ホテル・ムンバイのレビュー・感想・評価
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アーミー・ハマーが(TДT)
実際に起きたインドでのテロ事件を元に描いているのだけど、宗教、人種差別、家族愛等々を盛り込んで二時間飽きさせない作品でした。
ロシア人男性が、アーミー・ハマーの奥さんにやたらと優しくしていたから、何か理由があるのかと思っていたけど、そうでもなかった(単に美人だから?)。
で、肝心のアミハマさんはあまり活躍しないうちに撃たれてしまうし、そう言えば先日観た「荒野の誓い」でのシャラメも、流れ弾に当たって死んじゃって・・・
「君の名前で僕を呼んで」コンビも、楽園の外に出るとやはりキツかったのね・・・と、しみじみしてしまった。
リアル
信仰の自由により、裕福な異教徒という理由だけで、無慈悲に人が殺されていく…。現実、ヒーローが現れるわけではなく、逃げるしかない状況がリアルで恐ろしかった。そして、そんな映画でも、隣にいた知らない女性はポップコーンをバリバリ食べてて怖かった…。
勇気と希望をいただきました
これがフィクションならあんまりなんでしょうか。
事実ですから、凄いことです。
ホテルマンの命をかけた行動にとても感銘をうけて感動しました。
自分の不幸や危険なんて、何ほどでも無いと、思わせてくれる、本当にためになる映画でした。
反面、宗教の恐ろしさを痛感しました。
殺人鬼を作り、操作する最高のツールなんですから。
イスラムだけでなくキリストも全部そうです。
だから、神も悪魔も全て人間なのですね。
動物に善と悪の区別もないわけですから。
テロは他人事ではない!
平和ボケしてる自分が鑑賞中かなり衝撃を受けた作品。
見る前はホテルルワンダみたいなイメージ。
ポスターの青年がテロの中、大活躍する映画な印象だったが見事に裏切られた。
主役や、ヒーローはいない。危険なテロの中誇りを持って逃げずにお客を優先する姿に心を打たれた。
たくさんのホテルマンが犠牲になったようで、ご冥福をお祈りします。
この映画のよいところはテロリストの人間性が強くでていて元々貧しい少年達が家族の為やアラーの神様の為と言う大人の口車に乗せられてしまっているであろうところまで描かれていたところ。決して感情移入はできないが貧しい少年達が一つの強い決意で起こした行動はたくさんの犠牲者をうみ、戦争中の日本も天皇を神として同じような感じだったのかな?と少し思った。
1つ気になったのは、劇中でてくるアメリカ人とインド人のカップルの旦那。
行動は全てが裏目にでてますよ!!
赤ちゃん連れて右往左往。
あっさり捕まり、死亡フラグを自ら立てていく
うーん悪手。
タージマハルホテル、一度は泊まってみたいですね。
YouTubeみて平和ボケしてる日本人の皆様にみてもらいたいです。
なんてったってもうすぐオリンピックですからね。
世界でこんなテロがあったってことは記憶しててほしいと感じさせられました。
戦いを挑むことだけが勇敢ではない
ムンバイで実際に起きたテロをベースにした物語。
テロを起こしたやつらが無慈悲で無差別。こちらは武器もないし、どうしたらいいのか絶望的な状況。スーパーヒーローも登場しない。とにかく人が殺されていく臨場感と緊迫感がすごい。ホテルの宿泊客や従業員と一緒になって、犯人たちの攻撃を避け生き残ろうとしてる感覚に陥った。
最後には泣いてしまったのだが、それは生き残った(という疑似体験)からではなく、ホテルのスタッフの献身性やプロ意識、そして勇敢さに感動したからだった。
すごい映画だった。本当に観てよかった。これからしばらくいろんな人に勧めてしまう映画だ。
悲劇が起きないことを祈る
この同時多発テロの約10年前、僕は、このタージマハル・パレス・ホテルに宿泊したことがある。
伝統や歴史、格式のあるホテルで、サービスもきめ細かく、相当、優越感に浸ることが出来る場所だ。
歓迎で懸けてもらう花輪の黄色の花はマリーゴールドで、ヒンドゥー教の神様に捧げられる縁起の良い花で、宿泊客の旅の安全を祈る意味もあるように教えてもらった。
