劇場公開日 2020年1月10日

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パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価

全1348件中、1301~1320件目を表示

3.0パルムドール作品でした。

2020年1月6日
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世界の評判と自分の感性の不一致…。
主人公たちの都合の良いように物事が運ぶストーリーで、モヤモヤしてます。 都合良くいいタイミングでヘマしますし…。 メタファーなんだろうけど。
これを観ると「万引き家族」の良さが際立ちました。それに発見できて良かった。
でも良い作品なのは間違いないです

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さち

4.5ネタバレ回避して観て欲しい

2020年1月6日
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実に凝って練られた作品。
新春早々に傑作を観られました。
格差社会と貧民層の悲哀が込められ、前半はコメディタッチ、後半はシリアス。
そして、どんでん返しな最後の10分は目を離せません。

くれぐれもネタバレは避けたい内容でもありました。

=====【追記】=====
実はこの映画、ストーリー的には目新しいところはなく、ひねりも少ない。
主人公一家も、社会構造が生んだ貧富格差の被害者というわけでもなく、貧乏ゆえに飄々と金持ちに、文字通り寄生(パラサイト)してるだけで、特に不満の象徴というわけでもない。
ラストは単に「勢い」と「なりゆき」なのかなと。

ただ、自分が感動したのは、上流階級の住む場所から自宅ある半地下までの「距離と高さ」の見せ方でした。

また、それによる「キャラクターの味わい」具合と、「いつこいつらが怪物化するのか?」というスリリングさが、映画として面白いって感じ。
『グエムル』の「いつ襲ってくるのかな」と「振り回されるキャラたち」が面白いのに似て。

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コージィ日本犬

3.5格差社会を描くことで格差社会を“魂静め”した映画?…「計画しなければ失敗もない」…確かにその通り あと『臭い』…かな?

2020年1月5日
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鑑賞方法:映画館

もし監督の意図が地下=低所得層だとすれば少し安易過ぎる比喩だと思う。資本主義社会であれば格差が生じるのは当たり前の事。では何故題名が『PAPASITE(寄生虫、居候)』なのか。何故親父は結局○○に○○しかなかったのか?ネタバレしないようにとのお願いだったのでここら辺にしておきます。それと、映画的には二つの家の窓(とそれを通して見える風景)を上手く使っていたと思う(ネタバレじゃないでしょ)

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もーさん

4.5面白い!

2020年1月5日
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鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズで先行上映されてたので観て来ました。

監督・脚本ポン・ジュノ、主演ソン・ガンホでカンヌ受賞なら相当期待出来るので楽しみにしていた映画です。

地下室での鉢合わせするシーンあたりの中盤での盛り上がりは最高でした。

後半の臭いでキレるのには少し驚きました。

あの終わり方でも悪くはありませんがラストにもう一捻り有れば言う事無かったです。

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heran

4.0先入観なく観ることの難しさ

2020年1月5日
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結論から言うとすごい面白かったです。
ドンデン返しは別に期待してなかったのですが、初っ端からネタバレ禁止よとか来るもんだから、逆にハードル上がりますわ(笑)
確かにドンデン返しというか、ネタの部分はそこそこパンチがあった。
あそこから空気が変わりましたね。

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肉玉ぶっかけうどん

3.0前半・絶好調、後半・大失速

2020年1月4日
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鑑賞方法:映画館

始まって1時間を過ぎたあたりでは、「こりゃ面白い」と思った。

しかし後半は、その興味深い状況設定を生かすことなく、ドタバタ劇となる大失速。
致命的なのは、過激に走りすぎて、観客が心情的に、思わず主人公に「肩入れ」してしまうという“共犯関係”を利用できていないことだ。

もっと真面目な“社会派”映画を期待したが、あざといほどの“サスペンス & コメディ”で、“社会派”のフリをしたエンタメにすぎなかった。
“映画館”で観る必要のないタイプの作品だと思う。自宅で十分だ。

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Imperator

4.0貧富の差

2020年1月4日
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ネタバレできないので、レビューし難いですが、見終わった後に、黒澤明の天国と地獄の中の、スラム街から見上げる富豪の家のシーンを思い出しました。ソンガンホの目つきの変化にやられました。

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poke143

5.0非の打ち所のない

2020年1月3日
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非の打ち所のない、って言葉初めて使うけど、ほんと非の打ち所のない作品。ポン・ジュノ、段違いに凄い。今までの作品も、他の映画も色々好きだけど、こんな完璧な映画は近年なかったんじゃないか…と思える作品。匂いや水や地形などの使い方、邸宅と低所得層の街などの美術、撮影、そして役者…どれも凄い。エンターテイメントとして抜群に面白い。階級についてこんな風に語れるのも凄い。とにかく凄かった…

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takk

4.5現代韓国虫ケラの歌

2020年1月3日
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2020年一発目、と決めていたので先行上映へ。
まあつまらぬわけはないな。上映前にネタバレ厳禁アナウンスをポユジュノか言うので余計期待が高まるが、まあ飽きさせず徹底的に押しまくる。今の日本映画でこんな雨は見たことない。黒澤明「天国と地獄」感と、ブニュエル感溢れる密室劇。エンターテインメントと社会風刺がびしっと決まった虫ケラの歌。こういう映画がたくさん観れますように。

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ONI

4.5年明けにふさわしい秀作で満足

2020年1月2日
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鑑賞方法:映画館

脚本、キャラクター、演出とハイレベル。今年1本目に選んで幸先の良い出だしで満足でした!

