るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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画面が暗い
抜刀斎の心情を丁寧に描いた作品
殺陣は素晴らしいの一言、幕末物を映画のスクリーンで見るってなかなか無いと思う。新撰組は格好良かった。
ただ、テンポとしてはゆったりな部分が多かったかな。
もちろん、原作ファンとしては過去編やってくれたのはうれしいが、一部、二部は逆で見たかったかな、終わったという感じがしない、beginningを先に見たかった。
剣心の根本はここにある。
一番良かった
第一作を観て、佐藤健のハマった演技とアクションに感心してから、るろうに剣心は全て観てきました。(原作は読んでません)
で、今作の最終章 the bigennig が一番面白かった。
逆刃刀でない日本刀のアクションがある意味新鮮で凄みが感じられたし、抜刀斎のカッコよさが観られて良かった。
派手な火器が出てこないし、派手な敵役も出てこない。画面も暗く、剣心のユーモラスな面もない。シリーズで一番地味な作品ともいえる。しかし、もちろん、地味だからつまらないということでは全く無いのだ。
抜刀斎がなぜ人斬りなのか、なぜるろうに剣心になったのかを丁寧に描いた傑作だ。
桂と剣心の新世界にかける思いをもっと具体的に描けたらもっと良くなると思う。
夜のシーン暗いシーンが多いので、いつもより前の席で観るのがお勧めです。
新時代到来のためと信じ暗殺を繰り返す日々に疲れ、終始伏し目がちで無...
新時代到来のためと信じ暗殺を繰り返す日々に疲れ、終始伏し目がちで無口な主人公。
その妻でありながら夫が仇敵でもあるという女性の瞳は常に虚空を見つめるようで言葉少な。
そんな虚ろで魂の抜けたような眼差しの2人を演じる佐藤健さんと有村架純さんが素晴らしい。
クライマックスにて雪のなか静かに倒れ往く有村架純さんの瞳は儚くも可憐で、愛憎の葛藤をすべてを吞み込んだ雪の様に真っ白で清廉な表情をしている。
シリーズの『エピソード0』とも言うべき物語の舞台は正に幕末動乱期。
池田屋事変や禁門の変など歴史上の大事件も交えながら「不殺(ころさず)の誓い」を立てる以前の主人公が血の雨を降らす。
これまで陽のキャラクターを担ってきた青木崇高さんや武井咲さんが出演しないので、よりシリアスな作品に仕上がっている。
シリーズを通してキャスティングが絶妙だと感じてきたけど、今作でも新選組の近藤勇と沖田総司を演じた藤本隆宏さんと村上虹郎さんが凄く良かった。
でも桂小五郎役は高橋一生さんよりも『龍馬伝』の時の谷原章介さんの良かったかなと思ったり(´ー`)。
これまでの前日譚としては上手く整合性が図られていて、前作『The Final』や第1作を補完するストーリーになっていて、シリーズ全作において日本を代表する本当に良い作品に仕上がってる(´ー`)。
伏線回収、そして第一作へ…
殺陣の映像の美しい事ったらない!!ぜひIMAX で見てほしい!
最初は。。。
たくあん、ご飯、汁もの、たくあん、ご飯、汁もの。
たくあん、ご飯、汁もの、たくあん、ご飯、汁ものを食べていました。
アクションシーンは、ほとんど無く、農家の作業や食べているシーンでした。
たくあん、ご飯、汁もの、たくあん、ご飯、汁ものを食べていました。
たくあんと言えば、佐藤建です。
やっぱり、佐藤建は、たくあんです。
たくあんの佐藤建です。
たくあんの佐藤です。
追憶…十字傷の謎・哀しき愛の果てに
"るろうに剣心(実写版)" シリーズ第5作。
通常スクリーンで鑑賞。
原作マンガは未読、アニメ版も未見。
「The Final」から続けて鑑賞しました。ついに明かされた緋村剣心の十字傷の謎。秘められていたものの切なさに胸が締めつけられました。間違いなく、シリーズ最高傑作!
