ロケットマンのレビュー・感想・評価
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泣ける、、
伝記映画ではなくミュージカル
個人的に、エルトン・ジョンの曲は「ユア・ソング」くらいしか思いつかない程度だし、本人についても「キングスマン」にヘンテコな格好で出てた面白おじさんくらいの印象だったけど、そんな印象ががらっと覆る良作。
途中でブッチしたブライアン・シンガーに変わって「ボヘミアン・ラプソディー」を完成させたデクスター・フレッチャーが、「ボヘミアン~」とは全く違うアプローチで完成させたのは、まさかのミュージカル。「ボヘミアン」と違って主演のタロン・エガートン自ら歌ってるのに驚いたし、歌も上手かった。
彼のあの面白い格好は、“自分”を守るための鎧だったんだね。
「ボヘミアン」の大ヒットで割を食ってしまった感はあるけど、とても面白い作品だった。
ハグしてって子供がゆったらハグしろ!!!
アリーマイラブのロナルドチーニーがいた。
エルトンが始めてアメリカで開くライブハウスのオーナーさん。
アリーにポイされたあのロナルドチーニー!!!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
9月に足の怪我をして見にいけてなかった本作。11月にはいって京都みなみ会館でやると知っていそいそ出かけてきました。
オレンジのツノつけたおかしな格好をしたエルトンが断酒会か断薬会(そんな言葉ないかも…)に乗り込んでって、自分の話をするというストーリー。
全身オレンジのいかれた格好で1950年代に紛れ込んでミュージカルが開始していくのだけど、1950年代の人と、エルトンとの色彩対比が見事で一気に引き込まれた。
そしてねぇ、子ども時代のエルトンが切なくて切なくて。
父にも母にも冷たくされ、お婆ちゃん(ブリジットジョーンズのママさん役の人)だけが唯一優しい。
父に思いきってハグしてってゆったら無視!
もうその辺から泣いてましたよ…
子どもがハグしてってゆったらとりあえずハグしろ。
てめえの事情なんて知るか!子どもにできることをしろ!と心で叫びました。
家族それぞれが今いる場所では愛を感じられなくて、4人がそれぞれの方向を向いてI want love,but it's impossible.って歌うのが、悲しくてボロ泣きですわ…
リチャードマッデンがわっるい彼ピを演じてます。
ロブがあんな悪い顔するなんて…とスターク家の兄弟の気持ちで見ました(ゲームオブスローンズ ネタです)。
エルトンジョンは作詞はしない人なんですね。
相棒の作詞家くんがリトルダンサーのジェイミーベルでした。大人になっちゃったね。
音楽家の定番である酒と薬と色に溺れるタームはバッチリありましたが、わたしは子どもエルトンがちゃんと愛を求めたのに無視されたってことから、彼に非はない!と完全擁護の立場で見ていましたから、いつもは音楽家の依存症に冷たいのですが、そんな気持ちにはなりませんでした。
音楽もいいですね。知らない曲もずっと耳に馴染む。
ユアソングはムーランルージュの曲という認識でしたがら今後はエルトンジョンの曲だと改まりそうです。
エルトンジョンについてはユアソングしか知らず、外見も知らないくらい...
ボヘミアンラプソディーは見ていたけどこっちの方が好きですね。愛のな...
めちゃくちゃ良かった!
エルトン・ジョンか、あの奇抜なイってるおっちゃん
な、ボヘミアン・ラプソディに比べたら、
音楽もよく知らんし映画館で観るのはやめとこ。
と思ってた自分を恥じる。
ボヘミアンのライブエイドの演奏シーンと比べると、
見劣りするように思うけど、
そんな事はない、
もっとパーソナルで一人の誰からも愛されなかった
孤独な男のもがき苦しむ話だった。
LGBTモノとしても秀逸で、
エルトンとバーニーの関係性がとても良かった。
愛に限りなく近い友情、
あるいは愛より深い友情を感じられた。
永遠のリトルダンサー、
ジェイミーベルも良い大人になってて嬉しかったし、
タロンエガートンはいずれスゴい作品に出て、
スゴい俳優になって行くんだろうなぁと思ってたら
すでにスゴい俳優でした。
上京する時に母親にyour songのCDを送ったのを
思い出しました。
エルトンジョンの見る目が変わりました。
しかし、母親は酷いヤツだ。
エルトンジョンって共作だったんだー。そんなことも知らずに観ました。...
