パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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半地下に住むキム一家は、家族全員が失業中で惨めな生活を強いられてい...
半地下に住むキム一家は、家族全員が失業中で惨めな生活を強いられていたが、ちょっとしたきっかけから高台の豪邸で暮らすパク家へのパラサイトに成功した。
策士である彼らの思い通りに事が進み、有頂天になっているキム一家の姿を見ていると、もう「破滅」という言葉しか浮かんでこなくなって、心底ぞっとした。
貧乏人には貧乏人の、金持ちには金持ちの、身もふたもない貪欲さがとにかく怖かった。
多かれ少なかれ誰しも持っている人間の性みたいなものを少しのオブラートにも包まず、むき出しのまま勝負してきた稀有な作品である。
素晴らしかったけれど、映画を観ていてこんなに辛い気持ちになったのは初めてだ。
前半はコミカルに。後半はドロドロ、ハラハラのスピード感。
話題作観に行ってきました。
率直な感想は思ってたほどではなかったかなって感じです。前知識なしで行ったからかもしれませんが。
面白かったのは面白かったです。
結構なシリアスかと思いましたが、前半はコミカルにテンポよくて楽しんでみれました。
後半は一転して、ガラッと雰囲気が変わります。ドロドロな急展開に、ハラハラさせられました。
内容としては深いようで浅いような感じがしました。韓国の経済格差に詳しくないからかな??
この映画みて得た教訓は、欲を出しすぎると自滅する。ですかね。結局は半地下の人間が簡単に富裕層にとってかわれるわけではないし、富裕層に対して劣等感や妬みは抱かざるを得ない。
自滅しないために、自分の身の程にあった計画を立ててお金を稼ごう。
アンダープレッシャー
最初は酷評しようかと思ったが、
それでは金持ちファミリーの美人奥さんに失礼!
と思い直して、及第点となります。
今作は各賞を総なめというフレコミなので
確かに見所は重々にあります。
同時に、まるで日本映画みたいでもあり
陳腐なハリウッド映画のように見えなくもないです。
貧乏人の一発逆転劇を期待すると
肩透かしですし、じゃあお金持ちファミリーが優秀なのかと言うと
誰よりも間抜けであったりします。
でも、監督狙いとしては金持ちも貧乏人も
所詮は皆、間抜けで無計画という点を
強調したかったのではと、思います。
それは終盤での、豪雨により体育館で雑魚寝するシーンで
父親セリフにも表現されています。
また、金持ち一家が同じくキャンプを取りやめるのも
豪雨によるものです。
これらから、所詮は計画通りに進まないと、
皮肉を込めているのでしょう。
ですから、縛られていた元祖地下主人が
殺人鬼の様相で暴れるのも、
どこか想定内の暴れっぷりに納めて、
貧乏親父が金持ち親父を刺す!
この流れも、キル ザ キングという感じなのでしょう。
温和で頼りない父親が最後は、キレる!
息子に計画は無いと言いつつ、
最終的に地下に隠れるのは、
所詮は人間は変われないと訴えるのか、
それとも無意識の行動が最善策なのか、
またまた、北朝鮮ミサイルに怯えた
韓国人の伝統的に備わる行動なのか
分かりません。
が、ホームアローン韓国版とすれば、
お坊ちゃまが優秀で冴えていて、
お嬢さまはどこまでもアイドルっぽく能天気、
奥様は騙されやすく
旦那様はアメリカ被れで
それを白人様が絶賛するのも納得の
アカデミーを受賞する為に
計算尽された映画と言えなくもないです。
消えない臭い
お話しの作りこみが抜群にうまい作品でした。前半はコミカルタッチ、後半はサスペンスタッチになり、あれ?って思ってるうちに、ある意味韓国映画らしいサイコでグロな結末まで、怒涛の展開であっという間でした。上流、下流、底流の三段構えで格差社会を風刺しながら、劇中何度も出てくる下流の「臭い」は決して消せない原罪のメタファーのようで、下流の人間は成り上がることすら許されない過酷な運命に呆然とします。だから、最後の長男のモノローグはただの幻想であり、父親が永遠に解放されることのない絶望の未来がとても切ないです。
自分が世間とズレているのかな
今話題の作品。
公開されてしばらく経ち劇場も小さいスクリーンに移っていたが、アカデミー賞の影響などの理由もあり一番大きいスクリーンになっていたのでラッキーだった。
しかし、鑑賞するモードが違っていた。
話題の作品と言う事もあり期待値はほぼマックス。
しかもあまり情報を入れていなかった為にバイオレンス映画だと勝手に思って鑑賞してしまった。
要はシリアスな映画モードで観てしまったのがいけなかった。
始まってみればコメディ調でありながら少し緩めの雰囲気
映画では聴き慣れない韓国語が行き交い、字幕も本当にそれ言ってるの?と疑ってしまいそうな変な言い回し。冒頭からその世界観に入るまで少し時間がかかってしまった。
ストーリーは中盤までやや単調で正直どこかで観たことある設定。
金持ち家族に寄生するまでのプロセスが淡々と流れます。
中盤あたりからかなり長めの中だるみを経てどうラストに持っていくか?
