ジョゼと虎と魚たち

劇場公開日

ジョゼと虎と魚たち
ジョゼと虎と魚たち

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

2003年に犬童一心監督により実写映画化された田辺聖子の同名小説を、新たに劇場アニメ化。大学で海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコに生息する幻の魚を見るという夢を追いながら、バイトに勤しむ日々を送っていた。そんなある日、坂道を転げ落ちそうになっていた車椅子の女性ジョゼを助ける。幼少時から車椅子で生活してきたジョゼは、ほとんどを家の中で過ごしており、外の世界に強い憧れを抱いていた。恒夫はジョゼと2人で暮らす祖母チヅから彼女の相手をするバイトを持ち掛けられ、引き受けることに。口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たるが、そんなジョゼに恒夫は真っ直ぐにぶつかっていく。「坂道のアポロン」の中川大志が恒夫、「デイアンドナイト」の清原果耶がジョゼの声をそれぞれ演じる。テレビアニメ「ノラガミ」のタムラコータロー監督がアニメ映画初監督を務め、「ストロボ・エッジ」の桑村さや香が脚本を担当。「僕のヒーローアカデミア」のボンズがアニメーション制作。

2020年製作/98分/G/日本
配給:松竹、KADOKAWA

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
原作
田辺聖子
脚本
桑村さや香
キャラクター原案
絵本奈央
コミカライズ
絵本奈央
キャラクターデザイン
飯塚晴子
総作画監督
飯塚晴子
コンセプトデザイン
loundraw
劇中画
松田奈那子
プロダクションデザイン
平澤晃弘
片貝文洋
中村章子
画面設計
川元利浩
美術監督
金子雄司
色彩設計
梅崎ひろこ
撮影監督
神林剛
3DCG監督
三宅拓馬
編集
坂本久美子
音響監督
若林和弘
音楽
エバン・コール
主題歌
Eve
挿入歌
Eve
アニメーション制作
ボンズ
全てのスタッフ・キャストを見る

Amazonプライムビデオで関連作を見る

Amazonプライムビデオ

30日間無料トライアル 月額500円で映画見放題

Powered by Amazon

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18
  • 画像19
  • 画像20

(C)2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

映画レビュー

4.5アニメーション映画ならではの表現の豊かさを感じられる名作。物語の完成度も高い。

2020年12月24日
PCから投稿

本作は2003年に実写化もされていますが、別の作品と考えてよいと思います。
まず、アニメーション版の本作では、主人公の恒夫とジョゼの声を務めた中川大志と清原果耶が非常に上手くて良いです。
アニメーション映画だけあって、コミカルなシーンもあったり、映像の美しさなども良く表現されていて、改めてアニメーション映画の表現の豊かさを実感できました。
ただ、いくら映像が良くても物語がしっかりしていないとダメなのは言うまでもないですが、物語も映像に負けないくらいしっかりしていて非常に良かったです。
内容については、テンポよく進んで事前の知識は一切不要なので、あえて触れないようにします。
個人的に好きなシーンは、大学で海洋生物学を専攻する恒夫がジョゼの祖母チヅに「どこに行くんですか?」と尋ねた時に、チヅが言葉を使わず手で表現するのですが、それだけで分かってしまう辺りの表現などがとても気に入っています。
主題歌も含め、音楽もとても良かったです。
強いてマイナス要素を挙げると、最初の「偶然」については許容範囲でしたが、後半の「偶然」については少し無理を感じました。マイナス要素はそのくらいで、あとは非常に良いと思います。
本作を見た後は、人に優しくなれそうな気持になる、とても素敵な作品です。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 37 件)
細野真宏

4.0実写の難しさを再認識

2021年1月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

その女ジルバの番宣に主演の池脇千鶴が出ていて、「彼女の出世作ってジョゼ虎でしょう」と衝動的にアニメ版のジョゼ虎観に行ってきました。
役者の芝居に左右されないからストーリーは良かったと再確認できました。君の名は、天気の子が東京の描写が素晴らしいですが、ジョゼ虎は大阪の描写が素晴らしかった。HEP5、新世界、須磨、天王寺動物園、大阪に住んでいた事がある自分はノスタルジックにもなれました。
妻夫木聡と池脇千鶴の実写版も良かったがアニメだともっと明瞭に感じます。誰もが感動できる良い作品だったが実写って難しいと再認識しました。進撃の巨人やデビルマンのようなコミックでアニメ先行だったらさらにハードルも上がるのでしょうね。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
トシくん

5.0これは現代の人魚姫の物語

2021年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 1週間前に前情報無しに劇場で鑑賞して、非常に感動したので原作を購入して読み、再び観た上での感想です。

 原作は田辺聖子の同名小説。これに大幅に味付けして、より恋愛味の多いストーリーに仕上げたのがこの作品。原作との大きな違いは、恒夫がダイビングをやっていて、いつかメキシコに留学してとある魚の群れを見るという夢を抱いていること。そしてジョゼことクミ子が趣味で魚の絵を描いていて、海の魚で二人の興味が繋がっていること。これによって原作のタイトルの「魚たち」がより大きな意味を持つようになっています。

