ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価
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終盤でやっとわかった
時代が南北戦争の頃。そんな昔の設定ね。
その頃「女性は結婚しなきゃ、しあわせになれない」的な展開なのもうなづける。
4姉妹の成長物語っていうのは、すぐわかったのですが。
話の流れが、今と過去と行ったり来たりするんです。
姉妹たちの顔立ちも、時間で変化ないし。
時間幅は5〜6年とはいえ、脳内???で。
最後でわかりました。これは「4姉妹物語」=若草物語を。
思い出を回想しながら描く、時間軸ってことのようで。
はいはい、そういうこと(多分)。
多感な青春時代から大人になっていく。
あのモヤモヤ〜っとした時代、いつも同じだな。
主人公と私を、ちょっと重ねて観てました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「命をかけて本気で誰かを愛する時がくる」
自分の幸せ 家族の幸せ
4人姉妹の楽しそうなやりとりを見てるだけで幸せになれる作品。
なんだか、テディがその中に入って戯れているのをみて、うちの家族を見てるみたいだった。そこに恋愛感情を除けば。
家族と一緒に楽しく過ごせることがなによりもの幸せで、ただそれは少女時代から大人になるにつれて薄れていってしまう。どこの家庭だってそうだろう。
でもこの家の子たちは皆それを望んでいたし、そこに強い絆があった。女性だからって職が決められていた時代に、それぞれが夢を持ってそこに懸命勝負する。
潮が引くように抗えないことだってある。ベスの死のように。その潮にあらがうように自分の信念を曲げないジョーは素敵だし、ほんとに強い女性だ。
少しテンポが速く場面が飛び飛びするけれど、家族愛が溢れて心温まる作品。
テディ演じるティモシーシャラメ、凄い。あの4人の姉妹の中に溶け込んで戯れてる感じとか、いまはどこにでも出てるもんな。
衣装がとっても素敵。見ていて飽きない演出でした〇
やっぱベストかっこいいなぁ。
4姉妹それぞれの幸せ
まず、ティモシーシャラメが好きすぎてエイミーと結婚しちゃったのがち...
まず、ティモシーシャラメが好きすぎてエイミーと結婚しちゃったのがちょっと嫌でそこばっか頭に残ってるけど笑ジョーとローリーがいっしょになれなかったのもそれは運命というか巡り合わせも含めて人生ってそんなもんなんだろうな。と思ったり。
そこはおいといて、ジョーの誰よりも家族想いな優しいところ。女として一人で自分の好きなことを追いかけて生きる強さ。彼女の生き方はかっこいいし誰にでも出来る生き方ではない。この映画が描いているのはお金以上の幸せというより十人十色の人生、選択肢ということかな。絶対的な幸せも正しい生き方も存在しない。わかっていてもそれにとらわれてしまう、周りのことを気にして自分の選択を狭めてしまう自分の小ささも感じた。
自分にとっての幸せとは
過ぎ去った子供時代を懐かしみつつ、その儚さを噛みしめ、今目の前にある現実の厳しさにもがきながらも懸命に自分の生き方を模索する四姉妹。今とは異なる“当たり前”があった当時、彼女達を突き動かしていたものは何だったのだろうか。
楽しい子供時代は終わり、それぞれの道を進む四姉妹。そこにはあの頃思い描いていた夢の世界はどこにも無く、ただ暗く険しい道が続いているだけ。それでもそこに希望を見出し、助け合いながら生きていく彼女達の姿が心に刺さります。
強がりを言って後からこぼれ落ちた切ない本音も、“これでいいんだ”と自分に言い聞かせて呑み込んだ心細さも痛いほど伝わってくる。だから自身の人生と真摯に向き合い、ひたむきに生きていく彼女達が尊く、美しい。
毎日が悩みや不安、後悔や葛藤の連続だけど、それをエネルギーに変換し、懐かしい子供時代に再び息を吹き込み紡がれた物語。それは他愛ない日常だけど、かけがえのない大切なものである事を気付かせてくれます。
泣いても笑っても歩き続けなければならないのが人生で、そんな中で自分にとっての幸せの意味を考え、自分らしく生きていこうとする姿が時代は違えど今の私達に響いてきます。
どんな形でみても納得の名作
多幸感の連続
もっと見たかった
面白かったですが、原作が好きな私にとってはやはり短く...削られた色んな話ももっと見たいです。個人的に現在と過去を行き来する手法が好きでなく(どっと時間と共にどっぷり映画に入り込めない)....過去から順々に話を進めていく方が好きです。
シアーシャローナン、ティモシーシャラメなどはドンピシャで役に合っていましたが、エマワトソンはメグにしては幼くみえ、誰よりもフローレンスビューはエイミーにしてはゴツくて貫禄ありすぎるのが微妙すぎました。エイミーはもっと華奢なはず。
若草物語、続若草物語を二時間半は短か過ぎる~!