賞を取る程の作品です。期待は高まる。
が
そこからは前半よりも雑で単調な作りだった。
後一捻りあるかと思えば想像の範囲内。
正直がっかりしました。
映画はどう言うジャンルであれ、終わった後に何か印象に残る物があるのですが、この作品を観終わった後に残ったのは『不快感』だけだった。
胸糞ではない。
単に不快感。
それと自業自得じゃん。と。
一体何を伝えたかったのか。
格差社会の闇?人間の醜さ怖さ?
映画をエンタメとして考えるのであれば、金持ち家族を地下に閉じ込め自分達が金持ちに成り済ますとか、地下に旦那を住まわせてた前任者の家政婦も実は運転手もろとも家族で自分達と同じことをしていたりとか、もう少し突き抜けたラストにして欲しかった。
全てが中途半端に感じた。
ラストの息子のセリフもゾッとするほど自己中心的なセリフ。
今回の事件に対する葛藤や反省の色もなくただ夢を語る。
頭が狂ってるのか?そう思わせているのか、それが普通なのかそれが分からない。
少なくとも倫理観のある人間はそんな発言
しないであろう。
そんなセリフをラストに言われるもんだからこの映画をどう観たら正解なのか本当に分からなくなってしまった。
全体的に3階層の家族で構成された作品だがトップの金持ちとの攻防はほぼ無く、ラストに何の罪もなく殺されるだけ。
地下の家族との攻防戦は良かったが、とにかく間抜けに見える。
韓国映画独特のドタバタ劇だが、3階層を用意するならばもう少し魅せることが出来たんじゃないかと思う。
突っ込みどころがわんさかあるのだが、1番感じたのはキャラクター設定の無駄さ。
金持ち家族の男の子のキャラは飛び抜けて無駄だと感じた。
モールス信号が読める。そして読んだ。
で???それで終わり。
アクションを起こさないならそれは無駄な設定でしかないと思う。
他にも目についたが、作品自体が劣等感の塊の様だった。
差別的意味ではないが韓国人は白人コンプレックスが強いと言うイメージが昔からあった。(もちろん主観的なイメージ)
なぜ金持ち家族はケビンやジェシカと言うニックネームを付けるのか。
社長夫人はなぜ時々英語を挟むのか
シカゴの大学だったりアメリカを意識させるところあたりしたが、まさにソレだなと感じる。
劣等感や妬み嫉みなど強く感じる作品だが表上それをモロには出さず裏に隠してある。
その演出が不快で兎に角気持ちが悪い。
去年の『ジョーカー』も少し似た部分があるがあちらはセンセーショナルに描き貫き観た物を共感させ心を動かす素晴らしい作りだったが、正直今作にはそれがなかった為隠されたメッセージ性も曖昧な中途半端さが残る作りだった。
中途半端な上に共感という物が皆無の為観た後の感想に困る。
と言いつつも世間の評価は絶賛でありもちろんアカデミー賞で4部門制覇。
自分が少数派だと言うことは充分理解しつつも、世界から素晴らしいと言われるこの作品の良さを見出せなかったのが悔しい。
なので、もう一度観てみたいとも思った。
散々言いましたが、我らが邦画はこのレベルに遠く及んでいないのも事実。
悲しい事ですがエンターテインメントとしての実力は韓国がアジアトップだと素直に感じました。
さすが。
水は低きに流れる
練られた脚本と名コンビに脱帽
アカデミー賞取るほどとは……
普通の映画ファンの感想
レビューがこんなに遅くなってしまった。
タイミングが合わなかったというのは簡単だが
映画マニアとしては失格である。マニアだったら早めに観て多くの皆様に伝えるが使命なのではないか。
わかった!私は映画マニアの域まで達していない。単なる映画好きである。私に優しくしてくれているレビューアーの皆様の足元にも及ばない。
時に思う。レビュー数4桁以上の方に共感され、コメントを頂き、時に褒めて頂くのはおこがましい。対等に話すのは失礼ではないか?
私ペーペーですから❗️
ある方はキツイ会議の前に私の馬鹿レビューを読んで笑って頂いている。ありがたくって泣きそうです。私はただ笑って貰いたい。馬鹿にして貰いたい。こんな奴もいるんだと思って貰いたい。それだけです。多謝です。マニアじゃなく普通の映画好きの私のレビューで。
さて話しは変わります。ある知人の話です。彼はとにかくでかい。身長は185センチ以上。度の強い眼鏡を掛けている。声は低音でボソボソと話す。ヲタクの匂いがする。
ある時趣味の話を彼を含めて5人で話していた時の事だ。彼は話には加わらず、ボーッとしてる。一応礼儀として話を振る。君の趣味はなんなの?するとその答えが・・・
「ダイガイシュツ・・・」
えっ?なに?
