ロニートとエスティ 彼女たちの選択
劇場公開日:2020年2月7日
解説
「ナチュラルウーマン」で第90回アカデミー外国語映画賞を受賞したチリのセバスティアン・レリオ監督が、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ&「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムスをダブル主演に描く恋愛映画。イギリスの女性作家ナオミ・オルダーマンの自伝的デビュー作をもとに、厳格なユダヤ・コミュニティで育った女性2人の赦されざる愛を描く。超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ったロニートとエスティは互いにひかれ合うが、コミュニティの掟は2人の関係を許さなかった。やがてロニートはユダヤ教指導者の父と信仰を捨てて故郷を去り、残されたエスティは幼なじみと結婚してユダヤ社会で生きることに。時が経ち、父の死をきっかけにロニートが帰郷し、2人は再会を果たす。心の奥に封印してきた熱い思いが溢れ、信仰と愛の間で葛藤する2人は、本当の自分を取り戻すため、ある決断をする。
2017年製作/114分/PG12/イギリス
原題:Disobedience
配給:ファントム・フィルム
スタッフ・キャスト
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2021年12月13日
iPhoneアプリから投稿
なんと閉ざされた世界である事か。差別された人々は差別しない世界を作るのかと思いきや、そうではないのかしら。映像感もプラスして暗い世界を感じてしまった。
ロニートがいつ、NYに一緒に行って子供を育てましょう!と言うかと思っていたが意外と言わない。何故だ?あの世界に居てはエスティは辛いだけと思うのだが。出て行く人より残される人のほうがどう考えてもこの場合キツイ筈だが。
ドヴィッドのスピーチが感動的だった。
あと、懐メロ聴いて二人の恋が再燃するみたいな場面も超いい。自分が高校生だった時にプライマルスクリームとかハッピーマンデーズとかラーズとかよく聴いてたので、うわ、キュアだって一瞬で記憶蘇った。
ノマドランドやショーンオブデッドでスミスが使われてたし(ノマドは歌詞のタトゥー、ショーンがチャンネル変える場面でスミスのpanicが映る)これから起こることを示唆するのに積極的に使っているなと思った。二人の為のラブソングという感じでエンディングもこれしかない感じ。
父に対してのわだかまりが消えたかのように墓場でシャッターをきるというのも良かった。
ユダヤ教の指導者である父親の死を聞いて、故郷に帰ったロニート。何故か身内も街の人も歓迎してない様子。だんだんとその理由はわかってくる。
ユダヤ教をよく理解していないので、この映画をどう捉えていいのか、、、親戚の人達との夕食のシーンで、ロニートに結婚を進めたり、子供を産むつもりは無いというロニートに対して避難するのは、宗教的見解なのか、ただ世代的な価値観なのかよくわからない。エスティがカツラを被っているのは何故だろう?
エスティの「自由になりたい」という言葉を聞いた夫ドヴィットはユダヤコミュニティの新たな後継者の座を捨てて、妻の自由を認める。NYに帰るロニート、おそらくいずれロニートの元に行くであろうエスティはいいが、コミュニティに居続けるドヴィットの、今後を考えると気の毒である。
2人の濃厚なラブシーンがあるけれど、これからの映画はこういう場面は撮れないんだろうな🧐
2021年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ニューヨークの写真家ロニート(レイチェル・ワイズ)は、イギリスに住む父が亡くなった、との報せで、飛び出したイギリスのユダヤ教社会に戻る。
みんなは冷たかったが、仲の良かったエスティ(レイチェル・マクアダムス)は優しく接してくれた。
エスティは二人の幼馴染と結婚していた。
選択の自由は得られるのか。