しあわせのマスカットのレビュー・感想・評価
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マスカットのプライド
のっけからお菓子屋さんのPR映画かと思った。確かにそうなんだけど、やっぱりマスカットがテーマなのね。主人公の下手な演技も、おじさんの激しい感情のぶつかりで、妙な緊張感で全編もたせた感じ。こういう感情の起伏のある役柄って、竹中直人さんのはまり役で本当にうまいと思う。
マスカットとメロンといえば、高級果物でご進物の双璧。そこには、新参のシャインマスカットと違う老舗のプライドがある。それも含め、スタッフの岡山へのリスペクトを感じた作品でした。
大物ちゃん
2024年3月30日
映画 #しあわせのマスカット (2020年)鑑賞
岡山県を舞台にマスカットを使った和菓子に魅せられたヒロインの奮闘
ぶどうの女王と呼ばれる #マスカット・オブ・アレキサンドリア を食べてみたくなった
それと、宗家 #源吉兆庵 は岡山の会社だったと初めて知りました
福本莉子が新鮮
福本莉子扮する相馬春奈は、修学旅行で財布を落としておばあちゃんのお土産のマスカットが買えなかったが、手持ちのお金で和菓子のマスカットを買った。春奈はその和菓子の会社の入社面接を受けた。
何か美談ばかりだし、商品部の上司は誰も出てこないし突っ込みどころ満載なれど、福本莉子が新鮮で可愛かったからまあ許されるかな。
もったいない。
JALの機内上映で観た。搭乗時間の関係でこれしか選択肢がなかった。岡山の和菓子屋が作って、岡山に何故かあるカーリング場を取りあげ、岡山名産のマスカットを育てる、岡山ファーストの映画だ。この飛行機の行き先が岡山ならば、舞台のひとつである源吉兆庵に寄って和菓子のひとつでも買って食べたかも知れない。しかし、残念ながらこの便は東京行きだ。
いろいろ言いたいことがあるが、ひとつに絞ると、コケ過ぎ。とにかく主人公がよく転ぶ。ハウスの中でお辞儀しても転ぶし、ハウスから追い出されても転ぶ。工場見学に来た小学生の前では、バランスを崩して押していたバケツぶち撒ける。「いや、カーリング無理じゃね?」「復帰しても姉に迷惑かけるだけじゃね?」そう感じてしまうと、終盤の主人公の葛藤に気持ちがついていかなくなってしまった。
怪我でスポーツを断念した元有力選手が別の世界に生きがいを求めるストーリーは他でもよく見かける。漫画の「重版出来」なども同じプロットだ。しかしながら、各話の掘り下げ方が違いすぎる。和菓子屋や葡萄農家にきちんと取材したのだろうか?そしてそれ以上に気になるのが、主人公のバックボーンたるスポーツの経験が全く活かされていないことだ。少しは調べたのだろうか? 知性、冷静さ、体幹、バランス、繊細さ。主人公はカーリング選手に必要な要素を何一つ持っていないように見える。体力と根性はあるのだろうが、この2つだけならば、ほぼ全てのスポーツで成り立ってしまうだろう。
カーリング場はたまたま岡山にあったのかも知れない。しかしカーリングは「氷上のチェス」と言われる個性あふれる競技だ。そんなコマを手にしながら活かさないなんて、なんて勿体無い事をしてるんだろう。
ドジとノロマのセットメニュー
ありゃりゃりゃ。これはアレか?堀ちえみドラマの再現ですか?あれってTBSでしたっけ?
予想を超えた子供っぽさに白けてしまいそうになる場面もチラホラ。間違った事は言ってないポジティブワールドで、アマチョロストーリー。ご当地映画として見て欲しい、ほぼアイドル映画どした。
たまには、こんなんも良いかw
想定外の感動作!
当初から気になって、絶対観たいと思っていた作品です。
スタートは、ビックリでしたが、福本莉子さんの笑顔、元気に引き込まれました。演技も素晴らしい!
