見えない目撃者のレビュー・感想・評価
全397件中、1~20件目を表示
「ツメが甘い」的な表現・展開があちこちに。
リメイクだそうで、オリジナルがどうなのかは知りませんが、
ちょっと不自然な展開が多いかな、という印象。
もう少し、熟考すればいい作品になるのにな、という感じがしました。
例えば、冒頭の事故シーン。警察官になろうとするものが、運転中に
そんなことするかな? 車止めて、落とし物拾うでしょ。
あと、全体的にテンポが良くないんじゃないかな? 後半、少し
中だるみしました。無駄なシーンを省けば、
もう少し、コンパクトになるのに。警察も、ここまでダメダメじゃないでしょ(笑)。
リメイク版も最高‼️
逆に韓国版より少しマシにしてくれて良かった。韓国版はさすがと言う位に残虐だから(笑)何より犬を生かしてくれて有難う‼️と言いたい。1番泣けた場面。
最後はスカッ‼️あの終わり方、犯人が警官とか、韓国版より分かりやすくて面白かった。久しぶりにリメイク版が勝ったね。(笑)
吉岡里帆かなり良かったし、高杉くんはこーいう感じは多いしハマり役だね。
警官役も犯人も皆んなピッタリだった。
無気力だった登場人物たちが生きる希望を見い出す話
無気力だった登場人物たちが生きる希望を見い出す話。この映画には熱血で暑苦しいキャラは1人も居ない。弟の死と向き合えないナツメ(吉岡里帆)、進路が決まらないハルマ(高杉真宇)、定年後の趣味がない木村(田口トモロ)、仕事に関心がない吉野(大倉孝二)。みんな人生に対して悲観的な考えを持っている。そんな彼らが事件を通して、人生と向き合い前向きになる姿に勇気をもらえた。
特に俺はハルマに共感できた。俺も高校生の時は進路なんて決めてなくて、将来やりたいことがなかった。もしハルマのようにやりたいことを若いうちに見つられてたら、今頃人生かわってたんだろうなーと羨ましく思う。「俺、警察官になれっかな」最後ハルマがナツメに放った言葉はベタだがホッコリした。
日下部(浅香航大)の描写が薄かったのが気になるところ。ナツメに「俺も人生に絶望した。お前も俺と同じだ」と言ってたけど、何に絶望して何がナツメと同じなのかが分からなかった。日下部の掘り下げが甘く、ただのサイコキラーにしか見えなかったのが残念。
犯人の予想は見事にハズレた。途中からずっと吉野かと思ってたからね。大倉さんの悪人面はズルい。あえてミスリードを誘うためにキャスティングしたんかな。
グロいサスペンス映画かと思いきや、中身は自分の人生と向き合う希望に満ちあふれた話だった。俺は現在28歳、やりたいことを見つけるにはまだ遅くないはず。
面白かったけど・・・
私も早々と犯人が分かってしまったw。
犯人が分かってしまうと、色々と展開が見えてしまう。
それは良いとしても、世話になった刑事2人が犬死すぎる。
最後の墓参りも刑事かと思ったら弟だったw。
面白かったが駄作。
この映画を見るぐらいなら羊たちの沈黙とセブンを見よう。その方が絶対いい。
序盤のストーリー展開は見事だと思います。
ですが酷いのは後半からです。まず犯人は過去にあった事件に惹かれて殺人を行った模倣犯ですが、動機は人の死が見たかったとかいうあまりにもお粗末な理由です。またこれは個人的な意見ですが映画の犯人が自分語りをすると面白くなくなると私は思っています。
しかも動機がこんなのでは本当に犯人に魅力がありません。別に犯人の魅力の形は一つではないと思います。例えば同情できる、逆に理解できず不気味、猟奇的かつ知的などです。
この犯人には全くそれらがありません。本当にジョン・ドゥを見習え。
そして、おそらく監督か原作者はクラリスvsバッファロービルのような緊張感のあるクライマックスを描きたかったのでしょう。ですがそれを行うために監督たちは登場人物のIQを下げずにはいられなかったのですね。終盤、なつめ、春馬、警官で一緒に犯人のいる館に入っていくのならまだ分かります。なつめは視覚障害者とはいえ感覚は優れていますし催涙スプレーも持っている、春馬はなつめのサポートが出来ますし、警官は拳銃を持っています。ただこの映画の登場人物はIQが足りない人たちで構成されているので警官はカッコつけるためだけに応援を待たずに一人で館に突入しますし、なつめと春馬は何もできないのに銃声が鳴っただけで館に入ります。一体高校生と視覚障害者で何をしようと言うのか。
まあもう語るのが面倒くさくなってきたのでこの辺りで愚痴は辞めます。
Amazon primeで無料とはいえ2時間は様々なことができます。
こんな映画を見るぐらいなら羊たちの沈黙とセブンを見ましょう。
もしそれを見終わっていて駄作映画が見たいというのなら私はこの映画をお勧めします。
前述した2つのオマージュとも取れるシーンを知能の足りないキャラが真似てる様はなかなかに滑稽です。
最後に私は邦画アンチではありませんがどうも邦画は作品を面白くしようと画策するあまり展開の矛盾を生み出してしまうという致命的な病を発症していると思うのは私だけですか?