タイトルなし(ネタバレ)
序盤というか前半はミュージカル映画のような印象で、
中盤にドキュメンタリー要素が強くなり、終盤は上手い具合に融合させた感じでした。
私はエルトンジョンに関する知識は、代表曲を何曲か知っているというだけの若輩者ですが、ボヘミアンラプソディーが本当に良かったので、似た印象を受けた本作は絶対に見ようと楽しみに待っていました。結果はクイーンよりも知識が薄く不安な面もあったのですが、見て大正解でした。音楽さえ好きであれば楽しめる作品になっていたように思います。
エルトンジョンのファンの方にとってどうかは分かりませんが……
何よりもバーニーが本当に良い奴で、親友とはこういうもんだなと再認識させられたというかエルトンとの関係を羨ましく思いました。
そしてレコード会社と揉めたり、ゲイであることがクイーンのそれと似た境遇でボヘミアンファンとして要所要所で勝手に盛り上がってしまいました。比べてはいけないと思いつつ、
やはりスーパースターの苦悩は当然ですが一般人としては到底理解できないことというか。でも映画で追体験することで少し分かった気になってしまうというか。どうしてもエルトンの苦悩に感情移入せずにはいられませんでした。私には絶対あり得ない感情でも不思議と切なくなるものです。映画って良いなと改めて思いました。
長々と書きましたが、私にとっては何回見ても良いと思える名作映画の一つとなりました。本当に見て良かったです。
『ボヘミアン・ラプソディ』と表裏一体、夢と現実が交錯するミュージカル
厳格な父と奔放な母、そして優しい祖母と暮らす少年レジーは天性の音楽センスを開花させて瞬く間にピアノを習得するがエルヴィスのアルバムを聴いてロックに目覚め、近所のクラブでのバンド活動、エルトン・ジョンへの改名、バーニー・トーピンとの出会いを経てスターダムを駆け上がる。しかし彼には誰にも埋めることの出来ない深い心の闇を抱えていた。
何と言っても監督がタロン・エガートン主演で全編DX-7が鳴りっぱなしみたいな80’s賛歌『イーグル・ジャンプ』のデクスター・フレッチャー。途中降板したプライアン・シンガーに替わって『ボヘミアン〜』を仕上げた人でもあるので、エルトン・ジョンの怪演が印象的すぎる『キングスマン:ゴールデンサークル』のマシュー・ヴォーン製作下でのタロンとの再タッグは期待以上の傑作でした。
どうしても『ボヘミアン〜』と比較されてしまう作品ですが、リアルな描写に徹していた『ボヘミアン〜』とは違ってこちらは夢と現実が渾然一体となったラリラリのミュージカル。随所に仕込まれるモブシーンは極めてテクニカルで大胆なのに繊細な演出。ステージ衣装がどんどん派手になっていくにつれて胸の奥に潜む闇がどんどん広がっていく様は悲惨ですが、それがちっとも湿っぽくないのはタロン・エガートンの軽快な演技によるところが大きいかも。劇中歌はタロンが歌っているのでエルトンっぽさが薄くなっているのも個人的には好み。バーニーに一途な想いを募らせながらマネージャーのジョン・リードとの関係に溺れて身を持ち崩してゆく辺りは『ボヘミアン〜』におけるフレディとメアリーの関係に重なるものがありますが、こっちはオッサン同士なのでやっぱりサバサバしています。しかし『ボヘミアン〜』とこっちの両方に登場するジョン・リード、どっちもクソ野郎として描かれてますが本人はどう思ってるんでしょうか。道歩いてたら生卵とかぶつけられそうで心配です。
『ボヘミアン〜』では『ブレイク・フリー』のPVが再現されてましたが、こっちでは『アイム・スティル・スタンディング』のPVが再現されてます。これずっとロケ地はリオだと思ってましたがカンヌなんですね、初めて知りました。『ブレイク〜』は1984年、『アイム〜』は1983年の曲なので『ボヘミアン』と本作、表裏一体というかBTTFとBTTF2のように同じ時間軸で別々に進行しながら影響し合っている作品と言えるかと。