「だからダイガイシュツ・・・」
わからないよ!なんなの説明して!
「電車に乗って遠くの街に行く事です」
あー小旅行だね。
「違います。ダイガイシュツです」
どうやら漢字で書くと大外出らしい。
知らねーよ❗️そんな言葉❗️なるほどじゃあ君は鉄道マニアなんだね。すると彼は突然、能弁になった。
「鉄道マニアでは有りません。マニアとは英語では狂人との意味があり、私はそうでは有りません。単なる一利用客です」
うるせーよ❗️マニアだよ!マニア!そんなの知っているけど、そんなマイナスのニュアンスで言ってねーわ!それに英語で仮にクレイジーって、言ってもマイナスの意味だけじゃねえだろ!日本語でキチ○イって言ってもそうだろ!
釣りキチ三平の身になれってもんだ❗️
まあ今はキチ○イって言っちゃだめだけどさあー、横溝正史の獄門島のトリックにピー音が入っちゃうかも知れないけどさあー
しかも彼は日本中、津々浦々に行っているらしい。他に趣味は無い。全てを大外出に捧げている。話しはどこの駅がどうとか、街がどうとか
、私はインタビュアーじゃねえわ!
ある日の事、広島の尾道の話しになった。なんと彼は尾道にも行っていた!
それはね〜私は尾道には行った事はない。でも
暗闇で息をこらして風景を見てたんだよ!たくさんね!だから尾道に関しては私の方が詳しい。間違いない。比べるのも失礼だよ。私に。
いや、もちろん冗談なんだけどね。彼は一言ボソッと言った。
「じゃあ駅前の銀行は?」
知らねーよ❗️
しかし私は彼のプライドを傷つけてしまったようだ。一週間後に会社に手紙が届いた。彼からだ。なんと・・・
尾道からだった!写真入りで。中々良い所ですよと・・・そこだけは譲れないのか・・・
冗談だっーの。本当にマニアの執念は恐ろしい。
彼の呼び名は大ちゃんになりました。いや私が名付けたのは言うまでもない。
さて前代未聞の馬鹿みたいに長い枕が終わりましたよ。ここから本作の感想に入ります。ネタバレはしませんが、それが嫌な方は読まない方が良いですよ。
韓国の格差社会をユーモアを交えて描いたマスターピースです。
土曜日に行ったのだが劇場はほぼ満員。アカデミー賞の作品賞を取ったからだね。いやだね〜
ミーハーの映画好きは!
いや、それ私だよ❗️
住んでる場所がメタファーになっています。貧乏人は半地下、金持ちは高台。凄い分かる。
だって私がいる江戸川区は全部海抜ゼロメートル地帯だよ。世田谷区や杉並区とは違う。
区民全員、半地下だよ❗️
それに区の公式発表が凄い。津波や河川が氾濫した時どうするか?
お前らここに居たら危ないからとっとと別の場所に行きやがれ‼️
本当ですから。
脚本も上手い。いやアカデミー賞取ってるからわざわざ言わなくても良いんだけど、なんかジグソーパズルがピタッとはまった時のような爽快感。そうだったんだと!
そして衝撃のラストまで、全部面白い!
ポン・ジュノ監督こんなに面白い映画を作ってくれてアンニョンハシムニカ!ありがとうございます。好きです。ずっと追いかけていきますので許して下さい。ずっとくっついていきますから。私はあなたの・・・
パラサイトになります。
よくわかりませんでした
はじめまして。
最初のコメントになります。
パラサイト、見ました。
アカデミー賞とカンヌのダブル受賞と聞いていましたが、正直受賞した理由がよくわかりませんでした。
普通の韓国映画でしたね。
確かにエッジの効いた映像はいろいろなイマジネーションを喚起してくれますが、
申し訳ありませんが、作品としてアカデミーを獲るほどでしょうか。
みなさんのレビューを拝見すると
伏線やらメタファー等で賑わっていますが、
そういったレビューすら僕には理解できません。あまりにみなさんが絶賛しているので、
僕もいいコメントを送りたかったのですが、
う~ん!やっぱりわからない。
僕の感性か鈍ったのでしょうか。
どなたか、もっとシンプルにこの作品
の、どのシーンが面白かったのか
教えてくれませんか?
あ、セレブで可愛い奥様に扮した
チョ・ヨジョンが好きになりました!
これは収穫です!
結論 映画は女優で決まる!