どんな映画でも登場人物がアホだと楽しくない
報・連・相を怠った事によるトラブル。説明をしない事による誤解。警察組織にいるのに応援要請せず何故か単独行動し犯人に殺害される。
こういう、現実世界ではあり得ないレベルのアホが存在する脚本は楽しめないです。
俳優の演技だけが魅力の作品でした。
盲目の元警察官が、事件を暴く!
映画館で見た時には、ホンッと大興奮で楽しませてもらいました。みるからにB級臭がプンプンする、大作とは言い難い一本なんですが、メチャクチャ面白かった!まさに傑作!って思ってたんですが・・・
やっぱりこのての作品は、ストーリーが分かってると面白さが半減しちゃうのかな?見応えはあったけど、初見ほどの興奮はありませんでした。
先ず、最初に元警察官の彼女が、何故失明したのかってところから始まるんですが、この辺りの見せ方は好きですね。ホンッと切ない。
この作品、吉岡里帆さんの代表作って言いたいくらい素晴らしいと思ってます。でも、作品的に見る人を選ぶジャンルだから大ヒットとまではいかないだろうってのがもどかしい。
ふとしたことから、事件の目撃者となった彼女と進路に無関心な高校生。 それぞれがこの事件に関わったことで、変わっていく様を見るのも面白い。
【ネタバレ】
最初は見向きもされず、事件性ゼロと思われたことが、実は誘拐事件であって、更には連続殺人に発展していく展開はホンッと目が離せず、魅入ってしまいます。
勿論、この後の犯人探しまでに、また怒濤の展開が待ち受けている。 ホラー大好きオヤジにとって、大好物のグロいシーンも、ストレートな直接描写で大満足でした。
はっきりいって、何度も見たいっていう作品ではないかもしれませんが、一見の価値ありと、声を大にして言いたい。 面白いです。
ドキドキハラハラのサスペンス。アクションシーンも盛り込まれた上に、時々クスッとさせるギャグもあったりして、ホンッと楽しませてもらいました。
犯人と終盤
設定やストーリーはとても面白かった。配役も的確かと。
下記2点が、やはりどうしても。
【以下ネタバレ含みます】
1.俳優の知名度的に、あーこの人が犯人やんか。と、早々にわかってしまう。
犯人誰でしょうパターンのサスペンスで、よくある感じの。これが本当に残念だった。
2.クライマックスの館のシーン、警察の応援が来なさすぎ。そこが気になっちゃって…
韓国映画では、警察を徹底的に無能扱いしてるから、成立するかもですが、日本の警察はもっと優秀なはず。
オリジナル韓国版、早く観たいっす。
視力を失った元警察官が犯人を追い詰める!
