだろうと思った・・。>
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【「るろうに剣心」全5作の魅力(私見)】
1.今作と同じ、動乱の幕末期を舞台にした「龍馬伝」の哀切でダイナミクス溢れるトーンを引き継いだ大友啓史監督の脚本と、それまでの時代劇とは一線を画したアクションを造り上げた谷垣健治アクション監督の力量、及び佐藤直紀が担当した同じく「龍馬伝」で奏でられた哀感と抒情性溢れる音楽が構築する、独特の世界観。
2.剣心を演じた佐藤健の常人離れした、運動神経と動きの速さ
そして、今作を観ても、第一作と変わらない動きが出来る役者としての矜持と節制。
更に言えば、静と動の使い分け方。
眼の演技。
凄い役者さんである・・。
3.剣心と敵対する濃すぎるキャラクター達と演者達
・香川照之の怪演も後押ししたガトリングガンを打ちまくる武田観柳
・吉川晃司の”眼が凄かった”人の心を意のままにする鵜堂刃衛
・短刀使いの名手、外印(綾野剛)の早業、身体の動き
・全身を焼かれながら、生き延びた志々雄真実。
そして、全身包帯で顔の識別すら困難であったにも関わらず、その圧倒的な”声”で志々雄を演じきった藤原達也
・幼き頃、妾の子として虐待されたがゆえに、不可思議な笑みを浮かべ、片足で”トーン、トーン”と独特のリズムを取りながら繰り出す剣の速さに驚いた瀬田宗次郎を演じた神木隆之介
・亡き姉、巴の仇を取るために上海裏社会のトップに上り詰め、日本にやって来た雪代縁を演じた新田真剣佑
ー 凄い陣容とキャラクター設定であった・・。小物を入れたら、書ききれません・・。
どの、キャラクターも設定が完成されており、見事でありました・・。ー
4.剣心を見守り、時に共に戦う多くの友たち
・神谷道場を女手一つで守る神谷薫(武井咲)
・直情的おバカだが、漢気があるデカすぎる斬馬刀を振り回す相楽左之助(青木崇高)
ー 個人的に、好きな男である。ー
・医者の名家の生き残りで、一見ツンデレだが、情に厚く、薫を影で支える高荷恵(蒼井優)
ー このキャラクター達の存在が、作品群のクォリティを支えているのは、間違いない。ー
5.剣心と、微妙な関係性を持った人たち
・元新選組三番隊隊長だった、斎藤一(江口洋介)
ー 全5作品に出演。牙突のポーズが、格好良い。咥え煙草も・・。ー
・幕府の隠密御庭番衆の長、翁(田中泯:余りの技の速さに驚嘆したモノである。流石現役ダンサー&自給自足の農家。漢としての顔の凄み。憧れである・・。)
及び四之森蒼紫(伊勢谷友介)、巻町操(土屋太鳳)
ー 豪華だなあ・・。このキャラクターたちも、設定が絶妙だったなあ・・。ー
<動乱の幕末期を舞台にした「るろうに剣心」という”平成から令和にかけて製作された”現代邦画界に燦然と輝く作品群を製作した大友啓史監督、谷垣健治アクション監督(この人が居なければ、このシリーズは成り立っていなかったと私は思っている。)始め多くの映画制作陣の方々。
そして、佐藤健さんを筆頭に、今シリーズに出演された多くの俳優さん達に、敬意を表します。
10年もの長きに亘り、楽しませて頂きました。有難うございました。>
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