映像から感じるものがたくさんあった
とにかく対比が多くて映像から感じるものがたくさんありました。
特にパク家でのソファで寝るパク夫婦と机の下で今か今かと出るタイミングをうかがうキム一家(母除く)のシーンが印象的でした。
ソファの上で優雅に性の営みをする夫婦と机の下ではバレたら命もないかもしれない(おおげさかもしれないが)と脱出のタイミングを見計らう家族。
上の世界では優雅に快楽に浸るが、下の世界では現状を脱出するために今か今かと様子を伺う。そんな風に感じました。
どこまで笑えるか、どこから心が痛むか
中盤、周囲が笑っているのにまったく笑えないシーンがあった。
その時はこれを笑うなんて酷くないか?と思ったけど、今さら気がついた。たぶんもっと前の段階で、笑えなくなっていた人もいたに違いない。その人のすぐそばできっとわたしは腹を抱えて笑っていたんだろう。
結局、みんな自分の境遇に近いシーンにならなければ同情も考えも何もしないんだろう。自分がいま地上からどの辺りにいるのかわかった気がする。
半地下の住人たちは、この映画を観れる状況にあるんだろうか。やっぱり金のある人間だけが「下の者は大変だ…」と感じる娯楽映画なんだろうか。
そして、これを観れたとして、彼らは一体この映画をどこまで笑えるんだろう。もしかしたらド頭から笑えないのかもしれないな。
演技の演技、水や光の独特な映像美からの衝撃の映画体験
自分自身韓国映画は初めてだったのですが、もともと少し気になっていて、アカデミー賞を受賞し、評判も良さそうなので、初韓国映画してきました。
ネタバレ厳禁の映画なので、詳しくは語れないのですが、とにかく衝撃で、久しぶりに映画で驚かされました。
格差の描き方、ハラハラドキドキ感、どれを取っても新鮮で、映画の中への没入感が凄かったです。
韓国なので、日本語と言語が似ていて、文化もかなり近いので、理解はしやすかったです。
また、役者さんの演技力が本当に高くて、より、この独特の雰囲気を作り出していたと思います。
1人の登場人物が何人もの人物に見え、つい先程の役とは別の人なのかと思う程です。
映画の映像も綺麗で、光によって明るい世界と、闇の部分が区切られていました。
また、一番印象に残ったのが、水や空気の表現です。
今まで見たことのないような世界観に圧倒されます。
今回根本となった格差社会は韓国だけでなくどこの国にも通ずるところがあり、メッセージ性大。
今後の映画業界がどう変わっていくのかとても楽しみです。
書く前にアカデミー賞取っちゃった。
国際長編映画賞、脚本賞は取りそう、監督賞はどうかなあとは思ってたが、まさか作品賞までとはね。長回し教徒としては『1917』推しだったのだが。まあ新たな歴史を作ったということで。
ボン・ジュノ/ソン・ガンホなのでもともと期待値高めではいた。(予告等の激ヤセガンホは二度見した)
序盤からいまどきだがベタな貧乏ネタとか、口八丁で潜り込んでいく流れとかにニヤニヤ。ヤングアンドシンプルってようするに世間知らずで単純ってことでしょ。
最初はもうほんとに小汚いオバハンという感じだったのが、小綺麗になったら、お母さんちょっとかわいいかも。
と途中まではコメディ調で進んでいたのにね、あの人が来るまでは。息子/娘はこれだけ優秀というか有能なのに?と思っていたが、逆にそれでも浮上できない社会であると捉えるのならば、後半の展開も、うん。単なる笑い話(ネタ)として聞き流していたことがのちに重大な意味を持ってくるとかね。うまーい。
万引き家族の韓国版?
的な感じでした。
韓国映画って、もっと突き抜けているイメージだったので、何か物足りない。
家族のバックグラウンドも、よくわからないし、詐欺家族集団なのか、貧困から抜け出そうと必死に計画してるのか・・。
息子のギウもあっさり唯一の友っぽい人を裏切ってるし、またまたダへ?女の子も惚れっぽいのか、小悪魔なのか・・、ダソンにいったっても、人物設定がよくわからない・・。
みんなの、人物設定がよくわからないまま、進行してしまった。
私が、日本人だから価値観がちがってわからないのか?
なにもかもが、中途半端な気がして、イマイチ感情移入も出来ない。
もっと、何かに突き抜けて欲しかった。
貧困家族の葛藤もわかるけど、普通から抜け出そうと必死に狂うのか、本気の詐欺師としてやりぬくのか、富裕家族も富裕層なりの、悩みをもっと出すとか?
ラストは、まぁ、そうだろーって感じだけど、アカデミー賞って聞いてみた割には、イマイチだった。
貧困テーマの映画は、
韓国映画は疲れますです
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