またいつか映画で、あるいはブリジャートン家もなかなか面白く映像も綺麗で音楽も好評だったネットフリックスの長編ドラマで、ちゃんと時間の流れに沿って10話以上の話で若草物語&続若草物語が見てみたいな。
四姉妹が歩むそれぞれの道
姉妹でどこか似ている部分はあるけれど、皆一人一人が自分を持っていて、感性や価値観は人それぞれ。夢は何か、将来どんなことをしたいのか、そして幸せとは何か。彼女達が生きていく中での、「選択」というものを描いた素晴らしい作品でした。姉妹で支え合って生きていき、時にぶつかり喧嘩して、でもやっぱり四人が良くて仲直りして、姉妹らしさも描かれていました。この映画では幸せというものがキーワードになっています。でも四姉妹それぞれの幸せは違く、時に理解が出来なかったりもしました。ただ一人一人が自分と話し合い、幸せになるための選択をしていきました。そうして、ラストは素晴らしい着地点となっています。彼女達の人生という、素晴らしいストーリーを深い心理描写と共に描かれ、面白い展開の連続だったり、誰もが聞いた事のあるような名曲のクラッシックと共に送る名作を是非ご覧下さい。なにより、女優陣の演技が素晴らしいです!
私の『若草物語』
<純粋に映画を楽しみたい方は、読まないで!>
私と『若草物語』の出会いは…
記憶が朧気だけど、「暮しの手帖」だったかもしれない
(だとしたら、藤城清治さんの素敵な影絵に添えて💖)
クリスマスの話だった
そこから、あまり時間を置かずアニメ『若草物語』が始まり
🐼え、エイミーってこまっしゃくれててムカつくな
とか
🐼ジョー、木に登って林檎齧るとかカッコイイ
など、思いつつも当時は女性がどーのこーの等の感想は抱かず(30年以上前なので😅)
大学生時代、『若草物語』の映画化を見る
今は干されて見る影もないが、当時絶頂だったウィノナ・ライダーがジョー役で話題になった
彼女以外のキャストも、豪華と鳴り物入りで<『若草物語』のその後>が描かれているとの事やったが、🐼的に衝撃だったのが後半
これって、『ナンとジョー先生』じゃない?!
ここで始めて、🐼は『若草物語』がクリスマスのエピソード後にも話が続いていたと知る
そして、ベスが死んじゃうって事も…
この時もまだ、『若草物語』に対しては
なんか変わった考えを持つ行動的な次女を題材にした、空想物語
としか思ってなかったが…どっこい!
21世紀にして、やって来ました黒船が!
「作者オルコットの自伝的映画」
「女性の自立を描くみずみずしい名作」
との看板を引っさげて!
そんなもんだから、🐼あらかじめ少し予習をして
ジョー=作者
との知識と、過去の思い出で武装して映画鑑賞
これ…すげー良い映画やん!
『若草物語』ファンが微笑む名作ネタは折混ぜられてるし、女の生き様視点で快哉を叫ぶ作品!
よくある、名作を映画化して<現代に通じる作品>とか言うけど、これは
<現代の映画!>
あと、キャストな!
(以下は、物語の重要度ではなく🐼的心拍数で順位付けてます)
①ティモシー・シャラメ
🐼が『君の名前で僕を呼んで』で、藤井聡太くんに後半見えてきた例の彼だ
もう、この映画以来『残酷な神が支配する』の実写ーーー!と、目が離せない逸材
本作でも
🐼足…足が長すぎる…(エイミーの油絵のモデルを気取るシーン)
と、身悶えばかりだ
勿論、彼の表情など演技は秀逸
むしろ
「私自身が心から愛していると思えないの」のジョー台詞に
🐼…お前、正気か…?相手はティモシー・シャラメだぞ?!