こうしたこともあって、このテロのことはよく記憶している。
英領インドから独立したヒンドゥー教徒多住国のインドと、イスラム教徒多住国のパキスタンは、カシミールの帰属や、バングラデシュの独立を巡って数度にわたり軍事衝突を起こしている。今でも、カシミールのコントロール・ラインと呼ばれる付近では、小競り合いが絶えない。
このような背景で、観光客であふれるムンバイがイスラム教原理主義のテロ組織の標的になったのではないかと考えられているが、やはり、テロは悲劇でしかない。
ケサリというインド映画でシク教徒の勇猛さや優しさを知ったばかりだったが、この映画でもシク教徒のアルジュンは、優しく勇敢で冷静でもあった。
だが、宿泊客や、これを守ろうとしたホテル・スタッフの多くの命が失われた。
正直、次々に人の命が奪われる場面は目を背けたくなった。
動き回るな、強がるな、冷静になれよと声もかけたくなった。
以前より、テロの数は少なくなり、規模も小さくなったような気がする反面、宗教的組織的なものから、個人的なテロは増えているような気がする。ニュージーランドのイスラム教徒をターゲットにしたものもそうだ。
テロや戦争は一方方向ではないのだ。
この映画は事実を元に作られたものであるからこそ、多くのイスラム教徒は善良で、テロなど望んでいないのだということを頭の片隅に入れて欲しい。
今日、フランシスコ・ローマ法王が、カトリック教会の「世界移民・難民の日」に寄せ、自国以外で繰り広げられる戦争のために兵器を製造する国々が、その戦いから逃れてきた難民の受け入れを拒否していると非難したとのニュースを目にした。
ローマ法王は移民と難民の擁護を自らの姿勢の中核に据えて、トランプ米大統領や欧州の反移民議員らとしばしば対立している。
僕は、多くの人に世界中で起きてる争いの原因を客観的に理解してもらいたいと願う。
亡くなった方たちに哀悼の意を、生き残ったホテル・スタッフの勇気に敬意を表すと同時に、テロの悲劇が二度と起きないように祈りたい。
ジョン・マクレーンは居ないので
実話を元にした無差別テロの映画。
そこにはダイハードのジョン・マクレーンは居ないので、出来る事は逃げるか隠れるか。
相当ハラハラドキドキしましたが、元が実話だけにエンタメとして楽しんで良いのだろうか?と思ったりも。
「お客様を守る」というホテル従業員達の職業意識の高さには感服しました。
自分ならどうしたかなぁ…。
ハラハラドキドキの2時間
まさにそこにいるかのようなハラハラさせる演出。いつ殺されるかわからないドキドキ。
点数が良かったのと、この主人公の出る映画にハズレが少ないので、観てみました。結果、最高。2019年でナンバー1かも。
いつ主人公や、ロシア人の彼や建築家の彼が、銃を取り上げて、反撃するかと思っていたが、それが起きないのが現実なんだな。
最後に主人公と料理長が抱き合うのが、いかにもだけど、あれがあってホッとするので、ありとしよう。
正義の意味
インドのテロをやはり、記憶にありません、実話に忠実に作られたとある。子供を使って影で操る奴らをどうか捕まえて。どこのテロも爆発犯は利用されてる。
宗教の名の元に
正義をかざし、貧困を他人のせいにする。
苦しいだろう、這い上がるのは。テロリストが海から上がる、波打ち際には大量のゴミ。
混雑の電車、その実情を垣間見ただけでも、この場で幸せを願うのはきびしい。
だから、彼が映画で世界的に成ることが奇跡であり、彼がライオンから更に飛躍しつつ、
インドを捨ててない。
ハリウッドに染まらず。劇中でも、ターバンの説明はとてもグッときた。
理不尽な攻撃はいつの世も怒りを呼ぶ。
ずっと手を握りしめていた…
ボストンマラソンのテロの映画や、パリ発…の映画のように登場人物のバッググラウンドはあまりない。ひたすら続く緊張でキリキリ胃が痛い。終わったら手に汗かいていた。
ちょくちょくニュースで聞く「〇〇で無差別テロ・乱射がありました」の現実。 日本だって起こらないとは言い切れないし、平和が当たり前ではない悲しい現実。 どうしたらいいなんて簡単に言えないけど、とりあえず違いを受け入れて穏やかに過ごそうと思う…
