ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
全1131件中、21~40件目を表示
ドラクエファンをガッカリさせる作品
突っ込みどころが多すぎる。
ストーリーが適当というか、
誰が作ったのでしょうか?
ガッカリさせられた内容をまとめました。
・知らない家からスタートする
・10年後のヘンリーと門番の再開が雑
・辛い人生を歩んだはずの主人公が馬鹿のまま
・結婚の条件はリングじゃなくブオーン討伐
・ブオーンが小さすぎる
・フローラと主人公がなぜか顔見知り設定
・結婚を断るときのフローラへの扱いが可哀想
・ルドマンが主人公を嫌う意味不明な設定
・主人公の娘がなぜかいない
・知らない爺がマスタードラゴンになった
・ゲマの手下が一撃で死ぬという雑さ
・最後の戦いはただの戦争
・ラスボスであるミルドラースがいない...
・なぜかラスボスはウイルス
・ゲームの世界に現実世界が唐突に入る
・主人公は中二病だったとさ!的な終わり方
書ききれませんでしたが、
まだまだありますw
どこの誰が作ったのでしょう。
僕にとっては初めてゲームで涙を流した、
大切な作品なのに
こんなにも馬鹿にされたのは本当に不愉快でした。
もう一生、ドラゴンクエストに触れないで頂きたい。
感動した 懐かしい思い出や青春がフラッシュバック!
ドラゴンクエスト世代です。
3.4.5.6をよく学生の頃にプレイをしました。
少ない時間の中でドラクエ5のストーリーをまとめるのは難しかったと思います。
酷評が目立ちますが、個人的にはとてもよく出来ていました。
最後の方の主人公が家でドラクエ5をしている家の風景も懐かしくて再現性に感動しました。(台詞も)
ドラマ化してほしいほどです。
大人になっても子供心を持つのことの大切さと、冒険を思い出させてくれました。
今の時代、疲れてる人が多く、若い者もドラクエ世代に人達も元気がない。
子供の頃っていろんなことに刺激を受けて冒険をしたと思う。
忘れた心を思い出させてくれたので、とても良かったです。
ドラクエ5をリアルタイムでプレイした方におすすめ
それ以外の世代の方はつまらないと思います。
何度目の試聴か忘れたが、何度見ても酷い
何度見ても序盤は懐かしい気持ちになり、ゲームをやってた当時を思い出して涙しそうにもなる。序盤までならとても良い映画だと思います。
ただ、ラストが酷すぎる。
ドラクエのタイトルを冠しているなら、ドラクエファンが観に来るのは必然。
昔を思い出したい、懐かしさに浸りたい、映画を観て日々の疲れや嫌な思いを晴らしたい、現実逃避したい、休みの日のレジャーとして楽しみたい。等、求めるものは様々あるだろう。
しかし、このラストで突き付けられた言葉。それは、「大人になれ」。
そもそも、現実的なものを求めて映画を観に来る層なら、ドラクエのタイトルを冠した映画など観に来るだろうか?
なんで敢えて、メイン視聴層である人々を傷付ける様な展開、メッセージを選んだのか理解に苦しむ。
監督や制作側にも、思惑があってこうしたのだろうが、ドラクエのタイトルを冠する映画でこの言葉は言ってほしくなかった。
全てをぶち壊したラストが何よりも大魔王。
真の駄作
ドラクエ以前のつまらなさ。引き込まれないストーリー、つまらない戦闘シーン、見た目が悪いキャラクター、そもそも映画としてつまらない。
ラストについてだが、あれでメッセージを伝えるとか考えていたらおどるほうせきの如く笑ってしまう。
もうまじで駄作。少しでもこのような駄作が生まれないためにレビューしてしまった。
省かれたミルドラースを心から悼んでいます。
噂には聞いてましたが、やはり最後のシーンはオリジナル映画の癖の強さが出てました。
ドラクエ5を大好きな人たちが怒るのもよく分かりました。映画での内容を省略するのは、まだ我慢できましたが、私としては邪悪なミルドラースの描写すら全く出てこなかった事にキャラが可哀想に思いました。せっかくキャラデザインして作り上げたラスボスをよく分からないウイルスに代えた事で、映画を見てる側はショックすぎて映画内容に気持ちが追い付かず、大人になった現実の主人公が架空ゲームに対する熱いセリフも、見てる側は感情移入できず、気持ちが萎えたまま終わってしまいます。ラストに限って邪悪さが足りないままモヤモヤしてます。ドラクエ5のゲームで必死に倒したあの醜いミルドラースの存在は必須条件です。
ミルドラースを倒してからエンディングに行けず、そこからオリジナル要素を出した方がまだ良かったのでは??
