STAND BY ME ドラえもん2のレビュー・感想・評価
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「ドラ泣きふたたび。」は、やや誇大広告過ぎたかも?
年に1度の「映画の日」に、この『STAND BY ME ドラえもん2』を滋賀県大津市の大津アレックスシネマで鑑賞。
国民的な漫画・アニメである「ドラえもん」に関しては、漫画もアニメも映画も、かなりご無沙汰しており、大ヒットした前作に相当する3DCGアニメ『STAND BY ME ドラえもん』(2014年)はあいにくと未見。
ドラえもんのお話自体は、のび太の子孫が先祖であるのび太に、もう少ししっかりしてもらわないと、未来に生きる自分たちの生活まで脅かされるということで、その指南役として、ネコ型ロボットのドラえもんを派遣したのが、そもそもの始まりのお話しでしたから、小学生の、のび太がドラえもんと共に、過去・現在・未来を往来するのはタイムパラドックス的にも別に問題はないし、むしろ、そうでもしないと事態は好転しないかと思います。
しかしながら、小学生の時点の、のび太が同じ時代に2人も存在するのは、タイムパラドックス的にもマズいかと思うのですが、その点で今回は時間軸的に微妙に違和感があるシーンがあったりするのも、本作の評価が真っ二つに賛否が割れる一因になっているのかも知れないですね。
私も今作ではその点にはタイムパラドックス的な観点から多少面食らいました。
映画の内容自体は、私も大好きなお話の『おばあちゃんの思い出』『のび太の結婚前夜』『のび太が生まれた日』の3つのエピソードを上手く融合していて、1つのお話しにしていましたが、それぞれが鉄板ネタのエピソードなので、感動せざるを得ないかとは思います。
その中でも『のび太の結婚前夜』のエピソードのみが、何故にのび太が結婚式を逃げ出してしまうのか?といった理由付けがかなり弱くて、ちょっと浮いた感じになっていたのが気懸かりでしたね。
単なるマリッジ・ブルーな精神状態にしては、かなり動機付けが弱すぎた様な気もしましたから。
その点からも、前作については知りませんが、今作の「ドラ泣きふたたび。」は誇大広告過ぎたような気もしましたね。
とは言え、タイムリープもの映画としては、序盤「?」と思われる不思議なシーンも終盤には伏線の回収が、ちゃんと出来ていて、その点は感心だし、それこそタイムリープものの醍醐味を味わせて貰いました。
個人的には、過去の小学生の、のび太と大人になったのび太が直接顔を合わし共に行動するというのも、タイムパラドックス的には、如何なものかとも思うのですが、昔からのドラえもんの世界観の中ではそれもOKなんでしょうね。
また、今作ではドラえもんが未来のひみつ道具を大掃除で片付けている最中にタイムマシンに乗って出掛けてしまう設定から、使えるひみつ道具が非常に限られている点も、結果的には、ハラハラドキドキさせる一因になっていて脚本的には面白い仕上がりになっていたとは思いました。
また、前作未見なので、私たちにとっては余計に、本作での3DCGアニメでの表現がすごくリアルに感じられて良かったです。
のび太の寝グセやタケコプターで空を飛んでいる際の髪の毛の風のなびき具合まで超リアルで、その点だけでも感動していました。
一緒に観ていた年老いた父親も、映画の内容以上に、「ROBOT」の製作による、現在の3DCGアニメの技術力の進歩に驚いていたみたいでした。
ジャイアンとスネ夫との大人になってからでも続く厚い友情には、ちょっと羨ましくも感じました。
でも、今作に関しては、大人になったのび太の優柔不断ぶりにはイライラさせながらも、大人になった、しずかちゃんがあまりにも寛大で素敵で女神過ぎましたね。
ヴォイスキャスト(声の出演)として、大人になったのび太役の妻夫木聡さんも、のび太のおばあちゃん役の宮本信子さんの声の演技も雰囲気を上手く掴んでられて、なかなか良かったでしたね。
最後のエンディング主題歌の菅田将暉さんが歌う『虹』という曲もなかなか良くて、結婚式で歌う曲の定番曲にもなりそうでした。
私的な評価と致しましては、
同じ時代に2人も3人ものび太が存在するといった点からは、タイムパラドックス的には、やや違和感も感じる部分もありましたが、この昔ながらのドラえもんの世界観ではOKなんだと納得させながら観ました。
そして、鉄板ネタのエピソードの『おばあちゃんの思い出』と『のび太の生まれた日』はなかなか感動的でもあったのに比べて、『のび太の結婚前夜』のエピソードが、結婚式から逃げ出す事が、単なるのび太のマリッジ・ブルーな精神状態だとしか思えず、優柔不断で我が儘な印象としか受け取れなくて動機付けが弱くて共感し難いのが玉に瑕だったかも?
