ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価

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4.5女性のみならず、不遇や抑圧に“弱い立場の人”が立ち向かう姿を描く人間賛歌

2020年6月22日
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鑑賞方法:試写会

楽しい

幸せ

オルコットの半自伝的小説「若草物語」が原作。舞台となった19世紀半ばのアメリカで、女性はまだ社会的弱者であり、作家志望のジョーを含む四姉妹が社会の偏見や圧力に向き合い抗いながら成長する姿を描く。

そんな主題を継承する表現者としてグレタ・ガーウィグは最適だ。元々劇作家志望で、美人女優の立場に甘んじることなく脚本や共同監督などで製作にも関わり続け、「レディ・バード」で単独監督デビューし絶賛された。未婚のパートナー、ノア・バームバックとの間に子をもうけ、ウディ・アレンの「ローマでアモーレ」に関して「(性的虐待の)事実を知っていたら主演しなかった」と語るなど、生き方や発言に強さを感じさせる。

多様性が謳われマイノリティーの社会的受容が進んだとはいえ、#MeTooやBLMが示すように差別や不平等の現実は中々変わらない。そんな今、単なる女性映画に留まらず、普遍的な人間賛歌として観られるべき傑作だ。

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高森 郁哉

4.5劇場で優雅な気持ちで味わいたい「不朽の名作」! シーンが変わる際の「時間軸」には要注意

2020年6月11日
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鑑賞方法:試写会

本作は、本年度のアカデミー賞で「作品賞」を含め、脚色賞、 主演女優賞(シアーシャ・ローナン)、助演女優賞(フローレンス・ピュー)、作曲賞、衣装デザイン賞の主要6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞しています。
見どころは多いのですが、まずは、何と言っても超豪華キャスト共演でしょう。主演の次女役のシアーシャ・ローナンはアカデミー賞の常連ですし、長女役のエマ・ワトソン、4女役でアカデミー賞にノミネートされたのは「ミッドサマー」の主演でも話題となったフローレンス・ピュー。そして、4姉妹の母親を本年度アカデミー助演女優賞を受賞(「マリッジ・ストーリー」)したローラ・ダーン、さらには4姉妹の伯母をメリル・ストリープという最強の布陣。加えて、男優も「君の名前で僕を呼んで」で脚光を浴びてアカデミー主演男優賞にノミネートされた、いま最も旬と言えるティモシー・シャラメが準主役級です。

「悩みが多いから、私は楽しい物語を書く」 L・M・オルコット
という言葉から始まる本作ですが、この人物こそが「若草物語」の著者名です。
そして、この「若草物語」という4姉妹を中心とした物語が「半自伝的な本」ということが、本作の作り方に関係しているのも注目点なのです。
最初は主人公の次女ジョーが「ニューヨーク」の出版社に原稿を持ち込むシーンから本編が始まり、長女のメグ、3女のベス、4女のエイミーの4姉妹がバラバラに登場するため状況が少しだけ分かりにくいのですが、すぐに「7年前」の4姉妹が「マサチューセッツ」で一緒に暮らしていたスタート地点に戻るので、頭を整理することができます。
ただ、その後にまた「ニューヨーク」にいるジョーのシーンになります。
このように、時間が「今」と「7年前」のように行き来するため、劇場ならではの集中力が少し必要になります。
しかも、本作が独創的なのは、時間軸を「7年前」といったように示すのは最初の1回だけで、あとは観る側に委ねる点なのです。
そのため、例えば、最初は「ニューヨーク」と「マサチューセッツ」という場所が時間軸を判断する上での助けになります。
また、本作では「今」と「7年前」の間を埋めていくため、例えばジョーが居眠りをする時や歩いている時、立ち止まった時などに、昔のシーンに戻っていたりもします。
つまり、観る際には「時間が行き来する作品」だと最初に分かっていると、場面転換の時に「今はどこ?」と確認することで混乱せずに物語をつなぎ合わせことができるのです。
逆に、この視点を持たずに観てしまうと「起承転結」さえも見えずに、ボンヤリとした作品だと感じてしまうことにもなり得るわけです。
頭を整理して美しい全体像が見えた時には、なぜこの物語が今の時代にもシンクロしているのかが分かると思います。
いつの時代も人間の感情の本質は変わらないものなのです。
この映画は、必要に応じて時間を行き来させる手法により、物語を重層的に広がっていかせることに成功し、観終わった後は多幸感も広がっていく名作だと思います。