同僚社員が、片付けの手伝いに来たときは、涙がこぼれました。
ラストも素敵でした。
ほんとに感動作です(≧∇≦)b
笑顔採用
修学旅行で岡山にやって来た女子高生が病床のおばあちゃんに買って帰った和菓子に感動し、岡山の和菓子メーカーに就職し巻き起こる話。
財布はまあ事故だし、入社試験の面接に遅刻したり、研修中も失敗の嵐で次々たらい回しのドジっ娘設定は良いけれど、いくらなんでも酷過ぎて、ドジっ娘というよりADHD?という感じ。でも、でも、でもの繰り返しもちょっとね。
新入社員の皆さん、聞いて教えて貰うのも大事だけど、少しぐらいは自分で調べたり、考えたりしましょうね。
話自体は嫌いじゃないし、言いたいことはわかるけれど、演出が余りに大袈裟であり得なかったり、舞台劇じゃないんだから。
更には最早オカルトだったりもねぇ…。
拾いもしないで投げっぱなしのネタが多いのに、見せてくれるところが雑だったり、個人的に1番ぐっと来たのは序盤の面接という、悪くないけどもう一歩の連続だった。
途中まで、主人公の子が「タイトル、拒絶」の子だと思っていたのはここだけの話…声も顔も似てません?
続きが見たい作品です!
浜辺美波さんのキミスイを思い出しました。さすが東宝シンデレラガールの福本莉子さん。ピュアな演技が素晴らしいです。作品としては、この3年後が気になります。協賛が1社の和菓子メーカーですから低予算だと思いますがとても良い作品ですね。
ベタすぎるセリフと行動、演出が酷い
いくらなんでもベタすぎる。
セリフと行動が予想できるというか、小学生向けの漫画みたい。
就職の面接に遅刻して、その理由が駅前で道に迷ったおばあさん助けてて、でも社長に気に入られて合格するとか、、、
主人公はドジっ子通り過ぎて、なんか特殊能力みたい。
今どきのマンガにもいないキャラ。
小学生向けの教育テレビの道徳番組でしか成立しないよ。
いくらなんでも酷すぎる。
演者みんな下手にみえる。可哀想。
とにかく、演出が酷すぎる。
ご当地映画と侮るなかれ、意外と面白いがドラマの起伏は弱め
ご当地映画っぽくて舐めていたのだが、意外とテーマは一貫していて良かった。しかし、これといった見せ場を活かしきれなかった印象。
観た動機は、福本莉子に対して個人的にビックウェーブを感じているから。正直中身はないものと見込んでいた。しかし、主人公の春奈が空回りしながらも葛藤し、夢を叶えるために奮闘する姿は良かった。現実は甘くないと壁にぶつかりながら、頑張る姿は可愛くも放っておけない。そういう意味では、竹中直人が作品を大きくリードしてくれたので、割と楽しく観れた。
また、マスカットの知識も押さえたうえで展開するので、ポカンはない。ただ、やっぱりドラマが上手く機能していたとは思えなかった。西日本豪雨による転調もそこまで効かなかったし、返ってもっと触れるべきだったのではないか。そういう意味では勿体ない。しかし、「中途半端で逃げても変わらない」ことを突くテーマの一貫性は評価できる。
福本莉子が気になっているなら、観て損はなし。寧ろその魅力にハマるばかり。マスカット・オブ・アレキサンドリアの味が気になる…。
【”マスカットの樹木の声を聴きながら、春奈は独り懸命に西日本豪雨で土砂に埋まった葡萄畑を掘り続けた・・。”一度は夢破れた若き女性と葡萄農家の再生の物語。】
ー 岡山県を中心にした、平成30年7月の”西日本豪雨”の記憶は未だ新しい。全国の死者が200名を超える且つてない、大水害であった・・。ー
■感想
<序盤>
・今作が映画初主演の相馬春奈を演じた、福本莉子さんの頑張っているのだが、やや空回りしている姿や(後半は、良いですよ!)、序盤、春奈が北海道から岡山に就職することになったきっかけの”陸の宝珠”を製造している”宗家 源吉兆庵”に入社した同期の女性3人の姿を含めたストーリー展開を見て、
”所謂、地方再生映画かなあ・・、”
と、少し冷めた目で鑑賞。
(映画製作者の皆さま、すいません・・。)
<中盤>
・”宗家 源吉兆庵”に何とか入社したは良いが、人の良さが裏目に出て、ドジばかりで実習先を盥回しにされる春奈。