 まず感動するのが映像の美しさ!舞台は大阪なのですが、大阪の街並みが非常に精密に描かれています。私はかつて関西地方で生活したことがあり、現在も年に5-6回大阪にいく人間なので、慣れ親しんだ大阪の町が美しく描かれていて、嬉しくなってしまったというか。特に恒夫のバイト先のダイビングショップの場所は南海難波駅南のガード下、天ぷら大吉のある場所で、「俺のよく通ってる店のあるとこやん!」と、心の中でにやりとしてしまいました。

 次にキャラクターの描き方が良いですね。冒頭でジョゼは恒夫は命の恩人なのにもかかわらず、変態!と悪態をつき、さらには身の回りの世話をするバイトを始めた恒夫に対し、理不尽な要求ばかり突きつけます。あまりのことに酒を飲んでくだを巻く恒夫。そんな最初は憎たらしかったジョゼが、話が進むにつれだんだんと可愛くなり、最後はその全てが愛おしく感じるほどに変わるのです。このツンデレの演出のバランスが素晴らしい!もう、見ていてキュンキュンしてしまいました。

 また、ダイビングショップの仲間の二人も良いですね。二人ともこの作品のオリジナルキャラなのですが、隼人はダイビングの際のバディとして、日常でも陰日向に恒夫をサポートしてくれます。また、後輩の舞はジョゼの恋敵としてより恋愛ストーリーに深みを持たせてくれています。

 ストーリーはネタバレになるのであまり多くは語れませんが、序盤の出会いから二人の関係の展開、そしてとある出来事からのジョゼの生活の変化、そして大きな事件による恒夫の挫折、そこからの立ち直り等々、シノプシスの構築が非常に良く出来ていて、流れるように話が展開していてGOOD。中だるみすることもなく最後まで存分に楽しめます。私は途中からもう泣きっぱなしで、ハンカチで涙を拭くのを諦めました。

 この作品はまさに現代の人魚姫の物語なのです。生まれついての足の障害を持ったために社会に出ることが出来なかったジョゼ。それは地上に憧れ続けた童話の人魚姫と同じです。そしてそれを外に連れ出したのが王子様役の恒夫、彼との出会いがジョゼを変え、やがて一人で生きる勇気を与えて、最後は逆に挫折した恒夫を助ける力となるのです。実際作中で人魚姫の物語が様々に関わってきますが、実にこれが効果的でした。

 さて、ここまで恋愛ドラマとして感想を述べてきましたが、この作品にはもう一つの軸があります。それは障害者から見た社会の理不尽さです。生まれつき下肢が動かないジョゼは、これまで社会から数多くのストレスを感じてきました。彼女のひねくれた物言いも、そうした体験から出ています。それをそれとなく観客に伝えるために、カメラ目線が時々グッと低くなるときがあります。それはジョゼの目線。健常者から見たらなんとも思わない風景が、車椅子に座る者から見たら絶望的な壁に感じる様を伝えています。こうした部分も含め、この作品を作るに当たって、監督のタムラコータロー氏は車椅子関係者に詳細に取材して丁寧に作品に反映させています。

 この障害者に関する部分に関して、他のレビューを見るとまだまだ甘いとか、お花畑過ぎるみたいな感想もままありますが、私はそこまでとは思いません。もちろん現実の障害者の苦悩はもっともっと大きいのでしょうが、それをあまりに前面に押し出してしまうと、恋愛ものの範疇を超えてしまいます。かつて手塚治虫が「漫画の書き方」でこう言っています。「テーマはさりげなく、シノプシスは丁寧に」と。

 映画やアニメ・漫画はあくまでもエンターテイメントです。まず観客を楽しませることが第一、テーマが前に出すぎたらその娯楽性をスポイルしてしまいます。だからテーマはさりげなく後ろに潜ませ、その分筋書き(シノプシス)を丁寧に描いてテーマを観客の心に刻むようにしなければなりません。その点から考えると、この作品は障害者の辛さをジョゼの目からそれとなく感じさせていて、絶妙なバランスになっていると思いました。

 これはややネタバレになりますが、この作品の最後はハッピーエンドです。今のコロナ禍の混迷の世に、こうした終わり方は逆に救われます。現実の世の中が辛いのだから、映画の中くらいハッピーにしてもいいじゃないか。私個人はこの終わり方がベストだと思いました。

 この1年の映画の中で、個人的に一番お気に入りの作品になりました。BDが出たら必ず買おうと思います。あと、コロナ禍が収束したら舞台になった大阪の聖地巡りもしたいと思います。制作に関わった方々、素晴らしい作品を送り出してくれてありがとうございます!

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
ヤスリン

1.0男性監督は信頼できないと思わせた

2021年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

理由はここにかいてある。同意だ。https://bunshun.jp/articles/-/42520 女性が直面せざるを得ない問題を「避けて通った」罪は許しがたい。おきれいな夢だけに浸れる特権があっていいですねえ殿方は。

コメントする
共感した! (共感した人 1 件)
鬼滅とハガレン
すべての映画レビューを見る(全168件)