何故、「大人になれ」なんてウイルスが言うのですか???本当に可笑しな話です。
具体的な過程もなく突然現れた原因不明のウイルスの意味不明な一方的な主張。
ゲームプログラムを支配する恐怖感や強さを知らしめすような謎の行動。
結局あのウイルスは何が目的で何がしたかったんだろうか…。
ゲームのバグウイルスは一見全知全能に見えますが、ゲーム世界での生き物なので視野が狭い寂しい生き物に見えました。ミルドラースの方がまだ目的を持っていた生き物なので可愛いものです。今回のウイルスは本当に救えないキャラでした。
ドラクエ5のミルドラースと異なり、今回のラスボスのウイルスは【Five Nights at Freddy'sのパペット】に似てました。似ている作品は多いのでなんでも良いのですが、パペットとして捉えてます。誰かの考えを操り人形がセリフを言わされているように見えました。支配されてる限り最恐ではないのでラスボスの器とは思えません。
愛されるゲームがVRになる事は現代人にとって、この先のゲーム技術に期待するくらい良い発想でしたが、最新ゲームのプレイ中なんだからメニュー開いてヘルプ機能が存在して運営側に報告してウイルスやトラブルなどを直す作業は当たり前なんじゃないのか、という次の突っ込みが出てきます。このようなオリジナルの欠けた部分に納得いかない為、人にはお勧めする映画ではないと思いました。
見てる側に伝わらない限り、意図的なメッセージもただの小細工でしかなく浅い映画として見られて終わってしまいます!
制作関係者の肯定的な意見だけを受け入れて欠けてる部分が見えなかったからか、この作品が出来上がってしまったのか知りませんが、もっと多くの人の意見を聞き取り入れて脚本編集したほうが良いです。編集不足で完成しても誰も満足するはずがないのです。
寛大になって受け入れろと言われても、ターゲット層が狭いのに一部の人にしか届きません。ゲームも知らない子供が見ても納得できないでしょう。
ゲームをやり込んだ人たちが見る前に期待するのも無理ありません。ゲームに限らず、映画が好きで見てる人、現実逃避している人たちに敵意を向けるオリジナル要素は作った側の悪いイメージになったでしょう。
なんでもリメイクしたら売れるだろとか浅い考えが駄目なんです。CGアニメの迫力だけ良くても妥協できない人たちも世の中にいます。
超大作王道ゲームの名前を下手に出した結果、多くの人を期待させたのです。残念な結果を作った側が目を逸らさず受け入れて下さい。
○したいぐらいムカつく
ラスト10分ですべてぶち壊されました。
しかもオチを知っていて、覚悟して見たのにこの怒り。これを映画館で見せられた人たちの気持ちを考えたらいたたまれません。
自分ももし子どもをつれて、『お父さんの昔好きなゲームの映画なんだよ』と言って見に行って、最後の最後で子どもの前で『大人になれ』と言われたら、どんな気持ちになるか、
そんなこともこのバカ監督は考えられないのでしょうか?
山崎貴。お前の映画は二度と見ない。金輪際、絶対。
ドラゴンクエスト5とは全く別物
小学生の頃、ドキドキしてやったドラクエⅤとは全くの別物。
その時の気持ちでどんな再現力になっているのかと期待して見た結果、評価は1。最低。
まずストーリーの大筋は踏襲されているかと思っていたら、終盤で斜め過ぎる角度の展開が待ち受けており、何もかもぶち壊される。
脚本を書いた人はドラクエⅤに対して思い入れも無ければプレイしたこともないのだろう。というレベルで酷い。
設定も酷く、ある少年がドラクエ5のVRゲームをやっているというモノ。今でいうSAOとかオバロ的な設定か。
ドラクエⅤをやってきた30 ~ 50代の世代、特にドラクエⅤに強い思い入れがある人にとっては怒りや蔑ろにされた気分になるはず。
さらに言えばキャラ設定や声の設定から本当にドラクエⅤを知ってる人が設定したのか疑問になるレベル。
特に酷いという点を以下に記す。
1.まずパパスの声が若すぎる。どう考えてもドラクエⅤのパッケージ見れば誰でもわかると思うがもっと年上だろ、と。しょっぱなから違和感ありすぎて出鼻を挫かれる。
2.主人公のキャラが明るすぎる。これはVRゲームをプレイしている青年の性格によるから仕方がないのだが、それにしてもドラクエシリーズって主人公が会話をしないという点から、もう少し寡黙で落ち着きがあって欲しいし、さらに世界平和を守るという使命感を持つ、正義感の強い、勇敢な主人公というキャラ設定が暗黙的にドラクエ5ファンの間には在るはずだ。
ドラクエ5を知らない監督が思いつきでやってるからかもう無茶苦茶な世界観。
3.ジャミ・ゴンズ・ブオーンが弱すぎる。ブオーンはバギマで倒される。そんなに弱いわけないだろうと。ジャミ・ゴンズに至ってもワンパンで終わる。そんな雑魚ではない。しっかり戦闘シーンを入れて盛り上げてほしかった。
この辺りからも監督の浅はかさが見受けられる。
4.終盤戦のミルドラース登場かと思ったらVRゲームに侵入したウイルスが登場する。終盤はミルドラースと戦闘して倒すというシナリオで良いのになぜこんな駄作に駄作を重ねるのか。
ウイルス設定は寒すぎて興ざめする。
というよりこの映画監督は従来ストーリーでの映画の成功に自信がなかったのだろう。
だからあえてタイトルはドラクエ5を使ってはいるが、ストーリーは全く別のオリジナルにしたんだろう。本来のストーリーで失敗することを恐れた故の愚行。それなら初めからこの映画の監督を受けるなと言いたい。
こんな脚本を提示されて堀井雄二さんも良く許可できたものだ。自分の作品を蔑ろにされた気分にならなかったのか?
総じて最低な映画でした。はっきり言ってドラクエ5ではない。
一応、良かった点も以下にまとめておく。
1.終盤のウイルス展開まではオリジナルストーリーも含め、そこそこ楽しめる。ドラクエⅤ好きでも楽しめるだろう。
2.CGがそこそこ良い出来である。特に魔法を使うところやモンスターデザインや動作も良い。
3.フローラがおばあさんに化けたところの演出が哀愁を感じる。個人的に好きな演出だ。
4.ドラクエⅤのサウンドがふんだんに使われている。その使われている場面もすごく適切だと感じた。場面場面にマッチしている。ここは間違えてると感じたシーンはなかった。
またⅥのサウンドがあったのだがそこに凄く哀愁を感じた。個人的ここも有り。
5.主人公が少年時代の主人公へドラゴンオーブを渡すところのシーンに哀愁があった。確かゲームではゴールドオーブと呼ばれていた。
6.戦闘シーンが迫力ある。ゲマと闘うシーンはカッコいい。ボス戦の曲と相まってかっこよさが増す。
7.マーサが個人的に好きだったので魔界の門を守っているシーンはぐっと来た。ブオーンが仲間になったり、子供が双子じゃなかったりとSFC版ドラクエⅤと違う部分も多々あっただけに、マーサが助かる世界線も見たかった。
欲を言えば妖精の村のストーリーも欲しかった。ベラのような妖精は子供の頃にしか見えないという設定があったと思う。その設定のおかげですごく侘び寂びが出ていて好きだったので、あると尚良しだった。
この映画を見ると、またドラクエⅤをやりたくなった。
以上。
いやいや
ドラクエはゲームですよ?映画じゃないんです。だからこれをドラクエとしてハナから観よう楽しもうと思うのが間違いなんです。
そもそもドラクエの映画なら鳥山明さんのキャラデザじゃなきゃ楽しめるわけないでしょう?
確かにストーリーはドラクエVを元にしてますが、ドラクエの映画ではありません。
ですので、ドラクエと標題されてるからドラクエとして観るのはどうかなと思います。
著作権上、どのような作品にするのかは作る側の自由ですし、これはこれで一つの映画になっているわけですから、アリと言えばアリじゃないですか?
大人になれって言われて何をカッとなってるんですか?過剰に反応する人程、大人になれていないのでは?と思ってしまいます。
どんな大人になろうがそれは人それぞれだし、自分が大人になれてると思えてるなら、それで良いじゃないですか!そこに憤り感じるならそれこそ大人になれ!です!
大人になれなんて言葉は聞かなくなった言葉だし、これを機にもう一度自分を見つめ直す良い機会では?
なんかレビュー見てて一方通行な見方しか出来ない人が多すぎてなんか残念に思いました。
あなた方の価値観の為に映画があるんじゃないんですよ?またドラクエがあるわけでもありません!
スポーツ等、どの世界でも思いますが、自分じゃ何も出来ないくせに、人のやる事作るものを批判したり、またその人をアンチしたりつまらない人間が多過ぎます!
人には人の物語があるんです!どんな人間にもどんなに小さくても良いところもあるんです。
自分の価値観ばかり押し付けないで、もっと視野を広げて掻い摘んで見渡してほしい!
個人的には悪くない映画だと思いますよ、子供の頃遊んだ記憶を思い出しながら鑑賞できましたし、あれから何年も経って俺自身大人になれたのかというと、良い大人にはなれてないだろうなと感じました。歳を重ねてるだけで、俺は世のため人のため、そして何より自分のために何も出来てない。
今からでも遅くない。ゲームも含めてこれまでの経験を糧に、人生という物語の最高の主人公になれるように成長し続けなきゃいけないって、強くそう思うようになりました。
サブタイにもある通り、あなたの物語どんな物語にするかはあなた次第って事です!
最後がショックでした。
最後がなければなーと、見ている時にその場面で、ほんとに最悪と思いながら最後は見る事になりました。
子供と楽しくみていただけに空気が凍りつくような感じで悲しくなりました。
シンプルにドラクエを映像で見たかったです。
この手のラストは他で見てるので、ショックだけありました。
ただそれまでの内容は作品として、とても好きです。
ラスボスの設定が残念すぎた…
ネトフリで観た。
かなり酷評だったので観ようか迷ったが、まぁ原作から改変されてるくらいで、それはそれでいいかなと思ったら、最後のラスボスでまさかの展開!これはストーリーどうこうの以前の問題。
どうしてこんな設定にしようと思ったのか意味不明すぎる。奇をてらいすぎて逆に薄ら寒かった。言いたいことは分からんでもないが、ドラクエVでなくてはならなかったのか?なんともモヤモヤしか残らなかった。完全にドラクエの名に泥を塗ったかな。
CGもそこそこよく、真面目にやれば前後編とかでいい作品になったかもなぁ。
あー残念すぎ。
メッセージは分かったけども、、、
メッセージは分かりましたが変なのと戦うのではなく普通にミルドラースを倒して欲しかった、、、
誰やねんってつっこんじゃったし、ゲームの世界入ってたんよーではなく純粋にドラクエ5を映画化して欲しかった、、
キャラデザは好きでした◎
途中のバトルアクションもカッコよかった◎
原作レイプ。0点です
ドラクエ原作ファンしか興味ない作品なので、駆け足気味でダイジェストなのは仕方ないとしても、それにしても改変がすべて改悪になっている。すべてが。そもそも作り手の原作への理解度が0なので、でたらめな描写になっている。
すべてがでたらめ。
音楽だけはいいが、それはドラクエの音楽がいいから当たり前のことで、ストーリーが序盤からクソで早くもギブアップしたくなった。
DVDでこれなので、映画館でこれ観させられた人は怒りが収まらないでしょうね。
監督は有名らしいが、才能を欠片も感じません。
いくらCGがよくても、ストーリー、演出が悪ければ台無しになるという見本です。
二度と観たくないゴミです。
CGのクオリティはいいけどラストバトルは物議
映画そのものはCGのクオリティも高くて映像作品としてみると面白い。ディズニーと比べても見栄えは悪くないだろう。原作を知ってる人からするとちょっと敵が弱いかなとか気になるかもだけどアニメとしてのテンポはいいのでこだわりが強いひとはゲームを再プレイするきっかけになっていいんじゃないかな。
問題になってるラストの展開だけどやっぱりこれは物議を醸すだろう。ネタバレだけどコンピュータゲームなのでAIやウイルスってのが来て真のラストバトルへって流れだけどゲーム主人公視点じゃなくてゲームプレイヤーの視点にいきなり飛ぶのでびっくりする(このゲーム懐かしいとか嫁はフローラとビアンカどっちを選ぶかで盛り上がったとかいった話)こういう視点が変わる要素って最初から前フリしておいたほうがすんなり感情移入できていいんじゃないかな。(今までの魔王を打ち倒す感動返せよーってなったしw)
ディズニーのアナ雪を見ててさ最後らへんで「こんな物はすべてCGだ」とか言いう施工の神様みたいなのが出てきたら嫌じゃない?それから突然OLの視点になって「昔は白雪姫とかに憧れてたんです。雪女のお話とかも悲しいけど盛り上がりましたよね」とかって話になってさ「そんな生活の役に立たないおとぎ話から卒業しろ」って展開になったら絶対に嫌でしょうw
ハッカーはCGしないからゲームのことさっぱりわからないはずなのにゲームはコンピュータ製品だからってウイルス使って畑違いにやっかみかけてくるのはどうなのか。コンピュータでは俺が最強だとかAIがゲーム世界を作ったてきな思い込みが強い人がちょっかい出してくるってたしかに現実でもあるのかも。この映画はある意味そうならないよう謙虚になろうよと伝えたいのかも。とはいえさいきんの流行りのプログラミングとかAIとか小難しいことばかりさせて"できた俺はイケてる"と思い込ませるような俺すげー教育も行き過ぎると洗脳だよなって感じる。いったいこの敵は誰が作りだしたのか。
勇者になって世界救った俺すげーって楽しめるくらいで満足できない承認欲求の塊みたいなやつがあーいう敵になっちゃうんだろうなぁーってところで納得。
オチを酷評していいる人は映画を観る目が無い
ドラゴンクエストとして評価すると意見が分かれる所なので、映画としての出来栄えで評価すると、映像的には合格。背景などとてもリアルで物足りなさを感じない作り込み。キャラクターのビジュアルは鳥山明氏のデザインを映像に合うように最適化している点もよかった。
難点を言えば、キャラクターの表情や仕草がイマイチで、どうしてもピクサーアニメ等と比較してしまい、その感情が乗り切らない固さや不自然さが気になった。それは声を担当したのが声優ではなく俳優である事でも拍車をかけているようにも感じる。
ドラえもんのSTAND BY MEにしても、日本の本格3Dアニメはその辺が下手で感情移入がしにくいのが弱点に思う。
次に脚本
ゲームのストーリーを1つ1つ追うのは仕方ない事だけど詰め込み方が下手で、あわただしく進行し情緒が無い。それぞれのクエストを短くするにしてもフェードで切り替えていくなどで、時間の移ろいを自然に端折って表現してほしかった。もしくは、3部作等にしてもよかったのではないかな。
セリフもゲームそのままという感じでイマイチで、もっと自然な人間としての感情表現をしてほしかった。
オチについて
突然の展開である意味冷めかけたけど、考えようによってはゲームをトレースして終わるのではなく、人々の想像を越えるためにクリエイティブに仕上げたと考えれば好意的にも感じ取れる。「YOURE STORY」をテーマ作っているわけだからこの展開は意図的であり、先述のあきらかな表現不足ではなくこのオチを受け入れるか否かは好みの問題なのです。
なので、この映画の確定的にダメなのはオチではなくその他の脚本や映像の表現力なわけです。
総評
もう30年も前にプレイしたゲームで、当時の思い入れもある分、本作には少なからずの思い入れと期待はあったけど、その不安もどこへやら、しっかり現代の映像としてのクオリティは保てており、いい部分、悪い部分を含め、最後まで映画として楽しめた。
ドラクエとメタ展開の相性は最悪
オチ以外はそれほど悪いとは思わないが、オチがすべてを台無しにしている。
ドラクエってのはデジタルゲームではあるのだけど、それを感じさせないアナログ感や手触り感のある作品だ。その世界観にデジタル臭やメタ展開は似合わない。
ゲームが原作なら、何にでも使えるような凡庸なアイデアを何故ドラクエで使うのか、メタ展開にするにしても、もっと考え抜いた皆を納得されられるアイデアをもってこいよと思う。
素晴らしかった。
本当に素晴らしかった。
ラスト直前までは。
美しい映像に音楽、最高の技術を使ってドラクエの世界を堪能させてくれた。絵柄とか目の動きとかちょっとディズニーっぽいように感じたけど、ビアンカが可愛いから許せる。
なのに、なぜあのラストにした???恐らくサクラだろうが、高評価している人の主張はおおむね「ドラクエ5とは違うストーリーで当たり前、だからこれはこれでいい」というものが多い。
小遣いのためとはいえ正気だろうか。違うストーリーとかそういうレベルの問題ではなく、根本的に一つの物語として破綻しているのに気づいていない。個人的には異なるストーリーであることに異論はない。
しかしとことん原作に似たストーリーで進めておきながら、最後の最後にこれが体験型ゲーム内の話であり(ここまではギリセーフ)、ラスボスがそのゲームに侵入してきたコンピューターウイルス(最低最悪のオチ)だとか、本当にぶっ飛びすぎだしショボい。は??今までの冒険全てチャラっすか?ドラクエ関係ないよね?インベーダーゲームぐらいで充分じゃね?そのあと歯を食いしばって頑張って倒す必要もないだろウイルスなんか。ゲームの中なんだし一端末に侵入したウイルスごとき、金払ってゲームを楽しんでいる客である主人公がどうこうすべきか?なにこの茶番。しかもウイルスなんてものを作る根暗キモデブアイドルオタ男(個人的イメージです)に大人になれとか説教される始末。本当に気分悪い。お前(監督)の方こそもっと本を読んで人を喜ばせるストーリーを考えろっての。
例えるならよくできた探偵推理ものだと思っていたら、クライマックスで探偵が、実は自分はサイヤ星から来た宇宙人であると告白し、真犯人にかめはめ波ぶっ放して無理やり解決。ぐらい破綻している。
つか、ウイルス作った人間は誰よ?目的は?不明のまま終了してるんですけど。何が言いたかったのでしょう、この監督は。いやなんとなくわかるけど、恐らく麻生太郎とまともな国民ぐらい感覚ズレてるよ。
後味の悪さだけレベル99ですおめでとう。
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