追記: 帰りにラーメン食べてたら、キッチンでガッチャーンって音してビクってなりました。ほんとに。
実話をもとにした迫力ある作品
迫力ある作品ですね。
実話をもとにした作品で、客を守ろうとするホテルマンのお話。
事件後、ホテルは復旧したそうで一安心だけど、宗教対立は何も解決していないので、
これからも、同じことは起こりえる・・・
予測不能です
隠れた秀作です。ここのレビューで見て、評価高かったので、いつもの映画観ではやってなかったので、違う映画館に出かけました。
テロリストが、一体何がしたかったのか、わからなかった。そういうものなのかな。
いいコメントが浮かばなかったのですが、事件や登場人物を上手く描けています。そして、そこには、ヒーローはいません。
祈りこそ全ての元凶
私が長いインド旅から帰った何ヶ月か後に
見た映画スラムドッグ・ミリオネア。
あの映画でデヴ・パテルが
最後にジャイホーを踊ったムンバイの駅。
私の一番好きなシーンで、
デヴを一躍大スターにした場所でもある。
スラムドッグの撮影の少し後に
あそこで大勢が死んだ。
2008年。
あの日のことを、
デヴ・パテルが
あの場所で
シーク教のホテルマンを演じていて、
テロに屈せず闘ってるだけでしびれる。
初めから終わりまで手に汗を握りながらの鑑賞
こんなに緊張感のある映画は久しぶりに見た。ノンフィクションなのでもちろん予定調和やご都合主義な演出は存在しない。助かる人は助かるが、撃たれて亡くなる方も大勢いる。実際の映像と思われるシーンも挿入されており、当時の混乱の様子が確認できる。ドキュメンタリー映画としては非常に良い出来だと感じた。
なんとも・・・
あまりの凄さに圧倒されました。こんな映画は久し振りです。
終始緊張感が耐える事なかったです。
ただ、実行犯の少年たちがもっとしっかりした環境で育っていればこんな事になってなかった気がします。
家が貧しくて親にお金が振り込まれるからという理由でテロ起こす少年たち。最後は親に電話して自爆。
テロリズムの裏側を知ればなんとも憐れ。
犠牲になった人たちには言葉が出ない・・・
作品としては満足。ただし複雑な気持ち
恥ずかしながらこの出来事は知らなかった。
その為この映画でこの出来事を知ることになった為、率直な感想としてはとても複雑な気持ちである。
映画作品としては素晴らしいものだろう。知らない僕にとっても2時間あっという間に時間が過ぎ見入る事ができたからだ。
ただノンフィクションという事もあってどうしても被害者感情が強く出てしまう。
ノンフィクションが故にテロリストの背景などは一切描かれる事はないので、やはりどうしても怒りだけが湧いてしまう。未熟ながらその怒りの矛先がどうしても、地元警察や警備隊に向いてしまった。
彼らもまた被害者であり、計画的なテロのためきちんと機能させないように阻んだんだろうと思うが、やはり被害者感情が強く湧いてしまう。まだまだ僕は理解が追いつかない未熟さを痛感させられた。
やはりこういったノンフィクション作品だとこの作品を通じて何か学んだ、育んだということは難しいが、窮地に立たされた時に団結し時には自分が犠牲になってでも他者を守るといった正義心には心打たれた。(ただしこれもまた本当に正解なのかはわからない)
中々難しい理解になるが、確実に言えることはどんな理由、価値観があろうともテロリストを断じて許してはいけない。そしてホテルムンバイの従業員達を心から讃えたいと思った。
もう一つ何かが足りない…
事実をもとに撮った作品だそうだ。緊迫感はそれなりなあるが、演出が上手くないのかお座なりな印象である。「ホテル・ルワンダ」の二番煎じのようにも見える。この手の作品にありがちな男女の愛、家族の愛の描き方は陳腐だ。あまりにも使い古した演出でもある。まぁ、こんなものかという感想以上のものは何もない。
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