韓国映画のオリジナルは未鑑賞で予備知識なしで映画館鑑賞でした。
サスペンススリラーとして王道かつ飽きさせない出来でした。猟奇的な連続殺人気に犯人は誰なのか?その動機はという謎解き要素もあり、警察が案外無能でわからずや組織で有ったりとこれまでもよくあるストーリー。
特に本作が面白ところは犯人を追うのが視力を失った元警察官(なつめ)という設定です。どうやって盲目で犯人を追い詰めていくのか?という部分が非常に面白く、盲目だからこそ通常の人より嗅覚・聴覚がすぐれ犯人をつきとめていく展開が見事であります。そして元警察官という設定に関してもしっかり活かされています。
なつめ演じるのは吉岡里帆ですが、今までは可愛い系やヒロイン役が多く男性ファンは多く女性からは敬遠されることが多かったのですが、本作で新たな彼女の魅力が開花したのではないでしょうか。自分のせいで弟と視力を失った絶望の淵から、犯人を捕まえるという希望を持ちたくましく挑む役柄や視力ない演技(目の黒目視点が見事)が、すばらしくまさに熱演といった感じです。しかも、ほぼほぼすっぴんで挑んでますからね。
ただ本作でもったいないなぁと思えるところは、後半になればなるほど、現実味離れしすぎてしまっているところです。例えば、なつめが犯人に追われるシーンでは他人と会わなすぎですし(駅中で誰も会わないのはあり得ない)、犯人自身も追い詰められている割には主人公たちを殺せる機会が何度もあるのに、中途半端なまま生かしてしまい自ら次の展開に持ち込む気満々な展開です。物語を進行する上での無理やりな設定を作り込んだ感が見え隠れし、もう少しどうにかできなかったのかなぁっと思った次第です。
とはいいつつも、リメイクではありつつも日本のオリジナル要素を結構入れ込んでいるようで面白いと思えるサスペンススリラーの映画でした。えー、この人死んでしまうの!ってな展開もあり意外感も良かった。
ちなみに鑑賞前はなぜレーティングがR15+(15歳以上しか鑑賞できない)なんだろうと思っていましたが、しっかりグロめなシーンがありましたね。
見えない主人公VS殺人鬼
本作は凄く面白い映画でした。
どんでん返しあり、最後まで飽きさせずにワクワクしました。
一つ文句があるとすれば、実際に殺人鬼がいれば「喋りながら攻撃する」が普通だと思いますが、この映画の殺人鬼は「喋る→隙ができる→攻撃する」のワンパターンでそれを何度も繰り返すので「どうして主人公たちは殺人鬼が喋っている間に逃げないのか!」となります。これは映画としては仕方がないのかも知れませんが、リアリティラインがしっかりしていて素晴らしい映画なのにこの部分でリアリティがそがれています。
でも文句はそこぐらいで、他は圧倒的に素晴らしかったです。
特に最後の最後でとある人物の目がどうにかなるのですが、それが伏線になっています。
主人公の吉岡里帆さんが「本当にこの人は盲目じゃないのか」ってぐらい名演でした。
本当にいい映画でした。
面白い
吉岡里帆はいい。それだけでポイント高い。
目が見えないことが有利に働く犯人との終盤のバトルが吉岡里帆を応援する側としてはイケイケで楽しかった。
死者が多いのは作品として犯人を大悪人にするための要素であるが木村さんには死んでほしくなかった。レイちゃん助かってよかったね!