そして、困った人事部は春奈を”陸の宝珠”の中に入っている、”マスカット・オブ・アレキサンドリア”の生産葡萄園に実習に行くが、主の秋吉伸介(竹中直人)から、”帰れ!”と冷たい仕打ちを受ける。
伸介が、頑なな態度を取り続け、葡萄栽培を来年はやらない哀しき理由も徐々に明らかになっていく・・。
ー 竹中直人、久しぶりの”笑い一切なし”の演技。
怖い。頑固一徹親父、似合い過ぎである。
少し、映画が締まる。
又、”宗家 源吉兆庵”本社のガードマンを演じる田中要次さん、何故あんな地味な役を受けたのか・・、謎である。良かったけどね・・。ー
・春奈が、カーリングの優れた選手だったが”指を怪我した事で”夢を捨て、岡山に来た背景も、サラっと描かれる。
<終盤>
・それまで、頑なだった伸介が、一生懸命な春奈の姿を見て、そして、臨家の葡萄農家の若者タツヤの言葉もあり、徐々に春奈を受け入れて行く姿。
そして、亡き息子の遺志を引き継ごう・・と気持ちが動いて行く春奈と同じく不器用な伸介の姿を竹中直人が、笑顔なしに絶妙に演じている。
<人の心を動かすのは、
揺るがぬ熱意、誠意、相手の気持ちをキチンと想いやる行動、そして絶やさぬ笑顔と失敗した時には90度の角度の詫び。
この姿勢を貫く春奈を、福本莉子さんが、頑張って演じていたなあ・・。
葡萄好きな男にとっては、
流石果物王国、岡山 ”マスカット・オブ・アレキサンドリア”一房一万円にはビックリ!したが、
葡萄の剪定作業、接ぎ木のシーンなども、面白く鑑賞。
あとは、シナリオをもう少し剪定してくれると、良かったかな・・。>
想定外の感動作!
観賞後のほのぼの感はかなり高め!
福本莉子さん演じる春菜が岡山県の有名和菓子店でマスカットを使った和菓子に魅せられ、その和菓子店に入社。
笑顔だけがとりえの春菜は販売も開発も失敗だらけ。
最終的にマスカットの生産者の竹中直人さん演じる頑固親父の秋吉の元でお手伝いをする展開。
ぶっちゃけ演技も演出もB級臭がするんだけど、福本莉子さんの頑張りに引き込まれてしまった感じ。
その和菓子屋さんが全面協力しており工場の中が見られたり社会見学っぽい所も良かった。
社会人1年生の人に観たい作品(笑)
演技や演出が観ている方が恥ずかしくなるシーンが多目なんだけど素直な自分は感動と涙の連続(爆)
予想外のラストの仕掛けで満足度がかなり高くなりましたー。
マスカットのお菓子は食べた事あるけど、もう一度食べたくなりました( ´∀`)
葡萄作りも大変
北海道から修学旅行で岡山を訪れた相馬春奈(福本莉子)は、入院中の祖母へのお土産として、ぶどうの女王「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を買いたかったが、財布を落としてしまい、残っていた小銭で、アレキサンドリアを使った和菓子「陸乃宝珠」を買って帰った。祖母が喜んでくれたことに感動し、その老舗和菓子メーカーに就職する。
ところが、何をやっても失敗ばかりな春奈はぶどう農家・秋吉伸介(竹中直人)のもとに材料調達支援の為に派遣される。
伸介から拒否されながらも頑張ってるうちに、徐々に信頼されてくる。そして、岡山県を大水害が襲い、その片づけを手伝うという話。
収穫が終わってから大洪水だったが、あの18年大洪水は6月末から7月8日までだから、ブドウの収穫前だけど、とは思ったけど、そこはフィクションという事で良しとしよう。
主役の福本莉子がドジだけど頑張る新入社員を好演してた。
人生にはお金よりも大切なものがある!
人生にはお金よりも大切なものがある。それが、真面目さ、心、善良さ、優しさだ。
人はこれらを持っている人に惹かれる。こういう人は、お金では買えないかけがえのないものを持っている。従って、最初は劣っているように見えるかもしれないが長い目で見れば大成する。奇跡を起こす。日本人が本来魂では持っているが、なくしかけているもの。体、精神は正常かもしれないが、魂の障害者が増えつつある日本で、我々が失くしてはいけないものを表した映画でした。
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