(評価を4.5にしたのは、時間軸の話を事前に知らないと混乱する人が出かねないためです)

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細野真宏

4.0いい映画を見た

saoki_ugさん
2020年7月8日
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噂では良いと聞いていたけど、ちょっとシアーシャローナンが良すぎてびっくりした。ラストシーンの表情なんてかなり難しいと思う。あとは風景と過剰すぎない演出。いい映画でした。

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saoki_ug

4.5人と人のつながりがあたたかくって、目にも心にも優しさが灯るような....

2020年7月7日
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人と人のつながりがあたたかくって、目にも心にも優しさが灯るような...映画が終わっても幸福感が続く感じ

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うみぶどう

4.0心優しきベス✨

2020年7月7日
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ようたヨウタ

5.0素敵な物語です。絶対観るべき映画です。

2020年7月7日
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ハリソン

5.0自分の気持ちが重なる

miyaさん
2020年7月6日
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鑑賞方法:映画館

150年も前の小説を描いているのに、登場人物達の気持ちがすごく分かるし、感情移入してしまう。
また、若草物語を読んでいた子供の頃を思い出して懐かしくもなった。
そしてエマが美しい。
映画館で観て良かった。好きな映画のひとつになった。

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miya

4.5とても豊かな名作

kkmxさん
2020年7月6日
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鑑賞方法:映画館
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kkmx

4.0若草物語は原作、アニメ共に未見

2020年7月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

最近流行りとも言える女性監督による女性の自立、権利を謳う映画。
リトルウーマンが若草物語の原題なのね。
最後の製本作業良かった
著作権は大事よね
実際その後続編が作られているとか
過去には映画化もされているとは思うがいずれも未見。
原作を知らずとも楽しめた。
若草物語は自伝的小説ということでOK?
まずは魅力的な4姉妹(3女だけはキャスティング含め地味にしてあるが)
衣装も皆可愛らしい
くるくる表情と髪型を変えるシアーシャローナンが主役ながら
末娘のフローレンスピューに目が行く
ムチっと鳩胸こまっしゃくれ感良し
過去と現在を行ったり来たりして(昔バージョンは南北戦争!)、ちょっと混乱したりもしたが演出に上手に反映されてて(3女亡くなるシーンが特に!)監督の才能感じる。
出番は少ないが金持ち独身叔母さんのメリル・ストリープも、自前のアンティークジュエリー5個持ってきて時代感を演出。
ローラダーンのお母さん役は鉄板の安定感
メグに50ドルの反物売った黒人は

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個人的下書き

4.0善良な人々の、美しい笑顔が素敵

由由さん
2020年7月6日
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素晴らしいシーンがたくさんあって、とても書ききれない。それぞれの幸せなシーンを、心の中の宝物、思い出のように取っておきたいと思う。
4姉妹それぞれに、悩みや喜びがあって、共感できる。主に女性たちの話だけど、それぞれの抱える悩みは、女性特有のものではないと思う。
個人的に1番好きな場面は、原作と同じで、ローリーの祖父とベスが心を通わせるところ。ベスは、4姉妹の中ではおとなしく目立たないけど、ローリーの祖父が心を通わせるのは、優しくて美しいピアノをひくベスだった。
その場面以外にも、ベスとジョーの海辺のシーンから、ジョーがベスのためにお話を書き始めるシーンには、それぞれの強さと思いやりを感じて、印象的だった。