エルトンの母シーラを演じているのはブライス・ダラス・ハワード。色気を振り撒く30代から老齢までを見事に演じ分けていて圧倒的な貫禄を示していました。一応実録モノなのでエンディングはお約束のアレですがここにもあっと驚くネタが出てくるので要注意。そんなトコにまでこだわってたのか!?と驚愕しました。
ノスタルジックなエルトン・ジョンの半生・・・って感じ。
そー言えばエルトン・ジョンのアルバムって聴いた事ないなぁ。
この映画に流れる数々の名曲は然程このアーチストに注目していた訳ではなくても、どこかで聴いた曲ばかり。
ミュージシャンの孤独と苦悩を描いた作品は「ボヘミアン・ラブソティ」と同様のフォーマットでありながら、こちらはミュージカル仕立て。
これがいいのか悪いのかは見る側の価値観に左右される。自分としては別なアプローチが無かったのかとちょっと残念な感じ。
どちらかと言うと非常にノスタルジックな印象を受ける。そー言えばちょろっと流れる完全忘れてた「ヴィクテム・オブ・ラブ」やラストに流れる「アイム・ソー・スタンディング」なんか懐かしさをグっと感じる。
しかしエルトン・ジョンの衣装ってなんであんな派手で変なんだろう・・・
これを観て、随分前に観た「プリシラ」(ゲイの4人組がオーストラリアをバスで旅するロードムービー?)で登場人物が着るド派な衣装(白鳥やエリマキトカゲを模した)を思い出した。
壮絶な孤独と疎外感は壮絶な名曲を生み出す
いけてなさ感
曲が強い。
華やかでかわいくてとても楽しかったです
たのしかったです!半分くらいミュージカル調だったのが予想外でびっくり。もっと重たい内容になるかと思ったら思いのほか軽やかに描くのでさわやかな後味。
華やかでかわいくてとても楽しかったです。
スターダムに躍り出たことでの会社と個人での意思の違いからの苦悩。愛されたことがなく、飢えて失うことへの恐怖に追い込まれて、マイノリティへの差別に淀み、薬とセックスに酒、あらゆる快楽へ依存し病んでし壊れかけながらもずっと支えてくれた親友に背を押されながら再起を目指して自分と向き合う、激動の半生。
華やかなステージ、ポップな歌、ゴシップ記事、虚構と事実の入り混じったニュースでしか知らなかった一面から、それらの奥にあった物語を見て、あらためて音楽を楽しみたいと思いました。
ショーマストゴーオン
「ボヘミアンラプソディ」の大ヒットを受けて、急ごしらえで作られた二番煎じ? 柳の下にドジョウが二匹? てな印象から放置してたんだけど、エルトン・ジョン。スティーブン・キングをして“とてつもない名前”と言わしめた彼の永年のファンとして、これはやっぱり観ておかなければ、と思い直してギリギリ最終週に劇場で鑑賞。
フレディと同じく愛に飢えた孤独な魂の咆吼、という構図はまあ想像通り。濡れ場は「ボヘミアン」より少しだけ踏み込んでいたけど、まだちょっと痛さがあるのはこちらがノンケだからか。ここを美しく撮れる人が出てこないものか。案外、女性が撮るとよいのかも。
ミュージカル仕立ての演出が素晴らしいのは多くの人が指摘しているけど、「ビッチイズバック」で子供時代へスリップする冒頭の高揚感はうまい。うまいといえばタロン・エガートンのボーカル。吹き替えなしだってね。
伝記映画で素晴らしいのは「レイ」が思い出されるけど、あの格調高さはない。本人が存命だから、まだ伝説になり得ないのだろうけど。まだまだ元気で頑張ってほしいものである。
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