久しぶりに、ドラえもんのアニメをこの映画で観ましたが、ドラ泣きは誇大広告過ぎるかとは思いましたが、総花的に観れば、鉄板ネタのエピソードをまとめた映画だけに感動させられる部分も多々あり面白く観ることが出来ました。
同じ山崎貴監督の『ルパン三世ザ・ファースト』の3DCGアニメはイマイチ気持ちが悪かったのですが、この「ドラえもん」に関しては、3DCGアニメに良くマッチしていて、私はそのリアル感には感激しましたね。
従いまして、五つ星評価的には★★★★の四つ星評価の高評価も相応しいアニメ映画だったと思います次第です。
面白い
可もなく不可もなく
1は越えられず、、
のび太とドラえもんの関係性について。
前作「STAND BY MEドラえもん」を見ていないので、いろいろ分かりにくい所があった。ドラえもんはいつのび太の所へ来て、いつ別れるのか。5年前にも15年後にもいないという事は、今だけの付き合いなのかという初歩的な疑問から始まった。現在ののび太とドラえもんが、過去と未来をつなげるという設定は「バックトゥーザフューチャー」にも似て面白かった。のび太のダメさを、ドラえもんが叱りながらもお得意の道具で手助けして成長を促すというのがドラえもんの本質だと思うが、本
作でもこのあたりはしっかりつかんでいた。25歳ののび太が相変わらずダメなのもよく分からないが、かと言って立派になっていたら話にならないから、これでいいのかもしれない。のび太とドラえもんのドタバタが話の本筋だが、シズカちゃんの偉さがひと際印象に残る。こんな賢くて優しい女子は現実にはいないのかもしれないが、幼い頃からずっとのび太の良さもダメさもすべて受け入れている所がとても素敵だと思える。感動的な結婚式のシーンでは、シズカはのび太とドラえもんをセット(コンビ)として見ているのが分かって少し納得する所がある。やはりドラえもんあってののび太ということだ。
山崎貴監督の3DCGはリアルで美しいし、未来都市もよく工夫されていると思うが、場面が限られていたのでちょっと物足りない。今度は未来を舞台に本気の未来都市の姿を見せてくれないかと思う。
僕はよかったけど…
過去の自分
意外とドラ泣きしてしまった
レビューなどを見ると、1より微妙だったという声が多い印象だったので、あまり期待せずに観たのですが、おばあちゃんとのシーン、のび太のスピーチ、のび太のピンチのシーンは、感情移入してしまって場面場面で涙が溢れてしまいました。
確かに、のび太の成長しないところには、少しイラッとしてしまうところもありましたが(笑)また、ドラえもんのシーンが少ない印象だったので、そこが少し残念でした。ただ、ストーリーとしては、1と同様に心が温まる内容だったので、1,2合わせてもう一度観てみたいなと思いました。
相変わらずいい。
のび太の暮らす風景や周りのキャラクターが3Ⅾで動いている。
この部屋ってこんな広さだったんだ。とか空き地の感じなど漫画で読んでいた世界をのぞき込んでいるような感動。
これだけで最高。と思ってしまうドラえもん大好きのオヤジにとってこの映画(前作もそうだが)は素晴らしい贈り物のようだ。
まさしく子供向けというよりも子供の時にドラえもん大好きだった大人向け。
作っていただいてありがとう。
新のび太の恐竜とかリメイクのシリーズは子供と観ていて懐かしさがありつつも当時との作風の違いを感じて、少しのめりこめない感じがあるけど、スタンドバイミーのシリーズは童心に戻って、またのび太君と冒険できる作品な気がする。
「泣ける」という部分よりも懐かしい世界に浸れて何か温かいものに包まれたような感覚を味わえるところが本シリーズの好きなところ。
リフレッシュできました。
普通に良かったです。
上映中ボロ泣きでした。
鉄板エピソードを選択
「1」を観てる前提で「のび太の結婚前夜」の部分を全く説明しなかったし、エピソードごとの繋がりのバタバタさや、さぁここが泣くとこですよというあざとさがダメだった……
キャラがここぞってとこで、客より先に泣き始めちゃうのは、涙の大安売りで興醒め。
とはいえ、トータルでは「1」よりは良かったかな。
「おばあちゃんの思い出」からの、「ぼくの生まれた日」という鉄板エピソード繋がりで外す方がむしろ難しいかと。
タイムパラドックスの辻褄合わせは、比較的上手くいっていたように思います。
過去現在未来
子供の頃見ていたドラえもんは未来から来たネコ型ロボットであった。ドラえもんの故郷はその頃の自分にとって遠い未来だった。今はそのドラえもんの故郷である未来に自分自身少しずつ近づいているように思う。やがてその未来も現在となり過去となる。ドラえもんを毎週楽しみに見ていた子供の頃が遠い過去に見える。子供の頃はのび太目線でドラえもんを見ていたが、今はドラえもん目線でのび太を見ているような気がしている。
あと、いろんなドラえもんはいろんな道具を出してくるがいつの時代も必要なのは「タケコプター」と「どこでもドア」と「タイムマシン」かなと思った。
それと、ドラえもんも少し言っていた「タイムマシンで見た未来と現実の未来は全く同じというわけではない」と。ということは、未来をよくするためには変えようのない過去の出来事を教訓とし現在を必死で生き抜くということかな!
泣きました
ドラ泣とは、、、?
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