これまでは「動」のイメージが強かった本シリーズですが、最終作である本作は初めて「静」を感じさせる作品になっていました。剣心と雪代巴のラブストーリーを軸として殺伐とした幕末の情勢と人間模様を活写し、見事に当時の空気感を捉えた時代劇映画となっていることに驚きました。
佐藤健はこの10年間、役から離れていても心の片隅には常に緋村剣心がいたと話していたように、役への思い入れは相当なもの。その集大成として熱量の籠もった迫真の演技を見せており、物語に深みを与えているように感じました。
次々佐幕派の侍たちを血祭りに上げていく剣心でしたが、そんな彼が運命的な出会いを果たした美しき女性、巴。
連日の暗殺で疲弊していた彼の心に一条の光を投げ掛け、剣心にとってかけがえのない存在となっていきました。
隠れ家での生活は穏やかに進み、淡々と編まれていく日々。殺伐とした日常の中でふと生まれた静寂の谷間において、ついに結ばれたふたり。ですが、悲劇の足音は着々と迫って…
復讐のために剣心に近づいた巴でしたが、最愛の人を奪った仇のはずなのに、その相手を心から愛してしまった。
しんしんと降り積もる雪に映えた巴の血飛沫は、なんとも儚くて物悲しく、めちゃくちゃ心を揺さぶられました。
巴が死の直前、かつて自分が愛した男が生きようとする強い意志を持ってつけた傷に交差するように刻んだ傷。その傷が、自分の代わりに剣心を守ってくれるよう願いを籠めたように思えました。小太刀を握った巴の手を包み込むように自らの手を重ねた剣心。美しいシーンにぐっと来ました。
強い想いが籠もった刀傷は消えない。「The Final」でのセリフを思い出しました。巴の想いを受け止め、ふたりで刻んだ傷は、剣心の背負う十字架であり、同時に愛し合った象徴になったのかもしれない、と思いました。
暗殺者としての贖罪と、心から愛した女(ひと)の想いを胸に秘め、巴のように苦しむ人や自分自身のような者を生み出さない平和な新時代を築くと云う使命のために、その後も人を斬り続けた剣心。修羅を掻い潜り、それが果たされた時、不殺の誓いを立てたるろうにとしての剣心の人生が始まりました。
彷徨は続き、彼の魂が救済されるのは10年後…
「静」だと言いましたが、いつもよりは控え目だったものの、アクションシーンが皆無と云うわけではありませんでした。しかし今までとは異なる描き方がされていました。
過去作と大きく違う点は、本作の剣心は「るろうに」ではなくて、「人斬り抜刀斎」であると云うこと。手にする剣は逆刃刀ではなく普通の刀。本来殺人剣法である飛天御剣流の剣術によって、数多の殺戮を行っていました。
冒頭の圧倒的な衝撃。縄で縛られた剣心が相手の耳を食い千切り、口に小太刀を咥えたままバッタバッタと斬殺。血飛沫が飛び散り、返り血を浴びたその姿は悪鬼の如くでした。
従来の逆刃刀を使ったアクションでは、あくまでも峰打ちのため、相手を倒すために二撃、三撃と打撃を加える動きを中心にして殺陣の構成が考えられていました。
しかし本作では一撃必殺の太刀捌きによって一瞬の内に相手を斬殺すると云う動作になっており、いつもより簡潔且つ残酷な演出となっているのが印象的でした。
「The Final」は、根幹にあった剣心の抜刀斎時代が本作で詳しく描かれたことによって補完され、真の完結となりました。
始まりと終わりの物語を二部作とした理由はここにあったのかと、思わず膝を打ちました。なんと素晴らしい構造か!
そればかりでなく、剣心の人生が明白となったことで新たな側面が提示され、物語は再びここに始まりました。
つまり、無限ループが完成したんだなぁ、と…
見事な構成に舌を巻くと共に、深みのあるドラマをつくり上げたキャスト・スタッフに心からの敬意を評します。
日本映画の可能性を切り拓き、凄まじい興奮と感動を与えて下さりありがとうございました。10年間、お疲れ様でした!
[余談]
1作目では、桂小五郎役は宮川一朗太だった気が…?
[以降の鑑賞記録]
2021/12/02:Amazon Prime Video(購入)
2022/07/10:Blu-ray
2022/10/21:金曜ロードショー(地上波初放送)
※修正(2024/03/19)
ラブストーリーでした。リピはしないかな。
「誓いの強さ」の理由は愛
こっれっわぁ、もはや「るろ剣」や無いですもん。真っ向マジの「幕末チャンバラ劇」にして「哀しく美しい」なんて言う陳腐極まる形容をするしかない「お江戸ラブストーリー」。江戸じゃないけど。
参りました。物凄く良い。この数年、完全に死に体だった邦画の完全復活を印象付ける力作でした!
殺陣の迫力が逆刃刀とは丸っ切り違う冒頭部。まずはここで「るろ剣シリーズ」との決別を迫られます。切り替え要。もうね。血糊を浴びる佐藤健にタジタジで、本格時代劇の雰囲気にドキドキします。
有村架純は撮り方の上手さの方が目立ってる気がするけれど、佐藤健の素晴らしさですよ。殺気も、絶望感も、人間らしさを取り戻したトコロも、背中の演技だけで分かると言う。本当に良いわw
とにかく手抜き無しで、あらゆるものが、よくよく練られてるのがヒシヒシと伝わって来る、良い映画でした。
良かった。とっても!
剣心の生き様って!?
