罪の声のレビュー・感想・評価
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想像以上に良かったけれど小栗旬が・・・
予告を観て、どうしても観たくて。
想像以上に、良かった。
いや~、本当に良かった。
有名な俳優さんは、少ししか出ていなくて。
あとは、知ってる顔の俳優さんがチラホラ。
今思えば、小栗旬の出演料が高かった?(笑)
初めて観る俳優さんも、他の俳優さん達も。
演技が役に溶け込んでいて。
後半なんかは、今も自分の中に残っているほど。
人にオススメしちゃうう様な、好きな作品です。
レンタルで、もう一回か見ちゃうかもってくらい好きなんだけれど。
小栗旬が・・・。
小栗旬のファンもたくさん観に来てあったみたいで。
後ろで、えっ!ここで?って所で。
かなり長い時間、すすり泣きしてあって。
ハリウッド進出で、英語ができる様になったのを見せつけたいかの様な。
低い声で英語のシーンもあったけれど。
なんか映えないし。
やはり何をしても小栗旬で、正直ゲンナリ。
小栗旬嫌いじゃないし、ファンには悪いけれど。
小栗旬のシーンで、何度も現実に引き戻されて。
作品に入れているのに、止めてーって思った。
あれが小栗旬じゃなければ、もっと深みのある。
もっともっと味のある、良い作品になったと思うんだけれどなぁ。
大人が観て普通に楽しめる、とてもいい作品になっていると思うだけにすごく残念。
あの役、誰だったらよかったかな。
観終わって一週間たつけれど、いまだに考えています。
派手さはないけど面白かった
テーマは「子供たちの人生」
グリコ・森永事件はアラフォーの私にとっても記憶にある事件であったがその事件をモチーフとした映画で、あくまでもフィクションなのだがやっぱりグリコ・森永事件ってこんなんだったんじゃないのか⁉️って感じの恐ろしい映画だった!脅迫テープに使われた3人の子供たちの【その後、現在】がテーマになってる!重い内容で少し怖い。
グリコ・森永事件でおそらく自分の意志でない自分の声を使われた彼らは今どうしてるのか。例のキツネ目の男も出てきます。出てくるシーンはほんと怖かった。考えさせられる作品。
小栗旬がとてもいい。演技もよかった。街中を歩く姿はやはり目立つね。
少女の当時の親友役の演技がすごいと思ったらベテラン女優高田聖子だった。ちょい役とはいえ重要な役柄だったといえる。
星野源は歌手、俳優と二足のわらじ。凄いなぁ。
記憶の片隅より覗くどんよりした闇
主演の二人が二人なので、売れっ子集めた映画でしょ?なんて二の足踏む方もいらっしゃる様な気もしたりしますが、観た方が良い!と、思います。
僕は元になった事件の当時、クソの付く中学生だったので、あらゆる角度でど真ん中なので、より引き込まれたのは否めないのですが、主演や周囲の演者の派手じゃなくとも確かに感じる熱気であったり、押さえ目ながらしっかりと場面の感情を腹に伝えてくる音響(音楽)の素晴らしさ。お見事でした。原作の持つ魅力が大きいとは思いますが、それを映画として落とし込んだ脚本も良かったのではないでしょうか。
惜しむらくは画面かな。個人的にはどーしてもTVドラマっぽく感じてしまって、ちょいちょい入り込めなかったかな、と。後半の三者会談のシーン等は好みだっただけに、少し残念。でも、補って余りある魅力に満ちた作品である事は間違いないです。
翻弄された子どもたち
原作未読、星野源君目当てで見たのですが、久しぶりに丁寧に作られたしっかりしたドラマが観られました。
私自身子どもの頃でおぼろげな記憶のグリコ森永事件をベースにしたフィクションで、こんなのあったなと思いつつ、どこまでが本当か作り物なのか分からなくなるくらい。
事件の真相を暴くだけではなく、その事件に関わった人々、特に意図せず巻き込まれた子どもたちのその後が、断片的な情報から少しずつ大きな川のように繋がっていく物語に、幸せとは、人生とはなんだろう、と考え、あまりに過酷な運命に胸が痛みつつ、時にバディ二人の温かいやりとりに微笑み、とても良いバランスの映画でした。
日本もこんな映画作れるじゃん。
小栗旬君は色物もこなすけどさすがしっかり、飄々としてるけど目の奥に信念が感じられる新聞記者だし、星野源君は人の良いテーラーがとても自然で嫌味なく、この二人だから、そして二人が出会えたから今真実を話そうと思う人々が出てきたのは必然に思える。
それと、周りを囲む俳優陣の豪華なこと!派手ではなく、説得力のある演技で、特に同級生の女の子の話と総一郎のエピソードはこの物語に一層の深みを与えてくれる良いシーンでした。
お父さんは知ってたのだろうか、素直に育ったのは大事に愛情受けて育ったからだろう、恨みは全てを見えなくする、そんなことをしみじみ思いながら帰路につきました。
バイプレーヤー祭り
バディものインタビュー映画。
主演二人が一般人を訪ね歩くが、それに扮する俳優陣と
その背景となるプロダクションデザインが素晴らしい。
老いぼれた団塊世代を容赦なく断罪する事で、前時代の清算と訣別を為す。再現度の高い昭和の風景と共に。
西日本各地の景色の美しさと泥をすすり闇に蠢く底辺のコントラスト。
板長のキャラが絶品!