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ドラゴンミズホ

5.0やっぱり映画っていいよね

2020年1月2日
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鑑賞方法:映画館

何を言ってもネタバレになるので何も言えないけど、直接的な説明や主張じゃないものから伝わる感情やメッセージ、映画ならではだなと改めて思う。

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Hiroko

4.5ともあれさっさと映画館へ

2020年1月2日
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鑑賞方法:映画館

私の中で最上の映画体験は「映画館から出たら世の中の見え方が一変する」という類いのもので、この映画にはそれがあった。(よりにもよってこれを「貧乏人お断り」みたいなムード漂う日比谷ミッドタウンで観たというのがまた…)

あと、今年わりと考えた「映画は観た後の感想しか言えない問題」が今回もあって。
観てる間は笑えるセリフとかかっこいい画とかいっぱいあってテンション上がってたんだけど、最後まで観た今はどうしても「わーい楽しかったー!」みたいな気持ちにはなれないっていう。

主人公家族がほんといいんだよなー。なんか妙に仲良くて。もちろん「万引き家族」感もあるけど、私は「お嬢さん」の女中になった貧しい女の子を思い出した。
あと息子がめっちゃかわいい。親父に敬語使ってるのもかわいい。韓国の男の子の見た目、(一重切れ長中性的)ほんとすき。

パラサイトとか万引き家族に賞を与えて悦に入りながら金持ち生活を謳歌してるであろう人たちのことを考えるともやもやするが、こういう社会の歪みに光を当てた作品が評価されることで少しでも実社会が良くなる可能性があるなら意義があるんだろうな…とも思ったり。うーん

ともあれ、映画として最高に面白くてかつ社会問題を考えるきっかけになるのは間違いないので、ネタバレが蔓延する前にさっさと映画館へ!

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hhelibe

5.05億星つけたい

2020年1月2日
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笑える

悲しい

興奮

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仮面貴族

4.0家庭教師のミタ園

2020年1月2日
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監督自ら頭を下げてネタバレ禁止のお願いをしてくる映画というのを生まれて初めて見た気がする。本作のおかげで、2年連続アジア人監督作品がパルムドール受賞という快挙となったわけであるが、是枝裕和の『万引き家族』とボン・ジュノの本作では、観客への信頼度という点でかなりの温度差があるような気がする。

2作品とも国家にある意味見捨てられた棄民家族を主人公にしているのだが、ボン・ジュノによる本作は(『万引き家族』と比べると)、メタファー一つとってもストレートでわかりやすくかなりコマーシャルなブラック・コメディに仕上がっているからだ。しかも韓国格差社会の歪みは、ボン・ジュノがもはや観客を信じられないほどに大きく広がっているに違いない、そんな印象を受ける冒頭の一コマであった。

道端で立ちションする酔っぱらいが丸見えの薄汚い半地下部屋で暮らす4人家族。父親キテク(ソン・ガンホ)は失業中、息子ギウと娘ギジョンは貧乏で学校にも通えず、家族全員で出前ピザ屋の箱組立アルバイトでかろうじて生計をたてている。友人の紹介である裕福なIT会社社長宅令嬢ダへの家庭教師にまんまとおさまることができたギウは、ある〈計画〉を立てるのだが…

著名な建築家が建てた、広い芝生の庭がある山の手の豪邸が舞台となって展開するストーリーは、いつも以上にボン・ジュノが吐きまくった毒気に満ちている。絵に描いたような豪勢な暮らしをする社長家族と、ゴミ溜め同様の半地下部屋で便所コオロギと暮らす家族の格差が半端ではないのだ。今まで一線を越えることなかった富裕層へのルサンチマンが爆発するまでに至った経緯に、正当性を与えるシナリオともいえるだろう。

北朝鮮が発射するミサイルに備えて豪邸内部に作られたシェルター。北のニュース・アナウンサーをコケにしたかと思えば、社長の息子が立てたインディアン風テント(米軍基地?)の回りでパーティを楽しむ富裕層たち。珍客(在日?)のせいで家族の正体がバレそうになった時、さらにある災難が降りかかり踏んだりけったりの半地下家族は、現韓国政権同様の〈無計画〉路線を選択するのである。

「人を殺そうが、国を売ろうが関係ない」と息子に語るキテク。わかりやすい政治的メタファーを散りばめ、そんなアナーキズムを臭わせる演出をしながら、ボン・ジュノは貧乏人がけっして富裕層にはなれない決定的な“違い”を観客に突きつけるのである。もしかしたらこのまま富裕層(日本!?)に寄生・同化することができるのでは、という甘い希望が無惨にも断ち切られた時、韓国人の心にくすぶり続けている“恨”の炎がメラメラと燃え上がるのである。