今回は剣心の人斬り抜刀斎の時の話でした。
私が疑問に思うのは、世を変える為、平和な世が来る事を願っての事とは言え、あれだけの殺人ができるでしょうか?精神面の話です。
巴を愛するまで、ブレなかった人斬り。
それって、生い立ちとかの関係でしょうか?
私は漫画を読んでいないので、最初から生い立ちの設定まで無いのかも知れませんが、純粋な気持ちで、あれだけの大量殺人ができる物でしょうか?
巴に出会うまで、心が空っぽの様な気がします。
巴の心の揺れ動きは分かる気がします。
それにラスト、剣心に切られても声を上げなかった巴の覚悟は凄いと思いました。
それなのに、前作のラスト、薫と手を繋いだのは許せないなー!
佐藤健さん、疲れたでしょ!本当にお疲れ様でした。
とても素晴らしい作品でした。
良い物を見せて頂きました。ありがとうございます。
映画館で見た方が良い!!
見るなら映画館で見るべし!!!
るろ剣シリーズ全て見てきました。
The Finalも数週間前に見に行き、The Beginningも
と思い見に行きました。
一言で表すと『美しい』
これがこの映画に対して
適切な言葉だなと思いました。
映像美もそうですが、一つ一つの言葉であったり、
また演出が素晴らしかったです。
緋村が巴に対して、段々と心を開示していくシーンを
緋村の寝方で表現しており素晴らしいなと思いました。
また、この映画を映画館で
見たほうが良いポイントとしては
あるところで一斉に静まり返るシーンがあります。
その時に劇場が一体となった感覚になり
あれは映画館でしか味わえない空気だなと感じました。
それ故に今までと違うるろうに剣心を
楽しむことができるため、
これはこれで良かったのかなと思いました。
(アクションを期待していくと
少しズレが生じて見づらいかもしれません)
是非劇場で見てほしい作品です!!
感動の追憶編
先月Finalを観て、この13日に観たばかりだというのに今日2回目のBeginning。
原作が大好きで、キャラクター達をどう動かしたのかと公開まで期待でいっぱいでした。
主演の佐藤健さんの“剣心の始まりが巴から“という言葉が鑑賞して物凄く伝わってきました。
思えばこれまでの3作とFinalの中にある剣心のふとした仕草にひょっとして感じる部分があったり、セリフに込められた深い部分に乗り越えてきた壮絶な過去を巡らせるものがあったりと、考えるほどこのBeginningが全ての始まりであると思い至ります。
あれ程原作を読んできたのに、ここまでの完成度でみせられ、この作品を制作したキャストやスタッフさんの想いは自分の予想以上だったと思います。
Finalまでの殺さずの剣心が、このBeginningでは伝説の殺人剣の抜刀斎として見事に描かれていて、禍々しささえ感じました。
だからより強く、新時代の剣心の“不殺の誓い“が伝わります。
奇兵隊召集の場に現れた若い剣心がまだ髪が短くて、原作ならまだ14歳頃なんですよね。
正直、双龍閃をちょっとだけ期待していましたし、桂さんの「京に欲しい」ってセリフも聞いてみたかったてのはあります(笑)
でも、アクション以外の静の動き、立ち姿や歩き方にも若い剣心を物凄く感じたし、巴さんも透ける程美しかった。そこに、これから起こる悲劇がとても助長されている様に私は感じました。
“有村さんでないと出来ない“と言わしめた巴は想像以上でした。
内通者の飯塚さんを藤原さんの志々雄さんで片付けるってのもちょっと期待してたり、まあ、そこまで豪華にしてはストーリー性的に霞んでしまうのかな(笑)
十字傷の付け方、あれは原作の方ではなくOVAの追憶編でしたね。確かにエンドロールに資料としての紹介も有りましたし。
あのシーンは当時色々物議があったそうですが、今作でとても印象付けられましたけど、作品のポスターがその悲劇のシーンですし、より悲しくより美しい演出だったと思います。
遊撃剣士として京ヘ戻っていく時、屋敷に火を放ち歩いてゆく剣心の姿、バックに流れる“飛天“の音楽で、映画1作目へと繋がっていくところに鳥肌立ちましたし、10年間が見事に繋がるこの作品のクオリティの高さを凄く感じました。
鳥羽・伏見の戦いで剣を置くところまでがその長い期間を感じさせない、とても巧く繋がって無限ループなんですよね。
ほんと素晴らしい!!
エンドロールに流れたワンオクの曲、和訳を読んだら又涙そそられました。
とにかく多くの人に観て欲しい!!
取り敢えずシリーズ3作はDVD持っているので、今回の最終章の2作も絶対揃えようと思ってます。
今は出来る限り映画館に通うつもりです。
納得、これが始まりなんだあ!
全477件中、221~240件目を表示