ブルーノート・レコード ジャズを超えて

劇場公開日:

解説

数々の傑作を世に送り出し、世界中の音楽ファンを魅了し続けるジャズレーベル「ブルーノート・レコード」設立80周年を記念して製作されたドキュメンタリー。第2次世界大戦前夜のナチス統治下にあったドイツからアメリカに移住したアルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフ。大のジャズ好きだった2人は1939年のニューヨークで「ブルーノート・レコード」を立ち上げた。アーティスト主導の録音体制を敷き、妥協することなく理想を求めるライオンとウルフの理念は、ジャズだけでなくアート全般、ヒップホップなど、ブルーノートの歴史に脈々と受け継がれてきた。ロバート・グラスパーら若手アーティストによる「ブルーノート・オールスターズ」とレジェンド奏者ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターによるスペシャルセッションの模様や、貴重な過去のアーカイブ映像、歴代アーティストや関係者たちの証言からブルーノートの魅力に迫っていく。

2018年製作/85分/G/スイス・アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Blue Note Records: Beyond the Notes
配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT
劇場公開日:2019年9月6日

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映画レビュー

4.5「裁かず、新たな価値を見出す」

2024年2月18日
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鑑賞方法:VOD

全編、ブルーノートに関わった人たちの貴重な証言によって構成されており、黎明期から、現在に至るまでの流れを85分でコンパクトに描き出す。

ウェイン・ショーターとハービー・ハンコック2人のセクションがとてもよい。
ハービー自身、「瞬時に自分のミスを、顔も向けずに修復してくれる」と歳下のミュージシャンに頼られる圧倒的な存在なのだが、実はその根底には「マイルス・デイヴィスに、プレイ中の言い訳できないミスを、新たな価値ある表現として正当化してもらった」経験があったという。
その場面が、自分的には、一番胸熱だった。

一人一人の独自性を持ちながら、互いに影響し合って新たなものを生み出すブルーノートのミュージシャンたちの熱気と、それを「自由にやれ」とリハーサル料まで払って支えた創業者の2人の在り方が、JAZZからヒップホップへ、そして公民権運動からBLMへという流れまでつながっている。

単なるブルーノートというレーベルの歴史に留まらない年代記の秀作だと思う。

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sow_miya

0.5ノラ・ジョーンズ?

2022年4月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ノラ・ジョーンズ?
僕の時代は リー・モーガンとかホレス・シルヴァーはJAZZ(ブラックミュージック)って言わなかった。だから、ヒップホップを少し俯瞰して見ていた。この映画見て、それは誤りであるのかなぁって思ってはいるが、ノラ・ジョーンズが登場して、ちょっと、混乱している。ノラ・ジョーンズも悪くはないが、うーん(+_+)
僕はフリー・ジャズが好きだが、ドン・チェリーとかアルバート・アイラーとかエリック・ドルフィー(フリー?)とか、だが、エリック以外ブルーノートには参加していないと思う。また、チャールズ・ミンガスやオーネット・コールマンもそうじゃないかなぁ。
兎に角、ユダヤ系であれ、白人。当時は、白人が黒人のブラックミュージックをJAZZと称して、食い物(商品化)にしていると言う一派もいた。ブルーノートレーベルは悪くはないが、ほぼスタンダードミュージックになってしまっている。即興演奏の醍醐味は無い。
また、ブルーノートに限った事では無いが、レコードは、同じ曲を別テイク取りする訳だから、即興演奏どころの話ではなく、ブラックミュージック本来の姿ではないのかもしれない。

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マサシ

4.0もっと観たかった。

2021年7月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

もっと観ていたかったし、
もっと話聞きたかった。
あっという間の約90分。
ロングバージョンかなんか
期待して待ってます。

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胃袋

1.0ジャズは超えないで・・

2021年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza