マイ・ビューティフル・デイズ

劇場公開日:

マイ・ビューティフル・デイズ

解説

「君の名前で僕を呼んで」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたティモシー・シャラメが同作より前に出演した作品で、教師に恋心を抱く行動障害がある高校生を演じた青春映画。人づきあいが苦手で無口な高校生ビリーは、美しい英語教師のスティーヴンス先生にほのかな思いを抱いていた。ある週末、クラスのリーダー的存在の女の子マーゴットに声をかけられたビリーは、陽気なサムとともに「演劇大会」に参加する。引率を引き受けたスティーヴンス先生は、出発前に校長からビリーには行動障害があることを告げられる。生徒との関係には細心の注意を払うスティーヴンス先生だったが、ストレートに感情をぶつけてくるビリーに翻弄されていく。

2016年製作/86分/PG12/アメリカ
原題または英題:Miss Stevens
配給:ファインフィルムズ
劇場公開日:2019年11月1日

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映画レビュー

4.0寄せては返す波のように心地よく語りかけ、深く胸に沁み渡っていく秀作

2019年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

こんな小さな作品のことなど見落とされるか、すぐさま忘れ去られてしまうかもしれない。が、本作はえも言われぬ魅力を秘めている。これだけは確かだ。冒頭、舞台に幕がおり、周囲の観客が引き波のごとくいなくなった後も主人公が一人、座席に腰掛けたまま立ち上がれない描写があるが、この映画に触れた自分の正直な気持ちもこの描写とまさに同じだった。 演劇大会という題材がまず素晴らしい。普段は目立たない生徒が、人前で思い切り感情を表現する。そのスイッチが入ったかのように変わりゆく姿。廃部寸前の部活動の面々が引率教師のボロい車に乗り込んで目的地を目指す。彼らの高揚と緊張、それに教師の過去のエピソードが絡まり合って、忘れがたい週末のひと時が織りなされていく。と、あらすじにすると無味乾燥なのに、映画の感触は波打ち際のように爽やかで、深く心に染み入ってくる。彼らの旅は、成長は、かけがえのない素敵なものを届けてくれた。

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牛津厚信

3.5【”金色の髪の少女”が流れる中、僕らはある週末演劇大会に出た。”今作は、行動障害のある高校生男子の女性英語教師への仄かな恋と、飾り気のないほろ苦い青春を描いた作品だと思います。】

2023年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■行動障害のある高校生・ビリー(ティモシー・シャラメ)は、クラスメイトのマーゴットとサムと引率を引き受けた憧れの英語教師・スティーヴンス(リリー・レーブ)と共に、演劇大会に参加する。  生徒との関係には慎重なスティーヴンスだったが、真っすぐな想いをぶつけてくるビリーに翻弄されていく。 ◆感想<Caution!内容に触れています。> ・ビリーは明らかにスティーヴンス先生に恋をしている。だが、不器用なためにその思いを上手く伝えられない。ビリーはスティーヴンス先生をファーストネームのレイチェルと呼ぶしね。 ・演劇大会の予選で、マーゴットが台詞を忘れてしまうシーンも切ないね。けれども、スティーヴンス先生は直ぐに彼女のケアをしに行くのである。 ・スティーヴンス先生は厳格な態度で生徒に接しているが、自分は他校の先生と一夜の契りを結んでいたりする。 ー コラコラ。けれども、多分ビリーはそれを察していたのではないかな。故に何度も“レイチェル、恋人はいる?”等と聞くのである。 ■演劇大会の本戦でのティモシー・シャラメ演じるビリーの長台詞は圧巻である。そして、彼は見事に2位に輝くのである。 <今作は派手さはないが、演劇好きの先生と生徒達とのある週末三日間を飾り気なく描いている。  エンディングで流れる”金色の髪の少女”の歌詞が、内容にドンピシャでとても良い。  きっと、ビリーにとってスティーヴンス先生は”金色の髪の、僕の好きな先生”なんだろうな。  今作は、飾り気のないほろ苦い青春と淡い恋を描いた作品だと思います。>

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NOBU

1.5スティーブンス先生

2023年6月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

スティーブンス先生、なんだかんだ良い先生だと思う。 自分のことでは不安定な部分もあり、ちょっとビリーに弱みを見せてしまったりもするけれど、ビリー含めて生徒と向き合うところは向き合って。 演技には向いていないかもしれないけれど、マーゴの物事をまとめて進めてゆくところをちゃんと評価したり。 常に先生でいる。 スティーブンス先生も、ビリーにとっては通過点に過ぎないだろう。それがちょっと寂しいような。教師とはそういうものか。 高校生が戯曲の一場面を演じて順位を競う。 演劇大会があるのはすごいと思った。

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カメレオン

1.5期待したほどではない

2022年2月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

シャラメ出演で予告も面白そうだったので鑑賞したが、面白くなかった。盛り上がる場面が一度もなく、悪い意味で淡々としている。最後はなんとかまとめているが、終盤までのストーリーは観ているのが苦痛なほどつまらない。登場人物の掘り下げも中途半端で結局この作品で何が伝えたいのかが分からなかった。

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KOMA19

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