親世代の罪に子供世代が挑む
『罪の声』
グリコ森永事件のWikipediaにも挙がっている幾つかの犯人説が合わさってて、不気味なリアルさがある。
本当に真相はこうだったんじゃないかと思う程の説得力があった。
主題歌が映画の内容(特に聡一郎の境遇)とハマりすぎて泣けた。
知らない間に事件に関与してしまったら、、、
原作は未読で予告がすごく気になって見に行きました。
2時間以上ある長めの映画ですが最初から最後まで次どうなるだろう?こことここが繋がって行くんだ!とかの連続で少しも飽きずに楽しむことができた。
もし知らない間に事件に関与してしまったらと考えるとすごく背筋が氷るし、その罪をずっと背負って生きてくのがこんなことなのかとすごく考えてしまった。
とてもよかったのでまた見に行こうと思います。
心の機微が丁寧に描かれていた
事件当時子供だった私は、ただ、「世の中から慣れ親しんだお菓子が消え...
真実はわからないが・・☆
グリコ・森永事件。
2時間半近くの作品であったため中弛みするかな・・と思いながらの鑑賞。
しかし、十分見ごたえありのものでした。
ダブル主演の二人。
小栗旬も星野源も良いスタンスで演じています。
小栗旬が、思ったよりもずっと良かった。
他の出演者も適材適所で物語を引き立ててくれます。
自分の声が犯罪に加担したと思われる苦しみと戸惑い。
それを軸にして、外堀を埋めるように真実に近づいていく。
緊張感溢れるシーンが続く、長い時間を飽きさせずに引っ張っていく。
犯人グループの金もうけはもちろんだが、学生運動の化石のような思想とも
絡み合いラストに向けて加速度的に話が進む。
フィクションであるとわかっていても、思わず「そうっだったのか・・」と
思わせる。
野木亜希子の脚本の上手さだと言える。
最後に登場する宇崎竜童演じる学生運動の「化石」。
こういった人々は今の日本にも多く存在すのでは・・
そんな思いに囚われた。
罪に時効なんてない
昭和最大の未解決事件であるグリコ森永事件に基づいて作られた小説の映画化
小説は未読なのでわからないが、映画のストーリーは凄く良かった。
W主役である小栗旬、星野源がそれぞれ違うスタート地点からジリジリと近付いていく序盤。中盤になり二人が交差して、そこからは加速度的に真実が浮き彫りになっていく。特に二人が出会うまでの演出がリアルさと面白さが合わさっていて凄く好きだ。自分自身は平成生まれなのに食い入るように観てしまったので、きっと当時生きていた方はより興味深く観れるのではないか。キツネ目の男を上手く出していたり、地道な方法でじっくりと真実と対面していく脚本のおかげで「なるほど、そういうことだったのか」という快感をフィクションではあるが味わえそうだ。
そして個人的にいいなと思ったのは学生運動の扱いについてだ。「昔学生運動に参加していてね…」と、当時はそういう時代だったから…みたいにケロッと語る老人が時々いるが、さもそれを当然のことのように思ってる神経がわからない。権力に対抗するという大層な大義があったのかはわからないが、実際はただ暴れまわって迷惑をかけただけで、結局何も変えることができなかった。罪のない色んな人を巻き込み迷惑をかけたのに反省の色が全く無い。本当に暴れたいのはその巻き込まれた人達ではないか。それをこの映画では訴えていたので嬉しかった。そう、餌食になるのはいつも声もあげられない弱い者たちだ。
小栗旬がより好きになる。もう十分国民的俳優だが、いずれは高倉健さんぐらいの「国民の宝」ぐらいの俳優になってほしい。
ストーリー、キャストは申し分無いのだけど、少し残念に思ったのは"映画感"が足りないことだ。ドラマの延長の様な撮り方のせいで安っぽい雰囲気になってしまっているのがとても残念。もっと製作陣のこだわりがつたわるショット、演出を盛り込んでも良かったのではないか。これは今作に限らず今後の邦画の課題でもあると思う。
あの男の映像は?
