パラサイト 禁断の島

解説・あらすじ

「マニアック」のフランク・カルフン監督が、恐ろしい秘密が隠された孤島を舞台に描いたサバイバルスリラー。父親の死から立ち直れずにいる青年トビーは、とある更生プログラムに参加することに。それは無人島での3泊4日のサバイバル生活を通して自分を見つめ直し、生きる意志を取り戻すというものだった。しかしトビーは無人であるはずの島で、1人の少女と遭遇する。その少女マデリンと親しくなったトビーは、彼女が母親によってこの島に閉じ込められていることを知る。主人公トビー役に「エスケープ・ルーム」のローガン・ミラー。

2019年製作/85分/アメリカ
原題または英題:Prey

スタッフ・キャスト

監督
フランク・カルフン
製作
ジェイソン・ブラム
クリス・ロフィングトラビス・クラフ
マリアナ・べスパロフ
マイケル・タドロス
セルゲイ・べスパロブ
脚本
デビッド・コッゲスホール
フランク・カルフン
撮影
エリック・ロビンズ
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映画レビュー

4.5 深読みする価値あり

2026年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

パラサイト~禁断の島~

――邪悪は「存在」か、それとも「読み」か

この映画をどう読むかで、観後に残る感触は大きく変わる。
大きく分けるなら、二つの読みがある。

ひとつは、邪悪を歴史的に蓄積された怨念として捉える読み。
もうひとつは、邪悪を理解しようとする行為そのものが生み出すものとして捉える読みだ。

どちらが正しいかではない。
この映画は、その差そのものを観客に突きつけてくる。

物語の舞台である無人島には、明らかに「影」がある。
父を殺し車を奪った暴力と、島に潜む邪悪さはよく似ている。
だが、その類似は最後まで説明されない。

説明されないからこそ、怖い。
邪悪の正体が回収されないこと自体が、この作品のホラー性を担っている。

物語は途中で、主人公を失う。
主人公であったはずのトビーは、終盤に向かうにつれ、物語の中心から滑り落ちていく。
彼の成長や選択ではなく、名づけられない「邪悪さ」そのものが前景化していくからだ。

トビーが参加させられるカウンセリング・プログラムは、
トラウマと向き合うためとはいえ、あまりに乱暴だ。
心の問題を個人の内部に閉じ込め、
孤島という極端な環境に放り込む。

結果としてトビーが対峙するのは、自分の心ではない。
妄想と誤認によって作られた「マデリンの母像」であり、
制度が用意した敵だった。

これはプログラムの失敗であると同時に、
「治そう」「理解しよう」とする行為そのものの危うさを示している。

癒しを目的にした言葉が、
別の暴力を生むことがある。

マデリンという存在もまた、単純な被害者ではない。
「母をやったの?」と声を弾ませる彼女は、明らかに異様だ。
彼女は邪悪を引き継ぎ、
島の外へ運び出す存在として描かれる。

だが同時に、
彼女はその役割を選んだのだろうか。

邪悪は、意思を持って憑依するというより、
意味づけの空白に入り込む。
誰かを「説明しよう」とした瞬間、
そこに寄生する。

トビーには確かに成長がある。
考え、罠を張り、生き延びる。
16歳という設定は、未熟さと同時に、
成長譚の装置として機能している。

しかし、人を殺してでも守りたいと判断した瞬間、
その成長は邪悪にとって最も都合のいい形になる。

成長は否定されるのではない。
利用される。

島に残る歴史――
略奪され、奪われ、忘れ去られてきた側の記憶。
ロビンソン・クルーソーの時代から続く暴力の連なり。

考え方は時代によって変わると言う。
だが、略奪だけは変わらない。
あるのは、勝者の理論と勝者の歴史だけだ。

その怨念が邪悪の正体だと読むこともできる。
一方で、それを「原因」として説明した瞬間、
現在の暴力が見えなくなる危険もある。

島を出たマデリンは、
怨念にパラサイトされ、
それを世界に撒き散らしていくのだろう。

あるいは、
そう読もうとする私たち自身が、
すでに物語に寄生されているのかもしれない。

この映画は答えを出さない。
ただ、二つの読みの差を残す。

だから腑に落ちる。
正解があるからではなく、
自分の立ち位置に気づかされるからだ。

邪悪は、どこから来たのか。
それは存在だったのか、読みだったのか。

その問いだけが、
観終わったあとも、静かに寄生し続ける。

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R41

1.0 タイトルと違うような…

2023年10月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

いつタイトルの理由がわかるのかと見ていましたが、最後までわかりませんでした。

話しはたいして新しさもなく。
最後も想像つくような話しでした。

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A1_Godzilla

2.5 298位/535中 2023.03.02現在

2023年3月2日
iPhoneアプリから投稿

観終わってから
みなさんのレビューを見ると
結構低いし厳しいコメントだけど
自分はそんな嫌いじゃない。
いや自分も点数低いけど
相対評価なので低いけど
2以上ならまぁ寝ることはなき。
自分はホラーとかスプラッタは
よく見るし耐性はあるけど
何か得意なのと苦手なのがあって
この場合の苦手は嫌いではなくて
何かドキドキしてしまう苦手の意。
この映画もすごくドキドキしてしまい
理由を色々考えたけど、、、、
自分はよく登山をするので
1人で行く事も多く
マイナーな山に行く事も多い。
人に誰も会わない事もある。
なので、こういうシチュエーションは
なんとなく共感出来て
物音にめっちゃ敏感になるんですよ。
それでドキドキしてしまうのかも。
ほんと山で動物でてきた時は
恐怖だからなぁ。
って、常に話はそれるけど
でもそんな時に
クリスティンフロセス出てきたら
もうテンション抑えられない。
サバイバルが一転して
ハッピーアワーになりますやん。
この映画も、そんな感じで
ずっと観ていられる。
最後、急に
ファンタジーになったのは
ちょっと残念だけど。
主人公のスキルが
途中から急に上がるのは
ご愛嬌。

以下
超個人的主観による駄文のためだけに
盛大にスルーしてください

(RG風)

パラサイトのあるある言いたい♫
パラサイトのあるある早く言いたい♬
パラサイトのあるある今から言うよ♪
主人公大事な道具イライラして投げがち♪

お腹壊すと分かってても食べがち♪

助けに来た人は殺されがち♪

美女は何かに憑依されがち♪

備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→42歳
(2023年時点42歳)
初回鑑賞場所→自宅
鑑賞方法→Amazon prime スマホ
鑑賞回数→1回
記憶度→80%

マイ映画ランキング
2023年時点
全映画中→298位/535中
洋画部門→248位/448中
無人島に美女部門→1位

居酒屋がんたくには
映画のチラシが壁全面に貼りめぐらされた
映画の部屋があります!
映画好きの方は絶対楽しいですよ!
お待ちしています

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がんたく

0.5 悪霊の島

2022年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeoonza