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原作ゲーム大好きでした。間宮さん推しでした。最近、最新作(アプリ婚編)をクリアして、ふと1作目が映画化されたいたことを思い出して、興味本位で視聴。
ゲームの宣伝のために作られた映画と認識していたので、最初から期待値は低かったものの、想像以上にヒドい内容に絶句。脚本も演出も演者の芝居も、どれもこれも最悪です。鶴見慎吾さんと久保田悠来さん以外のキャストが想像を絶する大根揃いなので、学芸会以下。まったく芝居として成り立ってないです。深夜の連ドラならまだ見れたかもしれないけど、これで映画って…。
せっかく原作ゲームはよくできているのに、この映画見て、未プレイの人が「ゲームおもしろそうだから、ちょっとやってみよう!」とはならないだろうな…と残念に思いました。
冒頭から、主人公がどういう女性なのかという説明的エピソードがほぼなく、職業:ウエディングプランナー、本命彼女として浮気を見破ったつもりで実は自分の方が浮気相手でフラれるというエピソードしか紹介されないので、中盤以降「嘘をつく人だけは許せない!」とこだわり、まくし立てる様子は、ゲームやってない人には、ただのバカ女にしか見えないと思います。
仕事には真摯に向き合っていて、お客様のために尽力する頑張り屋さん、後輩の面倒見もよくて慕われている、でも休日は家でゴロゴロしている干物系といった大事な要素が説明されていません。(ゲームの方でも、家事が全くできないのにプロフィールに特技として書いていたり、田舎育ちに激しくコンプレックス持っていたりと、ちょっと共感できかねる部分はあるキャラ設定ですが・・・)
限られた尺の中で9人もダウトしないといけないので、全員のエピソードを丁寧に映像化するわけにはいかず、必然的に数名だけにフォーカスした内容になるとは思うのですが、引き延ばされた人の脚色の仕方がひどくて、端折られた人(志賀・室井・樫)の方がマシだったかもしれないくらい。
全員、基本的に「ソレさえなければなあ…」とダウト要素以外は魅力的な男性ばかり…という設定のはずなのに、ものすごいダメンズっぽく描かれていて残念。原作がある以上、各キャラに既にそれぞれファンがいることに配慮してない内容です。特に唯川・矢澤推しの人は見ない方がいいです。松木・片桐・間宮・加賀見・玄野は、キャスティングが許せれば、可もなく不可もなくです。加賀見さんだけはビジュが原作越えです。
唯川くん…ゲーム本編ではなくてEXTRAストーリーの恋愛編で明かされ、ファンの間でも賛否分かれて悲鳴モノだった幼少期の秘話が盛り込まれています。本編のエピソードだけで、一番地味だった普通のサラリーマンが実は王子様という展開だけでよかったのに。
ジョーヤザワ…だたのドルヲタの変態として描かれています。なにゃみーとのフリマでの出会いのエピソードなど、大事なピースが欠けているので、映画だけ見ると、ただの危ないヤツです。