紐解く
とても大胆な仮説に唸る。
今までもこおいうスタイルの作品は見てきた。未解決事件の仮説…3億円事件なんかが良い例だ。
だけれども、自分の記憶にそれはない。
俺も歳をとったという事なのだろうけど、自分の記憶にある未解決事件の仮説というものは、こんなにも息遣いを感じるものなのかと驚く。
最早うろ覚えではあるが、当時の報道の在り方などが断片的に頭を過ぎる。
「傍観者」という立場をこんな形で提示されるとは思いもしなかった。
語り部の手法はオーソドックスながら、2つの視点が1つに集約されていく様はとてもスリリングだ。
どんな化学変化を起こすのだろうか?
気をてらわないストリーテリングだからこそ、素直に筋だけを追えたのかもしれない。
描き出される人物像にフィクションを感じずにはおれないのだが、それでもソレは30数年前の話で、元号的には2世代も前の世界観だ。
違和感をも呑み込ませる程の時間がある。
事件の火種はそれよりも更に前に遡る。
現代に至るまで、それ相応の傷をこの国も負ってきたのだと目の当りにする。
決してお伽話ではない事実が挿入される。
かの事件の金主が政府関係者…いや、政府だと仮定して、権力のえげつなさに震える。
そこまでのお膳立てがまた用意周到。
ピントのズレてた絵の最後の一絞りがカチッと合うような爽快感さえある。
あー、なるほど。ギャンブルではなかったんだと。
その青写真は勝ち戦が前提だったのだと。
糸口の見つからない、毛糸の束のたった一つのササクレから解いていく様な感じでスリリングだった。
時間軸としては誰1人殺されはしないのだけれど、極上のサスペンスを提供してくれてた。
また、その担い手としての新聞記者って立ち位置は絶妙だ。しかも新人ではない。
理想と現実に疲れ、一線を退いた中堅記者。
彼が、記者としての原点に回帰していく様を小栗氏は好演してたように思う。
脇を固める俳優陣も当て書きかの如く、しっくりと、しっかりとした仕事をしてた。
決して派手な内容ではないが、腰を据えてじっくりと鑑賞に浸れる作品だった。
一つの事件がここまで広がるとは
昭和の事件を元にと言うストーリーを使って、本当にあの事件の内側の様な感覚を味わいました。
じわじわと両側から攻めていき、接点からまた突き進んで展開も楽しく最後まで飽きることなく観続けた。
小栗旬と、星野源の予告から内容が気になり、やっと観にこれましたが!
小栗旬はいろいろな作品にもでて、昔の花男の頃より断然良い味の役者となり、銀魂のようなコメディからシリアスまで。
あっ恋愛は少ないか
その割にほんとアカデミー賞かからないねぇ。
追憶とか良かったんだけどな。
たしかに何を観ても小栗旬だもんねぇ。
面倒見がよく、後輩役者とかから絶大な人気者みたいだけどー
これからも応援しています!