元警官とはいえ拳銃使ってなんらかの処罰はないのかな?あの状況で罰せられたら鬼だけど。そこが若干気になった。
「最高」ではないけれど面白かった
この物語は、事故で弟を死なせてしまったとふさぎ込んでいる主人公が、それを乗り越える話だ。事件の決着なんてどうでもいいのである。
吉岡里帆演じる主人公なつめがどのように過去を克服していくのかが焦点なのだ。
高杉真宙演じる春馬はメタ的な弟のポジションだ。
主人公なつめが必死に救おうとする、存在すらあやふやな女子高生もまた、弟とかぶる存在と言えるかもしれない。
元々持っている正義感と、心のどこかにある救いたいという気持ち。これらがなつめ本人も気づかないところで彼女を突き動かす。
そんななつめの必死さは、今まで無気力に生きてきた春馬をも変えていくことになる。
なつめが女子高生を救うこと。春馬が未来を見つけること。この二つが成されることで、なつめはやっと事故から立ち直ることができるのだ。自分も弟も互いに先へ進まなければならない。
既に書いたが、なつめ本人がそのことに気付いていないのがいい。なつめ本人が、女子高生や春馬に対し弟の影を露骨に見てしまったら急に少年漫画的になってしまうからね。
そして何よりも重要なのは、目の見えない主人公をどのように活かすのかだ。
ただ見えないだけでは意味の薄い設定になってしまうから。
その点は、些細な音も聞き逃さない特殊能力じみたことから始まり、「デアデビル」のような、エコーロケーション的演出まで、中々面白く活かしていたと思う。
目の見えない者の証言の信憑性が軸となって、次第に事件が明るみに出てくるストーリーテリングも良かった。
なんというか、証拠の有無ではなく、信用の有無で物語を紡いでいる感じだろうか。
最初から最後まで、なつめがお探しの女子高生が事件に巻き込まれているか決まっていない(まあドラマ的には決まっているけれど)ところも面白い。
あまり重要ではないけれど、過去の事件からの関連性、そこから派生する犯人の動機、と、事件パートの穴埋めもしっかりしていた。
あとは最後に、極端な話、そんな細かいことはどうでもいいんだが、ラストの戦いの経緯がお気に召さない方がいるようなので、そのことについて。
なつめは視力を失ってしまったこともあるが、助け出す時間が間に合わなくて弟を死なせてしまったわけだ。
つまり、なつめの中には時間に対する心の余裕がないのである。だから応援を待っていられないし、目に見えない一般人であるなつめを行かせるわけにもいかないしで、刑事さんが単独で乗り込むことになるんだな。
なつめが言っても聞かない頑固者なことは散々見せられてきたからね。なのでドラマ的にはこれで合ってる。
想像以上に面白かった!
NETFLIXでたまたま見つけて何となく見始めたので、正直あまり期待していなかったが想像以上に面白かった。サスペンスの要素だけでなく、ホラー要素もあり、また感動する場面も多々あったので2時間飽きることなく楽しめた。特に散りばめられていた伏線が最後にしっかりと回収されており、よく練られた構成であり、見終わった後にスッキリとした気持ちになれた。
あと、吉岡里帆の演技が素晴らしかった。私の素人目には、本当に目が見えていないのでは?と思えるくらいに演技が上手だった。映画を通じて吉岡の目に光がないように描かれていたが、最後のシーンでは弟の死と向き合い目に光が宿る様が巧妙に描かれていて、感動した。
いやぁ、酷い
Netflixで鑑賞、韓国作品のリメイクらしい。
被害者の描写や犯人のサイコパス具合は韓国映画の惨虐性という感じは出ていたが、主人公や警察の描き方が間抜け過ぎて観ていてイライラしかしなかった。
主人公も相棒の男も、何度殺されても良いタイミングがあるのに、ご都合的になぜか殺されず。犯人がいる場所に単独で乗り込んでいって、簡単に殺される警察官も愚か以外に何も言えない。
最初の弟の事故も、車止めて降りる時に探せば良いのに運転中にわざわざ無理して取る必要性がどこにあるのか?
最初から最後までツッコミが入るような映画だった。
不幸になる展開が見てられなくてイライラする
シチュエーションにハラハラして、悲劇が起こり、うわ~やっぱりそ~なった〜の連続。
無駄な場面がないことが分かるだけに、手に入れたアイテムは確実に使う。
そうなりそうなら、裏切らず必ずそうなる。
視聴中、ムカつく対象が犯人ではなく、わざわざ殺されに行く死に急ぎ野郎達にイライラしてしまった。
しまいには怒りの矛先が監督に向いていた。
ハラハラ蓄積値の自分の限界を見た。
それほど演出が上手かったのだろう。
絶望した者と絶望していない者の一騎打ちは見どころである。
全397件中、1~20件目を表示