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かなり悪いオヤジ

4.0「考えさせられるエンタテインメント」の最高峰

2020年1月1日
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2019年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得し、各種賞レースを席巻した作品。アメリカでの外国映画興収ベスト10入り確実の勢いである。
本作がなぜそれほどまでに支持されるのかといえば、「格差問題」を極上のエンタテインメント作品に仕上げたことだろう。同じくカンヌのパルムドールを獲得した「わたしは、ダニエル・ブレイク」も「万引き家族」も社会問題を扱ってはいるが、前者は極めてストレートに、後者は極めて繊細なトーンで描いている。「パラサイト」はエンタメ作品として最高の仕上がりを見せながら、鑑賞後に深く考えさせられるという意味で、鑑賞者の層を押し広げた感がある。
「半地下」の家で暮らす貧困層家族。この「半地下」という設定が後々、じわじわと効いてくる。
あるきっかけから、富豪家族に入り込むことを計画した家族の物語は、前半は痛快である。2人の子どもたちはとにかく頭の回転が速く、計画はびっくりする程呆気なく、華麗に進む。父も母も巧みにそこに加担していく。
それが後半、雪崩れ込むように次々と巻き起こる事態。貧困、借金、秘密、計画という名の悪知恵。そして富裕層の無邪気さ、冷酷さ、無意識の差別。描き方はあくまでエンタテインメントなのだが、どんどんと、突き放したような冷酷さを帯びつつ、感情が爆発する物語。阿鼻叫喚なのにクール。そして一筋の希望。
「計画を立てても失敗するのだから無計画がよい」「金持ちなのに優しいのではなく、金持ちだから優しい」どんどん突いてくることば。特に「計画」は本作にとって特別なことばだ。計画を立ててもどうやっても報われない人びとがいる。「計画=希望」のない社会をどう生きるのか。この作品なりの答えは提示されているけれど、多分この先もっと考えなければいけないテーマだろう。
そして「上流階級」が見せる無邪気で無意識な差別。「臭い」で表現されるそれ。「上流階級」だけの世界形成。台風のときにホームレスの方々が避難所に受け入れてもらえなかった、というニュースをふと思い出した。根源は同じところにあり、多分私自身にも潜んでいる。
エンタメとしても、伏線を回収したり放置しておいたりの選択が上手く効いていると感じる。普通は回収しきれないのはどうかなとは思うのだが、「パラサイト」ではそれが余韻を生んでいるように思えた。
演者たちも大変ウィットが効いており、最高の布陣だなという感じがする。「ソン・ガンホに外れなし」という勝手自分伝説の確信は深まった...。

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andhyphen

4.0ノンジャンルの傑作

2020年1月1日
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236.予測不能な展開。五感で感じる格差表現。ポン・ジュノ監督のエンターテイメントが素晴らしい

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movie

3.5期待度上げすぎ

2019年12月31日
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笑える

悲しい

カンヌでパルムドール獲得とか、上映前に監督とキャストから"ネタバレしないでね"とのお願い映像などで期待上げすぎか、面白かったものの想定内の展開。

前振りで、そこまでどんでん返しが…と、期待しすぎましたが、ストーリーのトリックより、構成の妙に拍手したい。序盤は半地下で暮らす親子4人の軽妙なコメディ。中盤は、その家族が金持ちの家に出入りするまでのコンゲーム的な展開。さて、終盤は…!?

全体を通して格差社会の問題を下敷きに、家族、詐欺、スリラーなどの様々な要素を詰め込んだ物語が語られる。それらが無理なく綺麗に構成されているところがすごい。ただ、それぞれが斬新かというとそうでもなく、深いかと言われるとそれほど掘り下げているわけでもない。同じく貧困を扱った「万引き家族」のほうが、納得感あったかな。
前情報無くて観たら、また違った感想になったかもしれない。良い映画であることは確か。

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AMaclean

4.0格差社会

2019年12月31日
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格差とは何なのか、深く考えさせられた。
何が「格差社会」という言葉を生んだのか考えると、それは、収入が高く良い生活をしている人間がそうではない人間を下に見て、「格差社会」という言葉を生んだのではないかとこの映画を見ていて思った。

この家族は格差を突きつけられた事に怒ったのではないと思う。良い生活をしている人間の、自分達は上なんだという思い込み、勘違いに対して怒った。

収入や生活の質などが人としての価値をも決めつける、そんな風潮を「格差社会」という言葉は生んでしまう。そんな世の中はダメだ。

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aaa231

4.0なかなか面白かった!

2019年12月31日
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大阪ぶたまん

4.0ネタバレ要素って、何のこと?

2019年12月31日
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シックスセンスなら「実は◯◯が◯◯だったんだよ!」と観客の前提条件がブッ壊れてしまう鳥肌ものの驚きがあったけど、この映画はそういうんじゃないよね。

ネタバレと言えるほどネタが強くないからかな?

なのでネタバレ禁止映画としてマーケティングしてるのはハードルあげてるだけで逆効果かなと思う。無い方がもっと楽しめた。

なぜならこの映画はシンプルにイカれた内容で形容しがたい凄みのあるものだったから。

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