最近の観た映画の中で1番映画らしい映画だったと思いました。
薄いレビューでごめんなさい。
映画が深すぎて言葉が見つかりません。
実在の声の主の苦悩
当時世間を騒がせたグリコ森永事件。当然知っていたけど子供の声の事は原作を読むまで知らなかった。未解決で時効を迎え、被差別部落説・裏取引説・株式操作説・北朝鮮説等あったけれど、本作は株操作、怨恨説で
話は進んで行く。作者は元新聞記者との事、作者の思う犯人像、犯行動機なんだろう。(私の憶測ですが)
事実とフィクションが上手く繋がっていて、オランダのハイネケン誘拐事件をこう絡ませるんかいっ!面白い。アンソニー・ホプキンスの「ハイネケン誘拐の代償」を思い出した。
フィクションだろうが、生島家の親子の人生が辛すぎて、、、死んでしまった希も、母親がイジメられるのを見せられ、置き去りにして逃げるしかなかった総一郎も勿論母親もなんて気の毒なんだろう。希の同級生も30年以上も誰にも言えず秘密を抱えて辛かっただろう。
総一郎に、あなたはどう過ごしてきたのか、と問われた俊也が言葉に詰まる場面も悲しい。声の事も覚えておらず、今まで幸せに暮らしてきた事は流石に言えない。俊也は何も悪く無いのに。
もし、本当の犯人が映画の様に外国で暮らしていればいいと思ってしまう。日本にいない間はカウントされないなら逮捕される事もあり得るんですよね?
子供の声が使われたのは事実で、親なのか親戚なのか他人なのかは分からないが、残酷な事をしたものだ。子供を事件に巻き込んで、親だとしたら信じられない。
声の主は今も何処かで苦悩しているのかと思うと辛い。本が出版されたり、映画が出来たり、触れたくなくても目に入るし耳に入るだろう。
罪深い犯人は死んでいるかもしれないが、何処で何をして、何を思って過ごしているんだろう!
話は逸れるけれど、総一郎の子供の頃の子役が星野源に似ていた。今後、星野源の幼少期は彼が演じれば問題なし!
子供の声、可愛い
実写映画も捨てたものではない
犯罪に加担させられ翻弄された子供たちの人生を描いて、そこからいろいろと考えさせられる、というストーリー。
自分的には、声を使われて巻き込まれた子供に罪はないのにっていうことが、結局星野源演じる曽根の方は幸せに暮らしているわけだから、声うんぬんでなく
親がいけないだけじゃん、と思うんだけど。
でも、でもですよ、
テンポが良く、ぐうぜん同時に動き出した二人がどこで巡り合うのかとか、
マスコミや警察は自分らの都合で動いているだけで
それは今も変わってないってことなんか共感を引き連れて引き込んでいく。
最後は結局小栗旬と星野源の阿久津と曽根の優しさに、真実をみつめながら目の前の人への優しさを大切に心を込めて生きることを示唆されてる映画だなって思って泣きました。
鬼滅の刃の裏でこういう実写映画があり
興行収入はそれこそマスコミが踊ってるのと違うけれど
千と千尋を抜かすだのと煽り
日本は実写はクソだと罵りそれに同調し
簡単に三浦春馬や竹内結子の自殺は信じる。
あおられる民衆もどうかと思うのでそこを自分らでなんとかしようって話ではないかと思えたりする。
鬼滅の刃を出すのは違うけど
こういう深みのある実写映画が作られていること
大人も見入る素晴らしい絵を制作して来てくれたアニメの先人達それが今の
鬼滅のヒットに全てつながっているよねと思います。
負けただの果ては嵐に負けてるだのと
マスコミは少し恥というものを知ってほしいよ。
きっと、みんな幸せになりたいだけだった。
"だって、私の人生だもん"この言葉にぎゅっと胸を掴まれた…。
私は、自由に自分で決めて生きていける環境があるのに、目の前のことに勝手に縛られて、身動きとれないフリをしているなって思った。
あの女の子の立場になったら、私は逃げる勇気があるだろうか。
いいことをしたのに冤罪で自殺してしまう人
歪んだ信念を持ち、過ちを犯すも逃げ続け捕まらずに生きている人
悲しみが歪んで恨みに変わり、曲がった信念を作り出す。
悲しすぎる止まらない連鎖。
きっと、みんな幸せになりたいだけだった。
ここにいるよって誰かに知らせたかった。
きっと、寂しかったんだ。
『大丈夫ちゃんと見てるよ、大変だったね。』
って、誰かがぎゅっと抱きしめてあげられたなら、
悲しみがひとつ減ったのではないだろうか。
相手を想い与える、"愛"だけが、
この世界を救うのかもしれない。
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