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由由

4.0心を充たす良作🎵

2020年7月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

自分は男三人兄弟なので、観るまではどうなのかなと思っていましたが。
女の四人姉妹もいいものなだなぁと感激しました。
心が充たされる1本です🎵

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イロエンピツ

3.5令和の若草物語

せんさん
2020年7月5日
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鑑賞方法:映画館

原作発表から何度となく映画化になっているが、まさに今回の作品は19世紀テイストの21世紀版。レディバードで絶賛されたグレタ監督が若草?!と思ったが、意外や適任。200年経っても名作と呼べるものは、それぞれの時代背景に合うように解釈出来るんだなあと、つくづく思った。
好きなキャラクターのジョー中心で物語は進むが、若干時間軸の取り方がわかりずらく、人によっては全然内容が入ってこない恐れもある。その点だけが減点で、他は言うまでもなく傑作。しかし、マーチ伯母役のメリル・ストリープが出ただけで、空気感が変わる。ローリー役の男の子は今後大いに期待できそう。

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せん

5.0ジョーはショートヘアも素敵!

れいさん
2020年7月5日
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若草物語の原作は、漫画で読んだだけ。子供の頃、ひとみって月刊の少女漫画誌の連載を楽しみにしてた。
これを覚える人いるかなぁ…。

姉妹って良いね。
女性ばかりの家族は、いっしよに居るだけで賑やかな毎日。たとえ貧しかろうが。
男性ばかりの隣家にはこの雰囲気が貴重に感じられたことだろう。

姉妹でもこんなに性格が違ってくるのは不思議。
ジョーが幸せになれて良かったよ。結婚も自立も手に入れたよね。

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れい

5.0よかった

とねさん
2020年7月5日
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本当に良かった。久しぶりの星5かな??
最後ストーリーが終わるのがやになった。終わったらすぐにパンフレットを買ってしまった。

みなそれぞれの若草物語のイメージを持っていると思うけど、僕のそのイメージを変えるくらいいい映画だった。
小さい頃、アニメで見ていた、なんか退屈な話みたいに思っていて、妹がハマってるのがわからなかったが、50を過ぎて、はまるとは。

家族とか、兄弟とか、絆とか、恋とか、愛とか、切ない心とか、いっぱいいっぱい詰まって、涙なくては見られない。

久しぶりに最高の映画に出会えたよ。
是非、見てないひとは見てください。
男性も騙されたと思って、見てください。

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とね

5.0いやーよかった。 ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語...

2020年7月5日
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鑑賞方法:映画館

いやーよかった。
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

アカデミー賞受賞した衣装デザインもそうだけど、
なにより四季を色濃く感じられるロケーションとストーリーがうまく絡み合っていたのがよかった。

アレクサンドル・デスプラの音楽とショパン、シューマン、シューベルトなどのクラシック音楽との融合が最高。

最後のエンドロールもまるで本のページをめくるかの如く表現される細部までとことんこだわった作り込み。

こんなにも様々な感情に心を揺さぶられる映画は久しぶりだった。

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ジーニー

4.5女性の生き方、自由に自分らしく

みかんさん
2020年7月5日
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泣ける

楽しい

幸せ

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みかん

4.0女性性と幸せとは。

2020年7月5日
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鑑賞方法:映画館

嗚呼、自分は男だから、この作品の素晴らしさを女性たちの半分しか得られてないんだろうなと思う。

苦悩、葛藤、後悔、希望。
それぞれが色鮮やかなのだが、それが全て女性であるが故のもので南北戦争時代の女性であるがために、ドラマチックなものになっている。
シアーシャ・ローナン演じるジョー・マーチはなにより自分らしさが芯にあり、その他姉妹とその母、伯母、すべてにそれぞれの正義があった。
それぞれの幸せの形があった。