と怒りを覚えるくらい、彼の美形度合いにメロメロ
後半の、嫁のパシり的扱いにも
🐼あぁ…ティモシー❤
②フローレンス・ピュー
クレジットに名前を見つけ、正直不安に…
🐼(見てないけど)あの、北欧の血祭り映画の主演の…?
杞憂に終わったけれど、正直
・エイミーって、末っ子なのにこんな野太い声…?
・ジョーとの肉弾戦が想像以上にドッタンバッタンやけど、この時代にこんな取っ組み合いあるの…?
③シアーシャ・ローナン
才能溢れる女優との前評判は聞いてたが
🐼(これまた未見ですが)この女優って、多感な女子高生役でお母さんと口論して走行中の車から飛び降りて骨折する、あの…?
アニメは茶色い髪だったが、金髪…
と、そんな事はどうでもいいくらい作中ではジョーだった
そして何より、お金を稼いで生きていく女だった
上記以外のキャストも良い
全部が全部
主張し合い、ぶつけ合い、最後に一つに帰結する
「私はこうすると決めたの」
素晴らしい
末席ながら、女の立場で言うと
「言ってくれて、ありがとう」
そのような映画でした
若草物語は、リボンかなかよしの付録で幼いとき、暗記するほど読んだ物...
ワ行にないな・・・ストーリー・オブ・マイライフ・・・?
原作未読
女性向け映画
平凡な男はフローレンス・ピューやエマ・ワトソンなど女優さんを鑑賞すること以外楽しみががなさそう
南北戦争の時代の話だからもはや史劇
アメリカには貴族がいない
彼女らはアメリカの庶民の娘である
平凡な四姉妹の普通の物語
ヤボテンな僕には全くつまらない
だからといって痛烈な男性批判を繰り返すフェミニスト丸出しの作品ではないので多くの女性に支持される話に興味があるなら鑑賞した方がいい
邦題がダサすぎる
そのままのタイトルでやれとか直訳しろというというわけではない
つまらない原題からの素敵な邦題でヒットした海外作品は枚挙に暇がない
しかしこれはダメだ
まったくもってセンスがない
ネット系のニュースでバカっぽいくさい記事ばかり書くおばさんライターがつけそうなタイトルだ
無能なら無能らしく背伸びせず普通に『リトル・ウイメン 若草物語』で良かったのではないか
それにしてもリトル・ウイメンがなぜ若草物語になったのだろうかいまだに謎
最初は直訳で『小婦人』として日本に出回ったのだが
『小公女』とかぶるからかな
『小公女』は男が観ても面白い
それに比べて若草物語は退屈である
ジョーが出版社の偉そうな人と交渉するところだけは刺激的で面白かった
それ以外はまったくつまらなかった
これがもし日本を舞台に置き換え人気若手女優4人でやればしっくりきたのかもしれない
四姉妹ものといえばポッキー四姉妹や渡鬼などたくさんあるが若草物語からの着想なのだろうか
とりあえず吉永小百合が出演していた64年の『若草物語』が観たくなった
あとエマ・ワトソンの長女役抜擢に最初は違和感を感じたが彼女はもう30歳!
実際に4人の女優の中で一番の年長者
ハリー・ポッター第一作はそれだけ昔の作品なのである
あっという間の時の流れを感じる
物語の主役、物語の分岐点
息つく暇もない疾走感
監督の物語への愛が噴き出すように、息つく暇もなく過去と未来が行き来する勢いのある流れ。素晴らしかった。
何よりも四女エイミーが良かった。今まで、エリザベステイラーのも、キルティダンストのも、「きれいだからって、ずるい」という印象だったけど、今回のエイミーは、ジョーへの嫉妬や憧れ、自分なりの武器で今の時代を生き抜こうと妥協しようとしてみたり、自分自身が許せなくなったりと、口角がギュッと下がったケイトウィンスレットみたいな迫力あるエイミー。そうよね!ジョーの小説燃やす子だもんね!ただのきれいなお嬢さんじゃないわな!と、すごく納得。
ジョーだけに焦点を当てず、四人ともが魅力的に描かれており、お母さんに、ちょっと「元ジョー」っぽい一面が垣間見られたのもよかった
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