BLACKFOX
劇場公開日:2019年10月5日
解説
「ジョーカー・ゲーム」「攻殻機動隊 新劇場版」の野村和也が総監督を務め、「プリンセス・プリンシパル」「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」のStudio 3Hzがアニメーション制作を手がける手がけるオリジナルのSF忍者アクション。近未来の大都市の一角にたたずむ忍者屋敷に暮らす、忍者一族の石動家。長女の律花は研究者である父親に憧れ、平凡で幸せな生活を送っていた。しかし、そんな平和な日々が続くと思っていた、ある日、突然何者かによって屋敷が襲撃を受ける。絶対絶命の危機に、律花も立ち向かっていくが……。声の出演は「サクラクエスト」の七瀬彩夏、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「ソードアート・オンライン」の戸松遥、「アズールレーン」「空の青さを知る人よ」の大地葉。
2019年製作/100分/G/日本
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
YouTubeで見たけど作画もいいキャラもええ
要素も十分、あとはストーリーの進め方…
ほんとに惜しいと思う。ちゃんと時間があれば
2019の作品ならヒット作になってた可能性のある何よりもっと見たかったぁぁぁぁぁぁぁぁ
2021年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ストーリーは王道、絵がきれいで戦闘アクションシーンも迫力があった。
バビル二世を彷彿とさせる僕たちも良くて、お話は良い作品だと思う。
しかし個人的には気持ちが入らなかった。主人公への思い入れが殆ど起こらない。
良く考えてみると、尺が足りていなかった為か登場人物達の気持ちの変化が伝わり
づらかったと思う。主人公が復讐に走る気持ちは理解できるけど、観ている側としては
敵側への憎悪がそれほど湧いてこない。もっといくつか敵側の悪行が明るみに出て、
こちらが「キリキリ」するほどの敵であったなら主人公の気持ちと同調していたかもしれない。
もう一人のヒロインであるミアと律花の関係も、一度チェスをしただけでその後
親友のようになってしまったり、殺すほどの敵かと思えば、すぐ後で友達と呼んでいたりと
何がきっかけでそのようになったのかが全く描かれておらず、唐突な印象しか残らなかった。
話も登場人物も良いのに、とても惜しい作品だと思う。
ネタバレ! クリックして本文を読む
アメコミチックなタイトルと締め、外国受けのいいニンジャモチーフから、海外を向いた和製スーパーヒロインにしたかったっていう意図を感じる。ただ…どうも一本の劇場オリジナルという風情、ニンジャモチーフに期待する和な熱い演出、どっちも味わえなかったなって。
メインディッシュであろうバトルの疾走感はかっこいいんだけど、それにのめり込むための舞台装置がな~んかピント外してるというか…パースがすごい平坦な背景、何かとすぐ抱きつく主人公のあざとデザインな幼女時代と「あ…何か底が見えてきた」な導入で嫌な予感がして、以後は観客の予想を何一つ裏切らない展開を「まさかそんな意外な事になるトわぁぁ!」的な演出で見せられていくうすら寒さ…敵の正体とか一目でわかるよ!!!
犬との会話は軒並みいいんだけど、ほか二匹の口喧嘩設定は持て余してる感ばりばり。気の利いたギャグに繋がるんならわかるんだけど、脚本が生真面目すぎて「特別面白いことを言ってないんだけどギャグの体裁をとってるギャグ風シーン」が頻発する。ノルマじゃないんだから省いてもいいよそういうの…
もしかしてこれはTVとして企画されたもので、なんかの事情で枠が取れなかったのを再構成した作品なのかなという印象。エピローグでいきなり同居人が三人目のヒーロー面で並んでるのとかモロそんな感じ(「このキャラ余分なのでは…」という疑問がずっとついて回る。)。
まとめると「キャラデザはかっこかわいい、バトルもまあまあ、でも全てが月並みでバトルに乗り切れない」そんな映画でした。月並みが悪いことじゃないし、むしろ質のいい月並みなら「王道」と褒められるんだけど…何なんだろうなぁ。本来ならキャッチーな筈のキルラキル的センスの日本刀型タワーが全然ハートに響かないのがすべてを物語ってる気がする。