約2時間、過去(作品?)と現在を行き来して描く構成は最初はちょっとしんどいかもしれないが、
段々と大人になるにつれ面白さと人間的美しさがとんでもないスピードで濃くなっていく。
濃くなるにつれ、自分が女性でなかったことを残念に思えてしまう…
男からすれば少し不思議な作品だと思う。
でも見ろ。
こんな作品他に知らない。あったら教えてくれ

あと全く関係ないんですけど、
映画関係従事者の皆様へ。
コロナウイルスの影響で、入館者も減らし、感染予防対策に追われ、非常に苦しい思いをされてらっしゃると思います。
しかしそのおかげで、私たちは映画を純粋に楽しめる時期までやってこれました。心より感謝申し上げます。

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ランディー

4.0パワーワードの連続、、、

ちゃんさん
2020年7月4日
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ちゃん

4.5脚色の妙!

2020年7月4日
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鑑賞方法:映画館

レディバードのグレタ・ガーウィグが監督、脚本の本作、
大昔の作品を、こんなに見事に脚色した作品も稀ではないだろうか。
とにかく、あれ?若草物語ってこんなんだった?!と何度も首を傾げるほど。
やっぱりこの監督の作品は好き。
最初だけ、過去と現代を行ったり来たりする場面で、
どっちがなにやらと混乱するけれど、
だんだん分かってくる。
母と叔母以外は殆ど顔すら変えていないというのに。

4姉妹それぞれの事情や、
それに纏わる人達全てに感情移入してしまう。
オチが分かっているのに、
テディとの場面では胸が締め付けられる。

しかし私が1番好きなのは、
最後のシーン。
第1刷を手にしたジョーの喜びは、
なににも代え難いものだろうと思う。

当時の時代背景、
インテリアやドレスどれもこれもお見事で、
きちんと目を凝らして見てみたい。

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茉恭(まゆき)

4.5人生はパッチワークのタペストリー

ao-kさん
2020年7月4日
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軽快な音楽に合わせて四姉妹の溢れんばかりの喜怒哀楽がスクリーンから飛び出してくる。19世紀に書かれた名作文芸小説の映画化と聞くと敷居の高い作品かと身構えてしまうが、そんな心配は一切無用。ここで描かれているのは庶民の物語であり、私の話でもあり、あなたの話でもあるからだ。

仕事、恋愛、家族、財産、そして、自分の夢と幸せ。人生において、どれ一つでも欠けてはいけない大切なものであるが、その全てを両立していくことの難しさともどかしさ。誰もが抱えるであろうそんな悩みに向き合いつつも、前向きに生きていく四姉妹の物語を次女ジョーの視点を軸に描いていく。ここまでお読みになった方なら、もうお気付きだろう。男女平等や自由経済が謳われ、ガスや電気、ネットやスマホが発展しても、19世紀に描かれた物語が21世紀を生きる私たちの琴線に触れるのだから、社会の体質や人間の本質は変わっていないのだ。

特筆すべきは現在と実家で過ごした7年前とをパッチワークのように、それでいてシームレスに紡いでいくという構成。私たちが人生に迷ったり、立ち止まったりした時に、ふと過去の経験を懐かしむかの如く、この構成は現在と過去のコントラストを見事に強調し、彼女らが抱える悩みや感情の変化を我々観客の手元にまで優しく届けてくれるのだ。

そうして、私はすこぶる関心した。なるほど、人生はパッチワークのタペストリーなのだと。明るいトーンの場所もあれば、暗いトーンの場所もある。良いことも、悪いことも、グラデーションのように変わっていくのではない。生きていく中で、ふと布の継ぎ合わせを変えるだけで瞬く間に変わっていくこともある。でも、その継ぎ目が、転機がどこにあるのかを見落とさないようにしなさいと、この作品が教えてくれている気がしてならない。

老若男女に自信を持ってオススメできる良作ではあるが、特に主人公らと年齢の近い若い世代にこそ見てもらいたい。これはStory of “our” lifeであり、Story of “your” lifeでもあるのだ。

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ao-k
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